0、こう言うのをテンプレっていうのか
さて、この状況は一体なんなんだろうかと自分の過去を振り返る。
突然目の前が真っ白になった。
うん、まるで意味が分からんぞ。
「・・・あの」
と言うよりここは何処だ?
まず、どう考えても俺の知ってる場所じゃない
「あの‼」
第一こんな真っ白で上下左右もわからない所に気がついたら居たって・・・
「すいません‼話を聞いてください‼」
・・・はぁ
余りにも煩いのでおれは今まで無視して来た幼女に目を向けた。
「なに?」
「あっ、今ため息吐きましたね⁈
わかってて無視してたんですか⁈」
「うん」
俺が肯定すると、目の前の幼女はさっき以上に騒ぎ立てる。面倒臭いので暫く幼女放置する事にした。
それから暫く幼女は騒ぎ続けたが、疲れたのか途中でゼェゼェと肩でを揺らしながら止まった。
「落ち着いたか?」
「誰のせいだと思ってるんですか」
「それで?何故俺はここにいるそして、お前は誰だ」
幼女の恨みがましい目を無視して本題に無理やり転換させる。
「よくぞ聞いてくれました!
ここは魂を転生させる空間で私は貴方たちの世界を管理する神様です!」
先ほどまでの疲労はどうしたのか。エッへん!と無い胸を張ってどや顔をかましてくる幼女をみてこんなのが神様か世も末だなと思わずにはいられなかった。
「まあ、お前が神様かどうかはいいとして、俺はなんの為にここにいる」
「えーっと、それはですね・・・」
途端に顔と声の色が変わる彼女に若干の苛立ちを覚える。
「いいから、さっさと言え」
「怒りません?」
「お前の返答次第だ」
「その・・・ごめんなさい‼」
彼女はぎゅっと目を瞑って俺に頭を下げて来た。
・・・ん?
何に対してのごめんなさい?
「頭を上げろそして、取り敢えず説明しろ」
「・・・はい」
さっきまでと見違えるくらいしょんぼりとした顔で口を開いた。
途切れ途切れながらも説明する彼女の言葉に耳を傾け、彼女の言葉を汲み取る。
彼女の説明を簡単に言うのであれば、神様にも善と悪が存在し、ごく稀に悪の神が人間に影響を及ぼす事があるらしく、それを防ぐのが善の神の役目だった。しかし、悪の神は俺に説明出来ないなんらかの影響を与えた為苦肉の策として俺を殺したらしい。
「成る程な、だいたい分かった。
だが、それがお前の謝罪とどう関係ある?」
「えっ?」
「お前はするべき事をやっただけだ、俺はお前を責める気は無い」
「ーーっ、でも!」
「それで?俺をここに招いた理由は?」
いまだに食い下がる神様に見兼ねた俺は無理やり話題を転換する。
俺の意図に気づいたのか神様の方も何か返す事はなく俺の質問に返答した。
「・・・貴方の死は正当な物ではありません。ですので貴方には転生して貰います」
「転生?転生ってあのよく二次創作であるような転生のことか?」
「はい、その転生です」
「それはいいんだが、それはどんな世界に転生するんだ?」
ここは重要な所である。此の手の話どうりに進むのなら、俺は死亡フラグが蔓延する世界に落とされる事になりかねない。
「えっと、それはまだ分からないんです」
脱力した、それはもう目に見えて脱力した。そんな俺の姿にに神様は慌ててた様子で「っでも!」とつけたした。
「代わりにどんな能力でも差し上げます!」
能力、能力ねぇ。
「なんでもいいのか?」
「はい!どんな物でもご希望に沿いましょう!」
どんとこいっといった態度で胸を叩く彼女に対して、少し考えた後で自分の要求を口にした。
「じゃあ、アーマードライダー斬月で」
「えっ?それだけですか?」
「ん?他にもいいのか?」
「はい!いくらでも言ってください!」
だったらお言葉に甘えて遠慮なく言わせてもらおう。
「なら、ロックシードの力を最も使いこなす体質とヘルヘイムの森に行く能力。そして、戦極ドライバーを作る頭脳と技術力だ」
「はいはーい♩オッケーでーす!
他にはありますか?」
「えっ、なに?まだいけるの?」
「全然いけますよ?」
結構な量を注文したはずだけどなぁ。
当の神様は問題無いと言った様子で次の注文を促してくる・・・が。
「ううむ、特に無いな」
「そうですか?意外と欲が無いんですね。以前の転生者は【王の財宝】とか【無限の剣製】とか持って行きましたけど」
ほうほう、なかなかのチートだな。
参考までに他の《特典》とやらも聞いてみる。
「えっと・・・【十二の試練】とか・・・あ、あと【ニコポ・ナデポ】なんか持って行った人も居ましたよ?」
そいつらは一体何がしたいのだろうか
参考にはならなさそうなのでここまでで切らせる。
「なら、残りの願いはまた追い追いといくのはどうだ?」
「まあ、私はそれでも構いませんけど」
「よし、なら決まりだな」
っと、そこである事に気づき俺は彼女にある提案をしてみる。
「なんなら暫くここで修行させてくれないか?自分がどの程度の力か知っておきたい」
「もちろん構いません!じゃあ、準備が出来たら言ってください。いつでもお送りします。あと、これを」
そう言って彼女は俺に戦極ドライバーとメロン・ロックシードを差し出した
「どうも、ありがとう」
・・・あの変身出来るのかねぇ。
失敗したら恥ずかしいな
能力はもう使えるのか、目の前にヘルへイムの森につながる【クラック】を作り出し、戦極ドライバーを身につける。
「変身」
《メロン!》
そのままメロン・ロックシードを上に投げて、受け取り戦極ドライバーに取り付ける。
《ロック・オン》
カッティング・ブレードを振り下ろす
《ソイヤッ!
メロン・アームズ!天・下・御・免‼》
おぉ、うまい事行ったな。
一度、貴虎主任の変身ポーズをやってみたかったので真似してみたら上手く出来てやや達成感が生まれる。
では、行ってくるとしよう。
後ろで「行ってらっしゃいませー!」と大きく腕を振る幼女を尻目に俺はクラックの中に入って行った。