一夏が落ち込んでいる頃、IS学園では………
「ここはどこだろー?」
金髪のどう見ても小学生くらいの少女が歩いていた。
「おや、どうしたんだい?」
「おじさんだれー?」
「おじさんは轡木 十蔵、とりあえず用務員室に行こうか。」
「うん。」
用務員室
「さて、どうしたんだい今日は?」
「私の専用機ができたから遊びに来たのー。」
そういってルーミアは得意げに自身の首にかけているドクロのペンダントを見せた。
「これは驚いた!誰か知ってる先生はいるかな?」
「うーん、けいね先生!」
「けいね……………ああ、上白沢先生か。ちょっと待っててね。そこに飴があるから食べてていいよ。」
「わーい!ありがとー!」
轡木 十蔵は部屋から出て行き、慧音を呼びに行った
数分後、慧音が用務員室に来た
「ルーミア!」
「あ、けいね先生!」
「用件は轡木さんから聞いたぞ、アリーナに行ってみるか。轡木さん、ありがとうございました。」
「ありがとー。」
「いやいや、また来てね。君を見てると孫を見てるようだから癒されるんだ。」
「うん!」
こうして二人はアリーナに向かった。
アリーナ
アリーナでは既に練習している人が二人いた。
「なんだよ?ここは使ってるぞ。ガキはどっか行け!。」
「慧音先生、どうしたんですかその子?迷子ですか?」
既に停学明けの春樹と箒が練習していた
「(これが一夏の兄………有り得ないわね。そして束の妹…………ん?魔力?)織斑、篠ノ之、よければこいつと勝負してくれないか?こいつが戦いたい戦いたいうるさくて困ってるんだ。」
「嫌ですよ、なんで僕がガキの相手をしないといけないんですか?」
「私はいいですよ。」
「箒!?」
(確か一夏の話によるとこいつは散財癖があったらしいな……)
慧音は財布から30000円取り出した。
「!?」
「どうだ?お前ら二人協力してこいつに勝ったらお前等に三万やろう。」
「へぇ……バカな教師もいたもんだ…。」
「今……何て言ったの?………まあいいや、さっさとしあいしようよー。」
ルーミアの雰囲気が突然変わったと思ったらまた元のルーミアに戻った。
カタパルト
「織斑春樹、白式!出る!」
「篠ノ之箒、打鉄、行くぞ!」
「X2、ルーミア、いっくよー!」
(頼むぞルーミア………壊しすぎるなよ……)
三機のISがカタパルトに出てきた。
「箒!挟み撃ちだ!」
「ああ、わか「おっそーい!」
ルーミアはビームザンパーで春樹を複数回斬りつけた。
「クソォ!」
春樹はヤケクソになり、『雪片』を振るった。
「きっかないよー!」
ルーミアはそれをビームザンパーであっさりと受け止めた。
「な!?」
春樹が驚いていると、ルーミアがショットランサーを構えた。
「バイバーイ!」
「ぐあああああ!」
ショットランサーをエンジン部に突き刺し、そのまま春樹を落とした。
「ふっ……面白いな、さて、やろうか!」
「相方やられたのに落ち着いてるねー。」
「ふん、あんなのむしろ邪魔だ。」
箒は春樹がやられたにも関わらず落ち着いており、ルーミアに勝負を挑んだ。
「はああああ!」
箒はブレードを構え、ルーミアに突撃した。
「くらえー!」
ルーミアはショットランサーに付けているヘビーマシンガンを発射した。
「っ!」
箒はこまめに動きながら、落とせる攻撃は落とし、確実にルーミアとの距離を縮めた。
「えい!」
ルーミアはショットランサーを箒に対して振るった。
「剣の技には、受け流しというものが存在するんだ!」
箒はブレードを使い、ルーミアのショットランサーを最小限の力で横に逸らし、ブレードで一閃を決めた。
「っ!」
(へぇ………あの子、打鉄のスペックを120%出して戦ってるな…面白い。…………それにしてもこのちらつく魔力はなんだ?)
