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時間は一夏が射殺された数分後まで遡る……
「一夏……一夏……一夏……」
千冬が誰もいない倉庫で悲しんでいると誰かがその倉庫に飛び込んできた
「いっくん!!」
ISの生みの親である篠ノ之 束、その人だった。
「いっくん、無事だった!?大丈夫だった!?」
そこには頭を撃ち抜かれ、無残な死体となった一夏がいた
「いっく……ん?」
束も知ったのだろう。織斑一夏が死んでいることに。
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束side
私はこの時全てを呪った。
一夏の頑張りを認めなかった世間を、
自分の欲望を優先し試合に出場した千冬を
そしてISを開発した自分自身を呪った
「ちーちゃん」
「違うんだ……これは……軍の奴らが……」
ぶつぶつ何かを言ってるちーちゃんを見て私は話し始めた、何を悲しんでいるんだ、お前も私もいっくんを殺した要因の一人だろう。なのに自分だけは被害者面か?現実を見ろ。
「私、何もかもが嫌になっちゃった。こんな友達でごめんね…」
「ま、待て束!行かないでくれ!」
止めるちーちゃんをよそに私はどこかに行った。……………ISなんてものを生み出し、世界を壊し、一夏を殺した自分なんて………
そして今私は山奥の樹海でさまよっている。もう五日は飲まず食わずだろう。やっと意識が朦朧としてきた。
(……やっと死ねる、これでいっくんに謝れる……。箒ちゃん、ちーちゃん、はるくん。……ごめんね)
「あれ?人間が倒れてる。こんなところに放置しておくと妖怪に食われちゃうよ、……とりあえず私のラボに運ぼう。盟友は助けないとね」
青色の作業服を来た少女は意識のない束を抱きかかえ、自分のラボに向かった
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…………私が目を覚ますと家の中であった。
私は起き上がり周りを見渡すと周りに機械が沢山散らばっておりその奥では少女が何かを作っていた、………まるで昔の私みたい…
「あ、目覚めたの?大丈夫?とりあえず雑炊作ったから食べなよ。」
「…………なんで死なせてくれなかったの?」
「え?」
「なんで?なんで、私なんかを助けたの?」
それを聞いた少女の表情が変わる。おおかた善人部って『自分の命を粗末にするな!』とか言うつもりだろう。ああうっとおしい。
「…どういう意味?」
「私はもうこの世界が嫌だ、自分のことしか考えない女共、家族より名誉を取ったクソ、その他もろもろ全部嫌になったのよ」
「えっと…?……何の話? !!あなたもしかして外来人!?」
…え?もしかして話についていけてなかっただけなの?
私の疑問の裏で突然テンションが上がった少女。全く理解できない。
「外来人って……何?」
「ああ、紹介が遅れたね、ここは幻想郷、神、妖怪、人、幽霊全てが平等に暮らすこの世の理想郷だよ。そして私は河城にとり。このラボで技術屋をやってる河童だよ」
え?え?
理解できないがとりあえず詳しい話は後で聞こう
「私は篠ノ之束、よろしくね」
「え!?篠ノ之束………!?本物!?」
「そうだよ」
ああこいつもISの技術について聞いて来るのか、ああうっとおしい。
「この基盤なんだけどさ!うまくいかないんだ!。教えてくれない!?」
「えっ…?」
少女の口から出た言葉に驚いた、今までは私と会えばどいつもこいつもISISうるさかった。しかしこの子は違う、単純にわからないことを聞いてきてくれたのだ。感激は後にしてとりあえず教えてあげよう。
「……ここをこうやればいいんじゃないかな?」
どうやらこの子が開発していたのは自動掃除機みたいだった、ただAIの部分だけが少々おかしかったのでそこを修正してあげると見事に動き出し部屋の掃除を始めた。
「わー!できたぁ!ありがとう束さん!ここがどうしてもうまくいかなかったんだ!」
「どういたしまして。」
この子を見ているの私の小さな頃を思い出す。単純にものづくりが大好きで熱中していたあの頃を。
「そういえば束さんってここじゃ住む場所ないよね?」
ここには私のラボもないし地理もわからない、確かに今の私は文無しホームレスだ。
「そうだけど…」
「お礼も兼ねてよかったら家に居候しない?他にも色々教えてくれるとありがたいし、……それに幻想郷で初めて出来た同士だしね!」
私に向けられた純粋な善意に泣き出しそうになった。思えば純粋な善意を向けられたのは生まれてから今が初めてだったかもしれない。
「あなたがいいならぜひ居候させてもらうわ、ありがとう。」
「じゃあこれからはよろしくね!さん付けで呼ぶのもなんか距離感あるしこれからは束って呼ばせてもらうよ。」
「よろしくね、にとりって呼んでいいかな?」
「全然いいよ!」
数分後……
「これはこーやって………ここの基盤をここに移動すれば運動効率が…」
「すごーい!断然よくなったよ!」
私はにとりから幻想郷のこと、機械のことなどを積極的に聞いた。この子は『兵器』の制作については私よりも遥かに上の技術を持っている。
「ヅダに栄光あれーっ!」
「私のトールギスがー!?」
一段落ついた私達はゲームをしている。このゲームの機体をそのままIS化できたら……いや、ISのことを考えるのは止めよう。……それにしてもこの『トールギスⅢ』……かっこいいな…。
私とにとりがゲームをしていると突然空間が割れそこから女が出てきた。恐らく先程にとりから聞いた『八雲紫』
「仲良くなった~?」
「ひゅい!?……なんだ紫さんどうしたんですか?
