IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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輝夜&さやか回です


第八&九話 宿敵&50年ぶりの再会

 

 

ふふふ……遂に来たわ!外界!

 

 

 

「姫様ー、落ち着きましょうよー。」

 

 

 

 

私、蓬莱山輝夜は幻想郷における住処を提供してくれている兎、因幡てゐとIS学園の文化祭に来ていた。昨日、興奮が過ぎて静葉と穣子の『ヴァサーゴ』と『アシュタロン』と勝負し、損傷は酷かったが最終的に私の『ガンダムDX』のツインサテライトキャノンが勝利した。

 

 

 

 

 

「わざわざ私のISは姫様に合うISにしたんですよー。本当はターンX使いたかったのにー」

「まあそれはありがと。でもあなたもニート好きでしょ」

「それもそうだね、さて、保健室に着いたよ。」

 

 

 

てゐは八雲紫から専用機『ガンダムXディバイダー』を貰っている。てゐ自身もニートが好きなため文句を言いつつも気に入って使っており、永琳とイナバの代わりによく相手をしてくれている

 

 

 

 

 

 

 

 

保健室

 

 

 

 

 

「姫様、てゐ、ようこそIS学園に。」

「ここ広いわね、平安時代に住んでいた屋敷に匹敵するわ。それよりも外界の食べ物が食べたいわ!さっさと行きましょ!」

「はいはい。鈴仙、保健室のこと、頼んでいいかしら?」

「わかりましたよ。」

 

 

 

 

 

永琳はカーディガンを羽織り、私は十二単から外界の洋服に着替え保健室を出た、まずは慧音のところかしらね。

 

 

 

 

 

 

一年三組

 

 

 

 

「やあ永琳さん、それに輝夜さんも。」

「こんにちは慧音、妹紅はどこかしら?」

 

 

 

 

 

『いーやーだーっ!!出たくない!こんな姿恥ずかしい!!』

 

 

 

 

カウンターの中から私の宿敵、妹紅が出てきた、ただあの服……髪型……

 

 

 

 

「い…いらっしゃいま………げっ!?輝夜!?」

「久しぶりね、妹紅………プッ……」

 

 

 

 

 

 

目の前の宿敵はメイド服でカチューシャを装着しており、髪の毛もポニーテールに纏めている。普段のあの姿とは違いすぎて思わず笑ってしまった。

 

 

 

 

 

「よーし、笑ったな、よし、殺してやる。」

「あらあら、ここのメイドはメニューを見せることも出来ないのかしら?本当になってないわねぇ。」

「うがぁぁぁぁ!!殺す!殺してやる!慧音、アリーナは開いてる!?」

「……どうせこうなると思って既に予約はとっておいたぞ。」

「よっしゃ!ぶっ殺してやる!」

「やってみなさい!」

「「はぁ……」」

 

 

 

 

 

 

永琳と慧音は同時にため息をついた。

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

数十分後

 

 

アリーナ

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

「はぁ……はぁ……これで!」

「「終わり!!」」

 

 

お互いのシールドエネルギーは残り10%を切っており、最後の勝負に入ろうと輝夜は展開したGファルコンと合体し月面の太陽光発電基地から発生させたスーパーマイクロウェーブを背部のリフレクターに収束させ、ガンダムDX最強の技、『ツインサテライトキャノン』の発射態勢を取った。

 

 

 

 

 

そして妹紅はアームドアーマーDEを二枚ビット兵器のように使用し大型のサイコ・フィールドを、そしてフェネクス自身もサイコ・フィールドを自分の前面に展開した。

 

 

 

 

 

 

「世界を滅ぼされてたまるか!」

「てめぇのそのツインサテライトキャノンの方が世界滅ぼせるだろ!」

 

 

 

 

そんな妹紅のツッコミと共にツインサテライトキャノンの砲門から発射された極太のビームはサイコ・フィールドとぶつかり、凄まじい余波を発生させた。これでもお互いに威力を弱めている方であり輝夜が魔力を込め、最大出力でツインサテライトキャノンを放てばそれこそIS学園の存在する人工島を跡形もなく消し去ることも可能である。

 

 

 

 

 

 

