原作は勿論好きです。アプリもやりこんでいます。
ただ、少しアニメを見て戦闘に巻き込まれている人達を見て「あっ、これで、もし亡くなってその血縁者が知って復讐に燃えたらどうなるんだろうという思いで書いてみました」
「魔王、準備は整いました。いつでも作戦は決行できます」
「OK」
返事を返して、手元に置いてあるマイクを手に取る。
『あーあー、マイクテス、マイクテス~~、大丈夫ですか?……あっ、大丈夫そうですね』
体操台の上に乗る男性は視界に広がる大勢の人々に顔を向けてから声を発する。
『えぇー、皆さん初めましての方は初めまして……"魔王"です。今日ここに集まって貰ったのはいよいよ計画実行の近いという事で皆さんには集合してもらいました。
ここにいる皆さんは嘗て
ライブの惨劇、ルナアタック、フロンティア事変、魔法少女事件、パヴァリア光明結社、シェム・ハの再臨……
の被害を受けた人々の集まりです。
何も罪も無い皆さんが迫害され、全てを奪われ、大袈裟にも悪人として仕立てあげられたりなど、人生のどん底に叩き落とされてしまいました。
中にはそれ以外の理由で参戦している人々も少なくありません。ソロモンの杖とやらでノイズを放ち、知らず知らずで殺した少女、テロリストとして多くの人を殺めておきながら罪と向き合う事もせず、伸び伸びと生きている。
そんなの納得できない人々もこの場にいます。
だからこそ、皆で一丸となって成し遂げましょう。もう二度と誰もこんな目に遭わないよう……』
「「「「おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」
決意表明を述べると、施設内は悲しみや怒りの混じった雄叫びに包まれており、鼓膜が割れそうだが、まだ言うべきことがある。
『私達の目的は複数あり、順番に説明します。
1つ、パヴァリア光明結社の残党である錬金術師の討伐
1つ、シンフォギア装者の抹殺。これに関してですが、まだ殺さないようにお願いします。彼女達には地獄を味わってもらわねばなりません。
1つ、S.O.N.Gの壊滅、及び関係者の抹殺。これも先程と同様でお願いします。
1つ、完全聖遺物ギャラルホルンの完全破壊。これに関しては最優先で達成する必要があります。援軍でも来られたら面倒なので先手を打ちます。
1つ、あなた方を追い詰めた人々の大量虐殺。
なお、これに関してですが、無関係の人達は殺さないように……あくまで迫害した者達が対象です。
1つ、事実を隠し続けてきた政府関係者の駆除。これに関しては後でお配りする資料に目を通しておいてください。
以上で目的の確認を終わりますが、最後に1つ。
……かつて、皆さんは大切な人を、家族を、友を失い、死の淵まで追い込まれた。
しかし、今の貴方たちにはそれを覆す"力"がある。
仮面ライダーという力をね。
勿論、"自らの命と引き換えに"
……皆さんは覚悟を持ってこの場に立っているという訳です。
本格的な活動は明後日、それまで各自準備を怠ることのないように……それでは解散!』
魔王によるスピーチが終わると各々は明後日に備えて行動を開始する。
「お疲れ様です。魔王」
「お疲れ様です」
「見事なスピーチでした。彼等も覚悟を決めて明後日から活動を迎えることができそうです。魔王には感謝しかありません」
「……ありがとう。でもまさかこんなに集まるとは思ってなかったよ」
「貴方に会うまでは何が現実で何が嘘なのかすら分からなく、無気力になっていた。死のうと思ってたあの雨の中、貴方は俺を人間として見てくれて救ってくれた。そして今ここにいる。」
「……何度も言うけどここまで来たのなら引き返せないよ?」
「覚悟の上です。全てはこの時の為、貴方に貸していただいたこの力であいつらを…ッ!!!」
彼も被害者であり2年前のツヴァイウィングと呼ばれるアイドルユニットが行なっていたライブ。無数のノイズが現れ、彼だけが生き残ったものの、人殺し呼ばわりされた事で彼の人生は壊れてしまった。
「"総太"さん。貴方は我々の王として俺達を導き、希望をくれた……
奴らに
「うん。あんな犠牲が出たのに見向きもせず、ただ只管のうのうと生きているこの世の中が納得出来ない……
だから、これから起こる戦いで全てを終わらせる」
「必ずや俺達で成し遂げましょう!そしてもう二度と未来永劫誰もこんな目に遭わないように!」
覚悟を決めた俺と最初の同志である「永井 優斗」は明後日の活動に備えて速く身体を休めるようにした。
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「今日から始まるか……」
彼等「リベンジャーズ」は決行の朝を迎えた。
朝日が昇る光景を眺めていた総太はふと目を閉じた。
『お父さぁぁぁんッ!!!!お母さぁぁぁん!!!』
『巫山戯ないでくださいッ!!僕の甥っ子にそんな事をしてもらうつもりですか!?』
『あなた方に申し訳ないが、この事は公にしないでもらいたい』
『それを聞いてはい分かりましたなんて言うと思います?総太君だけでは無いんです!!周りの人達だって大切な人を失ってるんですよ!?それを見て見ぬふりなんて出来ますか!?』
『叔父さん…………』
『何で……何で……叔父さんまで………
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜ん!!!!!』
『幼き日の私よ。
今、お前が見ている者は全て人の手によって起きた事だ……』
『ねぇ、"未来の俺"
どうすれば……良いかな?どうすればもう二度とこんな事起きないかな。』
『お前がいるこの世界は嘗ての私が世界そのものを憎み崩壊させた場所だ。
今のお前の状態で魔王の力を振るえばこうなる未来。だから私が過去に干渉した迄……』
『未来は変えられるの?』
『それはお前次第だ。
選べ、お前は魔王に相応しい力を継承し、そのまま世界を滅ぼすか……それとも別の道で未来を変えるか』
『フッ、やはり覇道を取るか。面白い…お前がこれから先どんな未来を見せてくれるのか…確かめたくなった。』
『話せて良かったぞ…若き日の私よ。』
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「覚悟は決めた……後はやり通すだけだ
……変身ッ!!」
最高!
最善!
最大!
最強王!
背後に赤黒く燃え盛る巨大な針時計のイメージが大地を裂きながら出現し、「10時10分」を刻む。
「変身」の合図と共にドライバーの両端を押しこむと、溶岩で満たされた「ライダー」の文字が射出され、いくつもの歯車や文字盤のようなイメージが天球儀のように総太を包んでオーマジオウの姿を形成し、「ライダー」の文字が顔部分にセットされることで変身が完了する。
『皆さん、いよいよこの時が来ました。
前にも話しましたが、これまで起きた事件の被害者である自分達の事なんか目もくれず平気で生きている彼女たち、そしてそれを創り出した世界に
『そして皆さんと一丸になってノイズも錬金術師もシンフォギアも聖遺物も一切存在しない。二度と誰もこんな目に遭わない未来を創りましょう。
それでは行動開始!!』
「変身ッ!」
『変身ッ!』
『Rage.(怒り) 』
『Requiem.(悲しみ)』
『仮面ライダー!』
光に包まれると彼等はそれぞれ異なる姿へと変貌していった。
各々が所持している得物を手に取り、前進する。
『行きましょう。この時代を壊し、新たなる未来を作るために………』
本格的な行動は次回からですね。
社会人になったばかりか仕事が忙しすぎて下書きを書く余裕すらありませんでした。
ちょっと段階的背景色が下手すぎる作者