「洞窟内の廃墟都市?フロスト・ドラゴン?」
「はい、洞窟を抜けた先には星空が広がり、人の住む街も発見できました」
「村?ワールドの中央部分にきたのかな?うーん、自分でその人の村に行ってみるか、、
npcたちみたく意思を持つようになってるかもしれないし」
「アーヴァ様、もし出向かれるのでしたら私をお供におつけ下さい。聖騎士としての能力で必ずや御方をお守りいたします。」
「それより、、、ドラゴン、、、の方が、、、気にな、、、る。」
「ドラゴンに話を聞いてから、その、人がいる村に訪れてみるか、ドラゴンはアイネが瞬殺できるくらいの強さなら大丈夫かもな。あれ、そのドラゴンを倒した時、どうなったんだ?」
「アーヴァ様、どうなったというのは?」
「何かアイテムがドロップしたりしなかっなのか?死体が霧散して。」
「いえ、殺した後も死体はそのまま残っている状態であります。」
「やっぱりそこら辺は現実性があるのか、、よし!直接出向いて話を聞いてくるか」
「了解じゃ!」
「わかった。、、、アレ、を、、、とって、、、くる」
トトラトトラは少し小走りにその場を退散した。アーヴァはアレってどれだ!?とは言えずにその後ろ姿を見送る。
さらなる情報収集のため外に出るクシャトリヤとギルドメンバーのアーヴァと堕黒百足。
トトラトトラの到着を所々ゴツゴツとした灰色岩の上で待っていた。
ジィーーーっと何処からかの機械音があたりに鳴った。
その正体を知る2人はヴァラモン我央領堂の正面のかなり上の方にあるガラスの窓が下へと開いていくのを確認した。
「これをみるのも久しぶりだなー」
トトラトトラは生粋のロボット好きである。それはユグドラシルのパワードスーツへの彼女の愛からも読み取れる。加えて彼女はそのロボットの活躍の雰囲気も重んじる性格にあった。
言わば、パワードスーツは整備士もいるし、格納庫も存在するし、出陣する時はカタパルトからレールに乗り、名乗りを上げてから発進しないと気が済まないのだ。
ヴァラモン我央領堂内の前方部分を改造してパワードスーツの発進スポットを設置した。オペレーターという設定のnpcまで加えて。
ヴァラモン我央領堂の空いた窓から世界観にそぐわない機械的な細長いレールが出てきた。
そのレールの出元には漆黒の鎧が大きなヘビーライフルを構えて、足をレールの上に敷かれた2つのカタパルトに並みの勢いでは簡単に外れないほどロックされていた。
「トトラトトラ様、ヴァラモン我央領堂発進オペレーター アカリが
この任務勤めさせていただきます。 発進シークエンスを開始」
「了、、、解」
「識別ナンバー004、アポカリプスMK4 異常検出なし。周辺一帯の障害物の情報なし。射出推力正常。キックバックシステムクリア。発進どうぞ!」
「トトラトトラ!アポカリプス!行きます!」
赤から青にランプが転灯し[LAUNCH]の文字が出力。
勢いよくカタパルトが動き出し、トトラトトラがその移動に牽引される。
レールの最後を超えた時、トトラトトラは背中に装備される3つの大型ロケットブースターにより
目では追えないようなスピードに到達した。
まさに彼女からしたら完璧。あの創作などでのかっちょいい発進シーンを生で体感できたことに心が踊り高まっていた。特にステータスやバフデバフなどのアドバンテージを得られるわけではないがそれでも楽しんだものがゲームは勝つと信じている彼女にはあまり意味がないだろう。心の中で勝利のガッツポーズをとる。
そして、人からはこう言われた。事実ギルドのメンバーにそう言われた。
【【【【ゲーム間違ってる!!】】】】
個人的な楽しみを済ませた彼女はアーヴァたちと合流をする。
「npcが意志を持ったから、より本格的になってきたね」
「満、、、足」
「ははっ、何よりです」
堕黒百足は下に広がる都市を見て驚きが表出していた。
「ユグドラシルも作り込みが高いゲームじゃったがゲームの中と思うには不自然なほど精密に街の造形がされておるの」
「堕黒百足、やっぱりもうここはユグドラシルではないと?」
「確定的になってきたの、、、、、、、」
歩きながら都市に向かう途中、転がる石ころやそれを踏んだ足の感覚。自分を他の人のキャラクターの表情の豊かさなどここの非ゲーム性を再度認識した時点、遠くからの咆哮で全員の思考がそちらに傾いた。
