一部、通常の機体に装備されていない武装が存在しますがご了承お願いします。神奈子側の機体の演出が少し変わります。
相変わらず誤字脱字多いです。
感想ありがとうございます!
ピットに帰るとそこには幽々子が専用機『リボーンズキャノン』を展開し、待っていた。私達は予選時点では自らに縛りをかけており私は『ヴァリアント・サーフェイス』を使わない、幽々子は『リボーンズキャノン』のみ、神奈子はドラグーンを使わない。それらの制限を設けても余裕で倒せた。
「流石ね」
「こんなもんよ、正直あのレベルなら追加パッケージなしで勝てたわ、……それよりあなたこの試合で負ければ息子の敵を取れるわよ。」
「うふふ、それもそうね~」
因みに息子というのは織斑一夏のことである、幽々子は一夏のことを溺愛しており一時期本気で織斑千冬と織斑春樹に自らの能力『死を操る程度の能力』で殺そうとしていた。
『これより準決勝第二試合を始めます、八坂選手、西行寺選手はカタパルトまでお願いします』
「あらあら、じゃあ行ってくるわ」
「頑張ってきて」
「ええ。」
そう言い残して幽々子は『再生』の名を持つISを纏いピットから飛び出した。
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神奈子side
きみのーすーがーたーはー♪
ん……電話…?……早苗か。
「早苗か、どうした?」
『相手はあの幽々子さんでしょ?頑張ってくださいね!』
「わかってる、そっちのスペルカードルールで幽々子とやったことがなかったからな、お互いの手札は未知数だ。」
………あっちの武装、耐久などはゲーム準拠だからな、嫌と言うほど知っている、対してこっちの『レジェンド』はアニメだけ……、情報量ではこちらのほうが圧倒的に有利だ。
それに私が勝てば幽々子は三位決定戦で織斑千冬と当たる、もしかしたらそれを狙って手加減を……、いや、あいつはそんなタマじゃなさそうだねぇ。
『これより準決勝第二試合を始めます、八坂選手、西行寺選手はカタパルトまでお願いします』
「…じゃあ行ってくるよ!」
『はい!』
そういって電話を切った。……手加減はしない、それに軍神としての血も騒ぐ、スペルカードと言う固定概念に縛られず、奇襲も何でもありの勝負だ、……さてさて、どんな戦略で攻めるかな。
「八坂神奈子だ、レジェンド、出るぞ!」
私は『伝説』と共に決戦に向かった。
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二機のIS『リボーンズキャノン』と『レジェンド』、その搭乗者の西行寺幽々子、八坂神奈子はお互いに向かい合い動かない。
「幽々子、お前はあいつをボコボコにするためにワザと負けて三位決定戦に行くなんて思ってないよな?」
「当たり前じゃない、それよりも私はあの子と妖夢にカッコいい所を見せたいわ、それにあの子の復讐はあの子自身で行わないと意味がないもの。」
「ふっ、子煩悩な所はお前も私も同じだな、私も早苗と諏訪子にカッコいいとこ見せて威厳を保ちたいからな。」
「それなら……」
「「お互い全力出さないとな(ね)!」」
そう言った瞬間お互いが距離を取り、相手の攻撃に備えた。────歌聖の娘とかつての建御名方神の妻神の決戦が今幕を開けた
「ドラグーン!」
そういうと神奈子の背中の非固定装備である円盤に付いた突起が浮遊し、幽々子を囲んだ。
それにあわせて観客がどよめき始めた、今まで全く明かさなかった兵器───BT兵器を操り、更に10機同時に法則に捕らわれない動き方で動かしている。BTにおいては最前線を走っているイギリス───その代表でさえ四機同時に操るのが限界だ。
「まずいわねぇ」
「随分余裕だな!」
神奈子がそう言うとそれに答えるように合計10個のドラグーンからレーザーが発射された。そのレーザーは網のように幽々子を取り囲み、確実に潰そうとしている。
「これなら!」
幽々子は神奈子のドラグーンによるスペルカードルールにも匹敵するレベルの弾幕を空中を漂う蝶のように美しくかわしながら『GNエグナーウィップ』を展開、なぎ払うように振るうと、鞭の部分から電撃が放たれた。
広範囲に広まった電撃をドラグーンは主の命令でかわし続けたが管理が少し甘くなっていたドラグーンが二機破壊された。
「かかったな!そっちは囮だ!」
「そっちがね!これで『逃走経路』は確保出来たわ!」
実は数秒前、幽々子は神奈子のドラグーンの癖からだいたいどの角度に発射するか、どの地点の管理が甘くなるかを全て読みとり、線を作るような感覚でドラグーンを破壊、その線を一気に瞬時加速で駆け抜けた。
「今度はこっちの番よ。」
距離を取った幽々子は非固定部位の『GNフィンファング』から大量にビームを放ち、更にバスターライフルを絡めた弾幕を放った。
「行くぞ!」
