IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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数ヶ月前、イギリス とある研究所


『っ!第三ライン、突破されました!』


『犯人の武装は!?どこのISなの!?』


『それが…………ISすら纏っていない生身らしいです!!』





???side


ここか、スコールの示した場所は………あった。



「………サイレント・ゼフィルス…………」


私の目の前には『ブルー・ティアーズ』の発展機が安置されていた。…………む。


「止まれ!」


『ラファール』を纏った女二人がこちらに向かって警告した。



「ふん……」


私は漆黒の宝石に力を込め、黒色のゴスロリ衣装を纏い、腰には身の丈程の日本刀と短刀を構えた。


「動かないから此方から行くわ!」




「─────人符」



私はポケットからカードのようなものを取り出した。師匠曰く私達が戦闘を行う上での必須行動らしい。



「遅いわよ!」



「現世斬!」





私は高速で女二人の攻撃を高速で回避し斬戟を加えると同時に後ろに回り込んだ。





「「がああああ!!」」




風が過ぎ去った瞬間、女二人のISのシールドエネルギーを0にし、同時に胸部に大きな傷を負わせた。



「殺しはしないよ、殺しちゃうと××姉さんの妹じゃいられなくなるからね。
私もまだまだね、師匠にもっともっと修行をつけてもらわないと。」



私はサイレント・ゼフィルスを駆り、空に飛び立った。






第2話 奇跡も魔法も存在する。

「ハァ…ハァ…何ですの!?ここは!?」

 

 

 

 

 

セシリアは駅から空港に向かって走っていると、おかしな空間が展開され、そこに現れた巨大な何かに追われていた。しかしセシリアがいつまで走っても抜け出せる気がしない、遂にセシリアの足が止まってしまった。

 

 

 

 

「◇◇●●◆◇●◆◇◆!」

 

 

その巨大な何かはセシリアに襲いかかった。

 

 

 

 

 

 

「嫌ぁぁぁぁぁ!誰か!誰「ティロ・フィナーレ!」

 

 

 

後ろから放たれた巨大なレーザーによってその何かは消し飛んだ

 

 

 

「………へ?」

 

 

 

セシリアは金髪の女性に助けられた。

 

 

「大丈夫ですか?立てますか?」

 

 

「ええ、なんとか…あなたは確かイタリア代表の………」

 

 

「とりあえずこれを片付けてからお話します!こら!佐倉さんも手伝って!」

 

 

「へいへーい。」

 

 

 

その女性は銃を精製し、もう1人の赤髪の女性も槍を振り回しどんどん敵を撃破していった。もう一人の赤髪の女性は確かオランダ代表の佐倉さんだったはずだ

そして全滅と同時に辺りの景色も戻った。

 

 

 

 

 

「………改めて。」

 

 

少女達は変身を解いた。その少女達はIS学園の制服を着ていた。

 

 

 

「IS学園の制服…………あなたは一体………?」

 

 

「厳密には新学期からだけどね。私達は魔法少女よ。」

 

 

 

「魔法少女………あの話は本当だったのですね………」

 

 

「あの話?」

 

 

「キュゥべえと言う小動物が言ってましたわ。」

 

 

 

「あの野郎………まだ勧誘を続けてたのか……」

 

 

 

二人の少女は顔を落とした。

 

 

 

「あ!そろそろ飛行機の時間ですわ!ありがとうございました!」   

 

 

「ええ、気をつけて。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イギリス 病院

 

 

 

 

 

 

 

「チェルシー!」

 

 

 

セシリアはチェルシーのいる病室へ走り込んだ。

 

 

 

「…………あなたがこの方の……」

 

 

「はい……幼なじみであり私のメイドですわ………」

 

 

次の瞬間医師から衝撃の言葉を聞かされた。

 

 

 

「チェルシーさんの体の容体自体は安定しました。ただ意識が………」

 

 

医者の話によるとチェルシーは肉体自体は安定に向かっているのだがなぜか目を覚まさないらしい。

 

 

 

 

 

 

「そんな………チェルシー!チェルシー!」

 

 

 

セシリアは必死になって彼女の名を呼んだ。

 

 

チェルシーは昔からセシリアの傍に付いていてくれて、日本に来るまではほぼ片時も離れなかった仲であった。   

 