「ぐッ……うぅッ……!」

 

 

 

 

アームドアーマーDEの張っていたサイコ・フィールドか破壊され、妹紅は前面に張ったサイコ・フィールドのみで必死にツインサテライトキャノンを押さえ込んでいた。

 

 

 

「「はああああああ!!!!」」

 

 

 

 

ツインサテライトキャノンの放出が終わると共に淡い虹色の煙がアリーナを包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

「ゲホッ……ゲホッ……なっ!?」

 

 

 

目の前を見ると煙から飛び出してきた妹紅が今にも輝夜を殴りつけようとしていた。 

─────このままでは殴られてシールドが0になる。それなら………

そう考えた輝夜は妹紅に気付かれないようにGファルコンの赤外線ミサイルのハッチをオープンし、妹紅を待ち構えた。

 

 

 

 

「おらぁ!!」

「ぐっ……!!あなたも道連れよ!!」

「なっ!?」

 

 

 

 

 

 

輝夜は殴りかかってきた方の腕を掴み、そのまま赤外線ミサイルを全弾放ち妹紅のシールドエネルギーを0にした、それと同時に輝夜のシールドエネルギーも0になり、試合は引き分けとなった。

 

 

 

 

 

パチパチパチパチパチパチ…………

 

 

 

 

 

 

 

「あら、ギャラリーが沢山いるわね。………妹紅?」

 

 

 

 

輝夜が横を向くと既に向こうでは妹紅が自分のクラスの生徒と話していた。あんなに楽しそうな妹紅は初めてみる。輝夜がそんなことを考えていると刀を腰に差した黒色のISと青と白のカラーで背中に大きな何かを背負ったISが輝夜のところに向かってきた。

 

 

 

 

「こんちはー!『インフィニット・ストライプス』の射命丸でーす!インタビューいいですか!?」

「あら…山の天狗ね……いいわよ。」

 

 

 

 

 

 

この妹紅の活躍とそこに張り合った輝夜も三組のカフェを手伝い始めた為大盛況となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シェイシェーイ!!』

 

 

ふう……いやあ流石はIS学園、人がどんどん来るよ。まどかとほむらも忙しそうだし。

………まあまた普通の学園生活が送れるなんて思ってなかったよ。しかも杏子やマミさん、それになぎさ、まどかとほむらも一緒に。しかもソウルジェムもまどかが定期的に浄化してくれるから魔獣も倒さなくていいしね、まあ魔獣は箒やセシリアに任せて

老兵は死なず、ただ消え去るのみ。ってね。

 

 

「さやかー、休憩いいよー。待ち合わせしてるんでしょ?まどかとほむらも行ってらっしゃーい。」

「ありがとー!まどか!ほむら!行きましょ!」

 

 

 

私はまどかとほむらを引っ張ってあの人………私の昔の友人と想い人に会いに行った。

 

 

 

─────────────────────

 

 

「おばーちゃん!おじーちゃん!早く行こー!」

「はいはい、うふふ……」

 

 

 

私、志筑仁美と夫の志筑恭介は孫を連れてIS学園の文化祭に来ている。私の経営している志筑グループがスポンサーをつとめている少女───美樹さやかさんが招待状を送ってくれた。

 

 

 

初めてテレビでさやかさんの姿を見たときは驚いた。かつての恋敵であり友であったさやかさんは中学生の頃、私が恭介さんと正式にお付き合いした三日後に突如行方不明となり、そのまま姿を現さなくなった。そして見つからないまま捜査は中断。50年の時が過ぎ去った今さやかさんと同じ顔、性格、同姓同名の『美樹さやか』さんが突如テレビで大活躍していたのだ。そしてスポンサーの決定の会議などには代理人である八雲紫さんが出席していたため、今日初めて会うことになる。

 

 

「おばーちゃん!さやかさんと会わせてくれるって本当なの!?」

「ええ、そうですよ。直ぐに会えるわ。あなたは本当にさやかさんが好きね……。」

「うん!だってかっこいいしそれに私と同じ名前だもの!」

 

 

 

