IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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チルノ、ラウラ回です。
チルノの目のが少々変わってます。


第21話 強さとは

神奈子side

 

私は今ドイツのアリーナ周辺のレストランにいる。

 

「わー!これおいしいですー!」

 

「おかわりー!ラウー!これおかわりー!」

 

早苗はともかくなぜチルノ…………。私はラウじゃない!どちらかと言えばレイだ!……いやそこじゃないな…

 

 

 

 

どうしてこうなった……

 

~~~~~回想~~~~~

幻想郷

 

 

「ドイツで適当に一人拾ってこようと思う」

 

「いいんじゃないかしら。……そうだ、ドイツなら一つお願いがあるんだけど。」

 

「何だ?」

 

「チルノを連れて行ってくれない?それでこの子をチルノにボコボコにさせてほしいの、そしてこの子にそのコアを渡してきてくれたらいいわ。」

 

八雲紫から見せられたファイルには銀髪の眼帯少女が写っていた。

 

 

「その子、試験管ベビーでね、織斑千冬の元教え子なの、まあ詳しいことはファイルに書いてあるわ。

チルノについてだけど、IS適性調べてみたらSSSあったのよ、しかも『seed destiny』のキラに影響されてるから操作技術もそれなりに高い、だからあの妖精を妹のようかわいがってるまどかが専用機『ストライクフリーダム』を用意したら性能を100%引き出したの」

 

「なるほどな、たがこっちも条件がある、早苗も連れて行かせろ。」

 

「それぐらいなら全然いいわよ 」

 

「じゃあ行ってくるわ。」

 

「ええ。」

 

~~~~~回想終わり~~~~~

 

「お前ら、そろそろアリーナに向かうぞ、モタモタしてると黒兎隊の練習が終わる。」

 

「わかりました。そろそろ行こう、チルノちゃん。」

 

「うん!」

 

「ハァ…早苗がいて助かった…」

 

そして私達はアリーナに向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ

 

「何をモタモタしている!遅いぞ!………ん?誰だあれは?」

 

「隊長!あれは八坂神奈子さんです!第3回モンドグロッソ準優勝の!」

 

「む…挨拶に行っておくか」

 

 

ラウラは神奈子の前に降りてきた。

 

「初めまして、黒兎隊隊長のラウラ・ボーデヴィッヒです、よろしくお願いします。本日はどんなご用件で?」 

 

「ああ、あそこのガキンチョが専用機を手に入れて戦いたい戦いたいうるさかったから連れてきたんだ、良かったら戦ってくれないか?強さは私が保証する。」

 

「……わかりました、誰を希望します「ぜんいんどうじ!!」

 

チルノが突然割り込んできた

 

 

「貴様………私達を舐めてるのか…!?」

 

「いや、実際こいつは専用機を使えばお前ら全員相手でも多分勝てるぞ。」

 

「面白い………その慢心、砕いてあげますよ!」

 

 

 

アリーナ カタパルト

 

 

 

「CPC設定完了。ニューラルリンケージ。イオン濃度正常。メタ運動野パラメータ更新。原子炉臨界。パワーフロー正常。全システムオールグリーン。

ストライクフリーダム、システム起動。」

 

「それ言う必要あるのか…?」

 

「だってキラ君かっこいいじゃん!

……チルノ、ストライクフリーダム、行くよ!」

 

そうしてチルノはアリーナに発進した。

 

 

 

 

 

30秒後

 

 

 

 

 

 

 

そこにはラウラ以外の全員のシールドエネルギーを0にしたチルノがいた。

そのラウラもシールドエネルギーが残り少なくほとんど死に体であった。

 

 

 

「バカな……たった30秒でドイツの優秀な者達を集めた黒兎隊が隊長以外全員倒されるなんて……」

 

 

 

(AIC…………早すぎて捉えられない…………。

遠距離…あの翼が襲ってくる…。なら近距離…無理だ、スピードと武装の出力に差がありすぎる。中距離…あの二丁の超高出力ビームライフル…。)

 

 

 

 

「さすがはこの目ね!相手の動きが手に取るように見えるわ!」

 

 

 

!!!!!!!

 

 

 

 

「貴様…今……何といった!?」

 

 

 

「じゃあ見せてあげる!コンタクト外すからちょっと待って!」

 

そういってチルノはコンタクトレンズを外した。

 

「きれいでしょ!?この金色の両目!う゛ぉーだん……何だっけ?まあ目だよ!」

 

それはラウラを発狂させるには十分な起爆剤であった。

自分が失敗作と呼ばれた原因のこの目、『ヴォーダン・オージェ』の両目移植成功例が目の前にいたのだ。しかも自分達、黒兎隊の必死の努力を全てあざ笑うかのように倒していった。

 

 

 

 

 

 

「(私は……負けない。こんなバカに負けるわけにはいかない……負けは許されない……)」

 

 

 

力が欲しいか?

