IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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第40話 天才との接触

アナハイム本社前

 

 

鈴、シャル、セシリア、簪、ラウラが再び集まっていた。

 

 

「懐かしい……」

 

「まだ2ヶ月前だよ」

 

「で、今日は何故アナハイムに来ましたの?」

 

「む、それもそうだな、何も考えずにシャルロットに付いてきてしまった。」

 

 

「私も知らないんだ。何だろう?」

 

「まあ色々あるんじゃないの?。」

 

 

 

 

 

「おう、来たな。」

 

 

「マドカ!」

 

 

 

「どうして私達を呼びましたの?」

 

「ああ、君達に会わせたい人がいるんだ、入ってくれ。あとこれ。」

 

 

 

一夏は五人にカードを手渡した

 

 

「なんなんだこれは?私達の写真が張ってあるが。」

 

「あぁ、これはアナハイムの社員証だ、かざせば本社に入れる仕組みだ。まあとりあえず入るぞ。」

 

 

 

 

技術室

 

 

 

「着いたな、ここが技術室だ。

わかってると思うがここのデータを持ち出すなよ。」

 

「当たり前ですわ。………あら?」

 

 

 

 

「だーかーらー!ルーミアちゃんのISはX2改でいいでしょ!?」「だーめーだ!私はレイダーがいいの!」「なんなのー?」「ルーミアちゃん!X2の方がいいよね!?」「いやいや、レイダーよね!?」「ルーミアはザビーネ大好きー、クロトふつうー」「っしゃぁぁぁぁぁぁ!」

 

小さい女の子二人が言い争っていた。

 

 

「あれは何をやってるの?」 

 

「ああ、あの子の専用機を作る過程で二人が素体を巡って言い争ってたんだ。」

 

 

「ええ!?あんな小さい子まで専用機を持つの!?……………と思ったけどチルノちゃんとフランちゃんがいたね。」

 

 

その少女はシャルとラウラに近づいてきた。

 

「シャルとラウラだっけー?」

 

「う、うん。」

 

「ああ。」

 

「フランとチルノから話は聞いてるよー、私はルーミア、よろしくねー。」

 

「よろしくね。」

 

「よろしく頼む。」

 

「で、一夏ー、ほんねはー?」

 

 

 

((((!?))))

 

 

鈴以外の四人はマドカを呼んだ名前に驚いた。

 

「バ、バカ!俺はマドカだ!

そ、そーだなー!本音なら今日はいないぞー!いやー!ははは!」

 

 

一夏はオーバーリアクションで誤魔化そうとしたが

 

 

 

 

 

「一夏って確か亡くなった織斑先生の弟だよね?」

 

「なんであの子は一夏と言いましたの?」

 

 

案の定問い詰められた。

 

 

 

 

 

 

「……とりあえず今は行こう。じゃあなルーミア、X2は大事にしろよ。」

 

 

 

「うん!バイバーイ!」

 

 

 

 

一夏達はルーミアと別れ奥に進んだ

 

 

 

 

技術室 最奥部

 

 

「ずいぶん奥まで来たな………」

 

 

 

「このドアの向こうはアナハイムの繁栄の理由がある、社員でも一部しか入れないんだぞ。…………………マドカです、連れてきました。」

 

 

 

一夏は目の前のドアをノックした。

 

 

 

「入って。」

 

 

 

「若い女の声……?」

 

 

「まあ入ればわかる、失礼します。」

 

一夏は部屋に入り、他の五人も部屋に入れた。部屋に入ると1人の女性がいた。その姿を見た五人は驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘………」「なんで………?」「こんなところに………」「…………」「篠ノ之博士がいるのだ!?」

 

 

 

 

 

 

「……篠ノ之束です、はじめまして。」

 

 

 

 

 

 

目の前にいる天災に皆が驚いていた。

 

 

 

 

 

 

「ああ、この方がアナハイム・エレクトロニクス技術研究室長にしてISの開発者、篠ノ之束さんだ。」

 

 

 

 

「とりあえず皆その辺の椅子に掛けて……」

 

 

 

 

目の前の天災の性格が本国で聞いていたよりもずっと穏やかで優しそうな女性だったことに五人は口を閉じなかった、本国によれば篠ノ之束は一部の人間以外には興味を示さず、傍若無人な性格だと聞いていたがイメージと真逆だった。

そんなことを考えながら、とりあえず五人は席に掛けた。

 

 

 

 

「で、どうして束さんが私たちを?」

 

 

「二つあるんだけどまず一つ目は皆に謝りたくて…………ごめんなさい!!」

 

 

 

 

「「「「「は?」」」」」

 

 

突然束が頭を下げ、謝った。

 

 

 

 

 

「セシリアちゃん………私がISを開発したせいで君の家族団欒の時間を壊してしまった……。

シャルロットちゃん……あなたの家族は実質私が殺したようなもの……ISさえなければ君は家族と幸せに過ごせた……

ラウラちゃん………君はISがなければ優秀な軍人として出来損ないの烙印を押されずに済んだ………

簪ちゃん………あなたのお姉ちゃんと過ごす時間を奪ってしまって更に出来損ないまで言われて……

そして鈴ちゃん………私はあなたの好きな人を殺してしまった………

……………いっくん………私は君を人生のどん底に突き落とした上に殺してしまった……………

あなた達だけじゃ無い………私がISなんて開発したせいで多くの人の人生を歪めてしまって………。正直、謝っても許させることじゃないと自分でわかってる………でも謝っておきたくて………」

