とあるギルド 異世界に行く。   作:トロトロ玉子

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とあるギルド 世界を知る

 

 

今回召喚した天使は天使階級の中で最高の熾天使(セラフ)

この木星天の熾天使(セラフ・プライムスフィア)は70レベル。

3メートルほどの大きさに羊の頭、両手で金色の杖を持つ異形。鉄鎧がスカートのように開けて、背中には二対の生物的な白の翼が生えていた。

この天使は天使らしく神聖、光魔法を行使し、味方に対するバフ魔法を得意とする。そしてバフ魔法は天使が持つスキルの一つで通常より対象を増やして使用していた。

ユグドラシル時代にはダンジョン攻略時などにギルドメンバーの強化などで活躍した。また、この天使にはユグドラシル内の数ある召喚主たちが忘れているような特徴が存在し、攻撃に対する耐久面があべこべになっているという点がある。魔法詠唱者(マジック・キャスター)には魔法が、前衛キャラには物理ダメージに耐性があることがほとんどだ。しかしこの木星天の熾天使(セラフ・プライムスフィア)は魔法を得意とするが敵の魔法に対しては壊滅的なダメージを受けてしまう。それがあべこべと言われる理由であり物理ダメージには同レベル帯のタンク職と比較しても劣らない程度の耐久力があった。魔法を使う、まして戦いの事前に行う強化が役割の攻撃がほぼ飛んでこないこの天使には不要として忘れられるに値した。

今回そんなこの場には相応しくないようなこの天使をアーヴァが召喚した理由は、『ただ単にビジュアルが最高級にかっこよかった』以外に存在しなかった。ゲームを楽しむ中召喚系のキャラクターを使う際、召喚モンスターの強さに関係せず見た目で愛用するものを決めることは一つの方法だった。

アーヴァは模擬戦闘ということで、天使に命令をだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クシャトリヤは主人の1人を遠くから拝見していた。

竜に襲われた村を救うことで恩を作り、有利に立ち回ることを目的とした作戦。この欺瞞にクシャトリヤは疑問を感じざるおえなかった。主人たちの決めたことに意見することなど自分の立場を考えれば恐れ多いことだが。

第一村人として助けたこの少年から話を聞くとこの村、ルニアナ村はバハルス帝国という国の領土であり、都市からはかなり離れた辺境の村だという。より近辺や周辺各国の知識を少し質問している中で、森の中から人影が一つ姿を現す。

 

「終わったよ。倒すには至らなかったけれど、追い払うことができた」

「お疲れ様でございました」

 

 

 

「あ、あの、あなたたちは?」

この少年、イオスから発せられた。

「僕はアーヴァ、そっちはクシャトリヤ、ただの旅人さ」

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村長宅〜

 

 

天使を使った模擬戦闘も終わったし、ドラゴンは家に帰した。今度はこの一帯のことを聞くために村人に話を聞いているんだけど。村長の方が知識があるってことで家にお邪魔して事情を説明すると

感謝され、歓迎された。

お礼として周辺地域の知識を教えてもらった。

この村の位置する国がバハルス帝国

山脈を超えたところにリ エスティーゼ王国

南にスレイン法国、僕たちがいた山脈、アゼルリシア山脈というらしいんだけど。

その山脈の中にはドワーフの国があるそうな。

やはり、ここはもうユグドラシルに似た別の世界のようだ。

都市とかに行って、情報収集しないとなぁぁ、、

 

「アーヴァ様、イオスがもう時期、帝都にある学院へ馬車が赴くのですが、ご一緒に行かれますか?」

「学院、ですか?」

 

「はい、帝国魔法学院、かの大魔法詠唱者フールーダ パラダイン様が創設なされた学舎です。周辺国家の中でも随一の魔法教養を持つ場所ですよ」

 

学院?

学院なんてあるのこの国。

 

うわー、めっちゃ行ってみたいな。

あわよくば入学してアニメみたいな青春を送ってみたい。

リアルでは悲惨だったからな〜

 

「そこは何歳から何歳までの学校なんですか?」

 

「そうですね。基本的に少年少女が学ぶところですね、希望して才能が認められれば身分関係なく誰でも入学できるのがいいんですよ。イオス君みたいにね。アーヴァ様、もしやご入学を希望ですか」

 

「ははっ、少し興味が」

 

「アーヴァ様ぐらいの年齢でドラゴンを退ける力があれば、世の中で充分成功者だと考えるのですが、、他人の意見に口出しするのはやめましょう。帝都には図書館なんかもございます。たくさんの知識を得られることでしょう。 馬車が迎えに来るのは数日後です。それまで泊まっていって下さい。」

 

「そんなことまで、ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トトラトトラと堕黒百足は森の中、アーヴァから話を聞いていた。

