ちなみに話が全然進みません。区切りよく終わらせようと思ったらこうなりました。
第一話:プロローグ
「…以上でソードアートオンラインのチュートリアルを終了する。諸君らの奮闘を期待する」
紅いローブを纏ったGMを名乗る巨人のその宣言によって怒りと恐怖の声で周りが包まれた。
どうやら俺は面倒なことに巻き込まれてしまったようだ…
この俺、三ヶ島竜也は埼玉県にある安アパートに一人暮らしをしている高校2年生である。今日もいつも通り学校が終わると誰もいない部屋に帰り、シャワーを浴びる。そうすれば嫌でも自分の右腕に目が行ってしまう…肌色ではなくて真っ黒な人工物のような右腕に…
俺は数年前に事故で右腕を切断する事故にあった、それ以来右腕には全く動かない義手をつけている。早々にシャワーを出て、体を拭きスウェットに着替える、その後は夕飯の準備をする。夕飯の準備は簡単だ、やかんに火をつけて沸騰するまで待ちカップ麺にお湯を淹れる、そして数分待てば完成だ。食事を終わらせると今日の予習と復習を始める。そして朝早くからアルバイトがあるため早めに布団に入る。こうやって何も変わらない毎日が続くものだと思っていた…
「新しい義手ですか…」
1ヶ月ぶりの病院で担当医に唐突に「新しい義手が完成したんだけど試してくれないか?」と言われた。なんでも義手自体に人工の神経があって脳からの指令で動かすことができるものらしい。
「そうそう!理論上は問題ないんだけどやっぱり人が使うと不具合とかがでると思うんだよね。だから実際に患者さんに使って貰て改良した方がいいんじゃないかなってことなんだけど…駄目かな?」
「駄目では無いですけどその義手のお金とか払えないですよ、俺学生ですし…」
そう答えると目を嬉々と輝かせながら医者は答えた。
「それなら問題ないよ!義手は勿論メンテナンスのお金も無料だよ。まあ、週に一回は病院に来てもらうことになるけど大丈夫かな?」
俺はそれにハイと答えた。数週間後新しい義手になったわけだが、早速俺は大きな問題に直面した。
「まさかこんなにも早く壁に当たるとはね…」
「そうですね…」
俺の右腕の感覚は数年前から途切れており義手を上手く動かすことが出来なかったのである。さすがに物を掴むのに1分以上かかってしまうのは無視できる問題では無かった。
「ふむ、改良点を探す段階までにはもう少し時間がかかりそうだけど…何か気づいたことはあるかな?」
そう言われてもこっちは動かすだけで精一杯なのだ、他に気をまわすような余裕は無い…しかし…
「やっぱり違和感が大きいと思います。動くっていっても自分の体の一部では無いので…そういうこともこの問題の原因だと思います」
そう答えると彼は暫し考えた後、あることを聞いてきた。
「ナーヴギアって知ってるかな?」
ナーヴギアとは脳からの信号で仮想世界の体の動かすことが出来るVRマシーンで、それを使えば仮想世界で違和感を感じずに右腕を動かすことが出来るのではという話であった。実際VRマシーンを使って患者の苦痛を和らげて治療するという研究も進んでいるらしい。
「まあ、リハビリを続けていけばそのうち問題なく動かすことが出来ると思うから焦らず頑張ろうか」
そう言って彼は話を終わらしたが、俺はさっきの話がずっと気になっていた。
このナーヴギアによって後にあのデスゲームに閉じ込められることになるとは俺はこれっぽちも考えていなかったのである。
仮想世界に入った俺はそこである人物にレクチャーを受けることになった、そしてとんでもない事実に遭遇したのであった!
次回「出会いとデスゲーム」にレディーゴーーー!