受験にも合格したのでこれからは元のペースに戻ると思います
「一夏、私は用事で出掛けるわ。あ、マドカちゃんは私のベッド使ってね。千冬は泊まるならタンスに布団一式入ってるわ。」
「感謝する。……お前には何から何まで…。」
「いーってことよ。」
「用事ってなんだよ?」
「……オペレーション・メテオよ。じゃーね。」
天子がそういうと部屋から出て行った。オペレーション・メテオってことはWのISに乗ってるパイロットでも集まるのか?でも『エピオン』に乗ってるマドカは行ってないし……
そういや幽々子さんと神奈子さんと慧音さんも出かけているな……、まあいいか。
「マドカ、何か食べたいか?何でも言ってくれよ。」
「ううん、私も手伝うよ。」
「私も手伝おう。」
「「いや、姉さん(織斑先生)は座っていて。」」
「むう……」
「そうだ、姉さんのリクエストを聞こうよ。」
「そうだな、織斑先生は確か……」
ここだけの話、織斑先生の家事能力……というより女子力全般が死ぬほど低い。好きな食べ物も考えたが枝豆、スルメなど酒のつまみばっかりだった記憶が……
「……レー。」
「え?」
「カレーが食べたい…」
「よし、腕によりをかけて作りますよ!」
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「ったく……エムは何をやってんだよ…。」
「あらオータム、聞いてないの?エムならIS学園の文化祭に行ってるわよ。」
「全く……、まあいいか。……それにしてもまさか突然リーダーが変わるなんてな」
私達は亡国企業に所属しており、その中でも私達───幹部は様々な国からISを鹵獲、使用している。私の専用機はアメリカの第二世代機『アラクネ』、横にいる私の恋人、スコールの専用機は『ゴールデン・ドーン』。……おっと、横道に逸れてしまった、今日は顔も見たことがなかった亡国企業のリーダーが代わり、そのリーダーが今日私達の前に姿を表すらしい。
「待たせたな。」
ん……男の声!?
部屋に金髪で長髪の男が入ってきた。………もしかしてこいつがリーダーか!?
「今君の思った通り私が亡国企業の新リーダーだ。……名前は………そうだな、プリペンダー・ウインド、ウインドとでも呼んでくれ。」
「ふざけんじゃねぇ!なんでISにも乗れねぇ男が私達のトップに………なっ!?」
「嘘……!?」
目の前ではウインドと名乗る男がISを纏っていた。肩に大型のビームライフルをマウントした騎士のような形のISだ。
つまり目の前の男は織斑春樹に続く第2の男性適応者………
「これで文句はないかな?更に私はISの設計も行っている。君達の戦闘に合わせた専用機を用意させてもらった、エムには既に渡している。お前たちも受け取れ。」
ウインドと呼ばれている男はジュラルミンケースを取り出し開いた。その中には2つのコアが入っており右のコアの上には『autumn』と書かれたプレート、コアには『Death size』と彫られており、左のコアの上には『squall』と彫られたプレート、同様にコアには『heavy arms』と彫られていた。……ん?
「扉の向こうにいる二人、盗み聞きのつもりか?バレバレだ。」
「……バレバレね……」
「だから私達に隠密は向きませんって、総領娘様。」
そのまま開き直り部屋に入ってきたのは青髪の女の子と紫色の髪の毛でとてもハイカラな服を着た女性だった。
「ああ、紹介しよう、私が推薦する亡国企業の新幹部、青髪の方は『アマツ』、紫の方は『コロモ』だ………あともう2人入れるつもりだ。自己紹介しなさい。」
「アマツよ、よろしくね。」
「コロモです、よろしくお願いします。」
……あのアマツの姿………どっかで見たような……
「……アマツちゃんだっけ?あなたってIS学園の比那名居天子ちゃんよね?」
そうだ!思い出した!こいつはあの『天使』だ!
