四機のISがアリーナに出てきた
「まさかあなたたちとこんな形で戦うとはね、白蓮。」
「ええそうね、私も思ってませんでした、永琳さん。」
「まあどっちが勝っても特に支障はないけどお互い全力ぶつけて楽しみましょう」
「そうですね」
『では、試合を開始してください!』
「鈴仙!作戦通りに行くわよ」
「わかりました!」
その言葉と同時に二丁拳銃『ビームライフルショーティー』から10発のビームが発射された。
「効かないわよ!」
10発放った弾丸は一発のみ当たった。だが多層型ABC(アンチ・ビーム・コーティング)マント『フルクロス』のせいでシールドエネルギーは減らない
(やっぱりあのマントは固いね)
(白蓮ではなく私に?……なるほど……これは…おそらく…!)
村紗はすぐにプライベートチャンネルをonにした
『白蓮!向こうは恐らくこっちと真逆の作戦を立てて来てるよ!』
『なるほど…ストライクノワールには確かに優秀な格闘武装もある、確かにその可能性は高い。
そうね……向こうの作戦に乗ってあげましょう。』
『了解!』
村紗はプライベートチャンネルを切ると
「行きますか」
そういって鈴仙との勝負に挑んだ
一方鈴仙はマントを見て
(一撃であれ…大体20発くらい打ち込めば壊れるわね)
「当たるはず!」
そう言って村紗はビームコックスマッシャーからレーザーを複数発撃った。
(近づけば恐らく格闘のセーフティを解除されて真っ二つ……ならば!)
「師匠!今です!」
鈴仙が永琳を呼ぶとすぐさま永琳が飛んできた
「ダークネスショット!」
永琳の放った気合玉四発は村紗のISに四つ設置されたIフィールド発生装置を破壊した。
「クッ!スカルヘッドユニットが!」
「あとはあなたの役目よ、鈴せ……ッッ!
永琳が突如現れた白蓮に腹部をもろに斬られた。
「師匠!」
「師匠の心配する前に自分の心配しなさい!」
(ヤバ…)
ビームコックスマッシャーから14発の小型レーザーが発射され、その全てが鈴仙にクリーンヒットした。
「ちっ!(今のでシールドエネルギー四分の一ぐらいは持って行かれたわね。もしセーフティー解除してたと考えたら…、
今はリスクの先の成功を迎えるしか勝ち目がない!)」
鈴仙は対艦用ブレードにアンカーを結びつけ、村紗に投げつけた。
「なっ!?(マズい!格闘セーフティ…間に合わない!)っっ!!」
「捕まえたわ」
ブレードは『フルクロス』に引っかかっていた。
「食らいなさい!」
そアンカー手繰り寄せビームライフルショーティーを高速で20発放った。すると瞬く間にマントがなくなり村紗のISに数発当たった
「やっぱり師匠が破壊したあのパーツがやバリアも兼ねてたらしいわね。道理で攻撃がまともに通らないと思ったわ」
「く…………」
「これで脅威は消えたわ、さあ、後半戦よ!」
永琳・白蓮side
「さてと…さっきはやってくれたわね、まさか腹部を何の躊躇いもなく狙うとは、弾幕ごっこなら死んでたかもね」
「むしろあれぐらいしないとあなたたちのペアには勝てないと思いますので。」
「ほめてもらって光栄だわ、じゃあ行くわよ!」
その言葉と同時に2人は一気に距離を縮めお互いの拳と剣をぶつけ合った。
「ぐっ……」
「くっ……」
ビームと拳のぶつかり合いで鍔迫り合いが発生し、お互いに辛い声を上げているが微妙に白蓮が押している
「こっちはどうだ!」
そう言って永琳は白蓮の顔面に向かって右足を蹴り上げた。
「っ!」
それを白蓮は左足のブレードで止めた。
(通信?)『なんですか!?村紗?』
『白蓮!両解放してあの兎を倒すよ!』
『わかりました!永琳は全力で抑えておくので撃破に専念してください!』
今の通信を聞いた永琳は直ぐにプライベートチャンネルをonにして
『マズい!鈴仙!15秒逃げ切りなさい!白蓮は任せて!』
『はい!』
「格闘セーフティー解除!同時に射撃で制圧する!」
「この瞬間を待っていたんだー!」
そう言うと村紗は鈴仙に斬りかかった。
「くっ!」
鈴仙は瞬時加速を使い避けた。
更に六回連続で使い逃げ切ろうとするが。
「両解放時の連続瞬時加速回数は十回だよ!」
そう言って一瞬で追いついてきた。
「当たるはず!」
10
そう言ってビームコックスマッシャーからレーザーを複数発発射した。
「っ!」
シールドを展開して防いだが一発当たってしまった。
「痛っ!」
「どんぴしゃ!」
そう言って村紗がアンカーを振るってきた、先端にはビームを14基解放したムラマサ・ブラスターが取り付けてある。
「クソッ!」
鈴仙はビームライフルショーティーからレーザーをムラマサ・ブラスター本体に放ち勢いを落としたが。
「っ!止まらない…!痛ッ!」
5
勢いは落としたものの止めきれずビーム刃の部分がもろに当たった。
「まさかあれを耐えるなんて思ってなかったわ」
「おかげさまで!」
「でもこれで止めよ!」
村紗は鈴仙に向かって、ムラマサ・ブラスターを振り下ろした。
「かかったわね!」
15、セーフティー再ロック
(なっ!?)
