緋弾のアリア 爆弾撃ち抜く狙撃手   作:見知らぬ人だぜ

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現在、今後の展開についてのアンケートを活動報告にて行っております。


第05話 朝はウージーに追われて

その日は随分と平凡で

当たり障りない1日だった

俺の乗るチャリの後追うウージー載せたセグウェイから

あの声が流れ出すまでは

――

非常に残念な事ですが、

そのチャリには爆弾が仕掛けてありやがります

――

と、後ろのセグウェイから

うざったい声が聞こえるまでは……

 

パァンッ!(撃った音)ジャキッ!(ボルトハンドル引いて次弾装填した音)チリンチリン……(空薬莢が床を転がる音)

 

「……………………」

 

 寝ぼけ眼を擦りながら何やら朝から物騒な音が聞こえた方を見れば、ドラグノフ狙撃銃の引き金に右手の指を添えた翡翠色の髪に琥珀色の瞳を持つレキが俺の携帯をぶち抜いていた……

 

「レキ、俺の携帯をぶち抜いた理由を聞こうか」

「なにやら不穏な音楽が流れていたので……」

「正直に」

「イラッ☆と来てムシャクシャしたので撃ち抜きました。後悔も反省もしていません」

 

 ☆を付ける程に苛ついたんかい……あの携帯が音楽用で良かった。そして後悔……はいいから反省をしろ、人の物壊してるんだから。

 時計を見れば6時20分……ちなみにアラームに使われた曲の題名は【ぶてーごろしアクター】。原曲はJin氏が作っているカゲロウプロジェクトの【ヘッドフォンアクター】だ。なんで替え歌を作ったのかって?何となくだよ、何となく……偏頭痛がその歌詞を伝えて来てさ。

 

「おはよう、レキ」

「おはようございます、京介さん」

 

 俺はベッドから起き上がると武偵高のズボンとYシャツを着てリビングに行く。

 というか、本当に6時20分(正しくは現在6時30分)かよ……レキが普段7時丁度に起きるのを考えるとよっぽどぶてーごろしアクターに苛ついたんだな……次は何を題材に替え歌作るかな……

 

「ふぅ……さてと……」

 

 俺はキッチンに入り、朝食を作り始める。今日は……鮭の塩焼きに白菜の漬け物、ワカメと豆腐の味噌汁、白飯で良いかな……至ってシンプルな和風朝食だな。

 キンジも料理は出来るらしいがまともにやらないし、レキに関しては前に料理作ってくれと言ったらカ□リーメイトとS○YJ○Yの盛り付けを作ってきたためまず論外……よって俺は自炊、ついでにキンジとレキのも作っている。

 1人分作るも2人分作るも3人分作るも大した手間じゃない。……が、今日はキンジ分必要無かったな……何故ならば……

 

ピンポーン

 

 ……キンジに尽くす奴が今日は来るからだ。

 インターフォンは何度も鳴ってうるさいが、過去の経験で彼女が来たときにキンジ以外がドアを開けると決まって日本刀による攻撃をされるので無視……キンジが起きるのを待つ。まさかあの巫女が病んで居るなんて知らなかったぞ……ギャルゲーの属性で示すならあの巫女は『ヤンデレ』『巨乳』『巫女』あと他には……『超能力』か?ああ、そう言えばキンジの幼馴染だったっけ……『幼馴染』も追加……ってこんな怖いヒロイン要らないよ……

 にしても頭痛が酷いなぁ……そうそう、最近になってようやくこの頭痛が何なのか分かってな……この頭痛、何か予知能力的なのがあるらしいんだよ。今日のキーワードは『ウージー』、『緋色』、『ぶてーごろしアクター』……もうちょっと関連株的なものを示して欲しいものだ……緋色てなんぞや……

 まぁ、そうこうしている間に俺は朝食を完成させ、キンジも起きて巫女を中に入れていた。なんか重箱が……9段ぐらい重なってないか?