普通なら一撃当たると大打撃、更に連鎖的にダメージを受けて負けるが流石にここで負けると神としての面子がない、神奈子は全て回避しながら近づき、ビームサーベルをダブルブレードのように展開、ビームの嵐をかいくぐるように距離を詰めた。
「貰った!」
神奈子は距離を詰め斬りかかった。観客は皆彼女の勝利を確信した
が
「ふっ…」
その斬撃はノーモーションで展開、反撃してきたビームサーベルによって切り返され、更に神奈子自身も吹き飛ばされた。
「ここからが本番だな……」
PICを使い姿勢を立て直した神奈子の独り言をよそに『リボーンズ』の装甲が回転し、赤い部分が後ろとなり、白い部分が前に展開、腕の位置も従来のISと同じ形となり、頭部を被っていたマスクも展開、幽々子の顔が晒され、全身装甲から本来のISの姿となった。
観客達も皆、声を上げて騒ぎ始めた
「行くわよ」
完全に変形が終わった途端こちらに向けてGNバスターライフルを放った。
「つっっ!」
キャノンモード時はマニピュレーターで支えていた為、威力と照準性能少し落ちていたがガンダムモードではしっかり手に握り狙いを定める為先程よりも精度の高いビームである。神奈子はすぐさまビームシールドを起動しその攻撃を防ぎきった。
「気を取られすぎよ!」
バスターライフルを防ぎきった神奈子が幽々子を見ると何かを膨らませていた。
「行きなさい!」
「なっ!!?」
幽々子はそれをIS大の大きさまで膨らませると、それを放ち、神奈子に向かって飛ばすと同時にそれは赤く光り輝いた。
「(……あれは確かリボーンズのアシストだったよな。あれなら誘爆させれば!)はっ!」
すぐさまドラグーンを自身の前にカーテンを張るように発射し、誘爆させた。
「残念でした♪」
「なっ!?」
幽々子も神奈子がレーザーをカーテンのように発射し誘爆させることを読んでいた、なので『三機全てを当てる』ではなく『一機でもヒットさせる』に変更し、一機だけを停滞させていた。
そしてガガはヒットし、大爆発を起こした。
「さて、半分は削ったかしら?」
「残念だったな。」
煙が晴れるとそこには八坂神奈子がほぼ無傷で空中に浮いていた。ただドラグーンのプラットフォームである円盤には先程と違い約半分が欠損している。
「あなたどうやって……!?」
幽々子は当たったと確信していた、『ガガ』にはあらかじめ神奈子の生体データを読み込ませ、それに向かって真っ直ぐ特攻するように仕組んでいたはずだ。しかも当たった感覚は確かにあった。なのに今八坂神奈子はこの場に浮いている。
予想外の事が発生し顔には出さないが狼狽えている幽々子をよそに神奈子が話し始めた。
「もうこの種は一度しか使えないからバラしてしまおう、私はお前がその兵器を使って─────更に私の生体データを読み込ませてくることを予め予測はしていた。だから大型ドラグーンに私の生体データをインストールしておいたってわけさ。」
「へぇ……予測に重ねた予測…やるわね。(早く次の計画を考えないと、とにかくガンダムモードで近接?……いや、でもこちらのフィンファングは無傷、それに対して向こうのドラグーンは少ない、ならキャノンモードで………よし。)」
「フィンファング!」
そう宣言した瞬間、幽々子の持つGNシールドから四機、そして腰のスカートの非固定装備から四機、更にキャノン部分の大型のビット兵器四機、合計12機を展開。それらを凄まじい速度で神奈子に飛ばした。神奈子はそれを残り少ないドラグーンと大型ビームブレード『エクスカリバー』、そしてビームシールドを使いビームを撃ってくるフィンファングを破壊しようとする。
「遅いわよ!」
神奈子がフィンファングに手こずっている間にも幽々子は大型フィンファングを戻し『リボーンズキャノン』に変化、凄まじい弾幕を放つ。
その赤色のビームで彩られた弾幕は観客に『強い』と言うことよりも『美しい』と先に考えるレベルであった。
「ぐっ…………!」
「今度こそ!」
神奈子が小型フィンファングの一撃をまともに受けた瞬間、数秒だけだが機体がエラーを起こした、その隙を見逃さずに幽々子は『ガガ』を一機展開、神奈子が起き上がった瞬間に発射し、クリーンヒットさせた。
先程は防がれたが本来『ガガ』は機体を丸ごと突撃させる大型艦隊殲滅兵器である。IS用のアシスト武装となった今でも威力は凄まじく、束が行った実験では現在の外界の最先端を走っている第三世代でさえ一度当たるとそのままシールドが0となる、つまり一撃で戦闘続行不能まで持ち込むレベルの破壊力を持つ武器である。
ガガが神奈子と接触した瞬間、凄まじい爆発が発生した。
「これで流石に半分は…………、あら?計算が合わないわね……。」
『ガガ』から逃げ出すための二機、エグナーウィップを振るって破壊した二機、………おかしい、あの時神奈子の背中についていたドラグーンは五機だったはずだ。ならあと一機は……?
