次は生徒会編と言ってましたがどうしてもこの回は入れておきたかったので入れました。
申し訳ございません
一夏がクラス代表に選ばれた日の放課後、1-1の生徒が歓迎パーティーを開いてくれることとなった。
「どうすりゃいいんだ………」
仕度をしている一夏に最大の敵が現れた。
「一夏ー!遅いー!」
一緒に行く約束をしていた天子が怒り出した。
(俺は男だ………だが体は女だ………ここはスーツを着ていくべきなのだろうか……それとも……ど、ドレスを着ていくべきなのだろうか……スーツを着ていくと顰蹙を買うだろうし、ドレスを着ると俺の中で間違いなく何かが崩れる………)
そう、最大の敵とは自身の外見上の性別と本当の性別の違いである。
「なあ天子、スーツかドレスかどっちがいいと思う?」
「どっちでもいいんじゃないかと」
「うーん……スーツ………ドレス……」
「ああもう!まどろっこしいわね!ドレスでいいわよ!はい、これ着て変な性癖に目覚めれば良いのよ!」
天子に真っ黒なドレスを渡された。
「いや目覚めねーから!?それとこれは喪服っぽくないか?」
「じゃあこれは!?色合いあんたのエピオンっぽいでしょ!?早くしなさいよ!」
そういって赤と黒のドレスを渡された。
(参考:時崎狂三のドレス。)
「これでいいか………。」
「あとこれ。」
天子から箱を渡された。
「なんだこれ?」
「カラーコンタクト(赤)よ、今日はそのサングラス外しなさい。」
「はあ!?外したらバレるだろーが!」
「あなたまどかとほむら見てないの?髪の毛と眼の色変えればわからないもんよ。これでバレないわ!」
天子の顔は笑顔になっていた。
「なんかお前楽しんでねーか!?」
「ええい!問答無用よ!」
「う、うわあああああああ!!」
その後かなり改造され、赤目にドレスと同じ色のカチューシャ、長い黒髪をロングツインテールにすることになった。
「俺のプライド………男の尊厳………」
「んなもん知らないわよ。」
「ひでぇ……」
パーティー会場
「お、遅れてすまない。」
「ごめんねー、このバカが準備に戸惑っちゃって。」
赤と黒のドレスを纏った灼眼の黒髪美女の登場にクラスの皆はしばらく見とれていた。
「ど、どうした?何か変か?」
「か、か、可愛い!」「サングラス外すと超美人!」「なんでサングラス着けてるの?」
「この赤目がコンプレックスで……。」
「なんで!?かっこいいじゃん!」「赤と黒のドレスと腰まで届く長さの黒髪と炎のような赤い眼………モデルになれるんじゃない?」「織斑先生に雰囲気似てるわね!」
(凄いな、『同じ顔』から『雰囲気似てる人』に変わったぞ)
談笑している内に誰かが入っていた。
「何してるんですかー?って1-1の皆さんじゃないですか!」
驚いてる山田先生をよそに女子生徒が理由を話し始めた。
「あ、山田先生、皆で西行寺さんの代表決定パーティーをしてるんですよ。山田先生までこんな時間まで仕事ですか?」
「いえ、慧音と『νガンダム』の調整です。」
「なるほど。そういえば山田先生ってアナハイムのテストパイロットでしたね。」
「よかったら山田先生も交ざりませんこと?流石にお酒は出せませんが。」
「いいですねー!」
こうして1-1生徒&山田先生を交えたパーティーは夜まで続いた。
「こんばんはー、新聞部の黛薫子でーす。西行寺さんとオルコットさんと比那名居さんにインタビューに来ましたー。」
「あー、大丈夫ですよ。」
「では一つ目、西行寺先生とはどんな関係なんですか?」
「血は繋がってないけど母さんです。身よりのない俺を引き取ってくれて家族の暖かみを教えてくれました。」
「西行寺家の家族構成は?」
「母さんと姉と自分の3人です」
「入試で織斑先生を倒した時の気持ちは?」
「軽く失望しましたね、元世界最強のブリュンヒルデがあのレベルだったなんて。」
「他のクラス代表はどう思います?」
「あの3人とは前から模擬戦をしているのですが二組代表には1.5割、三組代表に三割、四組代表には勝ったことがないです、ですがクラス代表として頑張りたいと思います。」
「ありがとう。次は天子ちゃんお願いしていいかしら?」
「いいわよ。」
「織斑君を開始一秒でぶっ飛ばしたときの感想は?」
「あの時は寝たいと思ってたから特に何も思わなかったわね。早く寝たいと思ってツインバスターライフルを発射したらいつの間にか倒れてたし。」
「…………ここからは技術者としての質問よ、あのツインバスターライフルとやら、誰が作ったの?明らかに現代の技術としてはオーバースペックよ。」
「………………本名は言えないけどドクターT(タバネ)よ。」
「まあいいや、ありがとう、最後にオルコットさんお願いしていいかしら?」
「ええ。」
「織斑君の刀をどうやって奪ったの?」
「いえ、奪ったのではなくて刀がこちらに語りかけて来たんです。『もうこんな奴の下で戦うのは嫌だ』と」
「ほうほう、それで?(武器が意志を持つとはね……)」
「だから私は刀に逆に語りかけました。するといつの間にか私の武装になってましたの。」
「へえ。最後に3人で写真いいかしら?」
「ええ。」
「えー!写真!?」「私も入る!」「私も!」
「じゃあ撮るよー!1+1はー!?」
「にーっ!」
パシャッ
「はいありがとー!明日の学園新聞に載せるから皆買ってねー!」
黛が帰ろうとするところに一夏が声をかけた。
「あ、黛先輩、とっておきのネタがあるんですけど取材の礼ってことで記事にしてくれません?」
「ほうほう?どんなネタ?」
「まあ自室に戻ってこのUSBの動画見て下さい。」
「おーけー」
次の日の新聞の表紙にはデカデカと
『世界初の男性操縦者の織斑春樹、女子にIS用のブレードを向け殺してやる発言!!』
と載っていた。
(これであいつの停学明けの場所は潰した………ん?電話?)
「はい、もしもし、慧音さんですか、どうしました?」
『いや、お前のISスーツの新調が終わったぞ。今から隙間で送る。』
「ありがとうございます……………え?」
スキマから出てきたのは昨日のドレスだった
「」
一夏は声を失った。
「えっと、慧音さん?これは?」
『天子から頼まれてな、それにした。』
「あのクソアマ………」
『とりあえずクラス代表戦はそれで出てくれ。』
「ハァ……わかりました。」