IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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とりあえずIS搭乗に行き着くまでにかなり話数がかかりそうです


プロローグ
第1話 悪魔とスキマ


2013年 10/26日深夜 見滝原・丘の上の公園、花が咲き乱れる場所で私は踊っていた。

 

 

 

「まだだめよ……♪まだだめよ……♪」

 

 

 

私の名前は『暁美ほむら』、一人の少女─────まどかに対する『愛』により世界を作り替え、円環の理となった彼女の人としての記憶を裂き、人間に戻した。許されないことなのはわかっている。……だが私は結界の中でまどかの本当の気持ち……『ほむらちゃんでさえ泣いちゃう辛い事、わたしが我慢できるわけない。』『誰とだってお別れなんかしたくない』を確かに聞いた。私が非力だった為にまどかをあんな目にあわせてしまった……、だから私自身の手でまどかを取り戻すした。………後悔は……していない…… 

 

 

 

(みんな、私の銀の庭で過ごしてればいい…)

 

 

 

私はまどかの因果を取り込み、最早グリーフシードともソウルジェムとも言えない禍々しい紫色の宝石『ダークオーブ』をうっとりとした表情で眺め、そのまま崖から飛び降りた……

 

 

 

 

 

 

 

「責任の放り投げはよくないわね」

「だ、誰!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思った瞬間私は何事かもわからないまま『スキマ』に落ちていった…

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、ここは…?」

「あ!ゆかりさまー、起きましたよー!」

 

 

 

私が目を覚ますとそこには幼い少女がいた。私が目が覚めたことに気がついた少女は横の部屋に誰かを呼びに行った。ただ異様なのがその少女のちょうどお尻の当たりに猫の尻尾……それも二本生えていた。………妖怪…?いや…妖怪なんて………でも魔法少女もいるし案外………。おっと、隣の部屋から誰かが来たわね……、誰かしら……?

 

 

 

「うふふ…ごきげんよう…」

「はあ…」

 

 

私が妖怪について考えている間に隣の部屋の襖が開き、そこから腰まで届くであろう金髪に紫色のドレスを纏った美女が現れた。………!!、この声!私が飛び降りている途中に聞いた声だ!……とりあえず何も知らないふりをしておこう。

 

 

「あなたは誰なんですか?、なんで私を誘拐したんですか?、そもそもここはどこですか?」

「質問するのはこちらよ、悪魔さん。」

 

 

 

 

…………え?、なんでこの人は私が悪魔だと知ってるんだ?……いや、そもそも悪魔とは私…、そして美樹さやかがそう呼んだだけでどちらかと言われれば神……いや、神の為に戦い、神への愛の暴走から堕ちた点では堕天使の方が近いだろう。………そんなことはどうでもよくて。

 

 

 

 

「……なぜ私が悪魔と呼ばれていることを知ってるの?」

「知り合いから聞いたの、あなたが一人の少女を救うために何度も時間を繰り返したこともね。」

 

 

……おかしい、私が悪魔であることを誰にも話した事がない。美樹さやかの記憶は消したはずだ。誰もそのことを知るはずがない。……それに私のまどかの為の戦い、これを話した……いや、円環の理関連の人間なら知ってるかもしれない。ただ円環の理との関連は断ち切ったし……

 

 

「誰から聞いたの?」

「あなたが一番良く知ってる人よ。それより紹介が遅れたわね。私は八雲紫。スキマ妖怪よ。あっちのあの子は橙(ちぇん)、化け猫ね」

 

 

 

 

 

 

妖怪?化け猫?まあそこは置いておいて、とりあえず私を捕まえた目的だ、目的を聞かないと。…八雲紫がスキマに映像を投影した。あれは……見滝原……?……………あれは!?

 

 

 

 

『そう、私には、もっと違う姿、 違う役目があったはず…』

 

 

その映像には再び力を取り戻そうとする、最も愛らしい人、鹿目まどかが映っていた。私は悪魔の力を解放してまどかの下に向かおうとするが悪魔に変身することができなかった。…………よく見ると手の甲のダークオーブを封印しているマーカーがなくなっていた。

 

 

 

「ああ、あなたのその宝石、危険だから預からせて貰ったわ、ついでに邪魔をされると困るから拘束させて貰うわね」

「っ!」

 

 

 

 

そういって八雲紫が指をパチンと鳴らすと私の手足が先ほどのスキマに捕らわれた。……軽く指を鳴らした程度なのに巴マミのリボンによる拘束よりも圧倒的に高い。………魔力も底が知れず、私達とは異質のもの……、悪魔である私よりももっとどす黒く、禍々しい魔力を纏わせていた。

 

 

 

 

 

 

「ああ、さっき言ってた知り合いだけどもうすぐ来るらしいわ」

「離しなさい!!」

「抵抗しても無駄よ。それはダークオーブがないあなたでは壊せないわ。それにそれがあってもあなた程度のたった14年……いや、ループを含めるともっとね……、その程度の存在に悠久の時を生きる私の術を破壊することなどは不可能よ」

 

 

 

 

 

その言葉にムキになりしばらく抵抗していたが圧倒的に洗練された術、魔力の桁の違いがわかり、脱出不可能なことが判断できたため、私は大人しくまどかの覚醒を見ているしかなかった。……私はまたまどかを守れなかった、その悲しさで泣き始めてしまった。そしてしばらく泣いていると玄関で音がなった

 

 

「来たわね」

 

私は誰かわからないままその「知り合い」を待った。………えっ…?

 

 

 

 

 

「よく来たわね。」

「ま…どか…?」

 

 

 

 

 

 

そこにはスキマに映っているはずのまどかがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 




ペース的にあと誰かがISに乗るまで10話くらいかかりそうです
そもそもちゃんと投稿できているかどうか
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