IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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「すまない……すまない……」

何で泣きながら俺を虐めてるんだ………?じゃあ虐めるなよ……



いつも通り俺は春樹の取り巻きに虐められていた。そして今日俺を虐めていた少女は何故か泣いていたのだ。

「ー、もっと殴りなさいよ!」

「これじゃ楽しめないじゃない!」

他の女が騒ぎ出した、ああうるさい。………あれ?殴るのを止めた……?


「………もうこんなことは止めにしないか………?誰が得をするんだ……?」




はぁ?何を言ってるんだこいつは?



「何言ってんのよ?クズをサンドバックにして何が悪いの?」

「変わりにあんたが殴られる?春樹君に言おうか?」


「…嫌だ……、それだけはやめてくれ………」



目の前の女の子の顔が真っ青になった、そりゃそうだよな、イジメの標的になった奴が目の前にいるからな………怖いよな。
お前が俺を殴ればお前は虐められずに済むんだろ?さっさと殴れよ?


「うぅ……すまない……弱い私を許してくれ………」


女の子は再び俺を殴り始めた。だから泣くなよ……、殴るならもっと笑えよ……、なんで泣いてんだよ……






………っち



………ドっち!



「マドっちー!起きてー!」




「はっ……ここは?」


「大丈夫ですか?大分うなされてましたわよ?」



「すまない、少し昔の夢を見た。で、ここは?」



「もう着いたわよ。さっさと泳ぎましょう。」



「………ああ!(昔の夢………あの泣いてた女の子………誰なんだろな。)」


第44話 幻想少女の初海

「う、み、だー!」

 

水着に着替えた幻想郷の生徒は一斉に海に走っていった。 

 

 

四組side

 

 

 

 

「うえ!?しょっぱい!」

 

 

真っ先に入った霊夢は海水が口に入ってしまった。

 

 

 

「ばかだなぁ霊夢は、海の水には塩が混じってるんだぜ。」

 

 

「へぇー、これって塩なの?紫がよく外から持ってくるけど海のものだったのね。そんなことより魔理沙!あそこのボールまで競争よ!」

 

 

「おう!」

 

 

魔理沙と霊夢は浮き玉に向かって泳ぎ始めた。

 

 

 

ビーチサイド

 

 

「霊夢と魔理沙は元気だね。」

 

 

「ええ、私にはあんな体力ないわ…ただでさえバスに乗り疲れてるって言うのに。」

 

 

 

簪とアリスはジュースを飲んでいた。

 

 

「……平和ねー。」

 

「そうだね……………ん?」

 

 

 

簪の携帯が振るえていた。

 

 

 

 

「なんだろう?メール?」

 

 

 

「誰から?」

 

 

 

「誰だろう?登録していないメールアドレスだね。内容は……………!?」

 

 

簪はメールの内容を読み、驚いた。

 

 

 

 

簪ちゃんへ、篠ノ之束です。

君の要望通りの新パッケージができたから夕食後、君達が止まってるホテルの123号室に来てね。

 

 

 

「へぇ、簪って束のことも知ってたんだ。」

 

「うん、前アナハイム行った時に一夏君に紹介してもらったの。」

 

「なるほどね。」

 

 

 

 

「アイスいかがですかー?」

 

 

 

「へえ、アイスね……簪、食べる?」

 

 

「食べようかな。一緒に行こ?」

 

 

「ええ。」

 

 

 

二人はアイスを買いに行った。

 

 

 

 

三組side

 

 

 

 

「わぁ!シャル!あれなに!?」

 

 

 

「本当はなにに使うかわからないけど今は皆が飛び込んでるね。」

 

 

 

チルノは向こうで大体10メートルくらいの高台から生徒達が飛び込んでるのを見て興奮していた。

 

 

「チルノちゃんも行く?」

 

 

 

「行く!」

 

 

 

二人は高台に向かった。

 

 

数分後………

 

 

 

「え?チルノちゃん飛び込むの?」

 

同じ場にいた三組の生徒は驚いていた。

 

 

「うん!サイキョーのあたいに出来ないことなんてない!」

 

 

「あはは……」

 

 

 

「それにしても……」

 

 

シャルが声を震わせていた。

 

 

「高いでしょ?」

 

 

「うん……正直想像してたのより二倍は高い…、ほら、チルノちゃんも見においでよ…」

 

 

「うん!………………え?」

 

 

 

 

飛び込みなどによくあることで遠くから見ていると低く見えるがその場所から下を見下ろすと想像以上に高い現象である。

 

 

「本当に大丈夫?」

 

心配した女子生徒がチルノに訪ねた。

 

 

 

「あは、あはは、だ、だいじょーぶよ、あたいサイキョーだもん。」

 

 

チルノの声も震えていた。

 

 

 

「じゃあ、私、行ってみるね」

 

シャルが崖に向かった。

 

 

 

 

 

「………………えい!」

 

 

シャルは高台から飛び降りた。

 

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

ザパーン!

 

 

 

 

 

と大きな音を立て、シャルは海に突っ込んだ。

 

 

 

「どうだったー?」

 

 

 

女子生徒が浮いてきたシャルに大声で声を掛けていた。

 

 

 

「うーん、思ってたよりは怖くないね、さあ!チルノも行こう!」

 

 

 

「う、うーん………よっしゃ!」

 

 

チルノは走りながら高台から飛び降りた。

 

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

ザパーン!