その咆哮は辺りに響いて間もなく一つ、いや後ろに二つ、計三つのとても大きな影がこちらに近づいてきている事を知らせる。
「
アゼルリシア山脈内でも強大な力を持つフロスト・ドラゴン。ドワーフの廃王都フェオベルカナを住処とし、日夜
はぁぁぁ、なんでこんなことになっちゃうんだよ。
トランジェリットがやられたなんて敵は相当強い敵って事だろ、、知識があってもその危険性が分かりゃなきゃ意味ないよ。父上に言っても無駄だろうな。相手が数にビビって逃げてくれればいいけど
最悪ここで返り討ちに合うかも。ブレスも耐性がある相手には無力だしな。でも僕も長男のドラゴンなんだ。逃げて生き延びるくらいはできるだろ。
父は所詮人間などの劣等種と考え思考は油断でいっぱいいっぱいだろう、
そして、勢いよくその敵と思われる人々の前に着地する。
二匹のドラゴンも続いた。
その敵たちとは豪華な服の男、白鎧を着た赤髪の男、武者の女、肌の一部がそのまま鉱物になっている不思議な目を持つ人間?の計4人。
「お前たちか、トランジェリットが殺されたという人間は、、」
「トランジェリット??、あぁぁ、アイネが殺しちゃったドラゴンかな?」
「所詮はドラゴンでない劣等種。私がわざわざ出向くまでもな、、、んん?お前たちその装備
話が変わった。全員、その装備を全て置いていくなら命だけは助けてやるぞ。」
確かに自分から見てもとてもそこらで手に入るような装備品でない事は一目瞭然だ。装備品の強さはその装着者の力量を示すものでもある。凡人は質素な剣を、一級品の剣は才人が持つようにその者たちが身につけていたのはおそらく王都の金庫内にあるとされる財宝たちなんかと同レベルの品々だろう。
先ほどの父の言葉に集団の1人の白の鎧をきた男が応えた。
というより怒りを返した。剣を突き立て
「言葉に気をつけよ、下賤な龍よ、お前らは至高の存在と対面しているんだ。本来、最大限の尊重をするべきじゃないのか」
すると後ろの豪華な服の男が彼の肩に手を置きながら
「まぁまぁまぁまぁ、、クシャトリヤ、一応情報収集が目的だからさ、、、やぁ、ドラゴン、名前はあるのかな?」
「オラサーダルク」
「そうか、オラサーダルク、僕たちはあそこに小さく見える建物からやってきたものだ。少しここら辺の情報が欲しくてね。君たちが教えてくれるのならそれに見合うお礼もするつもりだよ。」
「なっ、アーヴァ様、至高の存在が所有する品をこのようなものに渡すなど!」
「ほほぅ、人間、交渉がしたいのか。しかし、俺は言ったはずだぞ。全ての装備を置いて行けとな!」
父はめいいっぱいの息を吸い込み、怒涛の勢いでブレスを放つ。
フロスト・ドラゴンが持つ代表的な能力の一つがこのドラゴンブレスだ。父が放つものは僕も含めて王都に住むドラゴンの中でも一番の威力で弱いものは一撃で、冷気ダメージに耐性のない相手には大きな一撃となる。氷の餌食になるか、吹き飛ばされて血まみれになるか、不幸だな。この人たちは。
え?
そのままの状態で直立していた。
あり得ない。
何事もなかったのように、いやしかし、この人たちの中では本当に何事も無かったのかもしれない。そんな枠外の強さを持っていないと今この瞬間のように生きているはずがない。
つまり
逃げねば。
「父上!そのものたちは我々が束になっても敵わぬような強者と思われます!服従するべきです!」
「弱虫が!お前はいつも逃げてばかりだから弱いのだ!だが、この人間風情にドラゴンの誇りを見せてやる!」
父は再度ブレスを浴びせるために息を吸い込む。
しかし、もう一度、父がそれを放つことは無かった。
おそらく一秒も経過していなかっただろう。武士が元いた場から姿が見えなくなったと認識した時には彼女は自身の何倍も大きい刀を父の首に当たるギリギリの状態で止めたまま静止していた。音や予備動作(自分が見えなかっただかもしれないが)なしでこんなことができる人物がいるとすれば卓越された技術の持ち主だ。やはり敵対は危険は当たり前の命が危ないと体で理解できた。
「龍よ、私たちの配下がお前の子供に言ったことと同じことを言うぞ、妾たちの支配下になれ。断ればお前さんの胴体と首は残念ながらおさらばじゃ」
「う、ぅぅ、あぁ、降参する、配下とぉなる」
ダーコークームーカーデェェェ!
なーにしてんの!?
穏便に行こうよ!アイネとかクシャトリヤとか堕黒と言い、殺す気満々じゃん!
