真昼の弟は転生者で、呪術師兼ララライの看板役者です。でも推しの子は知らない模様   作:水の虎

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羂索「言ってないよぉ!?」(MEMちょ風)


今回で終わらせようと思ったが無理だった。
すみません。あと一話だけお付き合いを!


第四十三話●

 

 

 

 

 ─────帰る。

 

 

 

 ─────帰る。

 

 

 

 ────帰るんだ。

 

 

 何と傲慢だろうと自分でも思う。

 

 

 けれどそれを求めてきた。

 

 

 そしてそれを願ってきた。

 

 

 欲するのは相手の()

 

 

 だけど自分は命をやる(死ぬ)つもりはない。

 

 

 不平等だ。

 

 

 でもそれが呪術師だ。

 

 

 本来欲するものと同等の対価がなければそれは手に入らない。

 

 

 命には命。

 

 

 しかし、もしもその命に価値があるなら。

 

 

 それを決めるのはきっと当人以外。

 

 

 自分ではない誰かにより、その命の価値は決定される。

 

 

 そういう意味では、どれだけ命に価値があるかを決めるのがこの戦いなのかもしれない。

 

 

 お互いの描く未来は真逆。

 

 

 だから未来で世界に生きる命もきっと正反対だ。

 

 

 果たして世界はどちらの未来を受け入れるか。

 

 

 運命はどちらに微笑み、その命を導くか。

 

 

 ─────すべてはここに決まる。

 

 

  ○ ●

 

 

 ────強い。

 

 

 目まぐるしい戦いの中で夕はその事実を噛み締めた

 認めるのは癪だが、それでも認めざるを得ない。

 体術、呪力操作、読み合い、すべてが息を呑むほどハイレベルで、思わず感嘆の息を漏らしそうになる。

 

 

「ッ!!」

 

 

「っ······とッ···!」

 

 

 まだお互い術式は使ってない。あくまで近接戦の範疇で戦っている。

 単純な殴り合い。

 しかし、そこには多くの情報が転がっている。

 先ほども挙げたが、体術と共に連動する呪力の流れに通ずる呪力操作や、牽制やブラフ、フェイント等を織り混ぜ、どこのタイミングに本命を差し込むかの読み合い。またその他にも相手のそういった動きから、どういう判断基準で基づいた戦闘を展開するかもある程度読み取れる。

 

 

(······わかっていたけど)

 

 

 羂索は強かった。

 あの平安を生き抜き、今日という日まで生きてきた年数が彼にはある。それはイコール呪術師としての研鑽を表す。

 自分とて狂気染みた方法でその境地に至ったからこそわかる。

 羂索を支える千年の重みは自分にはない。

 それらを丸ごとひっくり返せる爆発的な何かは自分にはない。

 

 

(しかも相手は反転術式持ち。チマチマ削る手も使えない······)

 

 

 ここでも結局立ち塞がるのはそれだ。

 しかし────

 

 

(必殺の手はちゃんとある)

 

 

 もう出し惜しみをする必要はない。

 ずっと隠してきた切り札がこちらにはある。

 すべてをここでぶつける。

 ならばあとはそれをどう当てるところに持っていくかだ。

 

 

(ある意味最後の舞台······俺の思い通りにやるなら────)

 

 

 少しだけ夕は笑う。

 呪術師としての戦いの場で、どこか役者のような思考をしている自分がいるからだ。でも────

 

 

(それなら(・・・・)こいつにだって負けない)

 

 

 ずっとやってきたのだ。それこそ自分自身すら騙し、気づいたら壊れかけていたあの瞬間まで。

 そしてあの煌めく星を見て、また歩きだした。

 そうやって得たものは、少なくともこの男の千年にだって引けをとらないはずだ。

 その中で夕は多くのものを背負い、糧としたのだから。

 

 

(化かし合おう、呪術師(役者)らしく)

 

 

 獰猛に夕は笑う。

 まずは舞台を作るとこから。

 

 

  ○ ●

 

 

(素晴らしいな······)

 

 

