真昼の弟は転生者で、呪術師兼ララライの看板役者です。でも推しの子は知らない模様   作:水の虎

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上層部と夕の間にある決まりごとの一応の捕捉

芸能界でコネクションを作る代わりに役者としての活動を認める。
任務の時にその方が色々とやりやすいという夕の希望により階級は三級で固定。ただし任務の報酬はちゃんとそれに見合った額が支払われる。
任務も役者との活動に合わせて融通を効かせる。

上層部としては当初夕にそこまで期待してなく、そこまで綿密にそこら辺を詰めて考えてなかったが、実際は期待を裏切り滅茶苦茶夕がコネクション築きまくって大慌て。既に『縛り』を結んでしまったため、上層部は何も言えず夕はそこに反しない範囲で結構好き勝手している。

なお、上層部たちは五条や夏油のような跳ねっ返りと違って、きちんと利益(しかも最高っていいレベル)を出してるから、今のところは歯軋りしつつも静観してる。なまじ文句の付けようのない結果を出してる分、ある意味五条と夏油よりも性質(タチ)が悪いとも思っているが、最低限のことをしておけば勝手に利益を持ってくるため、やっぱり排除するにできない。
また、最悪特級呪霊の任務を与えれば殺せるだろうという事実(実際は無理)が、余計な欲を助長させ、排除という選択に至らせない。




さあ、ここからが本編!
後半は皆大好きアイがメインです。
お隣同士の関係が真昼と周だけだと思うなよ!



第十四話○●

 

 男は逃げていた。

 おかしい、こんなはずじゃなかった、そんなことを思いながら。

 

 

「────クソッ! 何が三級術師だ!」

 

 

 男は主に要人の殺害依頼を受ける呪詛師だった。しかし────

 

 

「ひどいなー、三級なのは本当だよ?」

 

 

 見~つけた、そんな気の抜けた声の主に男は今追い詰められていた。

 

 

「っ! 黙れッ! 俺を追い詰めておいて何が三級だ!」

「みみっちいな~、そもそも今そんな階級に意味ある? というか仮に僕が三級じゃなかったとして何? 呪術師()の言葉を真に受けて、君が実力を見抜けなかっただけでしょ?」

 

 

 この業界は騙し騙されだよ? 諭すように語りかけてくるまだ少年とも言える呪術師。

 

 

「このッ────食らえ!」

「────」

 

 

 男は手から炎を生み出し、こちらに放ってくる。

 しかし少年は微動だにしない。その場で突っ立ったまま、炎の行方をただ見守る。

 

 

「────クソッ! 何なんだよ、お前は!」

 

 

 放たれた炎は少年には当たらず、横に逸れていく。さっきからずっとこの調子だ。

 

 

「沸点低いね────まあ、諦めな? この術式はうちの後輩にも通用したから、君程度じゃ破れないと思うよ?」

 

 

 超対人特化の術式だからね~、と相も変わらず軽口を叩き続ける少年に、男の心は折れかけていた。

 一応言っておくが、男はこれでも相当の実力がある。実際ここに至るまでただ追い詰められた訳でなく、持てる手札すべてを少年にぶつけた。

 けれど、通用しなかった。まるで狐に化かされるようにのらりくらりと少年は自分に近づいてくる。その事実が何より恐ろしい。

 

 

「────それにしても君、滅茶苦茶恨まれてるね? オーダーが生かして連れてこいって、絶対ただで死なせるつもりないでしょ·········って、まだ逃げるの?」

 

 

 再び背を向けて逃げようとする男に少年は手を向ける。

 

 

 ────『幻炎』

 

 

「~~ッッ!? あ、あがあああぁぁぁっっ!!!」

 

 

 男はのたうち回った。その身を炎に焼かれて。

 それを見て少年は呟く。

 

 

「────皮肉だね。本物の炎を操る君が、偽物の炎に焼かれるなんて」

 

 

  ○ ●

 

 

