本日3回目の更新になります
ダンジョンを出る為に移動していたロキ・ファミリアと同行者達。
小休憩を何度か挟みながら深層を抜け、階層を上がったダンジョンの下層域で、ポイズン・ウェルミスの大群と遭遇。
更に追い打ちをかけるかのように、現れた強化種のモンスター達に襲われたロキ・ファミリアの団員達に負傷者が続出。
毒を受けた者や負傷者達が多数となったロキ・ファミリアの面々とヘファイストス・ファミリアの上級鍛冶師達を担いだり、引きずったりしながら18階層まで退避することになったロキ・ファミリア。
ポイズン・ウェルミスの厄介な毒は、専用の解毒剤を使わなければ完治しない劇毒であり、魔法による解毒に成功したのは、戦場の聖女の魔法だけであるそうだ。
それでも【名医鞄】のスキルを持つ私なら、どうにかできそうだと判断し、スキル【名医鞄】を使用して用意した解毒薬を、ポイズン・ウェルミスの毒を受けた団員に飲んでもらうと、無事解毒に成功。
とはいえポイズン・ウェルミスの毒に苦しむ人数が多すぎて、薬の作成時に精神力を結構消費する【名医鞄】を何十回も使用することになった私は、負傷者達の治療も【雪解けの癒し】で行ったことで精神力が枯渇寸前。
私以外の団員達にも、かなり疲れた様子が見えたことで、丸3日ほど18階層で身体を休めることになるロキ・ファミリアの面々。
野営の準備を行い、テントを設営していくロキ・ファミリアの団員達。
しばらく18階層で過ごすことになり、その間の朝食や昼食の為、迷宮産の果実などを採取しにいく団員達も多いようだ。
夕食だけは私が【シネマティッククリエイト】で創造した「北風のテーブルかけ」で何でも好きなものが食べられるようになっているので、各々が好きなものを食べることができていた。
ロキ・ファミリアがダンジョンに留まる最後の日が近付く中、18階層にまでやってきたベルくんのパーティは全員がボロボロであり、負傷者しかいない。
第1発見者となった私が負傷者全員を【雪解けの癒し】で治療しておき、私が使っているテントに、気を失ったベルくんと小人族の少女と知らない青年を寝かせておく。
とりあえずロキ・ファミリアの団長であるフィンさんに、知り合いのベルくんを保護して治療したことを伝えに行くと「ベル・クラネルが起きたら、少し話してみたいかな」と言っていたフィンさん。
その後、ベルくんの様子をアイズさんが見に来たり、起きたベルくんがフィンさんに挨拶と感謝を伝えに行ったりもして、ロキ・ファミリアの夕食に参加することになったベルくん達。
どんどん料理が出てくる「北風のテーブルかけ」に「魔法の料理!」と驚いていたベルくん一行。
そんなことがあったりもしたが翌日、ダンジョンにまでやってきたヘスティア様がベルくんに抱きついていた。
元々ベルくんのパーティは18階層に行く予定ではなかったらしく、中々帰ってこないベルくんが心配過ぎてダンジョンにまでヘスティア様は来てしまったらしい。
眷族をとても大切にしているヘスティア様は、間違いなく善神だろう。
それから、ダンジョンを出ることになるロキ・ファミリアが18階層を出発することになったが、ベルくん達は同行することなくダンジョンに残っていたみたいだ。
結局1度もベルくんに会わなかったアルフィアに、ベルくんに会わなくていいんですか、と聞いてみたりもしたが「どう接すればいいのかがわからなくてな」と言ったアルフィアは、ベルくんとの接し方がわからなくて困っていたようである。
アルフィアはベルくんの母親であるメーテリアという人の姉であるそうだが「おばさんとは言われたくない」とも言っていた。
まずは会話してみることから始めたらどうでしょうか、とアルフィアに提案しておくと「そうしておこう」と言うアルフィア。
そんな会話をしながらダンジョンを出て、ロキ・ファミリアのホームに戻ると「おっかえりぃぃぃ!」と言いながら私に突撃してきたロキ様。
「皆無事やったみたいやな、ほんまに良かったわ。んで、アルフィアが一緒に居るのはどういうことやねん」
戦って倒し、魔法で出した道具を使って、アルフィアを怪人から人間に戻しました、と答えた私に「また、とんでもないことやっとるやないか!」とロキ様は頭を抱えた。
なんてことがあったりもしたが、怪人だったアルフィアから敵についての情報を提供してもらうことになり、団長とロキ様に私へと情報を語ったアルフィア。
現在の闇派閥の本拠地は、複数の出入り口が存在する人工迷宮のクノッソスであり、オリハルコンの扉とアダマンタイトの壁に覆われた場所で、扉の開閉手段としてダイダロスオーブとやらが使われているらしい。
アルフィアなどを怪人にした精霊の本体とやらが60階層に居るのは間違いないそうだ。
今のところは闇派閥と怪人達は協力しているようだが、どちらがどちらを切り捨ててもおかしくはない関係でもあるようだった。
そしてオラリオの破壊を望む、エニュオという存在も敵であるのは確実だろう。
敵だった存在から提供された詳細な情報に、アルフィアに感謝を伝えておく私へ「私を人間に戻し、不治の病まで治してもらった借りをお前に返すには、まだ足りんがな」と言ったアルフィアは此方に顔を向けて微笑んだ。
