少年は秋名を攻める。   作:アキ・レーシング

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前回までのあらすじ!

そんなものはない! 以上!

今回もどぞ!


ストリートレース(2)、 バイト

秋はR34のギアを4速に入れ、 ディアブロから逃げようとしている。だがディアブロの運転手は中々の手慣れらしく、 秋の後ろにピッタリと同じ距離を保って追いかけている。

 

 

秋「くっそマズイな...」

 

 

秋はどうやったらあのディアブロを離せるか色々考えていた。だが目の前になったコーナーを前にその思考を一旦放り投げ、 コーナーを抜けることを第一にした。

 

ギアを2速まで落としコーナーを抜けるギリギリでアクセルを踏み込む。

 

 

秋「おっしゃキレイに行った!」

 

 

そのまま一気にマシンを加速させる秋。その様子を明弘も後ろから見ていた。

 

 

明弘「アイツ...俺も負けてられねぇな!!」

 

 

明弘のエクリプスには今レースしている他のマシンとは少し違った特徴がある。それは...

 

 

明弘「頼むぜ〜! NOS、 発射ァ!」

 

 

そう、NOSである。彼のエクリプスのトランクルームはほぼ使うことができず、大型NOS2本が鎮座しているのだ。

 

明弘のエクリプスは直線でスープラをちぎり、 そのままコーナーを抜けたディアブロを追いかけていくムードになった。

 

 

秋「お? 明弘も派手にやってんなぁ...」

 

 

その時、 秋のズボンのポケットから小さいモーター音が聞こえ始めた。秋はそれを聞き、ため息をつきながらポケットから携帯を取り出し、 電話に出た。

 

 

秋「はーいもしもし....あぁ、 うん。今レース中だからもう切るぞ? え? 運転中に電話

  すんなって? 誰のせいで電話に出たと思ってんだ.....分かった、 分かったから...明

  日学校行くから...あぁ。じゃな」

 

電話を切ると同時にそのままゴールし、 秋はまた、 ため息を付いた。

 

 

秋「学校....ねぇ」

 

 

 

次の日。

 

秋は久々の学校に来ていた。だが3年生になってから全くと言っていいほどに学校に来ていなかったので周りからの目はスゴイし勉強も全く分からん...と机に突っ伏して外を見ていた。

 

 

秋「お。休み時間じゃん...屋上行こ」

 

 

チャイムが鳴り、休み時間になった。場所は変わって屋上。風が心地よく暫く風を感じていると、 すぐ近くから少年二人が話しているのが聞こえた。

 

 

イツキ「高いなぁS13は...91年式で130万もする。やっぱ買うならハチロクだな! 安いのな

    ら30万とかで買えるぜ!」

 

拓海「へぇ...で何だそのハチロクって?」

 

秋(ほぉハチロクか〜いいマシンじゃんよ? 面白そうだし俺も話聞いちゃお)

 

 

話をずっと聞いていると大体の事はわかった。あのボケーッとしてた拓海ってのは取り敢えず車にはあんま興味がなさそうってのと、その隣にいたイツキは車好きってことだけだが。

 

 

秋(てか今日ガソスタのバイトあんじゃん...まいっか。まかないでガソリン入れてくれる

  しな)

 

 

さらに数時間後。秋はガソリンスタンドで接客をしていた。イツキや拓海たちと一緒に普通に接客をしてると先輩の池谷さんが俺に話しかけてきた。

 

 

池谷「久しぶりだな、 秋」

 

秋「あ、お久っすね〜池谷先輩。どしたんすか?」

 

池谷「いや、お前そういえばR30乗ってたけどアレがどうなったのかと思ってな」

 

秋「先月辺りだったかな...BNR34に乗り換えましたよ?」

 

池谷「えっ」

 

イツキ「は!?」

 

拓海「?」

 

 

そこにいた走り屋全員の視線が秋に集中し、秋自身も「何でこんな事に?」と思わず首を傾げてしまった。

 

 

イツキ「あ、あの! 見せてもらっても?」

 

秋「別にいいけど...見ても面白くないぞ?」

 

池谷「俺も見てみたいんだが....」

 

秋「池谷先輩もっすか? じゃー取ってくるんでちょっと待っててください」

 

 

そう言って秋はガソリンスタンドの外に止めてあるR34に乗りこみエンジンを掛けて、 池谷先輩の車であるシルビアS13の横にR34を止めた。

 

2人とも...いやガソリンスタンドで働いている走り屋全員が秋のR34を見て驚きの顔を隠しきれていなかった。それがとてつもなく面白かったのは内緒である。

 

 

その時、黄色いRX-7(FD3S)が入ってきた。




また次回〜!
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