「ふぅ······」

 

 

 男が意識を失うのを確認して術式を解く。

 

 

「────大分実戦でも使えるようになったね」

 

 

 ついでに言うなら今回の呪詛師の男は実験相手としておあつらえ向きだった。

 火力を上げるのに比例して攻撃範囲が狭まるという縛りのある術式を持った男は、終始僕を捉えることはなかった。

 

 

 ────夢幻呪法・『幻引』

 

 

 人が無意識に影響を受ける情報を幻術によって与えるこれを攻撃される瞬間に行うことで、僕は相手の攻撃を見当違いな方向に撃たしていた。

 幻術の使用は一瞬に等しい極僅かな時間なため、男からすれば僕が何もしていないのに、攻撃が当たらない事実に困惑していただろう。

 無意識レベルに展開される幻術の引力によって行動を操作する、超対人特化な術式使用、それが僕が高専に入った一年で獲得した技術の一つだ。

 最低限かつ最小限の干渉による最大効率の戦闘を可能にする『幻引』は、あの五条すら欺いたのを確認したため、今回積極的に使ってみた。

 まあ、あいつなら最終的に周囲一帯凪払えばいいって結論になるんだろうけど。

 火力に乏しいという事実は変わらず、何故かこういうことばかりできるようになっていってしまう······。

 ちなみに最後に使った『幻炎』は文字通り幻術の炎で、食らった相手に焼かれていると強く錯覚させるものだ。

 

 

「······にしても僕にこの手の依頼多くない?」

 

 

 幻術は呪霊に効きづらく、準一級以上はお手上げ、でも対人ならかなり高いレベルでやりあえる、そんなチグハグな評価を受けている僕。

 

 

(ま、そういう風に誘導してるだけなんだけどねぇー)

 

 

 呪術師だが、戦闘面も含めた対人能力があり、実際に芸能界でコネクションを築いたのを確認して以降、権力大好きな上層部からこの手の任務をよく回されるようになった。

 今回の依頼も捕らえた呪詛師の男に親を殺された人物からのものらしい。当然依頼者、というよりはその家は上層部に結構便宜を図っていたらしく、依頼を無下にできなかったようだ。

 ちなみにこういう依頼が来るときを想定し、僕の階級はあえて上がらないようにしてもらっている。その方が油断を誘いやすいから。

 

 

「────もう一年経ったのか······」

 

 

 依頼達成の連絡をすると回収の人員を回すと返ってきたため、待ち時間でこの一年のことを振り返り────

 

 

「やっぱ特級祓っちゃったのは不味かったよねー」

 

 

 自分が高専に入学することになってしまった原因を思い出す。

 公演最終日の前夜に祓った特級呪霊との戦いは、当然のことながら結構な残穢を残し、それが原因で僕が呪術師とバレてしまった。

 ちなみに後日僕を見つけたのは夜蛾さんだ。グラサンつけてなかったけど。大事なことだからもう一度言う、グラサンはつけてなかった!

 グラサンのイメージしかなかったから、最初誰かと思ったけど名前を聞いてビックリ、学長(未来の)だった。

 その後、抗議むなしく僕の高専行きはその場で決定した。

 仕方なく真昼に呪い関連のことは黙っていることと、五条たちに話した提案を上層部に提示することを条件に入学を受け入れた。

 お陰で真昼と周のジレジレが見れなくなった。許すまじ夜蛾。

 とはいえ人は慣れるものだし、呪いについて隠さないで済む環境というのは意外と快適で、何だかんだ高専の生活も割と悪くなかった。

 

 

「────あ、きた」

 

 

 そうこうしていると回収の人員が到着し、呪詛師を運んでいく。

 僕はそれを横目に補助監督と一言二言話すと、その場で別れる。

 またしばらく高専から離れて、芸能活動に勤しむからだ。

 

 

(そういえば······そろそろ顔出さないと、何か言われそうだなぁ······)

 

 

