とあるギルド 異世界に行く。   作:トロトロ玉子

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不死者の街

 

 

アンデッドは墓地を中心として波紋的に広がっていた。

数と質が墓地に近づくにつれ上がっていくため、堕黒百足は街の地図が頭に入っていなかったが感覚的に場所を絞っていく。

 

 

トトラトトラも同じように、墓地を目指して道中のアンデッドを蹴散らしながら進んでいた。

 

「犯人は、、、墓地に、、、いるかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

エ ランテル共同墓地

 

先に現地に到着したのはトトラトトラ。

元凶があるであろう場所には無数の数を誇るアンデッドの軍勢が闊歩しており、そこらに王国兵の亡骸がゴミのように倒れていた。

空に飛行しながら、観察すればアンデッドがある一点から放出されている光景が広がる。その建物に元凶が存在している可能性が高いと考えて、そのままその位置から直線距離でリアバーニアを激らせて目的地に進む。

 

パワードスーツのそれなりに大きな音に気づいたのか、幾人かの魔法詠唱者らしき服装の人物が入り口付近に出てきていた。

その中の頭と思われる男が話し出す

 

「〈飛行(フライ)〉が使えるとは、鎧のわりにそれなりの技量があるようじゃな」

 

「ん?、、、あなたが、、、犯人?」

 

「じゃが、死地に1人で飛び込むとは頭の方はお粗末だな」

 

「シカト、、、された」

 

「フンっ! 見て分からぬか? そうじゃ!全てはあの子供のおかげだ。最上級の魔法を行使することなど私の夢が叶」

 

 

バァン!!!!

 

 

トトラトトラが放った弾はライフルから出せる最低の威力を叩き出した。

気持ちよく話していた男の右肩を貫き、風穴から多量の血が流れ出る。

 

「ダァァ!!!、、貴様!何をした!」

 

「投降する、、、なら、、、頭には、、、撃たない、、、けど」

 

「弓矢の類か?、、、しかし、この秘宝を持つ私に勝るものなどアダマンタイト級の高みだけ!」

 

「どうするの?、、、行くの?」

 

「ほざけぇ!この死の宝珠に逆らうことを後悔するがいい!」

 

「?」

 

骨の竜(スケリトル・ドラゴン)!!!」

 

召喚されるは動くドラゴンの骨格、図体は人より遥かに大きく、頭には漆黒の中に真紅の瞳が光っていた。魔法詠唱者(マジック・キャスター)の第六位階以下の魔法しか収めていない者には勝つことが不可能に近いモンスター。それが二体。

 

脆弱な魔法を使うものにとって

 

それは天敵となる。

 

 

 

 

トトラトトラはその枠組には属していなかった。

 

「じゃあ、、、いいよね」

 

スキル 収束濁酸弾(ブルーナトアシッドスフィア)

 

発動

 

 

トトラトトラが背負う背後の機械が電動的な音を鳴らしながら、腕の銃と結合させる。

本来のライフルなら弾薬やグリップが存在する場所にある円柱状のエネルギーを放散させる部品が回転速度を上げながらシュュ〜〜と言った音と共に煙が軽く上がる。

 

「なんと、、しかし!そんな、壮大な魔法だとしても骨の竜(スケリトル・ドラゴン)には魔法の絶対耐性があるのだ!」

 

「ああ、、、それは、、、まぁ、、、いっか」

 

「?!」

 

「バイバイ」

 

トブの大森林で放ったような大きな光弾ではなく木の枝のように細い光り照らすエネルギー弾が一瞬でカジットの脳天を貫く。

頭から吊るされた糸が切れたと言ったほどに死体はその場に倒れ伏した。

今回選んだ弾は酸性の継続ダメージを付与する追加効果もあったのだが、始めに与えるダメージで体力を削り切ってしまったようだ。

 

