IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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一夏編もラスト2話となります。


第54話 決着

旅館内

 

爆弾処理班の五人は旅館の中心にたどり着いた。

 

 

「ふむ、ここが中心だな、ほむら、よろしく頼む。」

 

 

 

 

 

「わかったわ。」

 

 

 

ほむらは魔法少女になり、自身をバンシィに反応させ、NTDを起動した。 

 

 

 

 

「行くわよ!」

 

 

 

ほむらはサイコフィールドを旅館全体に巡らせた。

 

 

 

 

 

「………まどか、頼むわね。」

 

 

 

「うん。」

 

 

 

まどかは左手でほむらの頭を触り、右手で投影型ディスプレイにメモの準備を始めた。

 

 

 

「……………一階に8つ、二階に2つ、三階には4つ、四階は1つ、五階は6つ、六階には3つ、七階には7つ、八階には5つよ。まどか、いけた?」

 

 

「うん!じゃあ全員に送るね。」

 

 

まどかが送ったデータにはほむらの話を聞くこと同時にほむらの記憶から場所を読み取り、場所をメモしたファイルがあった。

 

 

 

 

「………わあ、すごいです!」 

 

 

「マヤ、感心するのは後だ。霊無は一階、まどかとほむらは2、3、4、5、6階、マヤは七階、私は八階を担当する。」

 

 

 

「わかったわ、じゃあ行くわね。」

 

 

 

「それならまどかは六階から、私は二階から攻め込むわ。」

 

 

 

 

 

五人は、それぞれの場所に向かった。

 

 

 

 

 

旅館外

 

 

 

 

「くそっ!こいつら!積極的に旅館を狙いやがる!」

 

魔里沙は飛んでくるビームをひたすらIフィールドで弾いていた。

 

 

 

「明らかにこれ人選ミスってるわよこれ!普通ファンネルバリアで面防御とりやすいマヤと慧音がいるべきじゃないの!?あとまどかとほむらもサイコフレーム使えば広範囲にシールド張れるわよね!?」

 

 

アリスも愚痴りながらリフレクターインコムで相手の攻撃を弾いていた。

 

 

「全くだぜ!」

 

 

 

旅館内

 

 

 

『一階、霊夢、破壊完了したわ。すぐに外のサポートに当たるわ。』

 

 

 

『了解!同じくこちら慧音、終わったので向かう。』

 

 

 

 

 

 

四階

 

 

「よし、四階だね。」 

 

 

 

「まどか!」

 

 

 

「ほむらちゃん!」

 

上に行く階段からほむらが降りてきた。

 

 

 

「四階は1つだよね!?」

 

 

「ええ。あれよ。」

 

 

 

 

柱に爆弾が設置してあった。

 

 

 

 

「これで終わりよ!」

 

 

 

ほむらは爆弾が起動する前にコードをビームサーベルで切り落とし、無力化した。

 

 

 

 

 

『まどか、ほむら班、爆弾処理終わったわ。』

 

 

 

『同じく只今終了しました!』

 

 

 

山田先生も七階の爆弾の処理が終わった。

 

 

 

 

『霊夢、よろしく頼む。』

 

 

 

 

 

『分かったわ!』

 

 

 

 

 

旅館外。

 

 

 

 

 

「霊夢!?」

 

 

 

魔理沙は霊夢が出てきたことに驚いた。

 

 

 

「話すのは後!…………極限進化ァ!天地を引き裂け!ゼノンフェース!」

 

 

 

 

霊夢のISのフレームが輝くと共にシールドを殴り始めた。

 

 

 

 

 

「ぶっ壊れろぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

霊夢はシールドを攻撃し始めた。

 

 

「私も手伝うぜ!」

 

 

 

 

「私もー!メガ粒子砲はそこまでとどくー!」

 

 

「私も慧音から貰った新装備を試すわ。ハイパーメガカノン!」

 

 

 

 

 

魔理沙はメガビーム砲を、本音はメガ粒子砲とファンネルミサイルを、アリスはハイパーメガカノンを放った。

 

 

 

そして、負荷に耐えられず、シールドは崩壊した。

 

 

 

「よし!壊れた!」

 

 

 

 

 

「魔理沙!あれ!」

 

 

 

約100m先に旅館に対してビームライフルを向けていた無人機がいた。

 

 

 

 

 

「間に合わ………」

 

 

 

 

 

 

無人機はビームライフルを放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やらせないよ!」

 

 

 

 

金色の機体がビームと旅館に割り込み、なんとそのビームを跳ね返した。

 

 

 

 

 

 

「シャル!?」

 

 

 

ビームを跳ね返したのはアカツキを纏ったシャルだった。

 

 

 

 

 

 

「うん!旅館は任せて!私が守りきるから!」

 

 

 

シャルはシラヌイを飛ばし、旅館の回りにビームシールドを張った。

 

 

 

 

簪side

 

 

「ここね……」

 

 

簪は無人機を製造している山の中の工場を発見し、降り立った。

 

 

(やれやれ、派手な歓迎だな!)

