とあるギルド 異世界に行く。   作:トロトロ玉子

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今更だけど捏造設定はつけとこう。
あと時系列はナザリックの転移がヴァラモンと入れ替わってしまったという形


とあるギルド  悪の魂

 

 

 

 

ルニアナ村は帝国領の村の中ではアゼルリシア山脈に一番に近い場所に存在する小さな村である。

アゼルリシア山脈の氷ように冷たい気候の影響で特に特産物もなく、定期的に作物の収集にくる貴族から派遣された役人や森が一時的に活発化した時に村へ溢れたモンスターを狩るために都市から来る少数の騎士しか外部との関わりがない。辺境の地には新たに住み着く人も少なく村長もこの村の未来を暗く考えていた。

そのルニアナ村に年齢は20歳、やる気に満ちた目を持つグラドはこの村で一番の明るさを持つ青年だ。来年には結婚を考えている村長の娘がおり次期村長候補の1人。またこの村の発展に寄与する努力家でもあった。

 

 

今は耕す時期にあり、他の村人たちと力仕事を行なっていた。

照りつける太陽が鬱陶しく感じるが山脈の冷気が涼しさを送ってくれる。農作物の成長を阻害することもある原因であるが今はありがたい。ルニアナ村は金銭的にも余裕がなく新たな種の畑の改築や大規模な住人の移動、住みやすさの向上に回すことが難しい。帝都に助成支援を心願したが。今まで危機的な状態になってしまったことがないために断られてしまった。今、帝国を治めている

ジルクニフ ルーン ファーロード エルニクス帝は歴代の皇帝の中でも飛び抜けて優秀だと聞いているがこの辺境の村まで対応してくれるか、彼に期待するしかない。

「よし!みんなここらで、一度休憩にしようか!」

各々が大地に腰掛けてから談笑する中、グラドはアゼルリシア山脈まで続く間にある森を眺めていた。そのところに話しかけてくる人物が1人

「兄さん、どうかしたの?」

「あ〜、イオスか」

グラドの弟、イオス。第一位階を修める魔法詠唱者(マジック・キャスター)であり、おそらくこの村一番の賢者だ。グラドの家系からは珍しく魔法の才がある人物でもう少しで帝国魔法学院に入学するための試験が控えており、帝都に赴く予定だ。彼もルニアナ村の発展を考えており、将来魔法省などの公職に就くことが叶うのなら兄たちへの貢献を果たそうとしている。彼も一応次期村長候補だが、彼の意向と兄の学問を優先させる意思により実現することはないだろう。

「森の様子がおかしくてな、モンスターは今の時期出てくることはないんだがなんだか怪しくてな。あ、ほら今鳴き声が聞こえなかったか?  何かある」

「都市に連絡して騎士たちを連れてきてもらう?」

「少し村長と話をしてくるよ」

そう言い残しグラドは目的地の村長宅へ向かって行った。

 

 

 

 

 

村人たちの家が立つ位置とは少し離れた場所に存在する他よりも大きな建物が村長宅だ。

「失礼します。村長」

 

「おや。グラドくん、何ようかな?」

村長はとある定期的なモンスターの討伐の際、脚を怪我してしまい一日中、椅子かベッドの上で生活している。

「村長、少し森の様子が変わってきまして」

 

「まだモンスターが出てくる時期ではないだろう?」

 

「はい、そうなんですよ。だからこそ、村長の御知識で何かあればと思いまして」

 

「う〜〜む、モンスターは基本的に命を最優先に行動する。だから長年探った中でその地の生き方を身につけるんじゃ。それを繰り返しな。それが変わるということは何か変化があったということじゃろな」

 

「変化でしょうか?」

 

「大きな力を持つ物が動いたとかな」

 

「大きな力?あの森に生態系のトップを飾るような生き物はいないという話じゃ」

 

「それはta、、、

 

 

ドン!

経年劣化してきた木製の扉がぶち壊れそうな勢いである村人が入ってきた。青白くなるような肌色を浮かばせるそいつは大声で言った。

「村長、グラド!大変だ!ド、ドラゴンが!」

 

急いで外に出る。人が集まっていた場所が見えたのですぐにそちらに向かった。

そのドラゴンの場所を尋ねるとグラドは驚愕した。

霜の竜王(フロスト・ドラゴン)!!