最高戦力がその場で瞬く間に倒された現実を受け止めることができていないのか、

後ろに立つ先ほどの男の部下と思われる人物たちはにげることもせず狼狽していた。

元凶らしき人物を滅したにも関わらずアンデッドたちは進行を止めない。

先ほどの男は子供のおかげなんとやらと言っていたことから

この石造りの建物内に何かあるのだろうか

大した警戒は行わず、トトラトトラは足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「、、、、、、、、!!」

 

中に入ってそれほどの時間は経っていない頃、少し大きな空間に出た。

暗い雰囲気は変わらず続いていたが何か特別な場所なのか光が少しここまでと違い、多くある。

中心部には10代前半のような男か女か外見だけでは前髪が垂れており分からない人間が立っていた。頭には装飾と言えなくもない髪飾りらしきものを身につけ、その何処からか血が垂れ続けている。トトラトトラにマジックアイテムを鑑定する能力はないが憶測でアンデッド大量発生の原因だろうと考えた。

 

 

 

「この、、、子は」

 

 

 

 

 

 

「あれぇ? カジッちゃんはやられちゃったわけぇ?」

 

猫撫で声のような甘い音が別方向からかけられる。姿を見せた女は布で全身を覆い隠し顔にもフードがかかっていた。

 

 

「水明か風花か?

違う 冒険者か、、、しかもカッパーの。

 

でもそれなりにやれる実力者ってことでいいんだよねー?」

 

「、、、、、、」

 

「私はクレマンティーヌ、もうすぐでお別れだけど〜〜、あなたの名前は?」

 

 

 

「殺す、、、相手に、、、名乗る、、、必要が?」

 

 

 

 

 

「ヴァァ? 」

 

 

 

「名乗る、、、必要性を、、、感じない」 

 

 

 

 

「テメェ、、、、、身の程分かって言ってんのか?!」

 

 

 先ほどの歪んだ笑顔から怒りが混じり、より大きな声で怒号が飛んだ。

 

「はぁ、強さを比較できないって雑魚のかわいそうなところだよね?

この人類最高峰のクレマンティーヌ様を殺す?!

 

 

いいや、殺して、スッキリさせてもらおかな!」

 

布を放り投げた女の外見は金色のボブに 今、トトラトトラが身につけているような冒険者プレートが身体中に貼り付けられたビキニアーマー、軽戦士を連想させるように数本のスティレットを腰に携えた鎧を着用していた。

 

「その兜の下にはどんな顔があんのかなー!

 

武技 〈能力向上〉〈能力超向上〉〈疾風走破〉〈超回避〉」

 

風がクレマンティーヌのいた場所から発生したと同時に元いた場所からクレマンティーヌが消えた。

それは勢いよく踏み出した結果、トトラトトラに近づく結果を生み出す。

スティレットの先が器用にトトラトトラのヘルムの隙間を通るように見えた。

 

しかし、パワードスーツの中に入っているのはトトラトトラ

パワードスーツの改良や操縦の技能に能力を割いているために特化した専門職には大きく劣るが

ユグドラシルでもパワードスーツを介してならある程度の速度の認識を、そして、パワードスーツを脱げばレベルにして70前半ほどのニンジャなどのスピードに定評がある種族と肩を並べられる。

それらがクレマンティーヌの速さと比較して優れていることは明白だ。

 

 

 

雷の如く接近するクレマンティーヌは自分自身で、目の前の鎧を貫いた感覚を予想していた。

だが、すでにトトラトトラに見切られた速さのスティレットは頭を少し傾けるだけの動作でかわされる。

 

「何!?」

 

 

トトラトトラ自身は右腕のライフルをクレマンティーヌに向けてトリガーを引く。

クレマンティーヌは事実と予測の違いから戸惑いを見せるが、即座に対応をしてみせる。

 

 

武技 〈流水加速〉

 

 

急に何か見えない力がどこからか働いたようにクレマンティーヌはスルリと移動した。トトラトトラの銃口は対象を捕らえぬまま、空気に撃たれ、壁に着弾する。

 

