共依存アヤベさんとイチャつく日常   作:鉄鷲

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タイトルが60文字超えましたが大体5分で読める甘さ控えめなアヤベさんです。
pixiv→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20150890


ジト目のアヤベさんはカワイイしフワフワに埋もれるアヤベさんはカワイイと思うトレーナーさんと共依存してるアヤベさんの甘さ控えめなお話

「うーむ…困った…」

トレセンの一室。アドマイヤベガのトレーナー室で部屋の主人がうめいていた。さぞや重要な悩みなのだろう。これからのトレーニングかレースか。はたまたその先の事だろうか?

「アヤベがカワイイすぎてイチャイチャが止まらない…」

すごくすごいどうでも良い事だった…しかし男にとっては重要な事である。担当であるアヤベとガチガチの共依存している。と公言こそしていないが大分危ない付き合い方をしていると認知されはじめているのだ。それもこれも場もわきまえずイチャイチャしているのだから仕方がない。逆に一心同体の夜のうまぴょい伝説をしていない事がおかしいくらいである。イチャついてるとそれで満足らしい。それはともかく仮にもダービーウマ娘とそのトレーナーが日がな一日ベッタベタにイチャつきまくってるのは示しがつかないというように言われてしまったのである。

「そうは言われてもなあ…アヤベがあまりにもカワイイのだからどうしようもないじゃないか…逆に皆なんで平然としてられるんだ?まあアヤベに他の男が寄りつくなんて絶対許さないが…」

おまけにお互いに独占欲が強いから余計に周囲から孤立していく。だがそれがいいのだからどうしようもない。アヤベも八方睨みを覚える日も近い…

「八方睨み…ジト目…」

またよからぬ事を思いつこうとしているようだ…

「アヤベのジト目はたまんないよなあ…あの目で射抜かれておかしくならないわけがないんだよなあ…」

初めて見た時からおかしくなっていた奴の言う事は違う。お互いにベタ惚れ同士でなければタダの変態である。

「どうしたの?ため息なんてついて?」

その愛しのアヤベがやってきた。死にかけていたトレーナーが復活する。さっそく抱きつきにいく二人。これが日常である。

「やっぱりアヤベはカワイイなあ…離したくない独占したい…」

「もう独占してるじゃない。どうかしたの?」

「アヤベのカワイイところをもっと見たくてね…どうすればいいかなって考えてたんだ」

「あなたねえ…ちゃんと仕事はしてるの?」

アヤベがジト目になる。カワイイ。

「それだ!」

「何が?ほんとに何かあったの?大丈夫?」

「大丈夫!アヤベのジト目はやっぱりカワイイんだよ!これはノーベルウマ娘賞間違いなしだ!でも誰にも知られたくないよな…アヤベの視線は独り占めしたいし…」

「ジト目で元気になるのはあなたくらいじゃないかしら?まあいいけど…」

なんだかんだでまんざらでもない様子のアヤベである。

 

そんなある日

「今日も来てるな…」

「そうね…これは…すごくすごいわ…」

珍しくアヤベの語彙がSSRを記録した。何が凄いのかというと

「フワッフワのぬいぐるみ達がすごく凄い量だ…」

「これはいいフワフワ達よ。いいわ…好き…」

ファンからのフワフワぬいぐるみの群れである。ある日アヤベがフワフワしたものが好きということがバレた…別に隠してはいなかったが。火がついたのはカレンチャンさんのウマスタである。アヤベがフワフワぬいぐるみを抱いてご満悦のワンショットが公開されるとたちまちフワフワの群れが襲いかかってきたのである。多少のプレゼントは今までもあったがここまでの量は初めてだ。四分の三は迎撃したがそれでも中々の数である。

「(盗聴器の類や”悪質なファンレター”は事前にカットしてるが…アヤベはそういうのに無自覚だからな…自分がどれだけの目を向けられてるか分かってない…やっぱり全部焼却炉に運んでもらった方がいいかな?そうだそうしようアヤベに他の奴からのプレゼントなんて不要だよな早速…)」