アゼルリシア山脈に生息すると言われるグラドも知る最強種だ。

 

「子供と女たちを隠せ!できるだけ建物内に居るんだ!戦える者たちよ!武器を取り迎撃体制だ!」

 

はっきり言ってグラドは自分でもかなりアホと言われる行いをしていることを理解している。ドラゴンになんて村人がいくら挑んだところで敵うはずがない。村人全員で蜘蛛の子散らして逃げた方が生存率は上がるだろう。あのドラゴンがこの村を標的にしているのは進行方向から読み取れた。なんの目的で来たなんて知る由もないがとにかくどうにかしなくては。

 

「兄さん!無茶だ!ドラゴンと戦うなんて!逃げるべきだ!」

 

「どこに?!、都市までは遠すぎるし、森に野宿なんてモンスターがうじゃうじゃいるぞ!どのみち死ぬなら、少しの可能性を賭けてでもこの村を守るべきだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルニアナ村山脈方面広場

 

 

 

 

 

今、戦う準備ができた村人がグラドとイオスを合わせて23人

無意味なことをしようとしているのを全員が知っていた。

ショートソードや小弓、武器がないものは農具を持つ。グラドは父から頂いたロングソードがある。自分には合ったものではないと考えていたが一撃の重さを重視して今回は装備している。しばらくして、ドラゴンの影がはっきりと見えてきた。

「射て!」

炎を先端に付けた矢がその竜に向けて放たれた。多くは標的からは外れて弧を描きながら地面に突き刺さる。数少ないドラゴンに着矢したものでもドラゴンの硬い外装鱗に守られて意味を成してはいなかった。そして、矢が届く範囲内に入ったということはすぐさま村人たちの近くに接近できる距離とスピードをドラゴンは有している。そのまま勢いに任せてドラゴンは飛んできた。グラドたちからすれば矢と同等の速さで飛んできているように感じる。矢と比べればその威力も質量も桁違いの存在ではあるが。

 

 

 

 

10人ほど死んだ。

 

 

ドラゴンがいい加減に人の群れに突っ込んで、人はいとも簡単に吹き飛んだ。そのまま踏み潰されたものや木々に勢いよく体を殴打したもの、爪で引き裂かれたもの。そこらに三十分前まで共に働いてきた仲間の物体が転がる。この一瞬で勝てないことが確定的だとその場にいた生存者たちに知らしめた。考えてはいたがここまで冒涜的とは。

そのまま大きな体に任せて攻撃するということはこのドラゴンはブレスなどの凶悪な技を身につけていない比較的ひ弱な個体ではないか?という思考が巡る。そんなことが無意味なほど今の力量差は格別であった。ドラゴンは次の標的を定めて顔をこちらの向きに曲げた。

 

「はぁぁぁぁ!!」 

「うりゃゃゃゃ!!」

「わぁぁぁ!!」

 

地上にドラゴンがいる間に傷を与えようと人の群れがその一匹めがけて襲い掛かかった。鉄と鱗がぶつかり合う。力の差は歴然だが少しの可能性を見出し抗い続ける。

そこにはイオスも魔法で援護する姿もあった。

 

魔法の矢(マジック・アロー)

 

光の光弾がドラゴンに向けて射出された。しかし、無慈悲にも意味を全くと言っていいほど為さなかった。そして、その攻撃が遠距離攻撃を持たぬであろうこのドラゴンの気に触ったのか。ドラゴンはイオスにその威強の眼を合わせて次死ぬのはお前だと言ったような雰囲気を醸し出し、足を運ぶ。

その進行方向に立ち塞がる1人の男 、兄のグラドであった。

 

 

 

 

 

 

 

グラドとイオスは一般的な兄弟らしく子供の頃から家族として仲睦まじく暮らしていた。父がいなかった彼らの家ではグラドは力仕事に励み、イオスは体が弱いために学問に努めた。小さな村から知識の乏しく教育がままならないこのルニアナ村では魔法詠唱者(マジック・キャスター)が誕生することは珍しく、帝都の学校に行く予定だった彼は村人の期待を背負う身でもあった。弟を守りたいという純粋な気持ちに突き動かされてグラドは強大なドラゴンの前に立つ。

(もうイオスと共に避ける時間はない。なら!)

グラドはその両手に持つロングソードを背中に合わせて己の力の全てをスイングに捧げる。

「うおりゃゃゃゃゃ!!!!」

 

 

ガチンッ!

 

 

硬いもの同士のぶつかり合い、グラドはその手に真っ二つに折れた断面が反射して、鏡と同じほどに自分を映し出すロングソードを握っていた。そして竜には大したダメージが入るわけもなく。

ドラゴンはその大きな前足を上げる。グラドの体全体がその影で埋まるほどの大きさであった。

グラドは地面と一体化した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄さん!!」

イオスの声がその光景に儚さを加える。

ドラゴンはグラドの血で濡れた手のまま、顔を天に向けた。その間に攻撃されることなど考えていないようなゆっくりと傲慢な動きだった。

 

 

咆哮

 

 