 

( 今の、、、動きは )

 

 

先ほどの技能も含めて、スキルとは違った能力をこのクレマンティーヌという戦士は使っていることにトトラトトラは疑問を持っている。

ユグドラシルでも聞いたことのない技術には、様々な効果を付与し、素早さ向上、能力の向上が得られるようだ。

 

 

 

 

「狙いづらい、、、すばしっこいし」

 

 

いまトトラトトラが装備しているライフルは中遠距離用のカスタムがされたガジェットがセットしてある。もちろんアイテムボックスの中にはいくつかのライフルをサブマシンガンのように改造するアイテムが入っているがそれを付け替えるためには、少しばかり時間がかかる。今のように戦闘中に付け替えることは不可能だ。自身の全てが1発で終わるだろうという慢心を呪う。

 

 

 

クレマンティーヌを銃口が追うが、偏差撃ちの精度もこの建物内ではうまく決まらない。

 

その間も大して多くないダメージをヒットアンドアウェイの戦法でトトラトトラに与えているクレマンティーヌ、彼女の顔には焦りが出始めていた。

 

 

 

(こいつ!私のスピードに完全に対応している!攻撃が当たったとしても鎧の部分だけ。武器が壊れてるのを防ぐために最大限の力は使っていないと言えその鎧は硬すぎる。だけど、避けるということはまともに喰らえば致命的だということ!魔法も合わされば!)

 

 

 

 

 

 

「面倒いなぁ、、、これは、、、いま、、、いらないか」

 

 

 

「?!」

(動きを止めた、、何か来る?)

 

 

 

 

 

「上には、、、上が、、、いること、、、教えて、、、あげる」

 

 

 

パワードスーツを着用するの主目的は多くがそのレベル帯にはありえない能力値を手に入れるためである。初心者や非戦闘人の強化、それが目的だった。つまりパワードスーツを着脱することは基本なく、ユグドラシルの100レベルプレイヤーたちからしてみれば大した脅威にはなり得ない。それがパワードスーツの持つ特徴である。しかし、このトトラトトラというユグドラシルから見れば例外当てはまる彼女はパワードスーツの活用に大きな改良を施せる。パワードスーツは設定したHPとMPは使用者の物を使用するため、防御力を突破されると戦いになりにくい。

それはトトラトトラのHP量も低レベルキャラクターたちと同じことが言えるが、このアポカリプスの耐久性はレベルに換算して90レベル弱の実力がある。そう簡単に超えることはない。

それを捨てる選択肢を持てることがトトラトトラの利点だった。

このアポカリプスシリーズには様々なコンセプトを持たせて作成がされているがトトラトトラの生身で出せる最高速度を超える機体は現時点で存在しない。今、トトラトトラが着用しているMK4もオールラウンダーという目的で作られた。

 

 

 

腹部の部分が

シュゴォォァ

といった音を発しながら下に向けて開いていく。

 

中身が認識される間もなく、【物体】はクレマンティーヌへ飛び出す。

それは武技も合わせた先ほどのクレマンティーヌの速度とは比べ物にならないほどの疾風、

 

戦争機械(ウォーマシーン)やヴァリアブルブラスタのスキルには移動速度を向上させるものがいくつかある。

 

[ゾーン マーキュリー]

 

制限時間と冷却時間(リキャスト・タイム)をその場で設定でき、その代償が大きければ大きいほどスキル発動時のよく能力向上率が上がる。

5時間の冷却時間(リキャスト・タイム)を受け入れることで素早さの能力値が1%向上する。

最大250時間で50%

制限時間は5秒から375秒の範囲、短いほど恩恵が大きく最大で75%

合わせて最大125%の素早さの向上を得られる。

 