 

「京介、助けてくれ。俺には重箱9段なんて無理だ」

 

 何言ってんだキンジ…

 

「そんな無理は、お前の道理でこじ開けろよ」

「色々やって来た俺だがな、こればっかりは無理だ!!」

「いや、行ける筈だ。不可能不(ノットインポッシブル)のお前なら!」

「何か訳の分からん二つ名だな!二重否定か!?」

「不可能は無い……直訳だな」

 

 そんなボケとツッコミの応酬を繰り返す間に、本日の朝食を置き終えた俺が座ると、その正面にレキも座る。

 

「あ、そうそう」

 

 俺はキンジの前にも俺やレキと同じものを置く。

 

「間違って作っちまった。食べてくれ」

「お前、喧嘩売ってるんだよな!?そうだよなぁ!?」

「キンジ、食べ物を粗末にするんじゃないからな」

 

 俺とレキは合掌(二重の意味で)してから朝食を食べ始める。うん、味噌汁の味噌はやはり自家製味噌が1番だな。市販のものとは味のコクも香りも違う。

 

「……………………」

「……………………」

 

 一心不乱に重箱の中の料理と俺の作った朝食を食べるキンジ(満腹中枢がやられる前に食べるつもりなのだろう)に黙々と静かに俺の作った朝食を食べるレキ……んー……なんかシュール……あ、ちょいとからかってみようか。

 

「巫女よ、巫女よ」

「なんですか?草薙さん」

「キンジの最近の食べ物のトレンドを知ってるか?」

「いえ、分かりませんけど……」

「キンジな、どうも最近『シュールストレミング』にはまっているらしくてな……ネットで大量注文しようかな的な事言ってたぞ」

「本当ですか!?情報提供、ありがとうございます!!」

「ングッ!?」

 

 イエーイ!!ザッツシュール!

 

ジャキッ!

 

 え?なんでドラグノフを俺は突き付けられてんの?

 

「それ以上ふざけたら撃ちます」

「本音は?」

「人に風穴空けたくなりました」

 

 ダメだこいつ……早く何とかしないと……

 

チキ……サッ!パァンッ!

 

「……レキが……外した……?」

「京介さんが過剰反応しただけです。私は京介さんの左耳から左へ1ミリずれた所を撃とうとしてましたから」

「……………………」

 

 今度は俺が黙々と朝食を食べる番でした。

 

※─※─※

 

 その後、俺の作った朝食分を食べてからキンジが『頼むから食ってくれ。白雪も良いって言ってるから』と懇願してきたから渋々食べた。ちなみに星伽の巫女、俺とレキの分も作っていたらしい……先に言え、先に。

 

「「「ごちそうさまでした」」」

「はい、おそまつさまでした」

 

 飯を食い終わったあと、俺は銃(ようやく返して貰えたヘカートⅡ)の点検を行い、武偵高の防弾制服の下に予備兵装のFN製拳銃『ファイブセブン』を装備し、ヒップホルスターにはフルオート射撃が可能な『グロック18』を装備する。ちょっと重いが問題はない。まともに動かない狙撃手は逃げる際に動ければ充分だし、ましてや拳銃でも絶対半径は効果を表す……

 

「げ……」

 

 時計を見れば7時55分……もうバスには間に合わないなぁ……自転車で行くとしよう。

 俺がレキを連れて玄関まで行くとキンジもそこに居た。

 

「なんだ、まだ居たのか」

「メール確認してたら遅くなっちまった」

 

 会話をしながら俺達は外の自転車置き場までくる。まぁ、実際のところは自転車置き場ではなく二輪車置き場である。自転車だけでなくバイクも置かれているからな……

 とにかく俺とレキは俺のマウンテンバイク、キンジはママチャリのカゴを取っ払ってカゴのあった場所にカバンを取り付けるようにした自転車に乗り、寮から武偵高へ向かう。

 そして、その瞬間が訪れる。

 

『『そのチャリには爆弾が仕掛けられてありやがります』』

「ッ!?」

 

 それは唐突だった。

 

「後方よりIWI社製軍用短機関銃『UZI(ウージー)』を載せたセグウェイ2つが追ってきています」

『『チャリを降りやがったり、減速をさせやがったりすると、爆発しやがります』』

「サドルの下に爆弾とおぼしき箱を確認……」

 

