休日
アナハイム本社休憩室、そこには八雲紫と束がいた。
「ふむ………束、確認を取るわ、現状ISのコアを作れるのはあなただけ………それは正しいわね?」
「うん……そうなるね。」
「でも私は束があんなものを作ってるのは見たことない。………つまり他にコアを作れる人がいるってことになるわね……。」
コンコン
「失礼するぞ。」
「あら慧音、どうだった?」
「いや、著名な技術者全員に電話してみたがわからないらしい。じゃあ私は今からマヤと居酒屋に行ってくる。」
「ええ………
うーん、謎は深まるばかりね……。」
コンコン
「誰?」
「一夏です、入りますね。」
一夏が入ってきた。
「今日はサングラス付けてない………………!!」
八雲紫は雷に撃たれたような顔をした。
「どうしました?」
「………………なんでこんな簡単なこと気づかなかったのかしら……ああ、自分を呪いたいわ………」
「何かわかったんですか?」
「ええ、このISを作った奴がわかったわ。」
束は顔をポカンとさせていた。
「誰なんですか?」
「束……まだ気付かないの?最大のヒントはこの子よ。」
紫は一夏の方に扇子をビシッと向けた。
「なんでいっくんが…………………あ!!」
「どうやら気付いたみたいね。」
「そうだね……」
「あのー、話が全く読めないんですけど………」
「いっくん、例えばいっくんがISのコア欲しいと言った、でも私は作らない、そういうときはどうする?ヒントはさっきも紫さんが言ったように自分自身だよ。」
「俺自身……………!!!」
「わかったみたいね、そう、束がISを作らないなら束のクローンを作ってしまえばいいのよ。」
「確かにこれなら辻褄が合いますね、」
「おそらく私が幻想郷にいる五年間の間にもう一人の『私』が私にすり替わっていた………」
「しかももう一人の束は恐らく束が消えた期間~前までに作られたから、性格も過去の束のまま………、あの無人機乱入を起こすのも納得が行くわね…」
「でも私の遺伝子はどこで奪ったんだろ?奪われる隙は出してなかったとおもうんだけどなぁ。」
「うーん………そうだ!まどかを呼びましょう。」
数分後…
「来てくれてありがとう。早速お願いできるかしら?」
「うん、罪のないひとの記憶を除くのはちょっと心が痛むけど……えい!」
まどかは束の頭に手を当て、能力の『記憶を操る程度の能力』を発動させ、束の記憶を読み取った。
「どうだった?」
「とくに束さんが落とした様子はありませんでした。次、一夏君いいかな?」
「ああ、はい、大丈夫ですよ。」
「じゃあ行くね………えい!」
数分後…
「どうだった?」
「………一つ心当たりがあるシーンがありました。多分ここかと。」
「どこ?」
「一夏君が10才の頃が織斑先生とお兄さんと束さんのラボに行ったときのこと覚えてる?」
「ええ。」
「そのあとお兄さんが友達の家に泊まりに行ったよね?」
「ええ……多分……」
「なるほどね。」
「…………あの時!……確かに納得だね……」
「えーっと?」
「つまりねいっくん、はるくんが泊まりに行ったのは友達の家じゃなくて、私の遺伝子……まあ髪とか爪とかを売りに行ってたってこと。」
「ああ、言われてみれば…確かにあいつは散財癖があるからよく俺や千冬の財布から金を抜き取ってたな、全部責任俺になすりつけて。」
「てことはお金目当てでしょうね。」
「すいませんね、俺の家族だったものが迷惑かけて。」
「いいわよ全然。むしろ楽しくなるわ。」
「はあ…………、お、来たな。」
ビルの上から入り口を見ると、仲の良い五人がいた
。
今回は短いです
なお考案していただいたMSについては最終章で使用するかもしれません