私が亡国企業として戦争を止めに行った際に空から巨大なエネルギーの柱が落ちてきた。それを放ったIS『天使』は亡国企業の他にも様々な組織で噂になっている。
そして亡国企業のネットワークを駆使し、あの『天使』を解析すると出てきたものはIS学園一年一組の少女であった。
「…ええそうよ、た……じゃなくてウインドに誘われてね、あなた達を手伝うことにしたわ。こっちは私の従者の永江衣玖よ。」
「まあ厳密にはこの方のお父様の従者ですがね。どちらかと言えばお目付役です。」
「……とりあえず無駄話を止めてこれからの話をしよう。とりあえず俺の人脈を利用して男女平等派会社、テロ組織に声をかけておいた。中にはお前たちの知っている場所も多くあるぞ。その代表を今日は呼んでいる。」
「具体的なその組織を教えてくれませんか?」
「ああ、まずザフトカンパニー」
………ザフトカンパニーとは一応表社会では小さな企業であるが裏では社長であるデュランダルの指揮の下『核』を利用し莫大な利益をあげている。噂によると核を動力源としたISが既に四機程実戦に投入されているらしい。
「二つ目、私設武装組織ソレスタルビーイング」
ソレスタルビーイング……最近話題のテロ組織でありISの紛争に介入し武器を破壊しISを奪い取って紛争を根絶させている組織だ。そのせいか恐らく現在ISのコアを最も保有している集団であり緑色の燐光と赤色の燐光を放つスラスターが特徴である。
最近遊撃隊が合流したらしく例え亡国企業でも真っ向から勝負を挑むと恐らく厳しい勝負にになる。
「最後は…?」
「アナハイム・エレクトロニクスとその傘下のテロ組織『袖付き』『マフティー』『クロスボーン・バンガード』だ。」
はあ!?アナハイムまで参加するのかよ!?………ん?傘下のテロ組織………?………袖付き、マフティー、クロスボーン・バンガードの三つはそれぞれ構成人員は10……いや、5にも満たない極小組織だが全員が専用機を持っているため戦闘力は非常に高い。
………なるほど、確かにあの変態企業なら納得だ…
バン!
突然扉が開いた。
「もういいかね?」
「僕は待たされるのが嫌いなんだ。」
「まあまあ…二人とも落ち着いてください…。」
部屋にズカズカと入り込んできたのは黒髪長髪の男性、薄緑色の髪の毛の中性的な人、そしてアナハイムの社長である上白沢だ。
「………あなたたちが……」
「ええ、お察しの通り、私はギルバート・デュランダル。ザフトカンパニーの社長だ。」
「僕の名前はリボンズ・アルマーク、一応ソレスタルビーイングのリーダーだよ。」
「私は上白沢慧音、アナハイムの社長であると共にテロ組織への支援を行っている、よろしく頼む」
この3人、ギルバートを除き普段は飄々としているが真面目な話となると一気に態度を変貌させる、………私も一瞬だがそのプレッシャーにすくんでしまった。
「さて、同盟を組む以上全組織の戦力を晒さないといけないか、全員、構わないか?」
「ああ。問題ない。」
「問題ないよ。」
「大丈夫だ。」
彼女らはUSBを取り出し会議室のプロジェクターにデータを投影した。
「さて……まずは私達亡国企業から行こう、まずは私、ウインドと専用機『トールギスⅢ』、そしてこのアマツとコロモの『ウイングゼロカスタム』と『ドラゴン』、そしてここにはいないエムの『エピオン』、そしてそこにいるオータムとスコールの『デスサイズ』と『ヘビーアームズ』、とりあえず専用機持ちは以上だな。………あ、後二人ほど入るかも知れん。」
あと二人って誰だよ……?