 

 

 

 

「(寄越せ……あのバカに勝てるチカラを寄越せ!!)」

 

 

その瞬間シュバルツェア・レーゲンのディスプレイに、赤字でこう表示された。

 

 

 Valkiry 

 

 Trace

 

 System

 

文字が浮かんだ瞬間ラウラの意識がなくなり黒い泥のようなものが全身を包んだ。

 

 

 

 

 

 

「やれやれ…本当にドイツはロクな事をしないな…。」

 

そういいながら神奈子はアリーナで倒れている黒兎隊にドラグーンを飛ばした。

 

「そいつに掴まれ!」

 

「えっ……!?は、はい!」

 

「全員掴んだな!引っ張るぞ!」

 

神奈子はドラグーンをこっちにもどした、すると黒兎隊全員がしっかり掴んでいたため、戻ってきた。

 

「あれは何だ?」

 

 

神奈子の問に黒兎隊の一人が答えた

 

 

「恐らくあれはVTシステムです、ブリュンヒルデのデータを自分に上書きしてその通りの動きをさせると聞きました。」

 

「紫の再現か……厄介だな、私も出るか。」

 

「私も出ますよ神奈子様!」

 

神奈子はレジェンドを、早苗は『プロヴィデンス』を展開した。

 

「いえ、八雲紫さんではなくて織斑千冬さんのデータですよ」

 

それを聞いた瞬間神奈子と早苗はISを解除した。

 

「た、助けに行かなくていいんですか!?」

 

「あー、あれのトレースならチルノの敵じゃないよ」

 

「そうですね、ってそもそも考えたら紫さんのトレースって不可能じゃ……」

 

「それもそうだな」

 

 

 

 

 

 

 

数分後…アリーナでは

 

 

 

 

 

 

「ほらほら!変な力つかってもそんなもんなの!?」

 

 

 

チルノは圧倒的な力でラウラを袋叩きにしていた。

 

 

 

「ほらな?」

 

 

神奈子は軽く笑いながら黒兎隊のひとりに言った。

 

 

「すごい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「グッ!」

 

「これで終わりよ!」

 

チルノはラウラから距離を取り、ドラグーンを自分の周りにフル展開、全武装の発射体制に入った、

 

「フルバースト!!」

 

 

 

 

 

 

 

チルノの放ったフルバーストは全てラウラにクリーンヒットし泥のようなものが全て剥がれ、中からラウラが出てきた、それをチルノは抱きかかえ、カタパルトに戻った。

 

 

 

「ふう、やっぱあたいってサイキョーね!」

 

 

病室

「はっ………!ここは………?」

 

 

 

ラウラは目を覚ました、目の前にはチルノがいた

 

「あ、目が覚めた!ごめんね、目を覚ますためとはいえ全力でやっちゃって!」

 

ナハハと笑ってるチルノにラウラが言った

 

「教えてくれ……貴様はなぜそんなに強い…」

 

「んー?優秀な先生と楽しい周りかな?

それと…」

 

それと?

 

「自分を特別だと思わないこと!そう思っているうちに自ずとこの目が馴染んできてさ!」

 

 

 

 

 

…………

 

 

 

 

 

 

 

「チルノ、ラウラ、入るぞ」

 

「はーい」

 

 

 

チルノが外に出た。

 

 

 

「どしたの?」

 

 

「チルノ、今から大事な話があるんだ、50ユーロ渡すから外で時間を潰しておいてくれ。」

 

 

 

「わかった。」

 

 

 

 

 

 

神奈子と早苗が入ってきた

 

「今後の君の身柄ことなんだが…一時的にこちらで身元を預かることとなった、そこでだ、君に修行を付けようと思う」

 

「私に…ですか?」

 

「ああ、それと新しいIS付きでな、受け取れ。」

 

神奈子がラウラにコアを渡した。

 

 

「『astray blue frame secondL』?」

 

「ああ、お前の新しい専用機だ、さっき言った修行はこのISを乗りこなすためだけといっても過言ではない。」

 

「どうして…私にそんな…」

 

「単純に心配だからさ。」

 

「私はラウラちゃんが好きだから!」

 

 

 

 

 

………不思議な温かみを感じる、もしかするとこれが……

 

 

 

 

 

 

 

「……家族?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ああそうか、お前はそうだったな。私の事はお母さんだと思って接してくれても構わないぞ!」

 

 

 

 

 

 

ラウラは初めて知った家族の温もりに泣いてしまった。

 

 

 

 

「お、お母さん…、お姉様…」

 

 

 

 

「え!?お、お姉様……」

 

 

 

 

 

 

 

早苗は体をブンブンさせていた。

 

 

 

 

 

「もう一度!もう一度お姉様って呼んで!」

 

「お姉様……」

 

「キャー!」

 

「お前……そんな知識どこから入れたんだ?」

 

「クラリッサです、姉は基本的にお姉様と呼ぶらしいので」

 

「あいつ……、まあいい、さっさと日本に戻るか。ラウラも黒兎隊の皆に挨拶を済ませて三時間後にまた会うぞ」 

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

「お姉様……お姉様……」

 

「早苗!目を覚ませ!」

 

「ふげっ!」

 

 

 

神奈子のビンタが早苗に炸裂した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三時間後…… 空港

 

「隊長をよろしくお願いします!」

 

「ああ、任せとけ」

 

「チルノちゃん、今度操縦のコツ教えてよ!」

 

「うん!いいよ!」

 

 

『まもなく三番ゲートに日本行きの飛行機が到着します……』

 

「そろそろだな……よし、行ってくる!

クラリッサ、シュヴァルツィア・レーゲンと隊長の座はお前に任せる。」 

 

「わかりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして外界の『協力者』が全員集まった…

 

 




チルノ「やめてよね」



次から合宿、そして入学試験です
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