「その、スレイン法国を作ったと言われる六大神、昔暴れた八欲王、プレイヤーらしき存在がちらほらおるな」

「会えると、、、いいね」

「うむ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暇」

「暇じゃな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「トトラトトラ殿、あの鳥が見えるか?」

「どれ」

「その木の上のおるやつじゃ」

「見つ、、、けた」

「あんな鳥、存在したか?」

堕黒百足が指差した方向には木の枝に止まる人ほどの体長、3対の小さな翼、ワシの頭を持つ四足獣だった。

「元の、、、世界に?、、、それとも、、、ユグドラシルに?」

 

「環境汚染だとしてもあんなキメラみたいな生物は元の世界にはおらんよ。どちらもじゃないなら

この世界独自の生物ということかの?」

「あ、、、こっち、、、来た」

その四足獣はトトラトトラの足元へと翼を羽ばたかせながら届いた。その飛行中の様子からは健全とは言えないような様子であり、その原因をトトラトトラたちは発見する。

「あ、怪我をしておるの」

「ポーション、、、持って、、、ない?」

「あるんじゃがこの鳥に使うことはないじゃろう?まだ妾たちの安全が分からないうちは、貴重な回復源はとっておき」

「出して」

「いや、じゃからの」

「出して、、、かわいそう」

「むむぅぅ、、、、、、ほれ」

堕黒百足から受け取った赤いポーションをかけるとその足についた傷は時間が早く進んだか巻き戻ったかのように塞がり、元の状態へと変わった。

「クゥゥ」

四足獣はトトラトトラの下に座り込み頭と尻尾を向かい合わせて丸まった。

「ん?、、、どうしたの?」

「何か怯えているみたいじゃ」

「何に?」

「その傷をつけたものでないか?」

「モンスターってこと?」

「ユグドラシルと同じようなら、現実味の増したモンスターたちが食物連鎖を形成していてもおかしくないの」

「あ、、、噂を、、、すれば、、、なのかな」

 

 

堕黒百足とトトラトトラは共にここに近づく存在を察知した。

ドゴッドゴ、っと地面が規則的に揺れていくのがそのものの巨大さを物語っている。

それが何を求めての行いかをまだトトラトトラたちは知らないことが警戒を張り巡らせる要因でもあった。

 

 

 

 

 

グォォァァッァァァァ!!!

 

 

 

 

 

姿を現したのは鎧を着た獅子のようなユグドラシルでは10レベル後半ほどのモンスター、強敵でないことに安堵した2人は構えを解く。

 

 

 

「ビックリ、、、した」

 

「こいつにこの鳥は追われていたのか。妾が静めるとするかの」

 

堕黒百足は腰に携える中心に水晶の線が入った刀を鞘から取り出す。

 

 

スキル【隕岩曜、、

 

 

 

 

 

「トトラトトラ??」

 

堕黒百足がスキルを使用し目の前の敵を葬り去る途中で、トトラトトラがいる地点からのかなりの熱波を感じた彼女は攻撃を中止した。双眸をそちらに向けると、トトラトトラの着るアポカリプスMK4こと漆黒の鎧が背中に搭載されている機械と腕、右手に持つヘビーライフルを連結させた状態の砲台をつくり上げていた。砲口からは青の光弾が静止した状態で煙と共にあたりの物体たちを軽く吹き飛ばしていた。

 

「トトラトトラ殿!?それはあまりにもオーバーキルがすぎるぞ!そやつだけでなくあたり一帯が吹き飛ぶぞ!」

 

トトラトトラが発射しようとする光弾はパワードスーツの性能とトトラトトラ自身のスキルを掛け合わせて構築されるオリジナルの攻撃である。第九位階〈極大球(アドラス・ボール)〉をベースとしたその威力は専門の魔法詠唱者(マジック・キャスター)が行使するものとは劣るにせよかなりのものだった。トトラトトラの撃ってみたいという好奇心から生み出されたその行動に迷いはなく、照準をモンスターに向け、引き金(トリガー)を引く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬であった。

その一発は轟音と凄まじい風圧、近づくことさえ躊躇う熱波を放ちながらモンスターに直進していった。100レベルのプレイヤーも避けるべき壱攻を10レベル代のモンスターが耐えられるわけもなく光弾の前に焼き切れた。尚、森林を弾き散らしながら進む光弾は止まる気配を見せず。

トトラトトラが少し上方向に発射したために大きな弧を描きながら進むことが予想される。

発射速度が速すぎたためにまだ消えない光弾にトトラトトラと堕黒百足は見送りを止めた。

「トトラトトラ、、やっぱとんでもないことに」

 

「大丈夫、、、でしょ、、、森に、、、落ちる、、、だけ、、、だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“カルネ村付近”

 

 

 

