はぁー、、どうしようこのジョウキョウ。
ユグドラシルから抜けれなくなって、よく分からないがゲームの要素を限りなく現実に寄せたような世界に僕はいる。今の現状でとるべき手段など、学校で教わりはしない。
それに意志を持って活動するnpc、彼らはなんなんだろうか?即座に解決しそうにない問題であると思うが。元の世界への戻り方があれば戻りたいが、、ダメ元で聞いてみるか。
「皆、表を上げよ!」
その言葉に反応し、全てのものが顔をこちらに向ける。
「この中にgmコールの復旧方法、もといリアルに戻るための方法を持つ者はいるか?」
シーーーン
ハイ、静寂、ダメか?
NPCたちは主人から投げかけられた質問に対する回答を誰も持ち合わせていなかった。
重苦しそうな雰囲気を全てのものが醸し出す中、クシャトリヤが口を開ける。
「申し訳ございません。アーヴァ様、我々には、恩方のご質問に答える知識知見を持ち合わせていないようです。何卒お許しを。」
先ほどまでと言葉の抑揚やスピード、高さなどは完全に一緒だと言える声で返事が返ってきた。その様子からアーヴァはクシャトリヤたちの焦りを知ることはできないだろう。
至高の方々から与えられる任務、これを達成できないことは何よりも避けなければならないことという認識がNPCたちには存在する。まだ任務が与えられておらず今の質問が最初に至高の存在に求めらたことだったものも多い。それなのに納得のいく結果を出せないことは恥以外の何者でもないと感じていた、全ての者たちが。
怯えていたのかアイネが発した。
「恩方々よ!もし、先ほどの我々の無知をお許しになっていただけるのならば!必ずや次の勅命を果たすと誓います!」
事情を知らないアーヴァは困惑しながらも
「??ああ、その言葉嬉しく思うよ」
適当に返した。
そうか、まぁ、やはり知らないよな、、、
「アーヴァ様、先ほどお伝え致しましたが、ヴァラモン我央領堂の周辺一帯に変化が生じたようでございます。その変化を調査するために部隊を派遣することを申請いたします。」
そういやそんなこと言ってたな、、、
ってか、僕その話超遮って話してなかったけ?
あ、やばい、とても空気読めない人みたいなイメージ与えちゃったかな?
とりあえず
「お、おぅ、そうだな、調査は大事だな。では頼まれてくれるか?」
「かしこまりました」
クシャトリヤとの会話の最中、アイネが割って入ってきた。
「お兄様!その部隊に私も入れていただけませんか?至高の方々の役に立って見せます!」
この子先ほどの発言といい、仕事熱心だなぁ、いや喜ばしいことなんだけどね。うんうん。
「アイネ、私ではなく初めに至高の方々に許可をとるるべきだと、、、
至高の方々、アイネがこうおっしゃいますがよろしいですか?」
別にいいんじゃないか。
「問題ない」
「私、、、も」
「妾もじゃ」
ということで、周辺の調査に行ってくれることに、なりました。
まだ未知が多いのに、勇敢だなぁ、、、
彼らが調査に行っている間に
改めて、護堂師をご紹介しよう。
まずNPCの初エンカウントパーソン
ファーストフロア
リリ クシャトリヤ
肩まである赤い髪に同じく赤の瞳、今のような通常時は貴族のような豪華な装飾が入っている私服を着ている。戦闘時には純白に赤い縁取りが入っている鎧に丸い大楯、ロングソードを装備する人間の聖騎士だ。
セカンドフロア
リリ アイネ
銀とピンク色の髪を持つクシャトリヤの妹の悪魔。クシャトリヤと種族が違うのは彼女は人間から悪魔にされてしまった悲しい過去の持ち主という設定があるからだった気がする。彼女は大地系のエレメンタリストで重力に特化した魔力系
サードフロア
イオリア
白いシスター風の修道服に長い金髪、常に笑みを浮かべた二十代前半の外見の女性で堕黒百足が制作した。彼女はかなり綿密にクラス構成が作られていて、基本は大きな斧を使った近接戦を得意とする。ステータスならヴァラモン我央領堂内で1.2を争う逸材。
フォースフロア
クアンタ モルギレ
龍人という二足歩行の龍。銀の鱗に紳士服を身に纏いシルクハットが特徴のNPC。
ヴァラモン我央領堂がドラゴンのギルドということで象徴のために作られた、ギルド長制作。
腰に携えた大剣はギルド長が元々使っていた装備の
特にクリティカル率が異常に高く、ダメージを与えれば与えるほど攻撃力が上昇する能力を持ち、他にも多彩な能力を内包している。