 夕と同様、羂索もその高い力量に内心で舌を巻き、感心した。

 彼が実力のすべてを見せてないことはわかっていた。それでもその実力は羂索の想像を越えていた。

 

 

(······まさか私と互角とは)

 

 

 呪術全盛の平安を生き抜き、その後の時代における戦いであってもなお、曲がりなりにもくぐり抜けてきた。

 そんな自分に生まれてから一山、二山程度しか生きてない少年が追随してるのだ。

 

 

(決して才能がないとは言わない。だが······)

 

 

 少なくともその才能のみで今の羂索の位置には来れない。その齢でそこに至るなら途方もないほどの努力が必要となる。

 否、努力などという生ぬるいものではなきっと足りない。自傷といってもいいくらい自らを追い込む必要が出てくる。

 だからこそ羂索は素直に驚き、感心し、称賛する。

 平安とは比べ物にならないほど平和なこの時代に、純然たる研鑽でその高みにきた呪術師に。

 

 

(────けれどこの勝負、勝つのはこちらだ)

 

 

 羂索は確信する。

 認めよう。椎名夕は強い。あと数年戦うのが遅ければ自分が負けていたかもしれない。

 だが、こうして体術による戦いが互角な以上、勝負を分けるのはお互いの術式。そして羂索は上層部にいる内通者によって夕の術式の情報を得ている。

 もちろんそれもある程度隠している部分はあるだろうが、ここまでの戦いを通して彼がどのくらい実力をセーブしていたかは大体検討がついている。

 

 

(そして何より彼の術式は私との相性が最悪だ)

 

 

 幻術を操る術式は確かに強力な部類だ。しかし、それ自体に殺傷性はないに等しく、結局最後はこちらに近づく必要がある。

 重力を操れる(・・・・・・)自分なら近距離(クロスレンジ)に近づかれる前に制圧できる。

 そして何より────

 

 

(私にはあの(・・)領域がある)

 

 

 長い呪術の歴史において、王と称された呪術師が魅せた神業。それがあるからこそ、羂索には余裕がある。最悪はすべてをそれが押し潰すから。

 

 

(悪く思わないでくれよ?)

 

 

 羂索はほくそ笑む。

 あとはその瞬間を待つだけ。

 

 

  ○ ●

 

 

 遂にその時は来た。

 

 

「────っ!」

 

 

 意外にも先に仕掛けたのは羂索。それに気づいた夕はその場を跳び退く。

 

 

「·········重力か」

 

 

「ご名答。咄嗟の対応も見事だ」

 

 

 攻撃が外れたのにも関わらず、どこか楽しそうな羂索。距離をとられたのにとくに追ってもこないことに夕は眉をひそめる。

 

 

「こっちの術式は多分筒抜けだからこそのそれなんだろうけど、いいのかそれで?」

 

 

 周囲に重力の力場を展開したままの羂索に夕は尋ねる。

 確かに自分には基本ロングレンジで戦う手札はない。あくまでも幻術で撹乱し、そこから主導権を握って打撃の雨を食らわせるのが夕の戦闘スタイルだ。

 だからこそ常時の防御手段、それも全身をカバーできる相手には相性が悪く、羂索のそれは確かに理にかなっている。

 

 

「こちらが仕掛けないことをいいことに帳を破壊して逃げるとでもいいたいのだろう?」

 

 

 言外に夕が告げていたことを理解した羂索はそう言ってくる。

 しかし、彼は絶対に夕がそれをしないという確信があった。

 

 

「でも君はしないだろう? 最初に言ったはずだ。君は人に好かれているねと。そして基本的には同じように君もその人たちを好いている」

 

 

「それ、わかってるならこの帳を降ろす必要あった?」

 

 

 暗に逃げたら周囲の人間を狙うと言っている羂索を睨みつつ、夕は空を覆う帳に目を向ける。

 

 

「それを言う前に君が逃げたら意味ないからね」

 

 

「あっそ」

 

 

 元々そこまで興味がなかったからか、適当な相槌と共に流す。

 

 

(······ここからが勝負)

 

 

(来るか)

 

