ウイングゼロは某わがまま天人が乗ります。
ノワールストライカーは鈴仙がすでに使用しており、鈴仙はストライカーパックを一つしか使用しないかわりに近・中距離に於いては圧倒的な戦闘力を発揮し、シャルはストライカーパックを4つ使用し、どの距離でもそつなくこなせるという強みがあります。
控え室
「幽々子さん、俺は今から自分の腐った過去に決着をつけに行きます。」
「ええ、頑張ってらっしゃい。今のあなたなら正直余裕だと思うわ。」
「ありがとうございます。
エピオン!俺に勝利を見せてくれ!」
そのセリフと共に一夏は飛び立った。
「フルブの出撃ゼリフ言わないといけないルールでもあるのかしら……」
一夏がアリーナに出ると既に千冬が待機していた。
『それでは試合を開始してください。』
「では行くぞ!試験と言っても容赦しないからな!」
千冬が斬りかかってきた。
一般人から見ればとても速いスピードなのだが一夏は
(え、遅くないか……?)
そう考えるのも当たり前である。師匠である妖夢は一般人の約数十倍のスピードで切り込んでくる。一夏は常に訓練している妖夢のスピードが標準だと思いこんでいたため一夏にとっては10分の1のスピードで斬りかかってくるレベルなのだ。
(まあ適当にやるか…、ほむらさんが俺のために作ってくれたこの妖刀『ひな』の威力も試したいし。)
一夏はビームソードを構え、千冬の『雪片』とぶつけあった。そして鍔迫り合いが起きた。
「…………違う。」
「は?」
「よくこのレベルでブリュンヒルデになれたなって言ってんだ…………よ!」
一夏が少し力を込めると千冬は簡単に吹っ飛ばされた。
「っ!」
「だめだな、こんなんで『ひな』の火力テストしたら間違いなく面倒事になる、幽々子さんに頼むか。はぁーあ、こんなんに俺の人生狂わされたと思うとぞっとするぜ。」
一夏は『ひな』を外し、下に落とした。
「舐めてるのか!?」
「あんたにはビームソードとヒートロッドで十分だ。」
その瞬間千冬は一夏に斬りかかった。が一夏はそれを余裕でかわした。
「クソッ!」
「おせえよ…。秘剣・一瞬千撃・弐党黒刀五月雨斬り」
「ぐああああ!!」
超速度の剣戟が千冬を襲い、あまりの衝撃に壁にめり込んだ。
「おらよ!」
千冬をヒートロッドでぐるぐる巻きにした。
「何のつもりだ!?」
「俺0分やるよ、脱出してみな。
………そうだ、脱出頑張っているあいだに昔話でもするか。」
「昔話?」
「ああ、脱出がんばってる間にでも聞いておいてくれ。」
一夏は一人で話し始めた。
「むかーしむかし、1人のおとこのこがいました、そのおとこのこは、なんでもできるおねえさんと、なんでもできるおとうとがいました。でも、おとこのこはなんでもできませんでした、おねえさんはなんでもできるおとうとだけを可愛がり、なんでもできないおとこのこをおとうとといっしょに「なんでおまえはできないんだ」といじめました、おとこのこはひっしにがんばりました。なんでもできるように、なんでもできるようにがんばりました。」
(まさか………まさか………)
千冬の顔から血の気が退いていった。目の前の女のする昔話が余りにも思い当たりがありすぎたのだ。
「でも、ふこうなことにおねえさんがとあるたいかいでゆうしょうしました。おとこのこのひっしのがんばりをみんなにみせました、でもまわりのひとからは「おねえさんのおとうとなのになんでできない」「それくらいできてとうぜんだ」おとこのこはじぶんってなんだろう……そんなぎもんをもちました。」
「やめろ……………」
千冬は言葉に出してしまった、この話を聞いていると間違いなく自分は潰れてしまう……そう考えたのかもしれない。それでも一夏は無視して続きを話し始めた。
「そしておとこのこはゆうかいされました、でもそのおとこのこは「おねえさんがたすけてくれる、きっとおねえさんがたすけてくれる」とおもってました。」
「頼む………止めてくれ…………………」
千冬は耳を塞ぎ、現実から逃げたくなった。でもヒートロッドが絡みついているため耳を塞ぐこともできない、いよいよ昔話は終局に入った。
「止めさせたいならヒートロッド外して攻撃してこいよ。
でもたすけはきませんでした、そしてそのおとこのこは「ふくしゅうしてやるふくしゅうしてやる」とおもってかなしいしをとげましたとさ。 おしまい」
「……………………」
「昔話は終わりだ、サービスタイムをあげたのに脱出できなかったあんたが悪い。」
「一夏………………」
「………………じゃあな………『千冬姉』……神鳴流・斬岩剣。」
「………………え?」
『お、織斑千冬、シールドエネルギー0
し、勝者、西行寺マドカ。』
「あー弱えー。」
そう言いながら一夏は控え室に戻った。
控え室
一夏が控え室に帰るとそこには鈴と幽々子がいた。
「一夏!やったね!」
「あの昔話は即興なの?」
「そうですよ。母さんの即興俳句を参考にしてみました。そんなに強くなかったなまあ正直鈴でもいまのあいつは倒せるぞ。」
ガヤガヤ……おやめ下さい!
