IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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ノルン熟練度やっと2になったー!


第17話 ヒーローになる日

???side

 

「す、すごい…」

 

IS学園に用事があり来ていた私は目の前で起こっている光景が理解できなかった。

 

(お姉ちゃんが何もできずに負けるなんて……)

 

自分の姉、更織楯無はIS学園での『最強』である、その『最強』が何もできずに負けたのだ。それよりも

 

 

 

 

(あのISかっこいい…!)

 

 

 

 

私、更織簪はアニメが好きだ。特に勧善懲悪のヒーロー物が大好きである。

最近お気に入りのヒーローは相手によってスタイルを変化して戦うヒーローである。二番目に好きなのはそのヒーローの友人でよく『人間武器庫』と呼ばれ、兵器をひたすらぶっぱなしまくるヒーローだ。

あの機体もスタイルを変更して戦っていた、

まるでアニメの主人公がアニメから飛び出してきたみたいだ。

 

(会いに行こう!)

 

 

 

私は決意した。

 

霊夢side

 

さてと、幻想郷に帰りましょう

 

「ま、待ってください!」

 

後ろに振り向くとそこには水色の髪の毛の少女がいた

 

「何よ?」

 

「き、今日の試合を見てあなたのファンになりました……!…今から……あの…お話出来ませんか………?」

 

簪は勇気を振り絞って言った

 

 

「……ケーキ奢ってくれる?」

 

 

「……はい!」

 

 

こうして2人は喫茶店に向かった。

 

 

 

「コーヒー2つと…ケーキ…何が…いいですか?」

 

「じゃあこの苺のショートケーキでも頂こうかしら」

 

「じゃあそれとチョコレートケーキください。」

 

 

 

 

「ところであなたの名前聞いてなかったわね。」

 

「私は………簪…です」

 

「簪ね。私は博霊霊夢よ。よろしくね。今年IS学園に仕方なく入学することになったわ。」

 

「私も…今年…受ける…」

 

「あら奇遇ね、同じクラスになるといいわね」

 

 

「うん…」

 

 

 

 

「それはそうとごめんね。あなたのお姉ちゃんボコボコにしちゃって」

 

「!!!!……知ってたの?私があの人の妹だって……?」

 

「ええ、そっくりだもの。……なんかコンプレックスでもあるの?」

 

「………うん……」

 

「話してみなさいよ。少しは楽になるわ。」

 

「………いいの?」

 

「これでも話を聞くのは慣れてるからね。」

 

「……じゃあ話すね…………」

 

そして簪は自分のことについて話した。常に姉と比べられ、『出来損ない』の烙印を押された挙げ句、姉から『あなたは何もしなくていいのよ』と言われたことを全て話した。

 

「なるほど、辛かったわね。

でも最後のお姉ちゃんの言葉、それはきっとあなたへの『愛』だと思うわよ。」

 

「え…?」

 

「その言葉は恐らく『あなたには危ない目に遭ってほしくない』ってことだと私は思うわ。」

 

 

「……………」

 

 

「私の知り合いの妹が普段は優しい子だけど、姉に少々気がふれているという理由と言う理由でずっと自分の部屋に閉じ込められてたわ。だいたい10年くらいかな?

まあその子も外に出たくないと思ってたんだけどね。」

 

「10年も……!ひ、ひどい……」

 

「でもその子の姉は、優しいあの子が人を傷つけて悲しんでほしくないから閉じ込めていたのよ。まあ色々あって、今その子は楽しくみんなと外で遊んでるわ。

結局、その子の姉も形は違えど妹に対する『愛』があったわけよ。

 

 

もう一人なんかもっともっとひどいわよ、『愛』すらなかったんだもの」

 

 

 

 

「え…?」

 

 

 

 

「その男の姉は成功者だったわ。そして双子の弟も天才だった。男は姉と弟に追いつくために必死で頑張った。」

 

「私と同じ……」

 

「そう。でもその努力はある天才の発明のせいで全て否定されたわ」

 

 

 

 

「もしかして…IS?」

 

 

「まあそうね、

そして悪いことに姉がISの大会で優勝したの。

それのせいで必死に努力した男に対して周りは『姉の弟ならできて当然だ』『姉の弟なのになぜできない?』などと心無い暴言を浴びせまくったわ。そしてそのことを姉に相談しても『私の弟だからできる』の一点張り、ああ話していてイライラしてきた」

 

「もしかして…あの織斑一夏の話……?」

 

「よくわかったわね、彼とは友達だったの。

そして第二回モンドグロッソの日、彼は誘拐されたわ、そして姉に見捨てられて………」

 

 

 

 

「……殺された………」

 

 

 

 

「………ええ。彼も被害者よ」

 

「うん……」

 

簪は自分の悩みがちっぽけに思えてきた。

 

 

「ところで…、話している途中に思ったんだけど、あなた、姉を見返したくない?」

 

「……それは出来るならしたいけど無理だよそんなの……」

 

「自分を悪く言わないの。私や他の強い人………例えば八雲紫とかがISの修行を付けるわよ」

 

「え…!?紫ってあのニューブリュンヒルデの八雲紫!?」

 

「ええそうよ、こんなチャンス二度とないと思うけど掴むも掴まないもあなた次第よ」

 

 

 

 

 

 

…………私は決心した

 

「はい、お願いします、私は姉を超えたいです。」

 

「よく言ったわね。」

 

簪が宣言すると霊夢は球状の物質を渡した。

 

「これは……何……?」

 

「それを持って7日後の正午、アナハイム・エレクトロニクスの本社前 に来て」

 

「わかった……」

 

 

そして2人は喫茶店を出た

 

 

「あの……今日はありがとう」

 

「こっちこそケーキ奢ってくれてありがとね。じゃあまた7日後に」

 

「うん。」

 

 

霊夢と別れた後、簪はその球を見た。

その球には『impulse』と彫ってあった

 

「……インパルス?」




簪ちゃんってこんな性格だっけ………?
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