少年は秋名を攻める。   作:アキ・レーシング

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FD乗りとR34乗り

秋(あのリアスポイラーにあのバイナル...まさかな)

 

 

と思っていたがそのまさかだった。一回雑誌で見たことがある。赤城山を主なステージにして走っている走り屋集団「赤城レッドサンズ」。そこで赤城山最速のロータリーの高橋兄弟の弟のほうだ。名前は確か...高橋 啓介。

 

池谷さんはFDが入ってくるなり顔を変え、啓介と話している。

何かあったのか? ...まぁいっか。

 

 

啓介「なぁ、ホントに知らないのか? 昨日俺をチギったハチロクの事」

 

池谷「ええ...」

 

秋(...は?)

 

 

この時、秋は啓介が言ったことに耳を疑った。FDがハチロクに負けた? 普通に考えたら本当に意味が分からない。俺がいつもやってるストリートレースだったらアホみたいに金かけてカスタムをする連中がいるがわざわざハチロクをベースにする奴なんかいない。

 

 

啓介「まぁいいさ。あれが土曜の交流戦の秘密兵器だってんなら望むところだぜ!」

 

秋「なぁなぁお客さん? 走り屋だろ?」

 

啓介「あ? 何だお前」

 

秋「お客さん良いマシンだな。アンフィニRX-7のコンペティションイエローマイカ。入って

  きたときの音からして程々のチューンドで350馬力...ってとこか?」

 

啓介「...あぁ」

 

池谷(前々から思ってたが...変わった奴だよな...秋って)

 

 

池谷やイツキは啓介と話している目の前のこの少年、 秋に対してそう思っているしかなかった。

 

 

秋「んじゃ、ありがとうございました〜!」

 

 

啓介のFDがガソリンスタンドから出ていき、 イツキと池谷が秋のとこに近寄ってきた。

因みに拓海は特に興味が無いらしく別の車の接客をしにいった。

 

 

池谷「なぁ秋、 お前啓介さんと何を話してたんだ?」

 

秋「ん? アンタみたいなのには負けねぇって言った。それだけ」

 

池谷「は..」

 

イツキ「はぁ!?」

 

 

 

その頃。高橋啓介はと言うと...

 

 

啓介「なんなんだよアイツ!? 俺のマシンちょっと見ただけで殆ど分かったっていうのか

   よ!」

 

 

メチャクチャにキレていた。自分の兄である涼介のように冷静だし、足回りは愚か、エンジンスペックまで当てると来た。しかも「アンタみたいなのには負けない」と軽く煽られた。

 

 

啓介「アイツも交流戦に出るだろうから...そん時に圧勝してやろう」

 

 

そう心に決めた啓介であった。

 

 

 

また秋たちの方に戻る。

 

 

秋「じゃ俺たちは帰ります〜」

 

池谷「あ、ちょっと待ってくれ」

 

 

バイト用の服から学校の制服に着替え、 ガソリンスタンドを出ようとすると池谷先輩に止められた。

 

 

池谷「秋。実は今週の土曜日に俺たち秋名スピードスターズと赤城レッドサンズの交流会が

   あるんだが...お前にもそれに出て欲しい」

 

秋「...俺がですか?」

 

池谷「そうだ。お前のあのR34なら「嫌だ」...え?」

 

 

速攻で拒否る。これにはイツキと池谷、そして拓海も驚いていた。

 

 

秋「じゃあ逆に聞きますけどアテーサのアシストでレッドサンズ、それも啓介さんクラスの

  相手に勝てるとでも?」

 

イツキ「おい秋! お前!」

 

 

イツキが俺のシャツの襟を掴んでくるが構わずに話を続ける。

 

 

秋「さっき啓介さんからある程度のことは聞きました。先に言っときますがそんなんで勝て

  る程ストリートは甘くないですよ?」

 

池谷「んな事は分かってるさ! だが俺らにも地元の意地ってもんがあんだよ!」

 

秋「じゃあ正攻法で行けばいいじゃないすか」

 

池谷「...は?」

 

秋「走り続けるんすよ。先輩も走り屋なんだから」

 

 

そう言ったあと呆然としている池谷先輩たちを尻目に秋は歩きはじめ車に乗ったがエンジンを掛ける前に何故か車を降りた。

 

 

秋「あ、最後に一つ」

 

池谷「....なんだ?」

 

秋「先輩たちとは走ってる場所が違うので見当違いなこと言うかもしれませんが、ちゃんと

  反対車線にも気を配ったほうがいいっすよ? じゃ」

 

そう言って秋はそのままR34に乗り、走り去っていった。

 

 

因みにこのアドバイスによって池谷が事故らなかった事を秋は知らない。




主人公について

名前 八嶋 秋(やしま あき)

年齢 18歳

性別 男

好きな物 柿ピー、ペ○シコーラ

嫌いなもの 脳筋な人

R34の軽いスペック紹介

カラー ベイサイドブルー

外装パーツはフロントバンパーとリアバンパー以外を全てZ-tuneのものに変更。
フロントバンパーもオイルクーラーフィニッシャーが取り付けられている。
あとリアスポイラーもハイマウントステーのものに交換されており、通常のR34よりもスポイラーが高い。
ホイールはTE37Vを使用。タイヤもダンロップのフォーミュラRSVを使っている。

エンジンは400馬力までチューン。バランスよくチューンされており特に癖もないマシンになっている。

内装は基本純正だが、Sabelt製の4点式シートベルト(色は黒)が付いている他、シフトノブがVeilsideのものに変更。ハンドルもMOMOのステアに変えられている。
あとALPINEのCVA 1005も取り付けられており、オーディオ系もKENWOOD製になっている。

また次回〜
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