 

 

「そうだね、アハト。」 

 

 

製造された無人機、約100機が動き出し、簪に襲いかかった。

 

 

 

(私を使って………)

 

 

(セスト、テメーを使うと一瞬で終わるから面白くねー!私にやらせろ!こいつらにケジメを見せてやるよ!) 

 

 

 

簪のISが標準的な形から剣に特化した形に変わった。

 

 

「この私の駆るエクストリームの前ではあなた達なんて鉄屑同然よ!」

 

 

 

簪は超高速で移動をはじめ、無人機を次々と自らの持つ超大型ビームソード『タキオンスライサーR』で次々と破壊していった。

 

 

 

 

「溜めてぇぇぇ!放つ!」

 

 

 

タキオンスライサーを更に巨大化し、一気になぎ払った。

 

 

(現在20……)

 

 

「ありがとう!セスト!」

 

 

 

(おい、私と変わりな。なぁに、一瞬だけだ。)

 

 

 

「アハト………うん!」

 

 

 

 

簪は意識を失い、アハトの人格が表に表れた。

 

 

 

 

 

「………ッザケてんじゃねぇぞおおおおぉ!!!」

 

 

 

簪の髪の毛が白寄りのオレンジ色に変わり、大暴れを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「オラァ! ぶっ飛べぇ!!」

 

 

 

タキオンスライサーを構え回転しながら突撃し、無人機を簡単にスクラップにする。

 

 

 

 

「お前なんかに…勿体無い一撃をくれてやる!」

 

 

 

 

 

剣から衝撃波を放ち、無人機を複数機真っ二つにした。

 

 

 

 

 

その後も圧倒的な力で無人機を破壊し尽くし、ついに数えられるレベルまで少なくなった。

 

 

 

 

 

 

「…………飽きた、辞めるわ。」

 

 

 

 

 

簪の髪の毛が白から青色に戻り、元の簪に戻った。

 

 

(現在90………)

 

 

「凄い……」

 

 

 

 

(アハトが飽きたから次は私……この無人機に私の愛を叩き込んであげる……)

 

 

 

 

 

「行くよセスト!リフェイザーカルネージ!」

 

 

 

 

簪のISが遠距離特化形態に変化した。

 

 

 

 

「死は旋律…そしてこの愛は唄。」

 

 

 

 

 

 

簪は上空に上がり、カルネージストライカーを放ち、工場ごと殲滅した。

 

 

 

 

 

 

「ふぅ………っ!?」

 

 

 

 

 

戦闘を終えた瞬間、凄まじい疲れと筋肉痛が簪を襲った。

 

 

 

 

 

(今のお前ではこれが限界だね。)

 

 

(うん………ノーノとプリモはまだ解放するのは辞めておいた方が良さそう……)

 

 

 

「ハァ………ハァ………皆………あとはお願い……」

 

 

 

簪はその場で寝てしまった。

 

 

 

 

数分後………慧音から工場の破壊を依頼された霊夢が工場にたどり着いた、が、そこにあったのはかつて工場であったことが辛うじて確認できる廃墟のみであった。

 

 

 

 

「いったい誰が……簪!?」

 

 

 

 

霊夢は寝ている簪に気付き、そのコアに話しかけた。

 

 

 

「………セシア。」

 

 

(よぉレオス、こいつは凄いぜ、初めての操縦でここまで出来るんだ。)

 

 

「アハト、私はレオスではなく霊夢よ。」

 

 

 

(そうかい、まあ私達はお前の事をレオスと呼び続けるけどな。)

 

 

 

「とりあえず旅館に戻るから解除しなさい。」

 

 

(へいへーい)

 

 

 

霊夢は解除された簪を抱きかかえ、旅館に帰った。

 

 

 

 

 

神奈子side

 

 

 

 

 

「よし!150機!」

 

 

 

 

 

神奈子は着実に無人機を破壊していたが止まる気配がない。そして恐れていた事が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

PSダウン

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ!このタイミングか!?」

 

 

 

 

神奈子はPSダウンに気を取られすぎて、後ろから近付く無人機に気がつかなかった。

 

 

 

 

「しまっ「レイ!」

 

 

 

 

 

その無人機が神奈子にブレードを振り下ろす前に、無人機は大剣に引き裂かれた。

 

 

 

 

「大丈夫!?」

 

「大丈夫!?レイ!?」

 

「お疲れ様です、神奈子さん!」

 

 

 

 

そこには運命と自由と正義がいた。

 

 

「チルノとフランと白蓮か!?助かったぞ!」

 

 

「あなたは私が守る!」

 

「行くよ!」

 

「ええ!」

 

 

 

「………すまないな!頼む!」

 

 

「はい!」「うん!」「了解!」

 

 

 

 

 

アストレイside

 

 

「箒!?鈴!?お前たちは一夏の救出に向かったはずじゃ!?」

 

 

 

「いや、千冬さんの頼みで1対1でやることになったわ!」

 

 

「なるほど………とりあえず手伝ってくれ!きりがない!」

 

 

