勢いに任せて一時間で書いた為、所々で時系列ブレイク起こしてるかもしれませんが目をつぶってください。
神奈子side
私は今、まだ早苗が赤ん坊の頃、幻想郷に移住する前に世話になった夫妻との約束を果たすためイギリスにいる。
「……アルフォンスさん、約束は守るよ。」
私は五キロ先にあるというアリーナに向った。
セシリアside
ん……なんだか騒がしいですわね……一体何でしょうか? こっちは集中したいのに
「八坂神奈子だ!」 「八坂神奈子ってあのBT兵器マスターの!?」
神奈子は第3回モンドグロッソでの幽々子との激戦で最高レベルのBT操作技術を見せつけていた。
(八坂様がここに来ている…!会いに行かないと!)
私は第3回モンドグロッソを見に行っていた。
その時の八坂様のビット捌きにとても感銘を受け、彼女の虜になったのだ。
観客のひとりが聞いてきた
「何をしにこちらへ?」
「あー今日はセシリア・オルコットに用事があるんだが………ん?」
向こうから少女が走ってきた。
「八坂様!!」
「丁度きましたね、彼女がセシリア・オルコットです」
「おお!君がセシリアか!?大きくなったな!」
「私のことを知ってますの?」
「ああ、赤ん坊のころに少しね。君のお父さんにはお世話になったからな」
「…………父にですか?」
セシリアの顔が少し曇った。
「ああ、その感じだと君はお父さんのことをよく思ってないみたいだね。」
「ええ……この時代の男の典型例のような男で常に母に、誰かにペコペコしていたから余りいい印象がありませんわ。」
「……いや、セシリア、それには理由があるんだ」
「………何ですの?」
「ここじゃあれだ、あそこの休憩室に行こう。世間話もしたいしな。」
「はい。」
休憩室
「何か飲むか?」
「ではミルクティーを。」
「わかった。」
神奈子は自販機からミルクティーとブラックコーヒーを取り出し、ミルクティーを投げた。
「そういえば何故決勝を棄権しましたの?」
「ああ、それは幽々子との試合の破損が酷すぎたのと、まあぶっちゃけこっちが全力で戦えたとしても八雲紫との勝負で30秒持つか不安だったから醜態晒すくらいなら棄権したほうがましだと思ってな。」
「なるほど、」
「さてと…話すぞ。少しばかり長くなる。」
「はい。」
神奈子は理由を話し始めた
「君のお父さん、アルフォンス・オルコットさんは優秀な技術者だったが娘が生まれ、更にISも生まれて女尊男卑の時代だ、下手に実力のある男が動けば家族に何をされるかわからない。それで弱いふりをしていたんだ、更に自分が目立たない為に設計図を妻に渡し妻を立てていた。………そして君のお母さん、アレクシア・オルコットさんも本当は夫のすごいところを娘に見せたかったんだが夫自らの頼みで文句を言ってるふりをしていたんだ。
………これがあなたのお母さんとお父さんに関する真実よ」
セシリアは驚いた、父のあれが全て演技で、どれだけ自分が悪く言われようと家族を守るために堪えていたのだ。
「嘘を貫き通すのは並大抵のことではできない。嘘をつくのはとても辛いんだ。だけどアルフォンスは貫き通したんだ。愛する家族のために。」
「…………それが真実なら私は何てお父様に酷いことを……」
セシリアは若干涙声になりながら後悔していた。
「すまない、本当は君が大人になってから教えるつもりだったんだが……」
「………いいえ、ありがとうございます。おかげで道を戻すことができましたわ、あのまま真実を知らずに行くと、間違いなく今の風潮に染まり歪んだ大人になってました。」
「ああ…。
これから君のお父さんとお母さんの墓参りに行こうと思う。墓地の場所の地図をくれないか?」
「よろしければ案内しますわよ」
「なら頼もうかな。」
「じゃあ早速行きましょう、チェルシー!」
「何でしょうかお嬢様?」
「車を出してちょうだい」
「かしこまりました」
そしてアリーナを出て墓地に向かった。
墓地
「アレクシアさん、アルフォスさん……あなたたちの娘……しっかり私が見ておきます、だから心配しないでください…」
「お父様、お母様、申し訳ありませんでした……。真実を知らず女尊男卑の風潮に流されてしまったバカな私ですがこれからもあなた方の娘でいさせてください…」
「終わったな…」
「これからどうしますの?」
「特に決めてないけど飛行機の時間までぶらぶらして日本に帰ると思う。」
「予定が無いなら私の家に来ません?」
「いいのか?」
「ええ、お父様とお母様の友人ですもの、精一杯おもてなしさせていただきますわ」
「ならお言葉に甘えて行くとしようかな。それに大事な話もある。」
「大事な話とは?」
「このことは君の家についてから話そう。」
2人は再び車に乗りオルコット家に向かった。
オルコット家
「ダージリンティーでございます。」
「ありがと、チェルシー。」
「ありがとう。」
「それで大事な話とは何ですの?」
「ああ……(この辺りに嘘を仕込むか。アルフォンス…すまない…)簡単に言うとこれを受け取ってほしい。」
そう言うと神奈子はジュラルミンケースを開けた。
「これは……ISのコアですか?」
「ああ、君の家に昔空き巣が入っただろう?」
「ええ、結局何もとられず家だけを荒らされてました。」
「その犯人の狙いがこれだ。アルフォンスから私が預かっていた。」
「で、結局なんですの?これは、私とどういう繋がりが?」
「このISは君のお父さんとお母さんが君だけのために設計図を書いて二人で制作した君への愛の結晶だ。」
「なるほど……何か彫られてますわね…『CHERUDIM』………ケルディムですか?」
「ああ、それがその機体の名前だ。
どうやらそのISには君以外が操作できないようにロックを掛けてあるみたいなんだ。更にうちの技術者に中身のデータだけ解析してもらったところ、どうやら第四世代………いや、それすらも超えるISだとわかったんだ。失礼かもしれないが今の君では正直扱いきれないだろう。
そこでだ、私を含めた数人の操縦者が気に入った奴らを指導するんだが来ないか?」
!!!
「八坂様がいるんでしたらもちろん行きますわ!他にはどんな先生がいらっしゃるのですか?」
「うーん、有名どころは八意、鈴仙、聖、村紗、八雲、西行寺ね、あとそいつらに匹敵するレベルの奴が数人」
「!!!全員モンドグロッソベスト3に入ってる選手じゃないですか!そんな人達に指導してもらえるなんて最高ですわ!」
「じゃあそのコアを持って六日後アナハイム・エレクトロニクスの本社の前にきてちょうだい。」
「わかりましたわ。」
時計はいつの間にか19時を示していた
「おっと、そろそろ飛行機の時間か、今日はありがとう。」
「こちらこそありがとうございました。まさか八坂様がこんなにフランクな方だと思ってませんでしたわ」
「いい加減八坂様はやめてくれないか?堅苦しい。」
「わかりましたわ、神奈子さん」
「おう、ではまた6日後に」
「ええ」
そして神奈子はイギリスを去った。
(あと一つ、どうしようかねぇ、とりあえず次はドイツでも行ってみるか。確か早苗が『本場のばーむくーへん』とか言うのを食べたがっていたし早苗も連れて行くか。)
あれ?まどかとほむらが主人公(笑)になってるぞ……
ロボズキンさん
ご期待には添えなくて申し訳ありません。血みどろな戦闘ではなく更織姉妹は平和的な解決をします。