因みに今回から
新太
「貴様らァァ!!レポートから逃げるなァァ!!」
にしても暑い………
五月八日。ボーダー訓練生入隊式。
嵐山隊が主に担当するが、ここ1年は少し違う。
忍田
「与桜君が今日付けで復隊することになった。コレに伴ってスナイパーの入隊の手伝いをしてもらう。」
与桜
「わかりました。では早速ですがランク戦ブースに行ってきます。」
忍田
「ああ、すまないが今日はスナイパー訓練室に行ってくれ。佐鳥隊員とが待っている。」
与桜
「了解です。」
佐鳥
「与桜さん久しぶりです!ついに復帰ですね!大学はどんな感じなんですか?」
与桜
「おお、佐鳥も3ヶ月ぶりくらいか。大学は技能重視でやってるんだが木材加工が楽しいな。ボーダーは俺が休隊になってからはどうだ?スナイパー増えたか?」
佐鳥
「いやー、そんなに増えてないんですよー。3ヶ月で2人でしたかね。」
与桜
「マジかい。兄貴の講座でやってるとはいえ予想以上に少ないな。」
佐鳥
「そうなんですよねー。あ、そろそろ新隊員連れてきますね!」
与桜
「1、2、3……6人か、少ないなぁ。まぁとりあえずスナイパー訓練場へようこそ。担当の与桜だよ。まずはスナイパーについての簡単な説明をしよう。」
ボーダーのスナイパー訓練場はかなり大きく十部屋ブチ抜いて広く作っている。設定や訓練内容では大型のトリオン兵や都市を丸々作ることだってできる。
与桜
「まぁ他にも的当てをしたり隠密狙撃訓練もあるがまぁ今は置いておく。本題のスナイパー用トリガーと昇格条件を言うぞ。」
新人隊員が注目していた。
与桜
「ズバリ、三週間連続でスナイパー合同訓練で上位15%を出し続けること。ぶっちゃけて言うとメチャクチャ難しい。」
新入隊員達がゲッて顔をしている。
佐鳥
「ボーダー全体では人数も少ないけど、最も長い射程で市民を助ける事ができる。最も遠くまで助けの手が届くアタッカーにもシューターにもできない事ができるんだ。」
与桜
「少し長く喋りすぎたな。んじゃスナイパー用トリガーについて説明しよう。佐鳥頼んだ。」
佐鳥
「了解です、まずはこれらを見てください。左から順にイーグレット、ライトニング、アイビスという狙撃銃だよ。」
与桜
「んじゃそこの3人。あの大型ネイバーの的を撃ち抜いてみようか。大丈夫、よく狙えばしっかり当たるから。」
3人に銃を持たせて構えさせる。
与桜
「そう、銃は右手に構えて左手を添える。スコープを覗いて的をよく見て、、、撃てー!」
それぞれ狙った的の中心を少し外れたもののしっかりと撃ち抜いた。3人とも驚いたり喜んでいたり反応は様々だったが良い反応を返してくれた。
与桜
「よし、んじゃ説明はここまででいいかな。最後に一つアドバイスだ。スナイパートリガーはしっかり狙えばしっかり当たるから、常に冷静になる事を忘れるなよ。みんなと街を守れること楽しみにしてるからな。」
このあと狙撃手の訓練場で新しいC級隊員が練習に励みだした。
与桜
「右にズレてるな。左手が強すぎるんだよ。もっと楽に力抜いて左手は添えるイメージだ。」
「倍率が高すぎるんだ。これじゃかえって見えづらい。今は24倍だから調整して、この距離なら16倍くらいの方が見やすい。」
「左手は添えるだけだ。え?ツイン
ボーダーのラウンジ
近くには食堂や個人ランク戦ブースがあるため深夜以外は基本的に賑わっている。
新太
「ここの公式をこう、そうだ、それを利用してやれば簡単になる。あとは単純計算でいけるぞ。どうだわかったか米屋。」
米屋
「こういうことですよね!」
新太
「違えどうやったらこうなるんだ。」
米屋
「こうしたんですよ!」
新太
「なるほどな、まずその公式が違うじゃねえか。そこは2乗だぞ。」
米屋が三輪に捕まる前に新太に捕まってラウンジに引きずられてきたのを三輪が発見して米屋の数学の課題をしていたのだが、
新太
「よくこんなんで受験合格できたなお前。普通無理だぞ。」
米屋
「ボーダー推薦使ったので大丈夫でした!」
※ボーダー隊員のための特別な推薦
新太が溜め息を吐くと、
三輪
「すみません新太さん、内の隊員が迷惑かけて。」
新太
「いや、三輪は悪くないぞ。元々こういうのも含めてここで色々教えていたからな。それにトップが馬鹿筆頭何だからそれと比べたらな……。」
三輪
「ほんとすいません………。」
ボーダーは主に中学生〜大学生が主体なので基本的に勉強とは切っても切り離せないのだ。その中でもボーダーに打ち込みすぎて、または元から覚えられなくて成績が安定しなかったりレポート出さない隊員が一定数いる。大体は隊のまとめ役や大人が手伝ったりしている。
新太
「三輪、そろそろ中間テストだっけか?」
三輪
「そうですね、あと10日くらいですね。」
新太
「因みにコイツが今やってるこのレポートは?」
三輪
「テスト前とは関係ないですね。」
新太
「テスト前の課題達は?」
三輪
「別にありますね、それも歴史と化学と数学はたっぷりと。」
新太
「コイツ終わると思う?」
三輪
「無理でしょうね。新太さんか俺が道連れで泣くことになります。」
新太
「だよなぁ………」
三輪・新太
「「ハァ…………」」
頭を抱える三輪と強炭酸水をラッパ飲みする新太。
新太
「………三輪、お前の学年の課題はどのくらいあるんだ?」
三輪
「化学と数学、歴史と英文法がたくさんありますね。」
新太
「よし、明後日は空いてるか?」
三輪
「防衛任務は入ってませんね。」
新太
「……………んじゃ、久しぶりに勉強会を開こうか。」
与桜side
「久しぶりだな、与桜。」
A級3位部隊の風間隊長と対面していた。
与桜
「風間さん、お久しぶりです。」
風間
「ああ、それで単刀直入に聞くが。ウチに戻ってくるのか?」
与桜
「はい、受験と大学が落ち着いたのでやっと復帰です。」
風間
「フ、そうか。期待させてもらうぞ。
与桜
「その呼び方はやめて下さいよ、隊長。」
藤吾与桜
次回は新しい大人とテスト対策回となります。
それと近い内に藤吾家の詳しいステータスを書きます。