IS~神魔と幻想に魅入られた者達   作:茶々円

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第10話

千冬side

 

私の他に出ていた3人、予選を見たところ、あれなら余裕だと慢心していた。

 

だが現実は違った、彼女達は実力の一割も出して居なかったのだ。

 

 

 

そして今から30分後、三位決定戦だ。相手は先程の試合で満身創痍だ。私にも勝てる可能性がある…………

 

 

対戦相手に挨拶に行こう……

 

 

 

幽々子side

 

あら、電話がかかってきたわね

 

 

『はい、もしもし』

 

『幽々子様、妖夢です』

 

『あら妖夢、どうしたの?』

 

『はい、一夏がやっと自分なりの結論を出せたそうなので電話しました、変わりますね』

 

『変わりました、一夏です』

 

『あら一夏、結論は出たのね?』

 

『はい、姉の今までの仕打ちを考えるとやっぱり許しきれません。

なので姉に俺と同じ苦しみを与えて、そして全てが終わった後はほむらさんの能力を使って俺と束さんの存在を世界中の人の記憶から消してもらいます。』

 

『今じゃなくていいの?』

 

『やっぱり計画を順当に進めるためには『俺』という存在をちらつかせた方が楽になると思って……。もう一つは最後に姉の本心を聞きたいからです。

………わがままですよね…でもこれが結論なんです』

 

『なるほどね、一夏の考えは十分理解出来たわ、そうなるように私達と頑張って行きましょう』

 

『ええ。改めて、俺を拾ってくれてありがとうございます。』

 

『ええ、……そろそろ試合だから切るわね。』

 

『俺と師匠も紫さんの計らいで今から幽々子さんの試合を見に行きますよ。』

 

『従者の見るところで惨めな姿は見せられないわね。かっこいいところ見せないと。』

 

 

『ではまた後で、試合終わったら外界のおいしい飯屋でも教えますよ』

 

そういって電話は切れた。

 

 

 

 

千冬side

 

西行寺の控え室の前に付いた、せっかくだし身だしなみの確認だけでも

 

 

『はい、もしもし』

 

………ん…?電話しているな、誰とだろうか?

 

『あら一夏、結論は出たのね?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!!!????

 

今、一夏……と言ったよな…?

いや、聞き間違いかもしれない、スピーカーモードにでも設定してあるのだろう、かすかに相手の声が聞こえる

 

『……………束さんと俺の記憶を………………でもこれが結論なんです』

 

………女の声だ。だが束の名も聞こえた。

 

頭の中で疑問だけがひたすら積み上がっていく、

ただ一つわかることは『西行寺幽々子は確実に何かを知っている』ことである。

 

 

 

 

 

 

『只今から三位決定戦を始めます』

 

 

二機のISがアリーナに出てきた。ただ暮桜はきれいに直っている、おそらく八雲紫が手加減に手加減を重ねた結果だろう。

対してリボーンズは

フィンファングが8→2

ビームサーベルが2→1

キャノンモード使用不可

GNドライブ一機破損(トランザム三秒のみ可能

非ツインドライブによる全武装の威力のマイナス二乗

 

と、もはや半壊状態で出てきた。

 

それを観客席で見ていた一夏(サングラス着用)と妖夢は

 

「あれはひどいわね…、幽々子様、八坂さんとの勝負に本気になりすぎでしょ、一夏君はどう思う?」

 

「師匠、こっちで一夏はやめてください、色々騒ぎになるのでマドカでお願いします。

まあともかく幽々子さんなら余裕だと思いますがね」

 

「まあ試合に集中しましょう」

 

「そうですね」

 

 

 

 

開口一番に千冬が

 

「一夏の事を何か知っているのか!?」

 

と声を荒げて聞いた。それに対して幽々子は

 

「慌てなさんな、いずれ知るわ…」

 

 

 

『では試合を開始してください』

 

そう返した

 

「今、貴様の知っていることを全部言え!!」

 

「そうねぇ~、私に勝ったら教えてあげる~

まあ無理でしょうねぇ~、なんてったって八雲紫に触れることも出来ずに敗北したブリュンヒルデ(笑)だもんねぇ~。

このみたらし団子おいしいわぁ~。」

 

屋台で紫に買ってきてもらったみたらし団子を頬張りながら喋っていた

 

「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「あら怖い怖い♪」

 

 

 

それを見ていた一夏と妖夢は

 

「また幽々子様の悪い癖が出てる…。てかあのみたらし団子いつの間に買ったのかしら?」

 

「完全に煽ってますね。

それとみたらし団子ならさっき紫さんが買ってましたよ。恐らくそれをもらったんじゃないかと。」

 

「「ハァ…」」

 

『し、試合を…』

 

正直なところ幽々子は千冬が嫌いであった。生きていた頃は録に構わずに、死んでから一夏一夏騒ぎ出した、なら初めからそうしなさいよ。そう思っていた。

 

 

 

「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」

 

しばらく煽っていると激昂し斬りかかってきた

 

「さっきと同じよ」

 

向かってくる千冬に対して幽々子はGNバスターライフルを発射するが

 

「当たるか!」

 

そう言って瞬時加速を行い幽々子の懐に回り込んだ……が、突然幽々子の纏う雰囲気が変わった。

 

「舐めんじゃないわよ、……トランザム!」

 

「なっっっ!」

 

突然幽々子が視界から消えた、そしてそこにはGNフィンファングが残っており今にも発射しようとしている。

 

「くそっっっ!」

 

フィンファングを破壊しようとした瞬間、突如後ろから何かに掴まれた。

 

「な、何だ?!」

 

後ろを振り向くとエグナーウィップを構えた幽々子がいた

 

「こんな子供騙しに引っかかるのが最強だったなんて世も末ねぇ」

 

 

 

 

 

「クソッ!!壊れろ!!」

 

必死に自分を掴んでいるエグナーウィップを壊そうとするが壊せずに千冬は焦っていた、そして幽々子を見るとガガを膨らませていた。

 

「バイバーイ♪」

 

「あ………………」

 

そう言ってガードができない千冬にガガを三発クリーンヒットさせ、アリーナを半分覆うレベルの大爆発を発生させた。

 

 

当然千冬のシールドエネルギーは0になった。

 

 

 

 

「あっけないわねぇ」

 

そう言って先ほど食べていたみたらし団子(二本目)を取り出し、食べていた。

 

「このみたらし団子最高ね、あとで紫から場所聞こっと。」

 

「「いつもの幽々子様(さん)だ…」」

 

観客席で2人は呆れていた。




千冬自体はかなり強い部類に入ります、それこそ、幻想郷の介入がなければ優勝出来ていたでしょう。
ただ幻想郷の住民と『ガンダム』世界のモビルスーツの力が異常すぎるだけです。参考程度に幽々子のアシスト『ガガ』は既存の第三世代程度なら一撃で破壊できます
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