 明日は一日休み。

 僕は帰路につきながら、翌日の予定を巡らせた。

 

 

  ○ ●

 

 

「────お邪魔しますからのこんにちは~、ついでにお久しぶりでーす」

 

 

 翌日、僕はとある事務所に(・・・・・・・)顔を出した。

 

 

「誰だ······?」

 

 

 しかし、顔見知りなはずの人からそんなことを言われた。

 

 

「えっ、いや、僕ですよ、椎名夕です。もしかして顔忘れました?」

「······一回自分の顔を鏡で見てから言ってくれ」

「·········あ」

 

 

 そういえば変装してたね。しかも別人というレベルで。アレだよアレ、コ○ンの某黒い組織のベから始まってトで終わる人が使ってるような変装用のマスク。

 

 

「────これでいいですかね?」

「······それどうしたんだ?」

「自作です。意外と簡単でした」

 

 

 ベリベリっとマスクを剥がして素顔を見せると、顔見知りにしてこの事務所の持ち主の斎藤さんは形容しがたい顔をした。

 

 

「······まあいい。久しぶりだな、椎名君。この前の公演もすごかったぞ」

「ありがとうございます。そういう苺プロも······『B小町』も大分知名度が出てきましたね。最近の彼女たちの調子はどうですか?」

「ああ、いい調子だ。君のお陰で(・・・)アイツ以外にも仕事がきて、皆感謝してたぞ。ただ······」

「ただ?」

「はあ······肝心のアイツが最近君と会えなくて色々と溜め込んでるな。正直来てくれて助かった。流石にそろそろガス抜きさせないとパフォーマンスに影響しそうだったからな」

「なるほど······ちなみに今は?」

「レッスン中だ」

「なら、終わったら顔を出しましょう」

 

 

 苦笑混じりにそう言うと、斎藤さんも頼むと頭を下げてきた。

 

 

「────待て、そのマスクは何だ?」

「いや、サプライズしようと思うのでまた変装しようかなと」

「······」

 

 

  ○ ●

 

 

 何故か変装は斎藤さんから止められたので、仕方なくそれはやめてレッスン場所に向かう。

 

 

「あれ、椎名さんだ」

「本当だ」

「椎名さん、久しぶり~」

 

 

 挨拶しながら入ると、アイ以外のB小町メンバーが気づいた。

 

 

「············夕?」

「うん、久しぶり~、元気だった?」

 

 

 何故か黙ったままだったアイにも声をかけるが、反応が薄い。

 

 

「夕!」

「っと······アイ? 動けないんだけど······」

「ん、しばらくこのまま、夕成分が足りない」

「そんなものは僕の身体からは出てないよ?」

 

 

 反応が薄いと思いきや、急にこっちに飛び込んできた。そのまま胸に顔を埋めて背中に手を回してくる。

 仕方なく軽く頭を撫でると気持ち良さそうにスリスリと顔を胸に擦りつけてくる。しかし────

 

 

「ッ────」

「······え、急にどうしたの? 僕何かした?」

「······その、汗が······」

 

 

 突然僕から飛び退くように離れたと思ったら、頬を赤らめ消え入りそうな声でアイが言う。

 

 

「······」

 

 

 あー、うん······女の子なら気になるよね。レッスン終わりだから当たり前だけど、僕が同じ立場でも多分気になるから、気にするなとも言えない。

 普段の彼女にしては珍しくいじらしい姿に僕も少し言葉に詰まる。

 

 

「······事務所の方に先に戻ってるよ、うん」

 

 

 何となく気まずくなってしまったので、そう言って僕は退散する。

 

 

「·········暑いな」

 

 

 扉を閉めて呟く。

 幸いにもアイたちと事務所で顔を会わせるときには熱は引いていた。

 

 

  ○ ●

 

 

「────ただいま」

「おかえり~」

 

 

 時が流れて夕刻。

 僕は真昼のいる実家でもなく、かといって高専の寮でもない部屋に帰った。

 