近くにいたイオスはもちろん、まだ生きていた村人が耳を塞ぎその騒音に鼓膜が破れんようにとした。騒音はしばらく続くと糸が切れたように突然となくなった。雄叫びは味方に危険を知らせん時や威嚇の場面などに使うことをイオスは知識として有している。しかし今の状況はドラゴンが吠えるようなタイミングだろうか。とイオスは疑問が拭えずにいた。

 

それでも今では意味のない事柄ことだろう。イオスは今にも地面に膝をつきそうなほど震えていた。ドラゴンが近くに来るとそのオーラで何もせずとも圧倒されてしまう。一歩、また一歩とドラゴンはイオスに距離を詰める。

 

 

「うおぉぉぉぉーーー!!!!」

一つ、息を殺した静けさに鳴る剛声

まだ、動くことのできた村人が草むらから挟むようにドラゴンへと攻撃を仕掛ける。

「このやろぉぉぉ!」

先ほどからの結果と同じようにドラゴンは痛いの素振りも見えず。

「イオスくん!逃げるんだ!」

「えっ?」

「そうだイオスくん、君はルニアナ村の希望なんだから」

「大きな街へ頑張って移動しきるんだ!生き残れ!」

それぞれのところからそれだけ言った村人はドラゴンに対して意味のない突撃を繰り返す。アダマンタイト級の冒険者でも討伐困難だと推測される存在を前にイオスという希望を持つ村人は命を散らして行く。

この村一番の器用人、サガードさん。子供の頃から近所に住んでいた老年のタントルトさん。瓜二つという言葉がとても似合うミケット兄弟のバンサヒさんとイナーさん。兄のグラドと同い年で知り合ったワーノルドさん。姉が6人もいる大家族の1人のサシャさん。等々

彼らは今もう動くことはないだろう物体としてイオスの視界に入ってきた。

これから自分もあちら側に行くのかと認識した時、無性にも涙が出てきた。自分の精神を考えたら今まで出てこないことが不思議だったが死という絶対的な存在に怯え悲しむことしか出来ない自分には今一番相応しいものかもしれない。

 

 

ドラゴンはイオスの目の前に立った。後ろの太陽で影のドラゴンの全容はわからないがそのギラリと輝く双眸ははっきりと見えた。

 

 

 

「少年、、よく頑張ったね。もう安心したまえ。」

 

 

優しき声がイオスの耳に入ってきた。

顔を上げると、

豪華な洋服に背中に背負う大きな十字形の杖、神官風の青髪で赤眼の男だった。

自分よりも年上だろうかそれとも同い年だろうかそれほど外見から年齢が掴みにくい容姿であり、どこの誰かも分からない人である。この地を治める貴族にこんな人がいるなんて知らないし、冒険者ならば彼が着ている武器や服装的にかなり有名な方なのだろうと推察した。

 

そしてその隣には白の鎧を着た赤髪の男が1人。彼もまたこの人物に並ぶ逸材なのだろう。

 

 

「あ、あなたは?」

イオスは憧れや尊敬、助けてくれた感謝などがこもり、まず知りたいことを聞きたかったが色々と今は脳の一部がフリーズしていたためにうまく言葉が紡げない。

「後でな。今はこいつの相手を」

失態だ。ここに存在するものがドラゴンと理解した上で今、彼はこの場に現れてくれた。しかし、戦いの中での一瞬は命を落とすかもしれない危険しかないそんな生死を分つことを自分のくだらない質問に費やすべきでは無かった。

 

 

 

 

 

 

「いっちょ、戦闘実験と行きますか。クシャトリヤその子を安全なところに」

「かしこまりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よーし、ドラゴンが雄叫びを上げたから急いで駆けつけたが。15人ってレベルじゃないな、20人以上殺してんなこれ。

うわぁぁ、グロすぎだろ。モザイク必須案件だなこりゃ。

でも、以外と悲しい気持ちは浮かばないな。可哀想という気持ちはあるが。なぜだろう?

ま、いっか。

さて!お待ちかね。戦闘の実験に入ろうかな。

天使召喚10th(サモン・エンジェル・10th)〉[木星天の熾天使(セラフ・プライムスフィア)

 

 

 




堕黒百足


役職 ビジョンオブドラゴニアギルドメンバー
住居 ヴァラモン我央領堂のファイナルフロアギルドメンバーたちの一室
属性 中立〜悪 カルマ値 -80
種族レベル 
寿健の百足(センチコロヴォルカ)15レベル
上位寿健の百足(グレーターセンチコロヴォルカ)10レベル
毘沙門天(ビシャモンテン) 5レベル
職業レベル
バスター             15レベル
ファイター 15レベル
ブラストアーサー 10レベル
シンギテイ            10レベル
ケンセイ             10レベル
シンギ キワミ/オオタチ      5レベル
ナイトオブヘルヘイム      5レベル







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