そしてこのスキルには、地味ながらも大きな意味のある特性があった。

基本、能力向上系のスキルはそのキャラクターの素の能力値を参照して算出する。

しかし、これはスキル以外の能力向上の数値をそのまま参照することが出来るのだ。

つまりはスキル以外の魔法やアイテムによる素早さ向上はそのバフがかかった状態が素の能力値として認識されるため、魔法などに上げられた素早さの数値のそのまま125%が乗っかる。

かなり使うタイミングが重要になる、一項であり、通常プレイでトトラトトラがクレマンティーヌ帯に使う判断を下すものではなかった。

 

 

今回選択した結果の恩恵は75%の能力向上、

いくつかの使い捨てアイテムを使い、微々たる分率ながら元となる能力値を上げた状態での

発動

 

 

 

クレマンティーヌに向かう疾風はクレマンティーヌの認識速度を大きく上回っていた。

 

グチャリ

 

音速に肉薄するスピードはぶつかったそれを肉塊に変える。力を失ったために足から崩れ落ちた

マッハの風圧が周りに遅れて吹き荒れ、いくつかの石の柱が倒れていく。

 

 

 

 

 

 

「終わった、、、あ、、、あの子は」

 

 

 

 

 

 

 

クレマンティーヌはトトラトトラと戦う際、原因と思われる子供から離すように立ち回っていた。

終わった後にはかなりの距離を移動している。彼女の目的は私を殺すことだけではなく、あの子と私を分離することもあるのだと理解できた。

もう、何も邪魔者は存在しない。

あの子どもをどう対処するかは分からないがその場でどうにかしよう。

 

 

 

 

 

その髪飾りをつけた子供は先ほどの戦闘がなかったように、同じ場所に直立していた。

話しかけてみても反応はない、

とりあえずこの元凶らしき冠を、、

 

 

 

「おや、トトラトトラ殿ではござらぬか」

 

 

 

背後からかかる呑気な声に振り向けば、ギルドメンバー、堕黒百足がそこには立っていた。

可憐な少女(おっさん入り)が入口方面からの通路からこちらをみている。

戦闘音に気づいてやってきたのだろうか。

 

「なんで、、、こんな、、、ところにー?」

 

「ただの観光じゃ、妾もここで会うことに驚いているわ。エ レイブルに行ったのではなかったのか」

 

「冒険者、、、稼業で」

 

 

「そうか、、、、それより、派手にやっておるの」

 

「犯人、、探し」

 

「多分、、、この子が、、、アンデッドの、、、原因」

 

「ほほぅ、、この頭のマジックアイテムの仕業だったわけか」

 

「アイテム?」

 

「妾のスキルで建物の外にいたやつから情報を引き出したんじゃ、この子供に特別なアイテムを装備させて、〈不死の軍勢(アンデス・アーミー)〉を発動したらしいの」

 

「七位階、、、弱くない?」

 

「妾たちにとってはな、この世界の住人は双方のレベル帯が違う。第七位階魔法なんぞ天災の域だろうぞ」

 

「〈不死の軍勢(アンデス・アーミー)〉? そんな、、、強かった?」

 

「ああ、それじゃが、どうやらこの世界ではアンデッドが集まる場所にはより強いアンデッド習性があるそうじゃ」

 

「それで、、、強い、、、アンデッドを」

 

「詳しくは分からなかったが」

 

「便利な、、、スキル、、、持ってたね」

 

「ビルド過程で取れただけのお粗末なスキルじゃ、低レベルにしか使えん。運が良いだけじゃな」

 

 

 

 

 

 

「自分の、、、声は、、、慣れた?」

 

 

 

「まぁ、な、感覚が変ではあるが時間が経って馴染んできたのやもしれんな」

 

 

 

 

アイテムの破壊にはさほどの時間もかからなかった。

額冠が取られた男の子はそのまま力に身を任せて、倒れ込もうとする。

トトラトトラが受け止めて、まだ心臓の鼓動がなりやんでいないことを確認すると共に外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エ ランテル街内

 

 