紹介した者たちがヴァラモン我央領堂の100LV NPCだ。
他にもたくさんのNPCたちがいるが、ほとんどギルドの防衛に仕事を割り振った一芸に秀でたキャラクターたちであり、今は動かせない。
ユグドラシル時代にこのギルドが攻め込まれてサードフロアまで来れたことがないため、その能力が活躍した姿を見てはいなかった。彼らが今、従ってくれているのはありがたいがいつ攻撃されるか分からない。なるべく慎重に動いていこう。
アイネは至高の存在に役に立つということを見せるために周辺一帯の調査に躍り出た。
今回の調査にアイネが引き連れてきたものは金貨で召喚した80LV代の隠密発見に長けたニンジャ系モンスター ハンゾウが3体、移動用の
一同はヴァラモン我央領堂の入り口に転移の魔法で移動する。
龍幻郷があるはずの景色は、岩々で覆われた空洞の中であり、見下ろすと崖の下に建物が乱立している大きな都市が存在した。奥の壁には城と思われる巨大な建物がめり込むように生えていた。
その地は沈黙、何の変化もこちらに与えてこない。
パッとみでは声も人影を確認できず、ハンゾウたちに指示を出す。
「ハンゾウたち、ここら一帯の状況を確認、知的生物がいたら即、私かアイネに報告しなさい。」
「かしこまりました。」
ハンゾウたちが都市に向かい放散していった。
「私はここの近くの調査をする。アイネは街の方を調べてくれ。何か発見したら呼んでくれ。敵襲には撤退だ。言葉が通じるものがいたら平和的にこちらに連れてこい。」
「分かった、お兄ちゃん。」
調査の目的はこのヴァラモン我央領堂ごとどこかに転移?してしまった状況の情報収集。
アイネは最も近い都市内の建物に立ち寄った。
その建物に限らず、多くの建造物は石造り。窓はあるがただ四角い穴が壁に空いているだけの簡単な作り。風化しているのか、崩れた部分が存在する。
その建物に入って目に入るのは朽ちたイスと台所らしきまな板などが置かれた場所。
(家具などが置いてある?でも少し人が使うには小さいような。、)
「奥の部屋が、、 これは、、」
アイネは部屋に散らばる工具類や焼き場から推察した。
「鍛治の道具?」
その後の調ベで全てではないが高頻度で他の建物にも鍛冶場と思われる空間が存在した。
そのような鍛治が栄えている都市なのか、この区画だけアイネは
近くで観察するとところどころに大きな窪み穴や大きなものが引きずった後が建物の崩壊の仕方から認識できた。
「何か争いが起こって放棄せざるおえなくなった、、、というところね」
様々な考察が巡るがその思考を遮るように、ハンゾウが地上からアイネに対して手を振っているのを発見した。
「アイネ様、城の付近に数匹ドラゴンがいるようです。」
「あら、そう、、、それは龍幻郷にいるような野生のもの?」
「いえ、詳しくは分かりませんが数段弱い種類だと思われます。」
「やっぱり龍幻郷から転移しちゃったみたいね。じゃあ、その場に連れて行って。」
「はっ!」
ハンゾウはアイネを連れて目的の場まで行くと、そこには青白い鱗を持つ竜が2体、他のものと比べ少し浅黒い鱗の竜が一体いた。
人の何倍も大きな竜たちが腕を枕にうつ伏せで寝ていたのだ。
アイネはそれらを
「おい!そこの寝ぼすけドラゴンたち、起きろ!」
気持ちよく睡眠を楽しんでいた者たちは不快な音にそれを中断され、不機嫌そうに目を開けた。
「んっづ〜、、何だ、誰かいるのか?」
「んだよ、もう、、母さんかな」
「ふあぁぁぁ、、、ぁぁあ」
起床後からすぐであくびも出るし眠気も取れない、視界のピントが合わず顔の向きが定まらない。
「ドラゴンたちよ!私を見ろ。」
やっと声の主を発見し、その方向に目を向けたがあまりにも想定していない事柄にドラゴンたちは驚きを感じた。
「んんっ??、なんだ?こいつ、ドワーフか?」
「トランジェリット、ドワーフはもっと小さな種族だよ、多分人間じゃないかな?」
「のこのこと殺されにきたのか?」
アイネは会話の内容を無視しつつ高らかに宣言した。
「人間ではない!デーモンだ。私は至高の存在に作られしヴァラモン我央領堂セカンドフロア
服従しろ!支配下に加わるなら殺さないであげるよ?」
幾らかの沈黙が過ぎた後、
「あっはっはっははははは!これほどの能無しは見たことがない!貴様はドラゴンである俺に勝てると言うのか!?ははは!」
「おやおや、まさかこんなこと言える人間がいるなんてね、、勇気だけは尊敬するよ」