「トレーナーさん…特にこれはすごいわ…結構高いブランドよフワフワ指数最高に近いわ…」

そう言いながら最高の笑顔を向けるアヤベ。

「(ダメだ!この笑顔を向けられたら無碍にできない!ああどこのどいつだこんなものを寄越したのは!アヤベの笑顔を奪うなんてできない!!)そうか…よかったな…」

「どうしたの?そんなにひきつった顔して…そんな時はフワフワがいいわ!そうねどれがいいかしら…」

そのフワフワが原因なんだ!と叫びたいのを必死に抑えてオススメを堪能するフリをするトレーナー。流石にアヤベの笑顔には勝てないのである。

「(しかしこの量…いつか悪意が漏れてくるかもしれない…学園のセキュリティだって万能じゃないし)」

アヤベを守りたければ全部捨てるのが一番だ。個人的にはそうしたいがさすがに過剰かなぁと悩むトレーナー。今度カレンチャンのお兄ちゃんあたりに対処法を聞いておこうと思うトレーナーであった。

「アヤベ、杞憂ならそれでいいんだが、くれぐれも直接プレゼントを受け取ってはダメだからな。場合によってはすぐ逃げるんだぞ。君の安全が最優先なんだからな。」

「もう…心配性ね。気をつけてるし、それにあなたがいつもいてくれるでしょ?」

「それはもちろんそうだけど…万一ということもあるから…」

そう言い合いながらフワフワに埋もれる二人は気づかなかった。あるフワフワの手からポロッと落ちた紙に、包み紙と一緒に捨てられたそれには赤い文字が書かれていたことに…

 

ある日曜日、二人はプラネタリウムにいくことにした。二人は慣れた道を辿り、腕を絡ませながら目的地に着く。もちろんカップルシートでフワフワとイチャイチャを堪能する予定だ。そのロビーにて

「このプログラムならトレーナーさんもわかりやすくていいと思うわ。ふふ…久しぶりね…」

「そうだね。最近忙しいからなかなかゆっくりできなかったからね。」

トレーナーには気がかりなことがあった。どうもさっきからつけられてるのだ。チラチラとこちらを、アヤベを見ながらある程度の距離を保ちながらプラネタリウムまで着いてきたようだ…体格は小太りで眼鏡。カバンにはアヤベのダービー勝利記念のストラップがついている。ただのウマ娘オタクなら別にいいがなんとなくイヤな予感がする。まあこのプラネタリウムのロビーなら変な事は起きないだろう。無駄にアヤベを心配させる事はない。そう判断した。

「アヤベ、すまない。トイレに行ってくる。少し待っててくれ。」

「分かったわ。早く戻ってきてね。」

そう言って頬に軽くキスするアヤベ。全くカワイイなあ…おっといけない。時間も迫ってるし早く用をたさねば…そう考えながらトイレに向かうトレーナー。

一方一人で待つアヤベに声をかけるものがいた。

「すみません。もしかしてアドマイヤベガさんですか?」

「え?ええ…そうですけど…」

その人物はスラッとしたスーツを纏った長身の男だった。いわゆる仕事ができる系の風貌である。

男はニコニコとしながら続けて言う。

「実はあなたのファンでして…ぜひこれを直接受け取っていただきたいと思いまして。」

そう言うと男は持っていた紙袋からフワフワのぬいぐるみを取り出した。持つならば両手が塞がるような大きさである。

「えっと…すみません。そういうものは学園を通して頂かないといけないことになってまして…受け取れません」

アヤベは一応断る。だがフワフワに完全に目が泳いでいるのは明らかだ。

「まあまあそう仰らず、是非一回抱いてみてくださいよ。フワフワですよ。」

そう言って強引にフワフワを押し付ける男。確かにフワフワである。

「フワフワ…これはフワフワすぎるわ…最高…」

完全にフワフワに思考を持っていかれるアヤベである。もうフワフワしか見えていない。

その時トレーナーが戻ってきた。と言ってもロビーの端であるからアヤベから十数メートルは離れてるだろう。そのトレーナーは見てしまった。アヤベがデカいフワフワを抱えてボーっとしているところを。そのアヤベにフワフワを渡したであろうスーツの男が自分の背中に手を回して腰から何かを抜き取るところを。それが光を反射して光った。アイスピックだ!

「アヤベ!!逃げろ!!」

トレーナーは叫んで走り出す!スーツの男はピックを振りかざしアヤベを狙う。アヤベは突然の事に動けない。眼の前の男が自分を狙ってることにも気づいてないのではないだろうか?間に合わない!アヤベが刺される寸前

「うわあああ!!!」

スーツの男に例の小太りのオタクがタックルして押し倒した!弾け飛ぶアイスピック。そのままオタク男はスーツの男をホールドして抑え込む!

