IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

51 / 75
セシリア・リンクス
イチカ・マーセナス


52話 激戦

教師達は一つの部屋に集まり、緊急会議を行っていた。

 

「……………天子!?」

 

 

幽々子が窓を見ると、翼を3つ機能停止させた天子が海岸で倒れていた。

幽々子と神奈子はすぐに海岸に向かった。

 

 

 

 

「どうしたの!?」

 

 

「幽々子……福音は倒した……ただ……一夏が、エピオンシステムに………」

 

 

 

「なるほど……ん?…………20km先の山奥に反応……………20………いや…………50!?」

 

 

 

ホテルの一室 束の部屋

 

 

「一夏が暴走しているだと!?」

 

 

「うん……ごめんね……箒ちゃんの専用機がまだ……」

 

 

束は箒への罪の感情と一夏を止められない自分を責め、半泣きになっていた。

 

 

 

「大丈夫です。姉さんは悪くありません。………それに私にはこれがあります。」

 

箒は髪飾りをソウルジェムに変換し、力を込めようとした。

 

 

 

「待って」

 

 

突如部屋に白髪の少女が現れた。

 

 

 

 

「妖夢ちゃん!?」

 

 

 

 

「あなたは確かあちらでの一夏の姉の………」

 

 

 

「はい、魂魄妖夢です。よろしくお願いします。」

 

 

「妖夢ちゃん、どうしてここに?」

 

 

「私の新専用機『スサノオ』が完成したのでそこの篠ノ之箒に私のお古を渡そうかと思いまして。………篠ノ之箒、あなたは何のために力を使う?」

 

 

「私は……」

 

 

 

箒は深呼吸をしたあとに答えた。

 

 

 

 

 

「………友を救うためです。昔の私は意思が弱く、一夏を守れませんでした…、

今度こそは一夏を守る!そのために私は一夏を救い出すための力が欲しい!」

 

 

 

 

「……あなたの気持ち、確かに聞いたわ。さあ、この『レッドフレーム』を纏って。」

 

 

 

「はい!」

 

 

 

 

箒はレッドフレームを纏った。

するとその瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二次移行『改』

 

 

 

 

 

 

 

 

箒のISにもう一本の大型刀『タイガーピアス』とラウラの持つ『タクティカルアームズ』が追加された。

 

 

 

 

 

「へえ……二次移行まで……」

 

 

 

「箒ちゃん、頑張って!」

 

 

 

「はい!篠ノ之箒、レッドフレーム改!出ます!」

 

 

 

 

箒はホテルの窓から外に飛び出した。

 

 

 

 

「行きましたね……なら私も弟を助けに参ります。魂魄妖夢、スサノオ!君の視線を釘付けに…………あれは何!?」

 

 

 

 

妖夢が窓から出ようとした瞬間、青色の膜のようなものが周りを包んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宿泊地海岸。

 

 

 

 

「くっ!どこから湧いてきてるの!?」

 

 

 

 

幽々子と神奈子は、突如現れた大量の無人機と戦っていた。

 

 

 

 

「おいおい!?既に50機は撃破しているが止まる気配がないぞ!?」

 

 

 

「仕方ない………業務連絡よ!ホテルの中にいる専用機持ちは、今すぐ外に来なさい!それ以外は部屋に待機!」

 

 

 

 

 

数分後…専用機持ちが集まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!何なのよこのシールドは!?」

 

 

 

霊夢達はホテルの周りに張られたシールドを突破出来ずにいた。

 

 

 

 

「どけ!マスタースパークで破壊する!」

 

 

 

魔理沙がデンドロビウムの待機形態であるミニ八卦炉をシールドに向けた瞬間、通信機から束の声が聞こえた。

 

 

 

『ぴんぽんぱんぽーん、束さんだよー!、そのシールドは無理に破壊した瞬間に旅館に仕掛けられた爆弾が爆発する仕組みになってるからくれぐれも無理矢理破壊しようなんて考えないでねー!