まぁ、それはともかく、ドラゴンたちが僕たちに服従する形になりました。
いや、これじゃ魔王みたいじゃん。今現在はクシャトリヤが発見したという村に出向こうとしようとしている最中なんですけど。
人間に対しても全然攻撃的になりそうだから、外見だけでもいかつい姿のトトラトトラと堕黒百足は相手が怯えないように、安心感を与えるために今回は僕たちが聞いた話を盗聴系アイテムを使い、遠くから聞くという形になりました。
それではクシャトリヤに案内をしてm
「ドラゴンにその村を襲わせればいいのではないか?」
「うん、え?え!?な、な、なんで??!!」
「その村には強い存在がいるかわからん、ならドラゴンを先陣切って襲わせ、その村の力量を見定めることも情報収集の一手じゃろう?まぁドラゴンの話を聞くにこの辺りの人間に強い存在はいないとのことじゃが。それにこっちが大事なんじゃが、もし人間の村がドラゴンを対処できないような戦力しかいないのであれば、アーヴァ殿たちがその村を救えばいいんじゃよ。ドラゴンから襲われて村人も幾人か殺されてピンチの瞬間に助けてくれた英雄のような存在になれるやもしれんぞ。その方が村からの好感度も高くなろうぞ?」
「え、なんでそんなこと思いつく?」
考えとしては理解できるし、一つの賢い選択と言えるだろう。しかし納得できないと言うのが本音だ。なんの罪もない村人の命を僕たちの一つの意思で奪うことはかなり胸糞悪い。
「その考えは理にかなっていると思うけど、人を殺すのは気が引けるな、殺されるギリギリで助けるみたいな事でもいい?その方が生きていた人からの英雄的な目線は高まると思うけど?」
「いや、おそらく、ファンタジー系の世界に文明レベルは中世と思われるぞ、そのような村には命の危機は幾つもあるだろう。故に誰かが死ぬ事に意味があるのじゃ」
「んんんぅ、クシャトリヤとトトラトトラはどう思う?」
「どっち、、、でも」
「私は至高の存在に仕えし物、意見することなど烏滸がましいと思われますが」
「強いて言うならどっちじゃ?」
「僭越ながらアーヴァ様の意見に賛成です。」
「じぁ、、、私は、、、堕黒たん、、、賛成」
「え、堕黒たん?、その呼び方はちとこそばゆいの」
「いや、普通に考えて人を殺すことが躊躇するって言ってんだよ」
「うーむ、妾はあまりそのような気持ちを感じんのじゃが?」
「えぇ、」
「私も、、、あまり、、、興味が、、、ないって、、、言うか」
「そ、そうなのか」
「そういうアーヴァ殿こそ、こちらの世界に来てから人が変わったように人優しくなったと我は思うぞ?ユグドラシルの時は『人間なんて滅んだ方がいいんだよ〜』とか『知能って神が人に与えた最大の間違いだよね』なんて言っておったろ」
「ジャンケンなんてどうでしょう?」
論争外から一つの言葉が投げかけられた。向くとそれはオラサーダルクの連れてきたデブの方のフロスト・ドラゴンの1人だった。あまりの言葉の内容の吹っ飛び具合に幾らかの沈黙が流れた。
「ドラゴン、、今は至高の存在がお話ししている最中だと理解できないのか?」
「それもいいかもしれんの、アーヴァ殿、どうじゃ?」
「堕黒百足ってリアルはサラリーマンだよね?そんなの会議とかで一番やっちゃダメなやつじゃ」
「妾が勤めてた会社なんぞジャンケンで最終意見を決めていたのも同じじゃ、いくぞ!」
話し合いとは一番欠け放たれた方法に唖然としながらも
「ジャン〜」
こうすれば誰もが納得する結果になるのかもと思い
「〜ケーン〜」
この2人に僕を含めた3人が求めた答えに辿り着く
「ポン!」
襲うドラゴン役を演じんのはヘジンマールという先ほどジャンケンを提案したオラサーダルクの息子だ。人は15人ほど殺したら合図として大きく咆哮をすると決めた。そうしたら不可視化の魔法を解いて僕とクシャトリヤがドラゴンといい感じの戦いをしたらドラゴン側から撤退する手取りとなった。
トトラトトラ
役職 ビジョンオブドラゴニアギルドメンバー
住居 ヴァラモン我央領堂のファイナルフロアギルドメンバーたちの一室
属性 中立 カルマ値 0
種族レベル
自動人形(オートマトン) 15レベル
戦争機械(ウォーマシーン)5レベル
職業レベル
ガンナー 15レベル
マテリアルクラフター 15レベル
スナイパー 10レベル
アスレチックマスター 10レベル
ヴァリアブルブラスタ 10レベル
エキスパートチューニ 5レベル
エースパイロット 5レベル
スペシャリスト 5レベル
ロードオートマチック 5レベル
つまり シズのパクリ