(主人公はほぼ走りません)
秋「...は?」
秋「んで...なんで車ねぇんだよ!?」
秋は、池谷先輩に「俺も走りたいっす」と言いたかったが、何故か自分のR34がないことに中々にキレていた。
その様子を見ていた池谷やイツキは「なんでキレてんだ?」って顔をしている。
その時、何コーナーか奥の方でエキゾースト音が聞こえてきた。そしてその音は秋にとって聞き覚えがあるものだった。
秋「RB...それも俺が乗ってるやつと同じ...親父だな」
だが目の前のコーナーを抜けてきたマシンはR34ではなくマットグリーンのボディに戦闘機を模したバイナルグラフィックが施されたS15シルビアだった。
秋名スピードスターズと赤城レッドサンズのメンバーたちはそのマシンを見て口々に「誰の車だ?」とかなんとか色々言っていたが、秋は周りのことなんか気にせずそのマシンに近づき始めた。
玲も車を降り二人は向き合った。
秋「...俺のR34は?」
玲「知り合いんとこ。帰りに取りに行くから安心しな」
秋「分かった。てかこの塗装なんだよ?」
すると玲は秋の近くまで行って耳元で何かを言い始めた。周りの人たちには聞こえず首を傾げているが秋にはバッチリと聞こえていた。
玲「求めるのは外見より内容。そして何より
ツぁ味がある。そこに愛があるから神がかる。....お前ならイケる。頑張れよ、神風特
攻隊長さんよ」
秋「...りょーかい」
玲は秋にシルビアの鍵を渡すと、微笑んでその場を離れた。
秋は後ろを振り返り啓介を見た。
秋「おし。赤城レッドサンズのNo.2...俺とバトルしようぜ」
啓介「はぁ? 何言ってやがる」
?「待て啓介」
啓介の奥、白いFC3Sのボンネットに腰掛けた男、 高橋 涼介がそこにいた。
赤城レッドサンズのメンバーもこれには驚いている。
涼介「やったほうがいいと俺は思う。スワップ改造のマシンと戦ってみるのもたまにはいい
んじゃないのか?」
啓介「だけど兄貴...今からバトルを始めると...」
涼介「問題ない。だろ?」
涼介がそう言うとレッドサンズのメンバーもスピードスターズのメンバーもうなずいた。
涼介「じゃあ決まりだな」
暫くしてスタートラインに二台のマシンが並んだ。一台は赤城レッドサンズのNo.2である高橋 啓介の駆るMazda RX-7。
もう一台は突然出てきたS15に乗っている秋。
レッドサンズの走り屋の一人がスターターとしてライン上に立っており、 二人はエンジンを吹かし始めた。
スターター「3!」
啓介は隣のS15に乗る秋の顔をチラリと見た。
スターター「2!」
秋の目には一切の迷いもない。
スターター「1!」
啓介は軽く舌打ちし前を向いた。
スターター「ゴー!」
二台のマシンが勢いよく飛び出していった。その様子を見た玲はただ一言。
玲「...あのFD乗りはどこまで食らいつけるかな?」
歌詞を使ったところがどこか分かったよな...多分。
また次回〜!