「ん?………なんか外が騒がしいな……何だ?」
「お止めください!ここは関係者以外立ち入り禁止です!」
「離せっ!マドカと話があるんだ!どけっ!」
「………ちょっと行ってくる。」
「私も行くわ。」
「私も~」
三人は廊下に出て、怒声の下に向かった。
廊下
「っさいですね……なんですか……?。」
「マドカと西行寺さんと…確か鳳か。………なぜ鳳と西行寺さんがここにいる?」
「名前の通りマドカの養母だからよ。」
「マドカの関係者だからよ、悪い?」
「いや……。マドカ、率直に聞く。お、お前は……い、一夏なのか……?」
「……………………」
「何かいったらどう「ああもううっさいわね!」
鈴がぶち切れた。
「……何だと?」
「だいたいあんたねえ!今になって一夏一夏って騒ぎだして!虫が良すぎない!?大体あんた一夏が生きてた頃にそんなこと言ったの!?一夏を信じていたの!?一夏に家族として接してあげたの!?」
「…………」
「私に毎日愚痴ってたわよ『俺なんかいらないんだ…』てね!」
「黙れ……」
「そうさせたのは誰よ!?あんた以外にいるの!?あんたが春樹と一夏を平等に家族として見てれば…昔から一夏をそんなふうに大切にしてたら……一夏は……グスッ」
「黙れぇぇぇぇぇぇ!!」
千冬は『雪片』を展開し生身の鈴に斬りかかってきた。
が、それを鈴は部分展開した『トリケロス改』で簡単に受け止めた。
「何よ!?反論できないからって暴力!?何か反論したらどうなのよ!?そーいえばマドカが言ってたあの昔話、あんたらっぽかったわねぇ!!『なんでもできるおねえさん』!!」
「もういいよ鈴……行こう……。」
「でも…!でも…!」
「織斑さん、最後に一ついいかしら?」
「………………………何ですか?西行寺さん?」
「肉親を見捨てての世界大会優勝の味ってどんな味だった?さぞ優勝したときは嬉しかったでしょうねぇ。更に自分の好きな弟だけ残って。
例えこの子が一夏だとしても家族より栄光を取ったあなたのことを許せると思うの?鈴ちゃんも言ったけど虫が良すぎよ、反吐が出るわ。」
「…………………………」
先程の昔話、鈴の怒声ですでにボロボロであった千冬の心は最後の幽々子の発言でもはや半壊状態であった。
3人は控え室に戻った……
「……私は……私は…私は……違うんだ……違うんだ一夏……私は悪くない……私は悪くない……」
誰もいなくなった廊下で千冬はぶつぶつ独り言を言っていた
織斑一夏
世界に対する復讐心から幻想郷のメンバーの力を借りてVT計画の素材であった織斑千冬のクローンに魂を移し『西寺マドカ』として再び外界へ舞い戻った。
幽々子の事を母親、妖夢の事を姉と慕っており、妖夢から修行を受けているため非常に身体能力、反射神経、剣術スキルが高い。
専用機はエピオン(エピオンシステムは未完成)で、更に『ガンダム』などが存在する外界から流れ着いてきた『魔法先生ネギま!』に登場する神鳴流を主軸としており、ほむらに頼み込み作ってもらった黒刀『ひな』と長刀『夕凪』を最終手段として持っている