「食らえ!」
「っ!……やっぱり……!」
油断していた、そして思考していた所に一度目のガガによって破壊していた場所の瓦礫に紛れ込ませていたドラグーンを射出されビームが放たれた、そのビームは背中に装備されていたキャノンモード時専用のハイパーセンサーを壊した。
元々キャノンモードはある程度の管制をハイパーセンサーで行っており、言うなれば『リボーンズキャノン』の核を潰されたようなものだ。
「くっ……やっぱりあの時に……」
「ああ、いつか使えるかと思って瓦礫に一機紛れ込ませておいた。まさか使えるとは思ってなかったが、お前が冷静な判断が出来なくなっていたお陰で無事隠し通すことが出来た。……さて、お得意の遠距離射撃は潰したぞ。ここからが平等な勝負だな。」
「………ええ、そうね。
とでも言うと思ったの?」
そう言った終始にこにこしていた幽々子の顔から笑顔がなくなり、完全に相手を破壊する考え方になり、遂に本気を出した。
「………トランザム!!」
幽々子がそう言った瞬間リボーンズが赤い輝きを帯び始めた。
「さーて……ここからが本当の勝負だね。………さて、私も使うしかないか」
神奈子はイメージする、自らの中の種を割るイメージを。
キィィィィィィィン
神奈子の頭の中でその音と共に何かが割れた。すると彼女の目から光がなくなった。
それは同時に神奈子も『目の前の相手を倒す』ことにしか目が向かない、所謂トランスモードに入ったことに対する現れである。
「「さて、第2ラウンドだ(よ)!」」
幽々子がGNフィンファングを発射する。神奈子はそれを大型ビームソード『エクスカリバー』を展開、ドラグーンを駆使し次々とフィンファングを破壊していった。
「当たれ!」
「くっ!?」
迂闊にもGNバスターライフルを食らい左脚部装甲が完全に損失してしまった。その砲撃は自らのフィンファングとドラグーン二機をも巻き込み、粉々になった。
「行くぞ!」
「読め読めよ!」
神奈子が爆風を加速に使用し『エクスカリバー』を展開して幽々子に突撃、だがそれを読んでいた幽々子は爆風に紛れ込ませて『ガガ』を三機展開、それを高速で神奈子に突撃させた。
「まだだ!」
神奈子はすぐさまプラットフォームに装着されたドラグーンを前面に向け発射、二機は破壊したが停滞していた一機は破壊しきれず、無理矢理ビームシールドで受けきる羽目になってしまい、シールドエネルギーが残り10%を切ってしまった。一方の幽々子もトランザムの乱用によりシールドエネルギーは残り15%程だ、つまり一撃先に当てた方が勝者となる。
「はああああ!」
「っ!?」
爆風から出てきた神奈子はすぐさま『エクスカリバー』で幽々子を一刀両断してシールドエネルギーを0にしようとしたがすぐに幽々子の『大型GNビームサーベル』に止められ、ビーム同士の鍔迫り合いが発生した。
「フィンファング!」「ドラグーン!」
鍔迫り合いの間にお互いはお互いのBT兵器を展開、相手を狙って発射した瞬間、鍔迫り合いを止め、距離を取った。
「これで終わりよ!」
爆風が晴れた瞬間目の前にエグナーウィップが向かってきていた、本来あれはリボーンズキャノンでしか使えない武装なのに相手はガンダムモードで使用している。
「誰がキャノンモードでしか使えないって決めたのよ!?」
「っ!(負けるのか……?いや、負たくない!)」
その瞬間神奈子の中で何かが切れ、『人間』から『神』に一時的に回帰した。
「させるかぁぁぁぁあ!!」
「なっ!?」
神奈子の放った『何か』はエグナーウィップを勢いを殺し、落下させた、同時に範囲内にいた幽々子の機体もスタンさせ、動きを止めた。
幽々子はこれを知っていた。それを考えると同時に今目の前で何が起こったのか、今自分がどのような状況に置かれているかを瞬時に理解、行動に変えようとしたがその『何か』────神奈子の神としてのプレッシャーによって動くことは適わなかった。
(恐らくあいつに切り込めるのは今しか…………!)
