ゴールデンウィーク 京都
「なんで私まで……」
「いーじゃんいーじゃん、ゆゆやんがお姉ちゃんも連れて来いっていってたんだからさ!」
布仏虚とその妹、本音は幽々子の外界の本邸に向かっていた。
「そういえばお姉ちゃん知ってる?『剣の天使』の話。」
「ええ、確かISを使った紛争、戦争などに介入して単騎で両方の武装を破壊、無力化した上でコアを持ち去る謎のISとそのパイロットのことでしょ?」
「そうそう!かっこいいよねー!」
「ええ、平和、戦争のない世界を作ろうと日々努力している、かっこいい方だと思うわね。」
「だよねだよね!私もお手伝いしたいなー。」
「そうこうしている間に着いたわ。割とややこしかったわね。
……………すごいお屋敷ね…。」
「ほんとにねー、お姉ちゃんがいなかったら野垂れ死んだよ。」
本音はインターホンを押した。しばらくすると幽々子が出てきた。
「あらあら、いらっしゃい、本音と本音のお姉ちゃん。」
「本日はお招きいただき「ゆーゆやーん!」
「あらあら、本音はかわいいわね。早速中に入って。」
「…………」
布仏虚は改めて妹の凄さを思い知った。
応接間
「さて、と、あなたたちに渡すものがあるわ。」
幽々子は虚と本音に球状の物体を渡した
「何ですかこれ?isのコア……?漢字の『三』と彫ってありますが……」
「私のは『odysseus』って彫ってあるよー、何て読むのかな?」
「それはあなたたちの専用機よ。虚ちゃん、それはさんじゃなくてはΞ(クスィー)よ、本音のそれはオデュッセウスって読むわ」
虚は驚いた
「え!?いいんですかそんなに高価なもの!?」
「わーい!ゆゆやんありがとー!」
(ダメだ……この2人のユルさに流されたらダメだ…… )
「どうして私たちなんかにコアを?」
「私、生徒会顧問に充てられてね、どうせならバグってる位強くしようと思ったのよー。あと慧音からアナハイム五周年記念のISのパイロットを選出してって頼まれたの。」
「ふー!ゆゆやん、かっくいー!」
「ふふ、もっと誉めなさ~い。」
「ひゅーひゅー!」
(ダメだこの人達………)
「まあ冗談はそこまでにして、そのIS、とんでもなくピーキーで操縦には国家代表でもまともに操縦出来ないレベルなのよ。
それで、練習を兼ねて、両方ともこの連休うちに泊まって練習しない?」
「いいんですか?」
「全然いいわよ~。」「ただいま戻りましたー。」
赤と白のゴスロリ服の女の子が部屋に入ってきた。
「お帰りなさい、雛。」
「あら、あなたは確か二年に編入してきた……」
「鍵山雛です、よろしくお願いします。専用機は『ダブルオークアンタ』です。」
『次のニュースです、中東で行われていたISを使った大規模な戦争に一機のISが介入し、武器、ISを全て破壊し、ISのコアを持ち去ったとのことです。』
「わー『剣の天使』だ!やっぱりかっこいいなー!!」
「確かあの戦争にはISか50機程導入されていたはず………それを一人で無力化できる『剣の天使』って一体………。それより雛さん、そのやたら重たそうな袋って何が入ってるんですか?」
「!?……………け、剣道の先生からど、胴着と鎧一式貰ったのよ。」
「………………なるほど。」
「じ、じゃあ私は部屋に戻るから……
(危なかった…)」
(お疲れ様、雛)
こうして5日間の修行が始まった。
そして…五日後。
連休最終日
「もう修行も終わりね……早かったような遅かったような…」
「そうだねー、まさかお姉ちゃんにあんなに高いBT適性があったなんてね。」
「自分でも驚いてるわ……というかBT適性なら本音の方が高くない?」
話していると幽々子と雛が入ってきた。
「いやー、まさか5日でここまで強くなるとは思ってなかったわ。」
「そういえば雛さん。あなたの強さを見込んでお願いがあるの」
「!!な、何ですか虚先輩?」
「生徒会に入ってくれない?手伝ってほしいことが色々あるの。」
「ああ………暇だし学生楽しみたいしいいですよ。」
「ありがとう。」
「それよりも幽々子さん………そろそろ夜行バスの時間では?」
時計は20時を示していた。
「ヤバ………もうこんな時間だわ、夜行バスでIS学園に戻りましょうか。」
「ええ。」
「おー!」
こうして朝方にIS学園に戻ってきた四人は授業をいつも通り受けた。
そして放課後………
IS学園生徒会室
「お嬢様、休暇、ありがとうございました。」
「お嬢様って止めてよね。まあいいわよ、何してたの?」
「まあ後の秘密です。」
生徒会室に幽々子が入ってきた。
「あれ?西行寺先生、どうかしました?」
「校長に言われてね、生徒会顧問することになったの。」
「ええ!?」
「じゃあ早速、自己紹介していきましょうか。私は西行寺幽々子、生徒会顧問になりました。専用機は『リボーンズ』一年よろしくね。」
「私は生徒会長、更織楯無よ、専用機は『ミステリアス・レイディF91』、よろしく。」
「生徒会会計を務めさせては頂きます。布仏虚です。専用機は『Ξガンダム』です、よろしくお願いします。」
「え!?虚ちゃんも専用機持ってるの!?」
「ええ、幽々子さんから頂きました。このISに乗りこなすための休暇でしたから。本音も同じですよ。」
「ほえー、私の知らない所で色々あるのねー。」
「新しく生徒会の広報として入らせて頂きました。鍵山雛です、専用機は『ダブルオークアンタ』です、一年間頑張ります」
「虚ちゃんの推薦した人で、中途編入枠で入ってきた人………楽しみね。」
「わたしは生徒会書記の布仏本音だよー。専用機は『ペーネロペー 』!よろしくー。」
「生徒会副会長として入らせていただいた更織簪です、専用機は『インパルス』、迷惑かけるかもしれませんがよろしくお願いします。」
「よろしくね。簪ちゃん。」
「うん、お姉ちゃん。」
「最後に私ね、生徒会庶務の博霊霊夢よ、専用機は『エクストリームガンダムtype.reimu』、よろしく。ちなみに日給千円とケーキと紅茶で雇われてるわ。」
((((安………))))
楯無以外の四人は同じことを思った。
「……………ねえ、お姉ちゃん。」
「どうしたの?」
「お姉ちゃんに強くなった私を見て欲しいんだ。だから勝負してくれない?」
「……いいわよ、ただお姉ちゃんも簡単には負けないからね!」
次で生徒会編終了でクラストーナメントの前に一話入ります。