あとそのシールドは中→外は全然通さないけど外→中は全て通すから注意してねー!バイバーイ!』

 

 

 

「ふざけやがって………!」

 

 

 

 

通信が終わった瞬間、魔理沙は八卦炉を戻し、通信機を握りつぶした。

 

 

 

 

 

 

 

「魔理沙、落ち着け。

とりあえず今から私とマヤ、まどか、ほむら、霊夢で旅館の中を捜索!爆弾を見つけ次第破壊するわ!残りの人は旅館の被弾を最大限減らせ!」

 

 

 

『了解!』

 

 

 

 

 

慧音が魔理沙をなだめた後、速やかに指示を出した。その指示を聞いた専用機持ちは即座に行動に移った

 

 

 

 

 

場所は戻り、密漁船上

 

 

シャル達四人は目覚めていた。

 

 

「全員起きたわね……ISのコンディションは?」

 

鈴が3人に聞いた。

 

 

「私のは大丈夫……」

 

 

「私のも一応大丈夫だ、………ただタクティカルアームズが破壊された以上何もできない…………それよりシャルは……」

 

 

 

 

シャルのストライクは船を守った時の衝撃で武装と盾が全て破壊され、最早スクラップ同然となっていた。

 

 

 

 

「大丈夫だよ、むしろ友達を救うために壊れたならパパもママもきっと喜んでると思う。ん?…………通信?」

 

 

 

壊れかけのストライクに幽々子から通信が入った。

 

 

 

 

「はい。」

 

『天子から聞いたわ。ごめんなさい、家の一夏が迷惑をかけて、それで今から戻って来れる?』

 

 

「申し訳ありませんが戻ったところで鈴と簪以外のISは使い物にならなさそうです。どうしたんですか?」

 

 

 

 

『いやー、束のクローンが暴走して無人機がホテルを狙って攻撃してるのよ。更に私と神奈子以外の専用機持ちは訳あって戦力外なの。切るわね。』

 

 

幽々子との通信が切られた。

 

 

 

 

 

 

 

「…………っ!何でこんな時に!?皆を助けないと!でも………。」

 

 

シャルの涙がストライクのコアに掛かった瞬間、眩い光がシャルを包んだ。

 

 

 

「「「「な!?私達のコアも!?」」」」

 

 

 

ストライクに呼応してそれぞれのISから放たれた眩い光はラウラ達を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

セシリアside

 

セシリアは一夏に追いつき交戦したが、一方的にセシリアが攻撃されていた。

 

 

 

 

 

 

「お前1人なら全然問題ない、さっさと落ちろ。」

 

 

 

 

 

 

「落ちませんわ!…………早くそのISから……エピオンから降りてください! それは危険なISですわ!」

 

 

 

 

「黙れ!!」

 

 

 

「落ち着いてください一夏さん! あなたはISに呑まれてる!」

 

 

 

 

 

「それがどうした! 俺は俺を蔑んだ全ての連中に復讐する!、ISに魂を売るくらい………」

 

 

 

「違う、それは違いますわ一夏さん!!あなたにも聞こえるはずですわ!皆の声が!」

 

 

 

 

「っ!」

 

 

 

 

 

 

一夏の脳に記憶が流れてきた。

 

 

 

「よし!今日は終了!」

 

「ありがとうございました!」

 

「メキメキと腕を上げてるな、セシリア。」

 

「まだまだですわ。」

 

 

 

 

 

 

 

「マドカー、ラウラとパフェ食べに行くんだけど行かない?」

 

「是非来てくれ。」

 

 

「なら行かせて貰おうかな。」

 

 

 

 

 

 

 

「一夏!ラーメン出来たから試食しなさい!」

 

「おう!………もう少し塩味強くした方が良くないか?」

 

「うーん、やってみるわ。」

 

「いつでも持ってきてくれ。」

 

「ええ。」

 

 

 

 

 

 

 

「一夏君、アニメ一緒に見ない?」

 

 

「どんなアニメだ?」

 

 

「ヒーローのアニメでワイルドタイガーってキャラがとってもかっこいいの!」

 

「へぇ……見せて貰おうかな。」

 

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏!戻ってきなさい!」「一夏!戻ってこい!」「一夏君………戻ってきて……!」「一夏!戻ってきてよ!」

 

 

 

 

記憶と共に大量の声が流れた。

 

 

 

 

「 みんな、あなたを心配しています!戻りましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

「喋るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

一夏は全てを振り払うように、がむしゃらに剣を振った。

 

 

 

 

「っ!キャアアア!」

 

 

 

セシリアはケルディムを破壊され、真下の孤島に叩きつけられた

 

 

 

「………ふん、あんなものはまやかしだ。」

 

 

 

一夏は自らの憎しみを果たすため旅館に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は覚醒回です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。