陽光聖典隊長 ニグン グリッド ルーインは心に勝ち星を上げていた。

今回の任務、王国最強の戦士 ガゼフ・ストロノーフを抹殺することが先ほど達成したからに他ならなかった。

神官長から承ったこの任務を達成したことに喜びを感じずにはいられない。

いち早く本国に帰還しこのことを報告するまでがこの任務の完遂である。

「ガゼフ ストロノーフ、、、王国最強と言った割には大した実力が無かったようだ。やはり天使の軍勢にはあいつも敵わないか。」

 

「隊長、ここからはモンスターもかなり活発な地帯になっています。気をつけて参りましょう。」

 

「あぁ、理解しているさ」

 

「しかし、隊長、今回の選抜は何故私たちの部隊だったのでしょうか?英雄殺しには火滅、漆黒の方が有効ではないでしょうか?我々が出るにしても、他部隊の支援があっても」

 

「他部隊も忙しいのだろう。きっとな。タイミングが合わないだけだったのだ。それに適性のない我々に下賜された宝物が、、、言うべきではないな。

お喋りはここぐらいまでにしよう。本国に帰り、任務の完遂を伝えるのだ」

 

「かしこまりました」

 

ニグンは森林地帯に向け歩を進める。

隠密が不得手な者たち故、周囲により一層の警戒を張り視線を回していた。

 

 

違和感はニグンではなく、かなり後ろの方に立つ隊員から発せられた。

何か遠くからヒューという物音がするのだという。

ニグンを含めて隊員の全てが耳を澄ました結果、大多数がその存在を認識した。

しかし、物音の正体には見当がなく、獣が移動しているような音でもなかった。

疑問に思う隊員たちを置き去りにその物音が段々と大きくなっていることに気づく時間は訓練された兵士たちにとってかなり短いものである。

「全員 走れ!」

 

隊長ニグンの声に張った糸が切れるごとき速さで隊が動き出す。

その逃げ出す方向がその接近物の進行方向と一致してしまったことは運の悪さと言う他ない。

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォンンン

 

 

 

 

 

 

 

轟音が響いた。

 

ニグンは後ろで何が起こったのかを確認する前に背中から吹き飛ばされ、弧を描くように地面へと叩きつけられた。

土と泥が口の中に入ってきて気持ちが悪い。頭を打つことは無かったが地面に落下した時、腹に大きな衝撃が加わり内臓が正常な状態かが気になる。

確実に異常事態だ。

「な、何が起こったんだ?」

ニグンの周りには同じく先ほどの衝撃で倒れている隊員たちが視界に入った。

 

 

少し歩を進めると信じがたい光景が広がる。

地面にが半球上にえぐれており、後ろにいた隊員、おそらくこの衝撃が直撃した者たちの体が原型を留めていない程に融解していた。体の焼けるツーンとした匂いが鼻を刺激する。

その衝撃が来たと思われる方向には木々が薙ぎ倒され、地面が焦げ、所々に火の粉が舞う姿があった。

 

「これは」

 

ニグンはただ口を開けて、唖然とする他なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スレイン法国の最奥

 

 

レイモン・ザーグ・ローランサンは重苦しい表情ををその顔に浮かべる。

 

陽光聖典が王国最強の戦士ガゼフストロノーフを抹殺する任務を終わらせて帰還する際、

何かの異常事態が発生したことがその原因であった。

その詳細を隊長ニグンから聞くとある考えがよぎる。

今、その議題で神官長たちの会議は白熱していた。

各宗派の神官長は各々の考えをぶつけ合う。

「魔法攻撃だとして、あのような壮大な威力は英雄でも、いや帝国のフールーダパラダインでも不可能ではないだろうか。」

「個人が放つ魔法だとしてあんな威力が連発できたら恐ろしい」

「追撃も無かった。何か自然の力が動いたのでは?」

その言葉に土の神官長レイモンは口を開く。

「私もその自然の力だと考えています。トブの大森林近くでこのような強大な存在は、、」

 

「まさか破滅の竜王(カタストロフ・ドラゴンロード)の復活ということか?!」

「可能性は高いでしょう。」

「なんと、、、」

 

 

 

 

 

 

スレイン法国は復活したと考えた竜王を無力化するために

六大神の残した遺産

 

【ケイ・セケ・コゥク】

 

を共にトブの大森林へと漆黒聖典を派遣した。




リリ クシャトリヤ

役職 ビジョンオブドラゴニア最高位護堂師
住居 ヴァラモン我央領堂のファイナルフロアの使用人一室
属性 極善 300
種族レベル 人間種のためなし
職業レベル
ガーディアン           10レベル     
サクリファイス           10レベル
ホーリーナイト          10レベル
ゲッタープトレマイオス      10レベル 
アラウンドガード         10レベル
メルヘンセイクリッド       10レベル
ハイパーアクティウム       5レベル
メサイア             5レベル
シールドロード          5レベル
バーニングオブパーティクル    5レベル
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