「答えろ、弱き竜よ 支配下か、死か」
「はぁぁぁ、バカにでも分かりやすく身の程ってのを教えてやるよ!」
驚きと舐めれれた怒りを元にトランジェリットは大きく腕を振りかぶった。
「敵襲、には撤退だけど、、敵対的なものなら力を見せつけるのもありだよね」
〈
グチャリ、と音を響かせ竜はただの肉塊となった。
何か見えない物体がドラゴンの体の中から膨らみながら出てくるようにして胴体が破裂したのだ。
アイネは単体に与えるダメージが最大の第九位階重力系魔法を襲いかかってきた竜に放った。この魔法は何もかもを弾き飛ばす一点を敵の体に出現させるもの。100lvプレイヤーなどはこの魔法をくらうと体内の一点からの力にHPの多さ故耐えて自力でその一点を破壊するのだが、このドラゴンが一発で死んだのを見ると大した実力はなかったということをアイネは理解した。
「あ、殺したら話が聞けないじゃないですか。」
「え、トランジェリット?、、、」
「死んだよ。そんなことよりお話しを聞きたいんだけど?」
「あ、あ、え、、う、うわぁぁあ!」
「嫌だぁああぁ!!!」
ドラゴンたちは目の前の人間がただならぬものだと知り、喚きながら走り方も焦りでおぼつかずに奥の通路から逃げ出した。
「鬼ごっこぉーー?待ってよ!」
〈
アイネは2体の竜に新たな魔法をくわえる。
竜が走っている方向とは逆の向きに引っ張る力が加わる。その竜は耐えきれず、アイネのいる場所へと戻ってきて勢いよく壁にめり込んだ。その状態まま会話が始まる。
「お話ししてくれるだけでいいの。ここはどこ?あなたたちは何者なの?ここに元々いた種族は?
さっきドワーフの名前が出てきたよね?」
「は、離してくれ!」
ドラゴンがめり込んでいる壁とは別の壁が大きな音を立ててめり込んだ。
ドラゴンたちがアイネがその要因という結論に至るのは容易かった。
無意味に見えたその攻撃は答えなければ次の標的はお前らだという脅しとも取れる。そうとしか考えられない。何より竜の態度や言動に怒りが溜まったのは事実のようだ。
「お話しがしたいの。答えてくれる?」
「ひぃぃ!わ、私はマスコス、そいつはダーダウント!ここは元々ドワーフが住んでいた都だ!
攻撃の意思はない、お前に服従する!だからこの魔法を解いてくれ!?」
「ドワーフ、か文明や知識ならお前らより上かな?」
「おそらくそうでしょう。」
「君たちの親玉みたいなのはいないの?それにここは城でしょ?書物庫みたいなのもあると思うんだけど」
「は、はい!私たちを統べるのはお父上であります、書物なら異母兄弟のヘジンマールが書物を読み漁っているので知識はあるかと。」
「ふぅーん、まあ今はいいや、ついてきt」
「アイネ。何してる?」
「あ、お兄ちゃん!ドラゴンがいたから力を見せつけて情報を、、」
クシャトリヤは頭を上に向け、目を腕で覆った。
「大きな音がするから見てみたら、、、、アイネ、、ここにいるドラゴンが弱くともそこのやつみたいに殺す必要はないだろう。それにこいつらの父親が私たちより強い可能性だって十分ある。この事に腹を立てて襲ってくるやもしれん。もう少し穏便に出来なかったのか?」
「うぅぅ、、はいぃ、すいません。次から気をつけます。」
ショボ〜ンという雰囲気を出しながらアイネは兄に謝罪した。
「あぁ、ごめん、いい過ぎたな、すまなかった。それより遠くの地上に人の村があるようだ。
人も多数暮らしていた。もう一度調査する人員を考え直してから出直そうか。
色々な情報が集まってきたな。一度領堂に帰ろう。」
クシャトリヤたちが外で活動していた時
「君たちの僕たちの立ち位置ってどのようなものなの?」
NPCたちの心情が分からないアーヴァたちは疑問を投げかけていた。
アーヴァ エクステ
役職 ビジョンオブドラゴニアギルドメンバー
住居 ヴァラモン我央領堂のファイナルフロアギルドメンバーたちの一室
属性 極善 カルマ値 300
種族レベル 人間種のため なし
職業レベル
ギフト・オブ・エンジェル 10レベル
クエイクビルダー 10レベル
サマナー 10レベル
スペリオルサマナー 10レベル
ヴェイントラポジア 10レベル
ギガンティック・アテネ 10レベル
エクストラ・ワーズ 10レベル
エターナルホーリーズ 10レベル
ダレイ・ディアン・オープニング 5レベル
ロード・オブ・アウグステゥス 5レベル
ルルインダル・ビジター 5レベル
オーバードグリモワール 5レベル