 

 局面が動く。

 

 

「────俺の術式は幻術を操るもの。視覚、聴覚、嗅覚、またその他の五感など、干渉する範囲を増やすほど呪力消費や術式制御の手間が増す」

 

 

 術式開示。

 

 縛りと呼ばれる呪術における重大な要素、その中でも最もポピュラーなのがこの術式の開示。

 恐らく師である九十九由基を除き、初めて夕は他者に自らの術式の詳細を明かす。

 

 

「夢幻呪法────」

 

 

 幾重にも繰り返してきたそれを夕は発動する。

 

 

「術式開示で効果を底上げしたか。けれどそれがどうした? いくら幻術の精度を上げたところで私には届かない」

 

 

 幻術によって認識できなくなった夕に向けてそう言い放つ。

 いくらやったそれをしたところで重力を突破できなければ夕に勝機はない。

 突破できなければ(・・・・・・・・)、だ。

 

 

「······今言った術式の説明だが、一部間違いがある。いや、間違いというより、説明が足りてないというべきか」

 

 

 どこからか響く夕の声。聴覚にも干渉されてるせいか前後左右、果ては上下からもその声は聞こえてくる。

 

 

「·········」

 

 

 近づかれても問題ないとはいえ、それは些か気が散った。方向どころか聞こえてくる声の距離すら途切れ途切れに変わっていく。曲がりなりにも戦闘の意識にある中でのそれは鬱陶しかった。

 いくら周囲に防御の手段を展開しているといっても呪力は有限。だから重力の範囲を広げてそのまま押し潰そうとした。帳によって隔離されてる以上、夕に逃げ場はない。しかし────

 

 

「正確には幻術を生み出し(・・・・)操るのがこの術式だ────順転として(・・・・・)、ならね」

 

 

 ゾクリと、羂索の背筋が震える。このままではマズイと本能が告げていた。

 それに従うように彼は帳内部の空間を重力で押し潰そうする。

 

 

「ッ!?」

 

 

 だが、その思考を呼んでいたかのように帳がかき消え(・・・・・)、夜の暗闇から逆行したように夕暮れを示す茜色の空が現れる。

 帳が消えたことによる一瞬の逡巡、その僅かな時間で夕の接近を許した。

 帳を破壊し、距離をとるかと思いきや、まさか逆に間合いを詰めてくる、そんな矛盾とも言える行動が羂索の思考をさらに混乱させる。

 

 

「────幻術、幻、虚像に虚構·········嘘。これらの反対は何だ羂索? それらを生み出すことを逆転させると一体何ができると思う?」

 

 

 知られてないはずの名前を呼ばれる。

 けれどそれ以上に羂索の頭にはその前後の言葉が何度も頭の中で再生される。

 

 

「答えは現実······反転(・・)はそれを消し去るんだ」

 

 

 

 ────術式反転・『霧散霧消』

 

 

 

 消え去る重力。それでも────

 

 

(この程度ならまだ────ッ!)

 

 

 羂索とてそれを突破された際の対策はしている。

 

 

「────そう言えばお前言ってたな。術師相手なら積極的に通常兵器も取り入れるべきだって」

 

 

 言っていない。確かにその意見には同意だし、同じことを考えていた。けれどそれを誰かに話したことはまだない。そもそも今日が初対面。

 

 

 

 

 パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! 

 

 

 

 

 そんな思考を遮るマズルフラッシュと乾いた銃声。

 

 

「カハッ······!!」

 

 

 防御手段を断たれた状態で打ち込まれる銃弾。

 夕の術式を考えれば幻術(ブラフ)の可能性があったが、どこまでも無機質にそれは肉体を抉った。

 

 

(ここからは賭けだ)

 

 

 向けていた拳銃を下ろし、さらに間合いを詰めながら拳を振りかぶる。

 確かに不意はつけた。それでもまだ反転術式でいくらでも回復できる範疇。何よりあの羂索がこの程度でどうこうなる人間ではない。

 

 

「·········っ」

 

 

 それを示すように銃撃のダメージを無視して、夕を迎え撃とうとしている。

 

 

(『追想』)

 

 

 時間が引き延ばされたように感じる刹那の中で夕は『追想』による黒閃直後の精神状態を再現。

 しかしその拳の向かう先は羂索ではなく────

 

 

「ッ────!?!?」

 

 

 その目の前の地面。けれどその一撃はしっかりと黒い火花を散らす。

 地面が深く陥没するほどの衝撃で羂索は数メートルほど吹き飛ぶ。

 

 

 

 

 チャカ

 

 

 

(来る······!)

