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ここはダービーウマ娘のアドマイヤベガのトレーナー室。そのトレーナーは自分のノートパソコンの画面を熱心に見つめてはため息をつく。そしてまた画面を見直すという非常に過酷な業務に勤しんでいた。そのパソコンでは自分の愛するアヤベが勝負服で踊っている。つまりウイニングライブの映像である。かれこれ20回はリピートしただろうか。ついに男は一つの結論に達する。
「アヤベはあまりにもカワイイがすぎる。」
「あのハートはあまりにも危険すぎる。厳格に管理しないと死人が出る。」
「というかアヤベがカワイイのは最初から分かってるんだから他のやつにライブで見せるなんて危険なことさせるのはマズイのでは??やはり独占監禁して管理しないといけないのでは??」
結論が三つくらい出てきてしまったがそういうことである。この男担当のアヤベが好きすぎて共依存するくらいなのだ。そんな男にあのイチバン星が駆ける空でハートを作る振り付けなど見せてみろ。頭がおかしくなるのは自明である。最初からおかしいのは言うまでもないが。
「どうしたの難しい顔して。何かあったの?」
そこに愛するアヤベがやってくる。ちょうど30回目のループが終わったところだ。
「やあ、アヤベは今日もカワイイな。」
「あら、ありがとう。それで?何かあった?」
もはや慣れたものである。
「実はこの前の君のライブを見直してたんだけどね」
「ああ、あれね。何か変なところあったかしら?」
「いや、変なところなんて一つもない。完璧だよ。」
実際問題はないのだが仮にあったとしてこの男指摘できるのだろうか?完全にアヤベに目をやられているのだが。
「それならどうしたというの?」
「アヤベ…君はあまりにもカワイイがすぎる。危険だ。何か起きたら大変だから他のやつになんて見せたくないずっと閉じ込めておきたい」
「ええとその…ありがとう?かしら?あまりカワイイとは言われたことないから…」
「何言ってるんだ!このライブ。この振り付け!ハートのところなんかあまりにも最高じゃないか!このちょっと照れてるのがまたたまらない!実にカワイイを極めてる!!」
一応言っておくと正直ここまで連呼されるとバカにしてるのではないかと思わなくもないが本人はいたって真面目に言っている。だからカワイイの権化カレンチャンとの「お話」は勘弁してやってほしい。ずっと閉じ込めておきたいも大真面目に言っている。言動が危ないって?そもそも最初に一緒に死のうとしてたヤツだ。頭のネジが数本飛んでいても不思議ではない。それはともかく、
「とにかく君は魅力的なんだ。だから不用意に外に、特に他の男の前に出すなんて恐ろしくて恐ろしくて…君に何かあったらと思うと怖いんだ…」
流石に過保護というかただのアホなのではないかと思われるかもしれないが愛は盲目。本人は真面目なのだ。
「トレーナーさん…心配してくれるのは嬉しいけどそんなに危ないことはないわ。それにほとんどあなたと一緒にいるじゃない。だから大丈夫でしょ?」
「まあそうなんだが…」
「それから…」
アヤベはトレーナーに近づいて手を取って言う。
「私があなた以外に興味を持つわけないじゃない。」
その目は妖艶に輝いていた。
「そもそも私が危ない目にあうかしら?そんなにファンサービスする方でもないし。遠目に見られてる事はあるかもしれないけどあまり話しかけられたりもしないし…」
アヤベは疑問をぶつける。確かにアヤベはあまりファンサービスとかをする方ではない。話しかけられることもほとんどない。しかし…
「何を言うんだ。ダービーでのあの騒動、そしてこのライブでかなり印象が変わったとかなり評判になってるんだぞ。最近になってアヤベの良さがわかるとは脳が最近動き出したのか今頃交換したのかはわからないけど反応が遅いと言うヤツだ。」
後半はどうでもいいが前半は的を射ている。最近アヤベのファン数はかなりの上昇率なのだ。ダービーのキス騒動で死んだファン数を余裕で上回っている。
「そういうものなのかしら?特に変わった事はしてないのに不思議なものね。」
「いや、君はかなり変わったよ。これまでの切羽詰まった感じから本来の余裕のある優しいところがよく出るようになった。あと嫉妬深いカワイイところも。」
「嫉妬についてはあなたのせいよ?あなたが他の子と話したりしなければ私だって嫉妬したり八方睨みをする必要はないわ。」
「それは困る。嫉妬してる君もすごくカワイイからつい見たくなるのに、それじゃ見られないじゃないか。」
「少しは本音を隠せないのかしら…あなたそんな人だったの?」
「人もウマ娘も時と場合によるだろ?アヤベはあんまり変わらないけど大抵の人は仮面を付け替えたりするものさ。」
「まあそういうものかしらね。」
「そういうものだよ」
こうして何気ない雑談も重要なコミュニケーションだ。手をニギニギする事も忘れない。いちゃつける時にいちゃつかないともったいないからというのがこの男の自論だ。決してただの変態というわけではないと信じたい。アヤベも嫌がったりはしていないので似たもの同士なのだろう。
「おっとそうこうしてる間にこんな時間だ。さてトレーニングの時間だ。」
「そうね、トレーニングはしっかりやらないと」
この二人イチャイチャと真面目にトレーニングの切り替えはキッチリできる。これができなくてダメになる組み合わせも多いなか優秀なものだ。ただ
「トレーニングが終わったらじっくり反省会しましょうね。」
「トレーニングで君が反省することなんか何も無いだろ?」
「分かってるくせに…イジワルね…」
「拗ねたアヤベもカワイイよ」
「ほんとに分からない人ね」
トレーニングが始まる直前までイチャつくのは決して忘れない。
実は共依存アヤベさん大好きなんですよね。あとRTTTラストのライブシーンあまりにも最高すぎましたよね?まさにアヤベさんアニメのアヤベさんのためのライブでしたね照れながらハートでハートを抉り出すスタイル大好きですね。あれをアヤベさんがやるというのがザ・最高ですよねえ…
ということでここのアヤトレさんも無事心臓を鷲掴みにされてもらおうと思ってこの話ができました。ストーリーはありません。ただ二人にイチャイチャしてもらいたいという欲望だけで生成されてます。
例のライブシーンの最初にアヤベさんの左足首をしっかり映し出すスタッフさん本当そういうとこだぞ好きってなりますよね…