「テメエ!アヤベさんに何する気だああ!!!」

オタク男は意外と勢いよく叫ぶ。

「アヤベ!!大丈夫か!?離れて!!」

追いついたトレーナーが男たちとアヤベの間に入って壁になる。そのまま警備員と警察がくるまでオタク男はホールドし続けたのである。

 

その後警察で事情聴取を受けてアヤベとトレーナー、そしてオタク男は解放された。彼はアヤベのファンでたまたまアヤベとトレーナーを見たから遠くから拝ませてもらっていたとのこと。プラネタリウムが始まったら帰ろうと思っていた矢先に事件に出くわし、刃物を見た瞬間咄嗟にタックルをかましたとのことだった。ちなみに彼は近くの大学生で相撲部所属らしい。どうりで力強いわけだ。

一方の襲ってきた男の方は別のウマ娘のファンでアヤベに負けた逆恨みで襲ってきたらしい。どうやらレースをやめるよう脅迫状も書いていたようだ。

 

トレーナーとアヤベが改めて助けてくれた青年に礼を言う。

「今回はありがとうございました。おかげでアヤベの命が助かりました。」

「本当にありがとうございました。」

「いえいえ、ファンとして、人として当然のことをしたまでです。それに自分の方こそアヤベさんと話す機会を頂いてしまって申し訳ないくらいです。とにかくご無事でよかったです。」

彼は謙虚に言う。

「トレーナーさん。彼に何かお礼をしないといけないと思うの」

「そうだね。何かお礼をさせていただきたいのですが…」

「そんな!そんな恐れ多いこと!こうして話をさせてもらってるだけで充分ですよ!」

かなり謙虚である。アヤベのファンはこういう人が多いようだ。

「さすがに何もしないわけにはいきません。そうね…こういう時どうしたらいいのかしら…?」

悩むアヤベ、あまり突発的にファンに会うこともないのでどうしたものかと考えてしまう。

「わああ…悩んでるアヤベさんもやはりお美しい…じゃなくて…そ、それでしたらこのノートにサインと…それから写真を撮らせていただけないでしょうか?」

「そんなことでいいんですか?それなら問題ないわよね?トレーナーさん?」

アヤベと他人の2ショットか…と一瞬独占欲が出てきたトレーナーだがさすがに命の恩人、しかもかなりのファンである彼を無碍にはできない。

「そうだね。問題ないよ。」

「よかった。じゃあ早速…」

そうしてサインと写真を撮ってあげると、彼は礼を言い去って行ったのだった。最後まで謙虚である。

「それにしてもアヤベが無事で本当によかった。やっぱり一人にするべきじゃなかったんだ。すまない。」

「謝らないで。私もフワフワに目をくらませてたし…まさか襲われるなんて思わなかったから…」

「とにかく無事で良かった… しばらくは外出を控えた方がいいかな…」

「あら、それはダメよ。今度別の企画を上映するしあなたと星を見に行けないのはもっと困るわ。」

「そうか…それは困るな…しかしなあ…」

アヤベは閃いたように、少しイタズラ気に言う。

「それなら変装していきましょう。そうね、新婚に見えるように工夫するのはどうかしら?」

「なるほど…それじゃあもう少しくっついていてもいいよな?さすがアヤベはカワイイなあ…」

そう言いながら腕を絡ませながら帰る二人。もはや自然な流れである。今日はとんだ災難だったが代わりに帰るまでは存分にくっつこうとする二人であった。




実はアヤベさんのジト目ってすごくゾクゾクするよねって思うんですよね。だからこの話はジト目のアヤベさんの素晴らしさを伝えてアヤベさんを奉ろうと思ってスタートしたんですよ。終わってみると全然違う話になってましたね。まあ二話同時上映みたいなものです。でもイチャイチャは薄まってしまいましたね。
ウマの世界は治安良いけどこういう事件多発しそうなふいんきはありますよね。ということで生成されました。カワイイ~推せる~だけじゃないこともありますからね。まあアヤベさんに手を出すと全世界66億人のアヤベさんファンからタコ殴りに合うプレゼントを貰えると思いますので良い子は真似しないほうがいいと思います。

あ、そうそう。おやつシリーズのレシピと崇拝スズカさんのネタは随時募集中です。共依存アヤベさんも募集中です。あとローレルさんもですね。つまり全部ですね。
新キャラが生えてくるかは時の運しだいです。
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