IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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第33話 最強生徒会誕生 その1

GW一日前の放課後

 

 

 

 

 

生徒会室

 

 

 

「…………………」

 

「お嬢様……」

 

 

何かをぶつぶつ言ってる生徒会長、更織楯無を生徒会会計、布仏虚が心配していた。

 

 

 

楯無は突然現れた『世界最強』八雲紫の養女、博霊霊夢に惨敗した、それだけだとまだいいのだが、自信をなくしているところに追い討ちのように1ヶ月家に帰ってこなかった妹の簪が入試で試験官を軽くひねりつぶしたのだ。

『もしかしたら自分は妹に越されたのではないのか……』その不安が楯無を押しつぶしていた。

 

 

 

 

そんな中生徒会室のドアが開いた

 

 

「はろーは…………」

 

 

いつもはテンションの高い虚の妹、本音もこのときは流石に空気を呼んだのかおとなしかった。

 

「本音……どうしたの?」

 

「うん……西行寺先生に気に入られてね…」

 

「へえ…よかったじゃない。それだけ?」

 

「いや……明日から遊びに来いって言われてるんだけどいいよね?」

 

「ええ……いいわよ、」

 

「あと、慧音先生がお嬢様の事を呼んでたよ。」

 

「私を……?」

 

「なんか新しい改造プランがーとか言ってたよ。」

 

「…………行ってくるわ……」

 

「……ええ。行ってらっしゃいませ。」

 

 

 

 

 

 

職員室

 

 

 

「慧音先生……なんですか?」

 

「ああ、お前を呼んだのはちょっとこの追加パッケージ『F91』をお前のISにちょこっと付けて欲しいんだ。」

 

「……ええ、いいですよ……。アリーナに行きましょう。」

 

 

 

 

 

 

アリーナ

 

 

「………よし、あとはバックパックに改良型アクア・クリスタルをセットして……、よし、セッティング完了だ、乗ってみてくれ。」

 

「………はい。」

 

 

 

「よし、同調率に問題はないな。

次はそのバックパックに付いている『W(ウォーター)ヴェスバー』を撃ってみてくれ。」

 

 

 

「こうかな……?」

 

楯無はヴェスバーを前に向け、トリガーを引いた、すると超高密度に圧縮された水が発射された。

 

 

「!!!!」

 

 

更にヴェスバーを複数発放った

 

 

 

 

 

驚きとともに自分の無力さを知った。

なんと軽く放たれた『ヴェスバー』からの砲撃の威力が自身のIS最強の一撃であった『ミストルテインの槍』を軽く越えていたのだ。

そんなことを考えていると、横には『Hi-νガンダム』を纏った慧音がいた。

 

 

「どうだ?ちなみにそれは威力と範囲が調整可能だ、今はデフォルトの威力中、範囲中だな、変えてみるか?」

 

「はい。」

 

今度は威力大、範囲小にかえて放ってみた。

するとアリーナの回りのシールドをあっさり破壊した。

 

 

「すごい………。」

 

「最後はw.mepeについてのテストがしたい。」

 

「w.mepe?これですね?」

 

 

「そうだ、それには機動力を爆発的に上昇させると同時にもう一つの現象が確認できるんだ。それを発動して適当に瞬時加速を繰り返してくれ。」

 

「わかりました。」

 

楯無は指示通りw.mepeを発動し、瞬時加速を繰り返した。その後自分の通った後を見て楯無は驚いた。

 

 

「残像………?」

 

 

 

「流石は生徒会長、一回で使いこなすとは。そのモードでは機動力の爆発的な上昇、更に瞬時加速を行う瞬間に自分に超薄型の水を纏わせて、それをその場に置くことで『質量を持った残像』を作れるんだ。」

 

 

「質量を持った残像…。」

 

 

 

「さて…これでテストは終了だ。つき合ってくれてありがとう。」

 

「あ、じゃあ返します。」

 

 

 

 

「…………いや、条件があるがそれをあげてもいいぞ。」

 