 

 

 

と同じく大きな音を立て、チルノも海に突っ込ん。

 

 

 

 

 

 

「わぁ!楽しいな!シャル!もう一回!もう一回!」

 

 

 

「うん、次はラウラとフランも誘って行こうか。………ありがとねー!」

 

 

シャルとチルノは崖の上にいる女子生徒に礼を言い、ビーチに戻って行った。

 

 

 

 

ビーチ

 

 

 

 

 

「おお!シャル!チルノちゃん!丁度いいところに!」

 

 

 

女子生徒の1人が歓迎していた。

 

 

「どうしたの?」

 

 

「いやービーチバレーしようと思ったんだけど二人足りないんだ。入ってくれない?フランちゃんもラウラちゃんもいるよ。」

 

 

 

「それじゃあお言葉に甘えて参加しようかな。」

 

 

「私も!」

 

 

 

 

こうしてビーチバレーが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

一組+鈴side

 

 

「よーしマドカ!あそこのブイまで競争よ!」

 

鈴は一夏に競争を挑んでいた。

 

 

「おう!」

 

「負けたらアナハイムのスペシャルパフェね!あれ一回食べてみたかったのよ!」

 

 

 

スペシャルパフェとはアナハイムでほぼ幽々子専用のパフェであり通常の3倍の量がある。ちなみにお値段1300円

 

 

 

「おーいいぜ!」

 

 

 

一夏と鈴が海の丁度腰までつかる場所まで歩いた。

 

 

 

「よーい!」

 

 

「「どん!」」

 

 

 

鈴と一夏はブイに向かって泳ぎだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お元気ですわねぇ。」

 

 

 

「そうね。」

 

 

 

 

<トロピカルジュースを2つご注文の方。どちらですか?

 

 

 

 

「こっちよ。」

 

 

 

 

お待たせいたしました。

 

 

 

「ありがとうございますわ。」

 

 

 

天子とセシリアはストローでトロピカルジュースを飲んだ。

 

「うーん、この暑い中やっぱ冷たいのはうまいわね。」

 

「ええ、そうですわねぇ。」

 

 

 

「そーいや、セシリア、あなたの『雪片弐型』調子はどう?」

 

「ええ、絶好調ですわ。………そういえば最近変な夢を見るんです。」

 

 

「どんな夢?」

 

「2つあって一つはケルディムに乗って手長足長の特徴的なISと戦う夢ですの。」

 

「ふんふん、(コアの残留思念ね……)もう一つは?」

 

 

「もう一つの夢は私が海岸にいますの。しばらく歩くと白いワンピースの女の子が海岸で泣いていました。」

 

「その子に声を掛けると『あんな奴の下で闘うのは嫌だ、私をもっと大事にしてくれる人の下で戦いたい』と言うのです。」

 

「そして最後にいつの間にか私の側に白い鎧の女騎士が現れて『この子を助けられるのは君だけだ』の言います、そして夢は終わるのです。」

 

 

「ふーん………、すごい夢ねぇ。」

 

 

天子が感心していると目の前にボールが飛んで来た。

 

 

「ビーチバレーの球?」

 

 

 

「おー!せっしー!てんちゃん!ビーチバレーしようよ!」

 

 

本音がセシリアと天子をビーチバレーに誘った。

 

 

 

 

「ええ、いいわよ。セシリア、一汗かいて海に生きましょう!」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まどほむside

 

「む……」 

 

 

「どうしたのほむらちゃん?」

 

 

「……3km先に魔獣がいるわ。」

 

 

「!!!狩りに行かないと!」

 

 

「そうね、まどかの愛したこの世界を蹂躙されてたまるものですか!」

 

 

 

まどかとほむらは魔獣の下へ歩き出した。

 

 

 

魔獣の巣

 

 

 

「ここね……」

 

「魔力の無駄遣いもしたくないから私はユニコーン使うね。」

 

「なら私もバンシィ使うわ」

 

 

 

ほむらとまどかがISを纏った瞬間、大きさは3m程の白い巨大な聖職者のような服を着ている怪物が約20匹程現れた。

 

 

 

「さて……と、行くわよ!」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

数分後…

 

 

「ふぅ……お疲れ様。ほむらちゃん。」

 

「ええ、お疲れ様……………ん?」

 

 

 

物陰で何かが動いた。

 

 

「どうしたのほむらちゃん?」

 

「いや…今何かが動いたような……」

 

「気のせいだよ、きっと、さっさと戻ろう?」

 

「ええ、そうね。(いや……あれは……,まさかね……)」

 

 

疑問を抱きながらほむらはまどかと共にビーチへ戻った。

 

 

 

 

 

物陰

 

ガサガサ

 

 

「ふぅ、危うく暁美ほむらに気付かれるところだった。………さて、3km先のビーチに二次性徴期の少女が沢山いるね。」

 

 

 

 




今回は趣向を変え、前書きに色々入れてみました。

箒の突然すぎる変化は別人ではなくあるものが影響しています。
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