そのまま神奈子は手に持ったエクスカリバーの刀身にビームを展開、幽々子に切り込んだ。
その一撃は幽々子のISの右腕のパーツ、そして限界を超えた稼動により既に崩壊しかかっていた右足のパーツを破壊、爆発をおこし、その攻撃でリボーンズのシールドエネルギーが0となった。
(終わった……………疲れた…)
シールドエネルギーが0になるのを見届けた神奈子は安堵の表情を浮かべ、目に光が戻った。
「ただではやられないわよ!」
「なっ!?」
そう言いながら幽々子はシールドエネルギーが0になったにも関わらず大型GNビームサーベルをレジェンド右腕パーツに突き刺し風穴を開け、その攻撃により神奈子のシールドエネルギーも0となってしまった。
観客や『普通の人間』からすると同時にシールドエネルギーが0となるレベルでの決着が付き、両者が残ったパーツで地上へ降下した。
『只今の試合、勝者、八坂神奈子選手』
そのアナウンスの瞬間、凄まじい試合を行った二人に対する惜しみない拍手がアリーナを包み込んだ。
◆
試合後、アリーナにて神奈子と幽々子は取材を受けていた。
モンド・グロッソは所謂『年始番組』の中でも凄まじい人気を博しており、視聴率は軽く40%を越えていると有名である。更に今年は前ブリュンヒルデ・織斑千冬を瞬殺した八雲紫、更に先ほど激闘を繰り広げた西行寺幽々子、八坂神奈子も『男女平等主義』であることも拍車し、視聴率は50%を上回る人気を叩き出した。
「八坂選手!今のお気持ちは!?」
「まあ嬉しいが……っ…」
答えようとした瞬間レジェンドの右腕部が崩れ落ち、そのまま地面に落下、同時に装甲も灰色をベースに散りばめられたら機体カラーから全身が灰色ととなり、まるでただの鉄の塊に戻ったような色となった。
「大丈夫ですか!?」
「ああ、最後のあれが効いたな。
審判、これでは決勝に出場できない、決勝は棄権してよろしいか?」
当たり前だ、このまま八雲紫と戦闘を行い惨めに敗北するよりも今の観客のボルテージが最高潮の状態で勝ち逃げしておいた方が自分のファンの数────つまり信仰も多いまま維持ができる。神奈子的にはこのまま理由を付けて決勝に出ない方がメリットが存在する。
『……只今、八坂選手のISが本日中に修復できないレベルの損傷を起こした事が発覚したため、決勝は棄権する。とのことです、なので30分後、三位決定戦を行います。』
インタビュー終了後…控え室にて神奈子と幽々子が談笑していた。
「すまなかった、ついつい熱くなって神の力を解放してしまった。」
「まああれには驚いたわね。でもあの時実はトランザムが残り五秒だったの、だから結局負けていたと思うわ。」
「ならあんたも幽霊としての力を解放すればプレッシャーから抜けてそのまま覚醒技まで持って行けたんじゃないか?」
「あー、あなたに言えば怒ると思うけど。…………実際解放しようとしたわ、でも『三位決定戦へ行きたい』、この感情が私を躊躇わせてしまったの。」
「なるほどな、まああんたの気持ちはわからんでもないな。……三決、頑張れよ。」
「言われなくても、私の息子に精神的な苦痛を与えた罪はしっかり受けてもらわないとね。」
「良ければ私もリボーンズのリペアを手伝おうか?」
「ならお言葉に甘えるとしましょうか。ソレスタルビーイングのリーダーとザフトの議長が手を取り合うなんて割と異様な光景ね。」
「ははは、違いねぇ違いねぇ。」
幽々子は半壊のリボーンズを展開、神奈子と共に修復を始めた。
「あ、キャノンモードの修復はしなくていいわ。『半壊のISにやられたブリュンヒルデ』って屈辱的じゃない?」
「やれやれ……親バカ万歳だな。……とりあえずファングのプラットフォーム位は直しておいてやるよ。」
「ああ、ありがと。」
お日様出て♪夕日綺麗で♪星に願い明日は来る♪
「あら、電話。………あら一夏、どうしたの?」
電話の相手は幻想郷にいる息子同然の白玉楼給仕長、西行寺一夏だった。
『お疲れ様でした。……それよりも紫さんの粋な計らいで俺と師匠がそっちの三位決定戦を生で見れることになったんです!』
「あら、なら尚更頑張らないとね。可愛い息子と娘が見に来てくれるんだから。」
レジェンドにジオのプレッシャーを装備
覚醒演出が種割れになってます。
リボーンズはキャノンモード時が全身装甲、ガンダムモード時が一般的なISの見た目になり。変形は幽々子自体がまわるのではなく、機体の装甲が裏返る感じです