 

 

 砂埃も舞い、視界が遮られた中でその音はやけに鮮明に耳に届く。

 咄嗟に身体が反応するが、それが間違いだと悟る。

 

 

 

 

 

 ────領域展開······

 

 

 

 

 白昼夢という声と共に、視界が一気に塗り変わる。

 

 

 

「はは······」

 

 

 しかし、羂索はそれに笑い声を漏らす。

 当然それは諦めからくるものではなく、自らの勝ちを確信してのもの。

 

 

(君は失敗した······! あのままこちらとの距離を詰めての近接戦なら勝ち目があったものを!)

 

 

 銃撃によるダメージに付け入って回復の隙も与えずに畳みかけられれば危なかった。重力の守りを展開しても、それを『霧散霧消』と呼ばれていた方法で引き剥がし、至近距離から頭を狙撃していれば負けていた。

 だが、最後に夕が頼ったのは呪術。

 後手に回り、領域の対策ができてない状態での領域展開。

 呪術戦の頂点たるそれを完全に意表をついてくり出せれば、その時点で一気に勝利を手繰り寄せられる。

 

 

(私はそれを待っていた!)

 

 

 けれど羂索にとってそれは待ち望んだ展開だった。

 仮にここまでの流れを評価する人間がいたのなら、九割九分九厘で正しい選択と言うだろう。

 それほど領域展開というものは絶対。

 しかし故にそれが崩された場合のリスクは計り知れない。

 

 

(私の勝ちだ。その領域を破壊し、術式が焼き切れた君を存分に磨り潰して見せよう。もちろんその後の肉体の再利用のためにある程度加減はするがね)

 

 

 

 そうして羂索は掌印を組んだ。

 

 

  ○ ●

 

 

 ────白い。

 

 

 

 そこには見渡す限りの白が広がっていた。

 

 

 

 上も下も右も左も、どこまでも白。

 

 

 

 一応足で立てている感覚はあるが、そんな空間のせいかどことなく浮かんでいるような錯覚に陥る。

 

 

 

 空も大地もないが、しかし何となく真下へと吸い寄せられる流れがこの世界から感じられる。

 

 

 

 そして、とうとう底へと辿りついた瞬間、世界に色が帰ってくる。

 

 

 

 けれど、それは本来あるべき光景ではない。

 

 

 

 顕現したのは気味の悪い柱のようなオブジェで、その全面には亡者の顔が張り付いていた。

 

 

 

 世界は塗り替えられる。

 

 

 

 ドス黒く世界を変容させた領域展開の名は────

 

 

  ○ ●

 

 

「────胎蔵遍野」

 

 

 

 領域展開の名の下に羂索の背後には、領域という世界を象徴する柱のようなものが出現する。

 

 

「君の負けだ────椎名夕」

 

 

 返答を求めて言った訳ではないが、当然のようにそれは返ってこなかった。が────

 

 

(彼はどこだ······?)

 

 

 元々返事は期待していない。

 返ってきたならきたで今際の際の会話にくらいなら興じるつもりだったが、それがないならさっさと勝負を決めようと思った。

 しかし、当の夕本人がどこにもいないのだ。

 そこで羂索は気づく。

 

 

(······軽い?)