 

「チェルシーさんが目を覚ますのは正直、奇跡でもない限り………」

 

 

 

 

「───────え?」

 

 

 

 

それを聞いた瞬間セシリアは色々なことを思い出した。

 

 

 

 

ーーーーーーどんな願い事でも一つだけ叶えてあげる

ーーーーーーその代わり君の魂は~~~~

 

 

 

 

 

「ありますわ………」

 

 

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

「奇跡も……魔法も……ありますわ!」

 

 

 

 

病室の窓には白い小動物がいた。

 

 

 

 

 

 

屋上

 

 

 

 

「本当に、どんな願いも叶いますのね?」

 

 

 

 

「勿論だよ。さて、セシリア・オルコット、君はその魂を対価にして一体何を願う?」

 

 

「…………チェルシーの目を覚ましてください……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………契約は成立だ。君の祈りはエントロピーを凌駕した。」

 

 

「っ…」

 

 

キュゥべえはセシリアの胸部からソウルジェムを抽出した。

 

 

 

「………受け取るといい、それが君の運命だ。」

 

 

 

 

 

 

 

病室

 

 

 

 

 

 

「お…嬢様………」

 

 

 

 

「おい!患者が目覚めたぞ!」「奇跡だ!」

 

 

 

 

チェルシーが目を覚ますと、そこでは医者が騒いでいた。

 

 

 

 

 

 

数時間後…

 

 

「大丈夫ですか?チェルシー?」

 

 

 

セシリアはチェルシーの下にお見舞いに来ていた。

 

 

 

「ええ、本当に奇跡としか思えないような治り方で……」

 

 

 

「………ええ。」

 

 

 

セシリアは少しうつむいていた。

 

 

 

「………そろそろ飛行機の時間ですわ……私は行きます、お大事に……」

 

 

「はい。」

 

 

 

 

 

(チェルシー、良かった………)

 

 

 

 

セシリアは少し涙を流していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本に戻ったセシリアは魔獣との戦闘の準備をしていた。

 

一応イギリスで複数匹狩り、戦闘自体にはもう慣れていた。

 

 

 

 

「っ!」

 

 

セシリアはソウルジェムに魔力を込め、自らの服をキャビンアテンダントのような青い制服と丸帽子を纏った魔法少女へと変化した。

 

 

「ストッキングがあるからいいものの前が全開なのはなんとかなりませんかね………あら、キュゥべえじゃありませんか。」

 

 

 

キュゥべえが目の前に突然現れた。

 

 

「うん、どう言うわけかこの世にいる円環の理から『システムを説明するなら契約して構わない』って言われたからね。手伝うよ。」

 

 

「助かりますわ。早速行きましょう、………それよりも円環の理って人間だったのですね………」

 

「そうだね。」

 

 

セシリアとキュゥべえは魔獣の下に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここですわね……」

 

 

 

まるで魔法少女を待っていたかのように魔獣が現れた。

 

 

 

 

 

「いきますわ!」

 

 

 

セシリアは魔法で銃を二丁展開し、魔獣に撃ちまくった。

 

 

 

「◇●○○◇◯◇◆○●◇!」

 

 

魔獣はセシリアに対してビームを放ったがセシリアはそれを簡単にかわした。

 

 

 

「食らいなさい!」

 

 

セシリアは魔法で三角柱のミサイルコンテナを精製し、魔獣に向かってそれを向かわせた。

 

 

 

「発射!」

 

 

 

掛け声と共に格納された大量のミサイルは一斉に発射され、魔獣を殲滅した。

 

 

 

 

「まだまだですわ!」

 

 

 

更に魔力でロケットランチャーを精製し、魔獣の顔面に放った。

 

 

 

「●○◆●●◇◆●●◆◆!」

 

 

そのロケットランチャーは魔獣の顔面に当たり、その魔獣を消し去った。

 

 

 

「これで最後!」

 

 

 

セシリアはオードソックスな形の銃を精製し、魔獣に向けた。

 

 

 

「照射!」

 

 

 

なんと銃からは銃弾ではなく、超高密度のレーザーが発射され、それをなぎ払い、魔獣を全滅させた。

 