「条件?」

 

「君の『ミステリアス・レイディ』は自分で設計した機体らしいな、プライドを捨ててそれを受け取れるか?」 

 

 

 

「………プライドなんて博霊と闘ったときにとっくに砕けてます。」

 

「なるほどな、あと一つは………」

 

「何ですか?」

 

「妹の簪ちゃんに謝っとけ。」

 

 

 

 

 

 

「!!………何でですか?」

 

「『あなたはなにもしなくていいのよ』この言葉に覚えはないか?」

 

「!!!!…………あります……」

 

「彼女、それを誤解して自分は才能なしと言われたと思いこんでるんだ。」

 

「そんな………。」

 

 

「まあそういうことだ。」

 

 

「行かないと………。」

 

 

 

 

 

「行ってらっしゃい。」

 

 

 

 

 

 

 

一年生寮 食堂

 

 

そこでは試験官を数秒で撃破したことで話題の2人と圧倒的な力で自分を負かした博霊と妹の簪が話していた。

 

 

「…………でね!そのヒーローがね!」

 

 

「おー!すごいなそれ!今度部屋行って見せてもらっていいか!?」

 

「うん!霊夢もいいよね!?」

 

「別にいーわよ。………ちょっとトイレ行くわ。」

 

「魔理沙がいくなら私も行くわ。」

 

「アリスもぜひ来て!」

 

楯無は機会を伺い、食堂の影から4人を見ていた。

 

 

 

(あんな笑顔の簪ちゃん、初めて見たわ。)

 

「なーにじろじろ見てんのよ。」

 

「!!博霊さん!?」

 

「簪に謝るんでしょ?」

 

「なぜそれを!?」

 

「あんたの顔見てたらわかるわよ、ほら、さっさと行く行く。」

 

「えっ、ちょっ、まだ心の準備が」

 

 

 

霊夢に押され、簪の所まで連れて行かれた。

 

 

「ただいまー。」

 

 

「おかえりー。

!……………お姉ちゃん……」

 

「簪ちゃん………」

 

 

簪は顔をうつむかせた。

 

 

「……………どうしたの「ごめんなさい!」

 

「………………え?」

 

「あなたの気持ちも考えずあなたを傷つけてしまった、『あなたはなにもしなくていいのよ』とか言っちゃってごめん!馬鹿なお姉ちゃんでごめん!」

 

 

 

 

 

 

「………………いいよ。

霊夢から教えてもらったの。あれはお姉ちゃんなりの私に対する愛情なんだよね。………こっちこそ自分の気持ちをはっきり言えなかった弱い妹でごめんなさい!」

 

 

 

 

「簪ちゃん…………。」

 

 

 

 

「お姉ちゃん……」

 

 

「やれやれ、全く、世話が焼けるわね。」

 

「それにしては嬉しそうだな。」

 

「うっさい魔理沙。」

 

 

 

それから楯無と簪は和解し、仲良し姉妹に戻った。

 

 

 

 

しばらくして……

 

 

 

「簪ちゃん、博霊さん、突然だけど生徒会に入らない?」

 

 

「私は……、うん、入るよ!」

 

 

 

 

 

 

「ありがとう……簪ちゃん!」

 

 

 

 

「ちょっと待ちなさいよ!何勝手に話進めてんのよ!私は嫌よ!めんどくさい!」

 

 

(お姉ちゃん、霊夢は食べ物とお金に弱いよ。)

 

(あらそう、それなら余裕ね。)

 

「博霊さん……いや、霊夢ちゃん、生徒会では執務に励む人に会計の虚ちゃんから毎日ケーキと紅茶が出るわ、更に日給千円「そ、そこまで頼まれたらし、仕方が無いわね!やってあげるわ!(せ、千円ってことは月給三万でしょ!?更にケーキ、紅茶まで!)」

 

 

(チョロい)

 

(でしょ?)

 

 




前回の時崎のドレスが選ばれた理由は本編でも触れましたがカラーリングがエピオンだからです
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