アルフィアの微笑みを見たロキ様が「モビタはうちのやからな!渡さへんで!」と言いながら私に抱きついて、アルフィアに対して威嚇を開始。
まるで猫のような威嚇の声をあげたロキ様が居たりもしたが、Lv7のアルフィアをどうするかという話になり、闇派閥に協力していた過去を持つアルフィアをロキ・ファミリアに置いておくには問題があるということになる。
まずアルフィアには変装して偽名を名乗ってもらうことになり、髪形をポニーテールに変えて、伊達眼鏡を着用して服も着替えてもらうことになったが、それだけでもかなり印象が変わったことは確かだ。
アルフィア改め、テリアには当面は宿屋で過ごしてもらうことになるが、現在は所持金を持っていないテリアに、私の貯金から300万ヴァリスほど渡しておく。
時おりヘスティア・ファミリアのホームへと行くようになったテリアは、ベルくんと会話することもあるようで、親族とは明かしていなくてもベルくんのことを見守っていた。
Lv7で、不治の病も完治したテリアが居るなら、ベルくんは安全だろうな。
遠征が終わってからステイタスの更新をしたロキ・ファミリアの幹部達。
ティオナ、ティオネさん、ベートさんがランクアップしてLv6に到達したようで、とても喜んでいたのは間違いない。
フィンさん、リヴェリアさん、ガレスさんに、アイズさんはLv6のままだったが、怪人アルフィアと戦い勝利した私はランクアップが可能になっていた。
Lv7で発現可能な発展アビリティは、射手、魔弾の2つであり、どちらも銃が関係する発展アビリティの可能性が高い。
ちょっと悩んだが、魔弾が気になったので魔弾を選んでおくことにして、ダンジョン内での戦いと食事により、全てがSの999までステイタスが極まっていたので、ランクアップさせてもらうことにした。
Lv7
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
射撃:B
耐異常:C
連射:D
疾走:D
狙撃:F
魔弾:I
《魔法》
【ガンスミス】
【ストリングビーム】
【シネマティッククリエイト】
《スキル》
【風に愛されし者】貸し出し中
【樹木の友】
【竜の温泉】
【雪解けの癒し】
【誕生せしは日出ずる国】
【山の心】
【小人との友情】
【白銀の剣】
【牧場物語】
【恐竜との絆】
【超越存在と繋ぐ手】
【犬人との出会い】
【再会の約束】貸し出し中
【斉天大聖】
【心の友は音響兵器】
【獣の惑星】
【海底散歩】
【神樹の実】
【夢幻の剣士】
【封印の剣】
【月光の狼】
【死が別つまで】
【名刀電光】
【名のある探偵】
【寄生浄化】
【反射外套】
【月の兎】
【銃の名手】
【飲料変化】
【単独勝利】
【飼育大臣】
【宇宙錠剤】
【異能貸出】
【名医鞄】
【北風食卓】
【携帯食料】
【改良山彦】
【猟豹加速】
【電撃石槍】貸し出し中
【超手袋】
【大寒波扇】
【小雷雲】
【衝撃銃】
【適応灯】貸し出し中
【黄金甲虫】
【豪華怪盗】
【時風呂敷】
・時を操る風呂敷
・風呂敷や布などを被せたものの時間を早めたり、巻き戻したりができるようになる
・風呂敷や布に不壊属性を付与可能
Lv7にランクアップすると新たにスキルも発現していたようだ。
【時風呂敷】と書いて「タイムふろしき」と読むスキルは、怪人を人間に戻す時に使ったひみつ道具が影響して発現したスキルだろう。
「またなんかとんでもないスキルが発現しとるやん!」
頭を抱えながらベッドを転がるロキ様が、落ちそうになったので受け止めておき、大丈夫ですかロキ様、と言っておくと「うちはもうあかん、モビタがチューしてくれんとあと数秒の命や」と言い出したロキ様。
そんなロキ様のお望み通りに熱烈なキスをしておいたが「うち復活!」と満足気な顔で笑っていたロキ様が可愛らしく感じたので抱きしめておく。
とりあえずロキ様が元気になってくれて良かった。
Lv6が7人にLv7が1人となり、質でもフレイヤ・ファミリアを上回ったと言われるようになったロキ・ファミリア。
到達階層も更新し、探索系ファミリアの最大派閥として更に名を上げたロキ・ファミリアだったが、今回の遠征は出費が多かった為、ファミリアとしては赤字だ。
特に椿さんに頼んだ幹部達用の不壊属性武器が高額で、かなりの金額の武器達の総額は結構な御値段であり、遠征で手に入れた深層の魔石などを売り払っても黒字には届かない。
しばらくは金策に走る必要があるが、高く売れそうなものをダンジョン内で探してみるのも悪くはないだろう。
という訳でダンジョンに行ってみて、到着した中層で宝石樹を発見することができた私は、宝財の番人であるグリーンドラゴンも倒しておき、宝石樹から宝石の実を収穫した。
グリーンドラゴンの魔石とドロップアイテムも回収して、手に入れたものを売り払ってヴァリスにした私は、今回稼いだヴァリスは全て団長に渡しておく。
ロキ・ファミリアの赤字を少しでも無くせるように行動した私に触発されたのか、他のロキ・ファミリアの幹部達や団員達も、稼いだヴァリスを団長に渡すようになり、少しずつ赤字は改善されてきているらしい。
この調子なら赤字が無くなるのも、そう遠くは無さそうだ。