 

「うわ、久しぶりに帰ったけど、見ただけでアイが入り浸ってたのがわかる。一応きちんと掃除とかはされてるけど」

 

 

 玄関に出迎えにきたアイと共にリビングに向かうと、そこには随所にアイらしさの入った部屋となっていた。

 ここは元々役者として活動する上で高専の寮からだと不便だからと高専関係者を保証人として借りた部屋だ。

 どういう訳かそれを聞いたアイは即日隣に越してきたが、基本的にはほとんどこっちの部屋で過ごしていたため、僕がいない間は換気や軽い掃除を頼んでおいた。

 

 

「そんなことより夕~、今日のご飯は?」

「はいはい、今から作るからちょっと待ってて」

「何か手伝う?」

「いいよ、アイも疲れてるでしょ」

 

 

 そんなわけで現在一応隣同士で暮らしている訳で、今日みたいに時間が合えば夕食を共にしたりしてる。

 ちなみにあの後だが、一度事務所で別れてアイを先に帰し、僕は夕食の材料を買いにいった。

 アイを見ると、髪が湿っているから僕が買い物してる間にシャワーを済ませたのだろう。

 彼女から香るシャンプーやら何やらの匂いを感じつつ、僕はアイの申し出を断り、休んでいるように言う。

 

「────」

「······流石にそんなに見られてるとやりづらいんだけど······というかどうしたの?」

「ううん、夕がいるなーって」

 

 

 そりゃ僕がいるからね。

 ご機嫌そうに鼻歌を歌い出す彼女に首を傾げながらも、僕は手を動かして料理を作っていく。

 そうして────

 

 

「できたよー」

「はーい」

 

 

 そう言って料理を運ぶのを手伝ってくれる。

 彼女のお陰で往復が一度で済み、テーブルに夕食が並ぶ。高専だと最強二人の要望で肉料理ばかりだったから、今日は魚を中心にした和食だ。

 

 

「「いただきます」」

 

 

 二人で手を合わせて食べ始める。

 

 

「ん~~! やっぱり夕の料理は美味しい!」

「それは良かった。相変わらず美味しそうに食べるね」

「うん! だって美味しいから。ありがとう夕」

「どういたしまして」

 

 

 こっちとしても作りがいがある反応をしてくれるから、素直に嬉しい。真昼が周に対して感じていたことが少しだけわかる気がする。

 

 

「────最近の調子はどうだい?」

 

 

 ある程度料理が減ると、僕はそう切り出した。

 

 

「うん、絶好調だよ! B小町だけじゃなくてメンバー個人にも仕事が来るようになってきてる。皆夕に感謝してたよ」

「そっか」

 

 

 実のところ彼女たちB小町は結成当初割とギクシャクとしてた。

 斎藤さんはアイという絶対的なセンターを軸に彼女たちを売り出した。実際、それをやってそこそこのペースで知名度を上げたが、アイを除くメンバーたちはアイのおまけみたいな見られ方をしていた。

 B小町が売れれば、やがて他のメンバーにも仕事が来ると考えていたみたいだが、個人でも仕事が来るのはアイだけ、それが徐々に溝を作り始めた頃に僕はちょっとしたお節介を焼いた。

 呪術師として築いた業界のコネクションを使い、アイ以外のメンバーにも仕事がいくようにしたのだ。

 それに平行して僕はB小町に接触し、その一発で終わらないように立ち回りを指導したりし、ついでにまだまだコミュニケーションが苦手だったアイとの関係も取り持った。

 お陰で彼女たちの仕事も、アイとの関係も次第に良好なものとなり、今では女子会などをオフが重なるとしているらしい。

 

 

「────楽しんでるみたいで良かった」

「夕?」

 

 

 安心した様子を見せる僕にアイは首を傾げる。

 

 

「あの時アイドルになることを後押ししたけど、やっぱり心配はあったんだよね。確かにアイはアイドルに向いているかもしれない。でも向いてるとやっていけるはまた別だからね。だからそうして楽しそうなアイを見て、それは杞憂だってわかった」