「なら次は私達ザフトカンパニーの最高戦力を晒そう。まずはモンドグロッソシングルで準優勝したわた………八坂神奈子の『レジェンド』、そして同じくモンドグロッソのチーム戦で同率優勝の聖白蓮の『ジャスティス』、IS学園一年三組の二人、チルノとフランドールの『ストライクフリーダム』と『デスティニー』。以上四機の機体の動力源は核だ。他にもいるがまあそれはデータで送る。」
「次は僕だね、まずは実行部隊リーダーの西行寺幽々子の『リボーンズ』、そしてIS学園所属の鍵山雛……一部では『剣の天使』とも呼ばれているかな、その子の『ダブルオークアンタ』、そして西行寺の娘のマドカの『エクシア』、あと遊撃隊『ピュエラマギホーリーカルテット』の巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子、百江なぎさ、彼女らの『サバーニャ』『ダブルオー』『アルケー』『ラファエル』。以上だよ。」
「最後に私だな、まず社長である私の『Hi-ν』、そして一年四組の霧雨とマーガトロイドの『デンドロビウム』と『Ex-S』、そして一年三組副担任、藤原の『フェネクス』、テロ組織の方はまたデータで送る。」
「はは………ははは………」
私とスコールはもはや乾いた笑い声しか出なかった、当たり前だ。
「どうしたんだ、二人とも?」
「笑えるじゃねぇか!世界を股にかけているISパイロットのほぼ全てがこっちの味方になったんだぞ!?笑うしかねぇじ「お話中失礼するわ。」
「あぁ!?」
部屋に入ってきたのはどう見ても中学生くらいの黒髪長髪の少女だった。………こいつからも並々ならないプレッシャーを感じる……
「やあ暁美君、答えは決まったかな?」
「ええ、私達天魔財閥もあなた達に協力してあげるわ。」
なっ!?
私の驚きとよそに少女は続ける。
「私達天魔財閥の戦力はたった四機、まずは会長である鹿目まどかの『ユニコーン』、そして秘書である私、暁美ほむらの『バンシィ』、テストパイロットである八雲紫と博霊霊夢の『エクストリーム』二機よ。」
ほうほう、八雲紫か………八雲紫?
「おい待て今さらっとやばい名前が聞こえたんだが。八雲紫?あのモンドグロッソを優勝した?」
「ええそうよ、あなた方も前に私達が提出した条件飲んでくれる?」
「………確か『世界との戦争になった際には八雲紫が総指揮を取る』だったな。………飲もう。ザフトとソレスタルビーイングはどうかな?」
「……まあいいだろう、八雲紫はどうも胡散臭いが戦闘力に関しては信頼できる。」
「問題ないよ。」
「いいだろう。」
「では10日後のこの時間、ここでお会いしましょう。」
暁美ほむらとやらはISを展開してビルの窓から夜空に飛び立った。それと同時にギルバートとリボンズも出てきた扉から出て行った。
「さて……オータム、スコール、早速頼みたいことがあるんだが……、これを受け取ってくれ。」
ウインドは私達に紙切れを渡してきた。…IS学園文化祭招待状………?
「それは独自のルートで手に入れた招待状だ。それを使ってIS学園に潜入、どさくさに紛れて織斑千冬にこの紙を渡してほしい。」
「わーったよ。」
「了解。」
「IS戦になるかもしれん、ただ今の織斑千冬の専用機私が制作したアマツの『ウイングゼロカスタム』とほぼ同素体、同スペックを誇る同じく私が制作した機体『ウイングゼロ』でどういう因果か彼女が持っている、『アラクネ』、『ゴールデンドーン』なら例えお前たちの技術が勝っていたとしても機体スペックで押し殺される、『デスサイズヘル』、『ヘビーアームズ改』に乗り換えておけ。」
………おいおい、『暮桜』ならまだ技術で倒せた、ただブリュンヒルデにあのアマツと同スペックの機体だと!?鬼に金棒じゃねえか!?………一応デスサイズのスペックを確認しておくか…
こうしてこの日IS学園校長・八雲紫を筆頭とした世界最強のテロ組織が誕生した……
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とある場所
「………束さん、郵便です。」
「……ありがと…。開けて…」
……なんだよ…なんの封筒だよ?
「あの…束さん、何かの設計図みたいです…、俺にはわからないのでどうぞ…。」
……『MA全設計図』……こっちは分厚いね…、もう一つは……!!『織斑春樹専用機:GundamΔχ』!?
「はるくん……少し待っててね…始まるよ…!」
「何がですか?」
「私達の復讐だよ!」
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???
「ふふふ……偽物兎……織斑兄………あなた達にはまだまだ働いて………いや、演じてもらわないといけないの………幻想郷の為にね……」
プリペンダー・ウインド………一体誰なんだ……