ミスリル級冒険者チーム、クラウグラのリーダー イグヴァルジは焦りを感じていた。

突如として町中に現れた アンデッド

弱い個体ばかりだが、数が笑い事ではないのだ。

倒しても倒しても、後方から襲ってくる、

冒険者という金で動く職業人の中でも利害の線引きが厳しい彼がアンデッドと戦っているかといえば、自分たちが根城にしている街が壊されるのを防ぐためというのもあるが、冒険者組合から貰えてるであろう御礼金を求めてのことだった。こういった突発的な事件には解決したものの言い分の他に目撃者がいる必要がある。いろいろな制約があるが、このような大きな事件なら確実に手に入るだろう。しかし、その金はもう捨ててこの街からすぐに逃げることを考える意識さえ表れてきた。

 

仲間たちの体力も息切れしてきた頃合いだ。

このまま永遠と繰り返されるのならば、体力の有限な人間に勝ち目はない。

残る力を逃げに使ったとしても、生き残れるかは別だが。

 

 

「クッソ!いつまでも湧いてきやがって!」

 

「リーダー!流石にやばいんじゃねっか!?」

 

仲間の声に賛同しながらも目の前のアンデッドをひたすらに殴打、斬撃、攻撃を繰り返していく。

 

 

その最中

 

 

ダダッ、ダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!

 

 

空から無数の光がアンデッドを突き抜けていく。

その光たちがアンデッドを貫通し地面にめり込んだ後には煙を出しながらジィ〜という音を立てていた。

それが無数の数、、、、、、見える景色全てにいたアンデッドが全て消滅したのだ。

 

ありえない光景に脳の思考が正常に回らないクラウグラのメンバーたち。

 

それは空にある一つの鎧が放ってきたものだとは少し後に気づくだろう。

そしてカッパーの冒険者プレートを身につけた、謎の戦士だと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静けさがあたり一帯を支配する墓地に少年は横たわっていた。

状況を彼が理解するにはもう少しの必要だろう。

先ほどまでは数千のアンデッドが活発に跋扈していたとは思えない光景はところどころに武器の残骸や銃痕、砕かれた墓が散乱している以外にいつもどおりの墓地の姿を見せている。

 

少年、ンフィーレア バレアレはどこでついたか分からない頭や体の傷の痛みに驚きながら、立ち上がる。風にあたる肌の感覚はここが見覚えの無い場所だと教えてくれるには充分過ぎるほど刺激的なものであった。

 

道?だったものを頼りに外への路を探していく。

ここは墓地の特有の雰囲気のせいなのか、とても息苦しさを感じる。

 

陰鬱な心情になることは容易だがその逆は難しい。

今は(ここがエ ランテル内だという前提が必要だが)街の通りに出るのが先だと考えた。

持っているポーションで回復がしたかったが衣服はすでに脱がされいて、それは叶わない。

 

 

しばらく歩くと、道の横側にあるものが落ちていたことに気づいた。

それは、まだ埃や土があまりついていないことから新しいものであると推察できる。

日記だ。茶色い革に金色の装飾がついた留め具を持ち、使われている紙の素材から高級な品であるのだろう。内容は文字が解読できずに読むことが出来なかったが、文頭に変わる文字と変わらない文字の規則性から日記なのだろうと考えた。

 

「こんなもの誰が?」

 

ンフィーレアは今はどうでもいいことだと自分の中で一蹴し、その日記を手に取り、歩くことを再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「粗方、アンデッドは片付いたのじゃ」

 

 

「了、、、解」

 

 

「妾は一度ヴァラモンに戻る。お主も来ぬか?」

 

 

「そう、、、しよう、、、かな、、、あれ?」

 

 

堕黒百足からの勧誘を断る理由が今、トトラトトラにはできた。

トブの大森林にて出会ったピニスンに渡したアイテムが反応を示していたのだ。

 

「ごめん、、、やっぱ、、、無理、、、用事、、、できた」

 

「というと?」

 

「魔樹が、、、現れた」




冒険者組合 御礼金
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