 

 

 苦笑しながら内心を明かす僕。

 

 

「────うん、良かったよ。私はアイドルになって本当に良かった」

「アイ?」

 

 

 するとアイもどこか真剣そうな顔をしながら口を開く。かと思えば────

 

 

「そのお陰で大事なことを······本当に大事なことを知ることができた」

 

 

 一転して彼女は嬉しそうに微笑みながら語る。

 

 

「全部夕のお陰。今の私がいるのは夕がいたから」

「······買い被り過ぎだよ。そんな大したことしてない」

「してるよ」

「してない」

「してる」

「してない」

 

 

 プッ! とやがて二人揃って吹き出した。

 

 

「まっ、別に悪いことしたわけじゃないし、どっちでもいっか」

「むっ、私としてはよくないよ。夕はすごいことしたんだから」

 

 

 頬を膨らませるアイにハイハイと返すと余計に膨らんだ。

 出会った頃と比べ、明らかに表情豊かになった彼女を見ながら、僕はふと気になったことを尋ねる。

 

 

「────そういえば大事なことって何なの?」

 

 

 その問いにアイは────

 

 

「うーん────ナイショ~」

 

 

 まだね! そう言って今日一番の笑顔をアイドル様は浮かべるのだった。

 

 




ちなみに表向き夕が高専に通う理由は、日本じゃあんまり深く学べない宗教観を学んで演技にいかしたいからってなってます。
まあ、実際のところ宗教観はともかく、五条たちのような癖の強い人間なんてそうそういないだろうし、割と普通に演技の幅は広がりそうだと思ってます。
そもそも日常的に死と隣り合わせな十代の集まりなんて日本だと高専ぐらいでしょうし、そういう意味では夕以外の役者でも人によっては良い学びになるんじゃね?


夕が宗教系の学校に進むと聞いた時の反応集

椎名真昼
「はあ······宗教系の学校に進むと? しかも全寮制ですか。······まあ夕が真剣に考えた上での決断ならどうこう言いません。────そういえば役者としての活動はどうするんですか? 続ける? 身体壊しませんか? ······もう、もっと自分のことに頓着してください。しているようで夕はしてないんですから······。本当に気をつけてくださいね? 両立するのはただでさえ大変なんですから、無理して帰ってこないでいいですから────って、夕!? 何で泣き始めるんですか!? いや、帰ってこないでいいって、そういう意味じゃないですからね!」

藤宮周
「宗教系の学校······? てっきり芸能科があるとこに進むと思ったんだが、予想を越えるどころかぶち壊してきたな。俺? いや、普通の高校だよ。誠城高校ってとこ。────何? 好きな女子ができたら教えろ? 何でだよって······相談に乗る? いや、そもそも彼女とか作る気ないし······。────ああもう、わかったわかった、ちゃんとできたら教えるよ。·········俺に彼女とかあり得ないと思うけどな」

星野アイ
「宗教系の学校に行く······? どんなところなの? えっ? 全寮制ってことは寮で暮らすの!? 何で!? それじゃ会えないじゃん! ────ならさ! 今からでも学校変えようよ。ね? ほら、通信制の学校とかさ! 私も高校はそっちに通うことになるって社長も言ってたし! ううぅ······本当にダメ? ······わかった·········え? 役者の活動の都合によっては近くに泊まらないといけないから、どこかに部屋を借りる? 本当!? 嘘じゃないよね!? 絶対だよ!」

金田一敏郎
「······とうとう頭がイカれたか?────まあ、今まで通り役者として活動してくれりゃあこっちとしては文句はねぇよ」

カミキヒカル
「ええ·········ええ、わかってますよ夕さん。更なる輝きを手にするためなんですよね? 流石です、それでこそ······(なんか恍惚な顔して気持ち悪く語り始めたため割愛)」
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