 

 

 

束は途中から涙ぐんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………私は許すわよ…。」

 

 

 

「鈴……ちゃん……?」

 

 

「小さい頃一夏から話は聞いていたの、あなたがISを作ったのは純粋な宇宙開発の為だってね、……………まあ言えば私はISのおかげでこれと再会できた訳だし。」

 

 

鈴は一夏のほうを指差した。

 

 

「……私も許しますわ……、今まで篠ノ之さんは宇宙開発なんて嘘っぱちで純粋な兵器としてISを開発したと思ってました……、なのでそれが違うとわかった今、許さない理由がありませんわ、………それに形はどうでありISがなければこんな素敵な友人と巡り会うことが出来ませんでしたから。」

 

 

「僕のパパとママを殺したのも束さんじゃない!今の一部の馬鹿女とこの世界だよ!束さんは悪くないです!」

 

「私もお姉ちゃんとの時間はこれから作っていける……」

 

 

「私もだな、それにISがなかったら私は一生孤独なままだった、ISがあったからここにいる大切な友人達、母さん、お姉様とも会えた。」

 

「母さん、お姉様って?」

 

 

「神奈子さんと早苗さんのことだ、あの二人は私に家族の温かみを教えてくれた大切な人だ。」

 

 

 

 

「俺もISがなければ幽々子さんと会うことができなかったしまあIS自体は悪くないと思います。」

 

 

 

 

 

 

「皆…………ありがとう………!ありがとう………!」

 

 

束は自分の罪を少しでも許してもらえたことに号泣してしまった。

 

 

 

 

 

 

「篠ノ之博士。いっくんとは誰ですか?」

 

 

シャルがラウラに質問した。

 

 

 

 

 

 

 

「………………それは俺の口から説明する、これからの話は割とオカルトだ、信じるも信じないもお前ら次第。」

 

「何ですの?」

 

 

「まずはこれを見てくれ。」

 

 

一夏はサングラスを外し、顔を見せた

 

 

 

「まあ!マドカさんは赤目じゃありませんでしたの!?」

 

「いや………それよりも……」

 

 

「…………………教官…?」

 

 

 

織斑千冬のようなものが目の前にいた。

 

 

 

 

 

「いや、織斑先生にしては小さすぎるし髪も二倍くらい長い………マドカ、君は一体誰なの?」

 

シャルが聞いた。

 

 

 

 

「黙っていてすまない、俺は……」

 

 

 

 

一番早く気付いたのは簪だった。

 

 

 

 

「まさか……織斑一夏?」

 

 

 

 

 

 

「ああ………俺は織斑一夏だ。」

 

 

 

 

 

 

「「「え?」」」

 

 

四人は驚いた顔をしたがすぐに戻った。

 

 

 

「あれ、リアクション薄いな?」

 

 

 

「まあ薄々は気づいてましたわ、」

 

 

 

 

「マドカが一夏君なら妙に織斑先生を恨んでいることも納得がいくんだよね……」

 

 

 

 

「昔クラリッサから借りた漫画で読んだことがある。そいつは女の子なんだが何故か男口調なんだ、まあオチはその女の子の体の中に男の魂が入ってたって奴があってだな。誰かの魂が入っていることは予測できた。」

 

 

 

「まあ概ねその通りだと思ってもらえればいい。まあこれからも変わらず友人関係を続けていけたらと俺は思ってる。」

 

 

 

 

「全然いいですわよ、見た目なんて二の次、大事なのは中身ですわ。」

 

 

 

「うん、そうだね、改めて宜しく!一夏!」

 

 

 

「ああ、よろしく、ただ外ではマドカで頼むな。」

 

 

「了解した。」

 

 

 

 

 

「そろそろ二つ目の話をしたいんだけどいいかな?」

 

 

 

 

 

「あ、申し訳ないです、束さん、お願いします。」

 

 

 

 

 

 

「二つ目は君達のISの追加パッケージ、もしくは機体強化案を作ろうと思うんだ。希望とかはある?」

 

 

「私は追加パッケージいらないからもう少しミラージュコロイドの持続時間と取り回しのいい武装がもう一つ欲しいわ。」

 

 

 

 

「私は燃費は悪くていいから簪ちゃんのデスティニーインパルスに当たる統合兵装システムパッケージが欲しいかな。パーフェクトは使い勝手悪くて。」

 

 

 

 

 

 

「タクティカルアームズを色々なことに使いたい。高速戦闘ではデッドウェイトになる時が多い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は乱れ撃ちが出来るパッケージが欲しいですわ。」

 

 

 

 

 

 

 

「デスティニーインパルスの時間をのばしてください。」

 

 

 

「わかったよ、まあ臨海学校までには作るね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、もうこんな時間だ、今日は泊まっていけ。」

 

 

 

 

 

「うん。そうさせてもらうよ」

 

 

 

「じゃあ早速食堂行きましょ、私は今日はステーキね。」「私は猪肉が入ったらしいしそれの焼き肉にしようかな………」「確か今日は海鮮も入荷してましたわね、海鮮パスタにしましょう。」「一夏、『テンドン』というのはうまいのか?今日はあまりお金を持ってきて無いのだが………」「ああ、ここの天丼はうまいし値段も安い。…………てかお前らやけに食堂の情報詳しいな…」「本当か!?」「まあそりゃ下手な店より数倍は美味しいからね。」

 

 

 

 

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