観客席で見ていた慧音は笑みがこぼれると同時に更に考えをもつれさせた。
「やるね!」
「子供だからと言って油断はしない!」
箒はアサルトライフルを構え、ルーミアに撃った。
「効かないよ!」
ルーミアはABCマントを使用し、攻撃を防いだ。
「隙だらけだぞ!」
ルーミアのABCマントを思いっきり引っ張り、顔面にパンチを決めた。
「かはっ!?」
「大丈夫か!?」
箒はルーミアの心配をしたが、ルーミアは笑顔だった。
「お姉さん強いね!名前は?」
「名前を名乗るときは自分から名乗るものだぞ。」
「そうだったね!私はルーミア!行くよ!」
「篠ノ之箒だ。行くぞ!」
(うーん?ショットランサーとの相性は悪いかな?直しておこう、あと箒のスタイル的にはABCマントは大した意味がなさそうだね。)
ルーミアはビームザンパーで箒に切りかかった。
「っ!(受け流しは実体にしか……!)」
「おりゃあ!」
ルーミアは勢いに任せ、箒を押し切った。
「ついげきー!」
ルーミアは態勢を崩した箒を追いかけた。
「ーーーーー居合ーーーーー」
「ヤバ!」
箒が構えを取ったのを見て止まろうとしたが止まりきれなかった。
「ーーーーー四連!」
箒はルーミアの両腕、両足に高速で4発攻撃した。
「っ!」
(間違いない、あいつは何らかの魔力で身体的なドーピング+適性を爆発的に上げているな。今のあいつの適性は恐らく幻想郷のそれにも匹敵するな。………それにしてもあの魔力傾向、どこかで見た気が………)
慧音は確信した。
「まだ!」
ルーミアはショットランサーをエンジン部に突き刺した。
「なっ!?」
エンジン部が破壊されたことによって、箒の打鉄は落下していった。
「ぐっ!」
箒のISが落下し、地面の落下の衝撃でシールドエネルギーが0になった。
「勝者、ルーミア。」
ルーミアは地上に降り立った。
「箒!楽しかったよ!」
「ああ、私もだ。」
「篠ノ之。」
「なんですか先生?」
「お前……魔……………あ。」
「っ、ふざけるなぁぁぁぁ!」
春樹が数%残ったシールドエネルギーを使い、ルーミアに斬りかかった。
「あーあ、私はしーらない。」
慧音は呆れた
むしろこの状況で危険なのは春樹だ、ルーミアが最も好きなセリフを言えるシチュエーションを作ってしまったのだから。
「………あは…あはは!」
ルーミアは笑い始め、即座に構えたショットランサーとの間で鍔迫り合いが起きたがすぐに春樹が吹っ飛ばされた。
「何を笑ってるんだ!?っ!」
春樹はルーミアから底知れぬ恐怖を感じた、だか遅かった。
グシャ
なんと春樹の『雪片』を持っていた方の腕部パーツが簡単に破壊されてしまった。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ISが破壊され、そこから発した熱によって悲鳴をあげてしまった。
「あーっはっは!だめじゃないかおりむら!おまえはしんだんだぞ!駄目じゃないか!しんだ奴が出てきちゃぁ!しにんはしんでなきゃぁ!」
そう言ってルーミアは春樹の白式を修復不可能なまでに破壊した。
「あはっ!あははははは!さよなら!おりむら!」
春樹は恐怖から気絶してしまった。
ルーミアは春樹の装甲のない胸部をショットランサーで突き刺そうとしたが突如横からビームライフルが放たれた。
「けいねせんせー……」
「試合は終わりだ………さて、帰るか。」
「ありがとうございました!」
箒は慧音とルーミアに深く礼をした。
「また遊ぼーね!」
「ああ!」
数分後…春樹が目覚めた
「んだよあのクソ教師!?今回は偶々不意をつかれただけだ!それに専用機で勝ったからって威張りやがって!」
「…………………春樹、お前は実力で負けたんだ。今まで散々甘やかしていたがこの際はっきり言うぞ。お前は弱い。そして私も……」
普段なら擁護をする箒だが雰囲気は冷め切っていた。
「は?何言ってるんだよ?おかしくなったのか?」
「いや、お前はその慢心をやめないと誰にも勝てない、特に五年間必死の修行をしたマドカにはな。」
「黙れぇぇぇぇぇ!」
春樹は箒に殴りかかった。
「ふん……」
それを箒は簡単に受け止めた。受け止められた春樹は呻きだした。
「熱い熱い熱い熱い!」
なんと箒の掌からは熱が発していた。
「ば、化け物!化け物!うわああああ!」
春樹はアリーナから逃げ出した。
「………二度と私に関わるな……クズめ!
それにしても化け物か………まあいいか……一夏の為なら化け物にだってなってやる。」
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