 ……レキは特に臆することなく、情報を伝えてくる。ううむ……サドルの下に入るからかなり小さいんだろうけど……この状態で爆弾の無力化は無理だな……変に動けば後ろのウージーに蜂の巣にされんのは目に見えてるし……

 

『『助けを求めてはいけません、ケイタイを使用した場合も爆弾しやがります』』

「ウージーはこちらを常に照準しています」

 

 んで、爆弾を解除しようとするものなら蜂の巣ってか?畜生……あの偏頭痛はこれかよ……

 

「京介!!打開策無いか!?」

 

 キンジが聞いてくるが……まぁ……

 

「あるにはある」

「マジか!?」

「まぁ、この中でこういった状況で対応出来るのは元アサルトのお前だけだが……こりゃ、最悪の場合って手段だよ」

「どうすれば良いんだ!?」

 

 どうすれば良いって……1つしか無いだろ。

 

「俺が我慢して、レキのパンツなりなんなりでお前を欲情させてヒステリアモードで対処」

「…………」

 

 なんか開いた口が塞がらないキンジ。ま、そうだよな……そうなるよな。

 

「緊急事態ですので……心苦しくはありますが良いですよ」

 

 レキは問題なし、俺も自分で言い出した事だから問題はない……今回は我慢。

 

「……遠慮しとく」

「甲斐性無しめ……命より自分のプライドの方が大切か……」

「うるせぇ!!」

 

 んー……こうなるとはっきり言って両方とも助かる手段は無いんだよね……こっちだけ助かる手段ばかりあるんだが……

 

「キンジ見捨てりゃこっちはなんとかイケるんだが……」

「……その方法は?」

「レキに俺の拳銃で銃口に向けて撃って機関部破壊して……となるんだが……」

「たしかに、こっちは無理だな……」

「見捨てる気は無いんだが……どうにも他の手段が……」

 

 話している内に俺とキンジの自転車の速度は落ちてきている……

 

『『それ以上減速しやがると爆発しやがります』』

 

 いやぁ……アフターケアの整った犯行だな!!涙が溢れて止まんねぇよ武偵殺しめ……

 そしてふと上を見上げりゃあピンク色の髪を持つ少女がビルの屋上の縁に立っていた……視線はこちらのキンジだ。いやぁ、視力が5.7ってのは便利だな。

 兎に角、これでキンジを心配する必要はなくなった。キンジはあの少女が解決してくれる筈だ。

 少女が飛び降りた瞬間に俺はキンジに言った。

 

「キンジ、また後で!」

 

 俺はその瞬間に制服の内側からファイブセブンを引き抜き、レキに渡した。

 

「銃口を狙撃しろ」

「分かりました」

 

 レキは銃を構えてウージーの銃口に照星を合わせる。

 

「私は一発の銃弾、銃弾は人の心を持たない。故に、何も考えない。ただ目標に向かって飛ぶだけ」

 

 通常の拳銃弾よりも小さいファイブセブンの弾丸が放たれ、ウージーの銃口に吸い込まれ機関部より小爆発が生じる。ウージーは無力化……次、爆弾の処理だ。

 おそらくだがこの爆弾にはジャイロも衝撃も無いだろう……あるのはGPSのみであろうから解体は楽なのだが……自転車の運転の片手間で爆弾の解体はやりたくない……危険すぎる。

 仕方ない……さらば、高い高い俺のマウンテンバイク……

 

「レキ、カウントで後ろに跳べ」

「分かりました」

「カウント、2、1……跳べ!!」

 

 その瞬間、レキは飛び降り自転車が軽くなる。俺も直後に飛び降りレキを空中で抱き止め、俺の背中で着地した後、背中を自転車方向に向けた瞬間、自転車に載せられた爆弾が爆発し俺とレキを爆風で吹き飛ばした。防弾制服じゃなけりゃ危なかったなぁ……恨むぞ武偵殺し。

 その後、もう1つの爆発音を聞いた後に俺は気を失った……




……最近、爆弾要素が少ないよ……あとなんか主人公は暴れるしなんか偏頭痛が暴れるし……プロットでしっかり作ればいいんだろうけどストーリーのプロット作った段階でやる気がうせるし……明らかに作家に向いてないよ自分……

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