ムラマサ・ブラスターは鈴仙の左腕部装甲を破壊したが、その部分に引っかかり、抜けなくなっていた。
「これで終わりよ!」
右手でビームライフルショーティーを村紗の胸部に向けて乱射する。
「っっっ!!」
カチッカチッ
(弾切れ……?勝ったわ!)
「弾切れか…なら!」
そう言って左腰にマウントされていたビームライフルショーティーを取りまた乱射した。
「クソッ!白蓮、申し訳ない…」
そう言ってフルクロスのシールドエネルギーが0になった。
『村紗選手、戦闘不能』
「村紗……よく頑張りました、後は私に任せてください。」
そう言って白蓮は集中する。神奈子と同じ自らの中の種を割るイメージ……。
キィィィィィィン!
白蓮の中の種が割れ、目に光がなくなった。
その瞬間拮抗していた勝負が動いた。
「くっ!何てパワーなの!、こっちもハイパーモードを起動するしか…でも時間が…!」
「師匠!私が時間を稼ぎます!」
「ええ!20秒お願いするわ!」
「はい!」
そう言うと鈴仙はビームライフルショーティーを構え白蓮に向かって乱射した。
「あなたの相手は私です!」
(……………)
それを白蓮はビームシールドのみで軽く受けきった。
「!!、まだまだ!」
鈴仙は対艦刀をアンカーに結びつけ投げつけた。
「遅い。」
白蓮はこちらに近づきながら対艦刀をかわし、アンカーを切り裂いた。
「さようなら」
白蓮は鈴仙の腹部を脚部ビームサーベルで切り裂いた。
(っ!師匠はこんなのを何発も食らってたの!?
ただ残り五秒……師匠の為に耐えないと!)
ノワールストライカーをパージし白蓮に向かって発射した、
「効かないわよ」
そう言って白蓮が避けようとした瞬間、ノワールストライカーは大爆発を起こした。
「ハァ…ハァ…やったかし「流石に今のは驚いたわ。」なっ!」
後ろを見るとバックパックが破壊されたジャスティスがいた。
「あなたのおかげでファトゥムが破壊されてしまいました。ナイスファイトです」
白蓮は少し笑っていた
「えへへ…ありがとうございます。私の役割は果たせました。」
そういった瞬間白蓮がビームサーベルを振り下ろし、鈴仙のシールドエネルギーが0になった。
『鈴仙・優曇華院・イナバ選手、戦闘不能』
「ありがと…鈴仙…おかげで貯まったわ!」
永琳とマスターが金色に輝き出した。
「行くわよ!」
「ええ!」
「流派東方不敗が最終奥義!」
永琳が目を閉じ瞑想し始めた。
「ミーティア!」
白蓮が叫ぶと白蓮の後ろに巨大な兵器が現れた。その兵器はジャスティスと合体した。
「石破!天!驚!拳!」
永琳が目を見開き宣言した
「フルバースト!」
白蓮もそれに応えるように両側面の巨大ビーム砲2門、ミサイルを90発、巨大ビーム砲を更にもう一発発射した。
「はああああ!!!!」
「タアアアアア!!!」
そしてしばらく競り合いが起こった後、両攻撃はアリーナの中心で大爆発を起こした。
煙の中から出てきたのは機体カラーが黒色に戻ったマスターだった
「ハァ…ハァ…、白蓮はどこ?もしかして勝った??……!!」
何と上からミサイルが9発飛んできた
(避けられっ……!)
そしてミサイル九発クリーンヒットした。
その後煙の中から現れた白蓮のジャスティスのカラーが赤色から銀色に変わった。
「ハァ…ハァ…、流石にまずかったわ……、でもこれで勝ちよ……っ!」
突如顔面を殴られた
「……見事ね、流石白蓮だわ。」
なんとそこには永琳が立っていた。
(信じられない……まあ有り得るとは思ってたけど、流石に一発で戦艦を破壊できるレベルのミサイル九発と腹部にビームサーベルよ……それだけ食らってまだ耐えるなんて…
永琳さん…)
(………やっぱり、幻想郷の人はすごいわ。改めて思い知りました!)
「ここで終わるのはもったいないわ、もっとやりましょう!」
「ハイ!」
非常電源on、PS装甲再発動。
再びジャスティスが赤色に変わった。
「あなた全力出し切ったんじゃないの!?」
「流石に保険はとってますよ」
「…………面白いわね!行くわよ!」
「ええ!」
そこからはひたすら近距離でのインファントだった。
「っ!」
永琳のパンチが白蓮の腹に入った。同時に白蓮のパンチも永琳の顔に入った
「くっ…」
「ふっ…」
『鈴仙さん、作戦ってなんでしたっけ?』
『まあ本人達が楽しそうだからいいんじゃない?』
『それもそうね、あんなに笑ってる白蓮久しぶりに見たよ。』
『同じく、あんな笑ってる師匠初めて見た』
「…フッ ハハハ」
「ははっ」
ハハハ ゴスッ! いでっ ヨロッ… アハハハ グサッ! あたっ ボコッ!
パチパチ…
白蓮が膝をついた。
「手を貸すわ」
パチパチパチパチパチパチパチパチ……
「ありがと……オラッ!」
「食らいなさい!」
でっ… あだっ…
パチパチパチパチパチパチパチパチ
わああああ… べきっ ワハハ すぱっ アハハハ
「……もう……ダメ…」
「私も…」
2人は同時に倒れた。
『…………!ただいまの試合、両者同時にシールドエネルギー0の為、引き分けとなります!』
観客席は歓声と拍手に包まれた…
最後のくだりは一番好きな漫画のシーンを借りました