」
「今日は篠ノ之束さんに用があるの。篠ノ之束、突然だけど私の計画に協力して貰えない?」
「どんな計画?」
「世界をリセットする計画。まあ詳しいことは日を追って教えるわ、今は手伝うか手伝わないかだけ教えて。」
「………手伝うよ、」
「そう、ありがと。また五日後に会いましょ。」
八雲紫は隙間に消えていった、何というか……捉えどころのない人だね……。
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五日後…………束は八雲紫と話していた。
「………………これが計画の全体図よ。」
「なるほど、わかったわ。」
「それよりもあなた落ち着いたわね、外界にいたときはもっとハイテンションじゃなかった?」
「あんなことがあったのは私の性格に問題がなかったとも言い切れないですしね。」
「なるほどね。…………今からあなたの知り合いに会いに行くわ…付いてきて、今のあなたなら彼と会う権利があるわ。」
誰だろう?私の知り合いなんて数えるほどしかいないはずだが
「因みにその人のヒントはにとりとの会話に出てたわよ」
まあとりあえずついて行けばわかるだろう
そうして紫さんに連れられしばらくすると桜が乱れる美しい庭園に付いた。
「付いたわよ。この門をくぐったところにあなたの知り合いがいるわ」
私達が門をくぐると裏庭では竹刀の叩き合う音が聞こえてきた。すると遠くから戦っている人の声が聞こえた。
(剣道か…懐かしいな………)
「やっぱり妖夢師匠は強いですね」
「いやいや、××君も初心者とは思えない動きですよ」
!!!!……………
この声は………………嘘だ。
いや、始めににとりが言っていた
────幻想郷、神、妖怪、人、『幽霊』全てが平等に暮らすこの世の理想郷だよ────
私が気づいた時には走り出していた。そして白髪の少女と戦っている幽霊に呼びかけた
「いっ………くん?」
「束さん………」
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一夏side
「こんにちは、束さん、あなたがこっちにいると聞いて驚きましたよ。」
…………あれ、束さん…雰囲気変わったな……
「いっくん……私を責めないの…殴らないの…?」
「………初めは複雑な気持ちでした、でも幽々子さんと紫さんから話は全て聞きました。あなたは子供すぎた。その罪を認めてくれるなら俺はあなたを責めません」
「いっくん…!」
もしいつもの束さんのテンションで来られたら間違いなく殴っていただろう。ただこの束さんは罪の意識を持ち、反省している。それだけでも俺は十分満足だった。
「仲直りが終わったなら今から計画の目的について説明するわ。」
紫さんが軽く咳払いをし、境界からホワイトボードとペン、資料を取り出した。
「計画って?」
「元々幻想郷は人々の畏れ、信仰によって成り立つ部分があるわ。ただ最近はあなたの作ったISによって機械が絶対的優位になったわ。これを止めないと自然消滅する神が増えてしまう、それはなんとしても止めたい。だからこの計画を思いついたの」
「具体的にはどんなことをすればいいんですか?」
「まず束、あなたはにとりと協力してISのコアを100個作ってもらうわ、その後そのISを使い既存のISを駆逐するって感じね、」
「でも強い装甲、武器がないとそう簡単に駆逐できませんよ?」
「………ああ、それならアテがあるわ、装甲を作れる知識があって、更にアイデアも持っている人がいるわ」
そう言って紫さんはとあるゲームのソフトを見せた
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「「ヘクチッ!」」
「どうしたのまどか?風邪でも引いたの?」
「ほむらちゃんこそ大丈夫?誰かが私たちの噂でもしてるのかなぁ」
『それ』を持ち込んだ女神と悪魔は同時にくしゃみをした。
数日後………
ほむらside
「で、なんで私たちなの?」
私とまどかは紫に呼ばれ白玉楼にいた。言っちゃ悪いがこの人が私達を呼ぶときは大概ろくでもない用事だ。
一番ひどかったのは紅霧異変後にフランを倒した霊夢にまどかと二人で挑めと言われたことぐらいだろうか。
「あなたたちISって知ってるかしら?」
「ええ、知ってるわよ。」
「簡単に言うならあなたたちにISの制作を依頼したいの」
「「……え?」」
私とまどかは驚いた。ISなんて私達にも作れないわよ。とりあえず質問を返そう。
「外部は作れたとして、コアはどうするのよ?、コアがないと話にならないわ」
「10日前に言ったでしょ、篠ノ之束が幻想入りしたって、今にとりと協力してコアを作ってくれてるわ。
それに悪い話では無いはずよ、あなた達の力があればISでユニコーンガンダムのさいげ「やります」「やるわ」
速攻で返事をした、流石にユニコーンを作れるとなったらやるしかないわね。
「あら、来たわね」
にとりが走ってきた、横に誰かいるわね、恐らく篠ノ之束だろう。
「紫さん、ISのコア、試作の一個完成しましたよ!」
「ご苦労様、早速だけどそれをそこの2人に渡してくれない?」
その言葉を聞いた束はこっちに来た
「初めまして、私は篠ノ之束だよ」
「初めまして束さん、私は鹿目まどか、魔法少女であり神をやっています」
「同じく私は暁美ほむら、魔法少女であり悪魔よ」
「魔法少女に神に悪魔…最早何でもありね……。名前で呼ぶのは堅苦しいし、まどっち、ほむほむってよんでいいかな?」
「全然いいですよ」
「少し不本意だけど……まあいいわ」
こうして第一号コアが完成したことで私たちの計画は始まった。
その後は一度作り方を覚えたにとりと束の協力で約50機製造され。そこから数年の月日をかけ。幻想郷の少女達の手に渡った
篠ノ之束
ISを開発した天才科学者。
原作とは違い純粋な宇宙への思いからISを作ったのでそれを兵器利用している国が許せない。兵器利用される世界ならなら自らの手で変えてやろう、そう考えて計画に協力した
専用機は『トールギスⅢ』