 

 

 

「わかったわ……………箒!ラウラ!私が単一能力でサポートに回るわ!」

 

 

「わかった!」

 

 

「了解!」

 

 

 

「行くわよ!」

 

 

3人は戦闘を開始した。

 

 

 

鈴は箒とラウラ、そして自分にミラージュコロイドを使用し、無人機に化けさせた。

 

 

 

「まだよ!」 

 

 

更に鈴は無人機三機にミラージュコロイドを纏わせ、自分達に化けさせた。

 

 

 

 

 

 

「………………!」

 

 

無人機はミラージュコロイドを纏った無人機に複数機集まり、破壊しようとした。

 

 

 

 

「集まったわ!まとめて破壊して!」

 

 

 

「助かったぞ鈴!行くぞ!」

 

 

 

箒はタクティカルアームズをアローフォームに変化させ、特大のビームで出来た矢を放った。

 

 

 

「……………!」

 

 

 

その矢は無人機を貫き、簡単に破壊した。

 

 

 

 

「凄い………!」

 

 

箒はその威力に感心していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウラside

 

 

「アストレイ三機で共闘か………行くぞ!」

 

 

 

 

ラウラは敵の密集している場所にドラグーンを発射した。

 

 

 

「喰らい尽くせ!」

 

 

ラウラが指示した瞬間、ドラグーンは縦横無尽に動き、無人機を木っ端微塵にした。

 

 

 

「ふん……」

 

 

 

 

 

 

 

鈴side

 

 

「くっ!数が多すぎる!」

 

 

鈴は約20機の無人機に囲まれていた。

 

 

 

「あーもうめんど「応えなさい!鈴!」

 

 

視線の先には永琳がいた。

 

 

 

「師匠!?」

 

 

 

「行くわよ鈴!一気に終わらせるわ!」

 

 

 

 

永琳がポーズを取った。

 

 

「!!!」

 

 

鈴も同じようにポーズを取った。

 

 

 

 

「超級!」

 

 

 

 

「覇王!」

 

 

 

 

 

「「電影弾!」」

 

 

 

 

鈴と永琳は自身の体を気の渦として、エネルギーの塊となりお互いに突進し、大きな渦を作り、巻き込んだ無人機を粉々にした。

 

 

 

 

「ふぅ……師匠!ありがとうございます!」

 

 

 

「ふむ、私は旅館の警備に戻るわ。」

 

 

 

 

永琳は旅館に向かった。

 

 

 

 

 

 

数分後…

 

 

鈴達は再び集まった。

 

 

 

「アストレイ同士の共闘も中々いいものだな。」

 

 

「それもそうね。」

 

 

 

「一夏は大丈夫だろうか………ん?あれは!?」

 

 

 

箒は向こうの空を見ていると、無人機が30機ほど一夏達の方角に向かっていた。

 

 

 

 

 

幽々子、セシリア、妖夢side

 

 

 

「助かったわ、ロックオン、グラハム、刹那」

 

 

「いえいえ。あと私はセシリアですわよ」

 

「大丈夫ですよ。グラハムではなくブシドーで頼みます」

 

「一気に終わらせましょう、」

 

 

「雛は否定しないのね………………」

 

 

 

「「「「トランザム!」」」」

 

 

幽々子が苦戦していたところをセシリアと妖夢とIS学園から増援として来た雛が応戦し、トランザムを使って敵を殲滅した。

 

 

 

『全滅!』

 

 

 

 

 

遂に無人機を全滅させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………ふざけんなよ!』

 

 

「篠ノ之束!?」

 

 

束が通信機をジャックし、通信から音が流れてきた。

 

 

「………こんな茶番やめなさい。さもないと………」

 

 

『知るもんか!もう怒ったもんね!今ゴーレムが動けないちーちゃんと一夏とか言う奴を殺しに行ったよ!もう君達には止められ

 

 

 

突然束の声が止まった。

 

 

 

 

『大丈夫です、私が事前にあの二人に行って貰いました。』

 

 

 

どうやら本物の束が偽物の束の通信をハッキングして、通信しているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回想

 

数分前………束の部屋

 

 

「あと80機……あれ?レミリアちゃんと咲夜ちゃん?」

 

 

 

 

「応援に来たわよ。」

 

 

 

「じゃあいっくん達の所に向かってくれるかな?」

 

 

「何で?私達は戦いたいのよ。」

 

 

「お願い………いっくんとちーちゃんは今お互いの全力を出し切って動けないんだ………そこに無人機が大量に……」

 

 

『全力を出し切って動けない』

 

 

『敵が大量に』

 

 

 

この二つの言葉からレミリアは自分が大好きなアニメのある一部を思い出した。

 

 

 

 

「ホント!?それホントなの!?咲夜!行くわよ!あなたが全機破壊しなさい!」

 

 

「かしこまりました。」

 

 

 

「これで念願のネオジオンごっこができるわ!」

 

 

 

「はい。」

 

 

 

レミリアと咲夜は窓から空に飛び立った。

 

 

 

 

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