この可愛らしい孫、志筑さやかは中学生であり、今年IS学園を受験するらしい。さやかさんの大ファンであり私達がIS学園に行くと言った時には真っ先についてくると言った。この名前は今は亡き最高の友人、美樹さやかさんから頂いた名前だ。

 

 

 

……あら、さやかさんが見えましたね。それにあの二人………どこかで見たような……。

 

 

 

──────────────────────

 

「なるほど……」

「用件ってこれのことね……」

 

 

 

まどかとほむらが仁美を見つけた瞬間、全てを察したようにそう言った。この二人の存在した記憶は世界中から消えているがそれでも元々は友達だったのだ。

 

 

 

あ、仁美と恭介が気付いたみたい、………二人ともよぼよぼになっちゃって………、ん?あれは孫かな?

 

 

 

「美樹……さやかさんですよね?」 

「………あーはい、美樹さやかです。スポンサーになって頂きありがとうございました、志筑さん。」 

「………お願いがあるのですが私のことはどうか仁美と呼び捨てで呼んで下さいませ。」

 

 

………やっぱり私のことをまだ引きずってるのかな……?

 

 

 

私がまどかに導かれた後の仁美はしばらく部屋に引きこもり、心ここにあらずといった感じで「私のせいですわ……」と繰り返していた。それは恭介も同じで泣き続けていたらしい。

 

 

 

「………ええ、わかりましたよ、仁美」

 

 

 

「それなら僕も恭介と呼んでもらいたいかな。そちらの二人は?……………どこかで会ったことがあったっけ?」

「この二人はまどかとほむら。私の大親友だよ。それよりもその子は?」

 

 

 

 

 

 

「志筑さやかです!さやかさんの大ファンです!サインお願いしてもいいですか!?」

「こらこら、あわてないのさやか。……この子は志筑さやかと言ってあなたにそっくりな亡き私の友人から名前を頂きました。」

 

 

 

 

 

あー、私のことかー。横でまどかとほむらも少し顔がひきつってるね。とりあえずこの子の持っている待機形態のレプリカであるフェルトの花にサインしてあげよう。

 

 

 

 

 

………む、魔獣の気配。

とりあえずまどかに頼もう。

 

 

 

(まどか…)

(さやかちゃん。私とほむらちゃんで狩ってくるよ、さやかちゃんは仁美ちゃんと上条くんとお孫さんと一緒に文化祭を楽しんで。)

(サンキューまどか!今度何か奢るわ!)

 

 

 

 

 

「ごめんなさい、私とほむらちゃんは少し用事が出来たの。」

「わかったよー、巻き込んでごめんね。」

 

 

 

 

 

 

まどかとほむらは学園の外に向かって行った。

てかこの世界の絶望濃度ヤバすぎでしょ……この人口島だけで一日に三回は魔獣が発生してるわよ……

 

 

 

「さてと……行きますか!」

「はい!私ミスブシドーにも会いたいです!」

 

 

 

 

 

とりあえず仁美と恭介とも沢山話したいしとりあえず一年三組に向かおう。

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

「………何これ…?」

 

 

 

 

まどかとほむらが魔獣の巣に入ると、既にそこには魔獣の死体が大量に転がっていた。どの魔獣にも雷が落下したような跡が存在し、半分近くが黒こげになっていた。

 

 

 

「まどか!ほむら!遅くなっ………これは!?」

「見事に全滅ですわね……それも大量の落雷に浴びせられたような焦げ跡……一体誰が?」

 

 

 

増援に来た箒とセシリアもこの光景に驚いていた。

グリーフキューブがないところを見ると恐らく魔法少女の仕業だろう。 

 

 

 

「おいまどか、この魔獣はどうやら違うようだぞ。」

「殴られた跡…?」

「こっちはまん丸な穴……貫かれた跡がありますわね……」

 

 

(まさか……あの子に限って……)

「ほむらちゃん、心当たりがあるの?」

「はっ………!いや、わからないわ。」 

 

 

ほむらは頭の中に1人の少女を思い浮かべていたがあえてそれを言わなかった。

 

 

 

 

 

 




静葉&穣子「我らの秋に栄光あれーっ!!」
輝夜「世界を滅ぼされてたまるかーっ!!」



冗談は置いておいて次はパチュリー&美鈴回です
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