 

 

 領域の押し合いが発生しない······というより、そもそも押し合い云々以前の問題だった。

 

 綱引きの綱を引っ張っていたのは自分だけ。

 

 いると思っていた相手を認識していたのは自分だけ。

 

 まるで綱引きの綱を持った(領域展開した)のは自分だけ。

 

 

「まさか······」

 

 

 いくら羂索の領域展開が閉じない領域だといっても、ここまで簡単に夕ほどの呪術師の領域に押し勝つなどありえない。

 

 

 

 それが示す事実は────

 

 

 

「······領域を展開したのはこちらだけ?」

 

 

 そう、羂索は致命的なミスをした。

 知るはずのない名前を呼ばれたことから始まり、予想外の銃弾による強襲、そこからあわや脳裏に浮かんだ敗北のイメージ。

 そしてそこから一転して転がってきた自らの勝ち筋。

 

 

 それらすべて夕の思惑通り。

 

 

 両者の差を分けた要因は情報の差。

 閉じない領域展開という神業が持つ、従来の領域展開に対する優位性。それらの知識と、それを使う羂索を夕が知っていたからこそ、ここまでの流れに持っていけた。

 

 

 そしてもう一つ。

 羂索ほどの呪術師に領域を展開したと誤認させた方法、それが────

 

 

 

 夢幻呪法、極ノ番(・・・)────『白昼夢』

 

 

 その効果は普通に使う幻術と一線を画すほどの強力な幻術。

 シンプルだが、文字通り次元の違うレベルのそれは、領域展開したと誤認する(・・・・・・・・・・・)ほどの精度を誇る。

 まさに完全なる催眠とも呼べるそれは、まごうことなき幻術()の極致。

 

 

 

 

 

 

「────嘘の極致はどうだった? いい夢は見れたか? でもまだ終わらない。もう一度夢を見ろ」

 

 

 今ここにすべての準備が整った。

 

 

 

 これより舞台は開演する。

 

 

 

 ただし────

 

 

 

 

「ここから先は、嘘じゃない!!!」

 

 

 

 

 紡ぐ言の葉、今ここに。

 

 

 さあ、世界に謳え。

 

 

 

 

「領域展開────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────『斜陽無境』

 

 

 

 





極ノ番・『白昼夢』
効果はどこぞの元五番隊隊長のアレ。つまりは完全催眠。
 
                
椎名夕
存在しない記憶(未来の知識)を口にした人。殺意マックス、使えるものは何でも使って羂索を殺しに行った。
ゴリラ廻戦から始まり、帳を破壊、かと思えば間合いを詰めて羂索の名前と存在しない記憶で動揺を誘いつつ、術式反転で相手の防御を消滅させてから発砲をした。
そこから黒閃を決め、潜在能力全開。視界を塞ぎ、再びの発砲と思わせての極ノ番。見事に羂索を騙し、あちらの領域展開の範囲から逃亡。空振りさせてから今度こそ本当の領域展開をした。
作者は思った。こいつに銃はアカン。幻術を使って、銃を見せず、発砲音も聞こえず、火薬の臭いもすべて消すこの男が銃を持ち出したら、常時防御を展開する奴以外は全員気づいたら風穴開けられている。
羂索、お前の言ったことは正しかった。夕もそこにだけは羂索に全面的な同意を示しているらしい。


羂索
存在しない記憶を語られたメロンパンが愛称の人。ただしどこかのドルオタゴリラや十兄弟の長男と異なり、語られたことに滅茶心当たりがあった。
知られてない名前を呼ばれ、まるで思考を盗聴されたような気分になり、銃弾を浴びせられて散々。
術式反転だけなら対応できたが銃を持ち出され、領域展開に見せかけた極ノ番。舐めていたわけじゃないが、夕の詐欺っぷりが想像以上で思いっきり実力を見誤った。
それとやっぱり「言ってない」。うん、確かにここで死ねば言ってないのが真実になる。だから死ね。



次回は明日必ず投稿します。必ずです(投稿開示によって作者の執筆速度が上昇)

それと、前話後書きで触れましたが、この羂索戦はなんとなく三章始めから頭にあった展開でした。その時点だと本決まりではありませんでしたが、それに備えて実はこの章の中に伏線のようなものをしのばせていました。
時間があったら探してみるのもおもしろいかもしれません。答えは次回で。
それではまた明日!
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