 

 

 

「ふぅ……あら?まだ生き残りが…………ファイヤ!!」

 

 

 

 

セシリアは精製したボウガンから青い炎を纏った矢を放った。

 

 

「◆●○◯◆◆◆◯◯◯●○!」

 

 

その弾丸に当たった魔獣は呻き声を上げ、最終的にグリーフキューブのみが残った。

 

 

 

 

「ふぅ…」

 

 

 

 

セシリアは変身を解除した。

 

 

 

 

 

 

「やるね、まさか君の能力が『ありとあらゆる遠距離武器を精製できる力』と『青い炎を操る力』なんてね。………おや、他の魔法少女が来たようだね………」

 

 

「まあ……あれは!?」 

 

 

向こうから3人の少女が歩いてきた。セシリアはその姿に見覚えがあった。

 

 

 

「また新しい魔法少女………ってあれは!?」

 

 

 

「セシリアね、どう見ても。」

 

 

 

「あ、本当だ。セシリアちゃん!」

 

 

 

 

それは同じクラスの箒、二組の暁美ほむら?と鹿目まどか?だった。

 

 

 

「箒さんと……鹿目さん……と暁美さん……ですか?」

 

 

目の前にいた白い衣装の少女は鹿目まどかに似ていたが髪は長い、瞳は金色と契約の瞬間に見たビジョンの中に出ていた少女のようだった。そして黒いバレエの服ようなセクシーな衣装に身を包んだ少女はほむらのようだったがピンク色の瞳、目つきは非常に悪いと最早別人と呼ばれても過言ではない。

 

 

 

「そうだよ。私はまどかだよ。」

 

 

 

「ええ、私はほむらよ。」

 

 

 

 

「お三方も契約なされてたのですね……」

 

 

 

「魔法少女って生易しいものじゃないわよ。」

 

 

 

 

「それは…………理解していますわ。それでも………!」

 

 

 

セシリアは自分の契約した理由を話した。

 

 

 

 

「……私はその願いで破滅した人を知ってるわ……気をつけなさいね。」

 

 

ほむらは最近テレビに出演した青髪の少女を考えながらそう言った

 

 

 

「ええ……それよりもお二人のその姿……魔法少女になるときのビジョンで見たのですが……」

 

 

 

「インキュベーター……余計なことをしてくれるわね……

そう、まどかは『円環の理』そのものよ。」

 

 

「え?円環の理って魔法少女が最後に導かれるあの?」

 

「そうよ。」

 

 

 

「えぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 

 

「やっぱり皆驚くんだな。ちなみにほむらは『円環を守り続ける悪魔』様だ。」

 

 

 

箒が続けたがセシリアは理解が追いついていなかった。まさか知り合い二人が神と悪魔だったとは。

 

 

 

「え、ええええ円環の理様!あ、悪魔様!今までのご無礼な態度をお許し下さいませ!」

 

 

セシリアはついにわけがわからなくなり、頭を下げた。

 

 

「いや、箒ちゃんにも言ったんだけど今の私は只のIS学園生徒、だから一人の友達として接してくれるとありがたいな。」

 

 

「私も同感よ。」

 

 

 

 

「そうですか………改めて宜しくお願いしますわ。」

 

 

 




セシリアの魔法少女姿は某ぱんぱかぱーん艦娘を想像していただくと嬉しいです。
──────追記───────
この世界のインキュベーターについて。
この世界のインキュベーターはほむらとまどかの支配下にあり。
一『契約を強制しない』
二『システムについてすべて話す』
三『しばらくは魔法少女の側に付く』
四『素質云々で選ばず、本当に、魂を差し出してまで叶えたい願いがある少女の下にだけ現れる、願いのない少女の前にはそもそも姿が見えないようにする。』
この4つを守って契約しているのでセシリアや箒、他の魔法少女にとっては『希望の象徴』となっています。





あと余り関係ありませんが文化祭編の出し物について悩んでいます。コメント欄で案を出して頂けると嬉しいです。参考程度に
四組 霊夢 魔理沙 アリス 簪
三組 フラン チルノ ラウラ シャル
二組 鈴 まどか ほむら
一組 一夏 天子 箒 セシリア
です。
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