IS×OO~太陽炉搭載機ってマジ?~(仮題)   作:十六夜こよみ

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処女作です。妄想垂れ流しの落書きみたいなものですけど、それでも良ければ。


#1 始動

-織斑家-

 

「よう、ワンサマ!元気かなァ!?」

「これが元気そうに見えるかよ…」

「ま、そんなわけないわな」

「とりあえず茶でも入れてやるから元気出せよ」

 

久しぶりに訪れた織斑家。訪問者は十六夜 刹那。勝手知ったる自宅のように振舞っているがここは他人様の家。そういうとこやぞお前。

そしてもう一人が五反田弾。中学のいつもつるんでいるメンバーである。ホントはもう一人(二人)いるが都合がつかずにこの二人だけの訪問となった。

 

 

 

とある天災によってIS-インフィニット・ストラトス-が登場してから十年。世界のパワーバランスやらはすべて過去のものになった。とはいえ、所詮は女性にしか動かせないパワードスーツだし自分には関係のないものだと思って過ごしていた。まぁ一部の女どもはIS学園に進学する!とかって騒いでいたっけか?

 

まぁ本来はオレら全員揃って同じ高校いってゆる~くやってくつもりだったんだけどなぁ。

このワンサマがやらかしやがった。受験会場を間違えた挙句、そこに置いてあるISを動かしちまったんだと。さらにそれが発見されてさぁ大変!男性初のIS操縦者!ということで絶賛隔離生活中なんですわ。

 

本来進学するハズだった藍越学園への進学はキャンセル、全校生徒が女子のIS学園に保護(強制入学)が決定されている。ちなみに同じクラスだった女子どもは涙を、男どもは血の涙を流していた。

 

「そもそも受験会場を間違えるのは百歩譲ってやるとして、そこに置いてあるISに触るか?」

「そりゃお前、数馬や刹那ならともかくあの一夏だぜ?」

「それもそうか、ハッハッハ」

「なぁ、殴っていいか?いいよな?」

 

おーおーいっちょ前にキレかかってんよコイツ。まぁいきなりこんな事になってワンサマなりに悩んでんのかねぇ?ちっとくらいはガス抜きしてやりますか。

 

「そんで?実際のところIS学園に入学するってなってどうよ?」

「不安でしかないわ。そもそもオレ以外女子ってどういうこと?」

「知らん」「死ね」

 

弾さん?なんで君がキレてんのかなぁ??そうだよな、お前ワンサマがIS学園に行くって決まった時に血涙流してた筆頭だもんな。一夏だけいい思いして絶対許さねぇ!って燃えてたもんな。お兄さん知ってるよ。

 

「とはいえ決まっちまったもんはどうしようもねぇよワンサマ」

「そうだよな、どうしようもないよな…」

 

あらら?あのワンサマが思ったよりもダメージ受けてんな。こりゃ軽い鬱にでもなってんじゃねぇか?今まで一緒にバカやってきた友達が凹んでるなら夢見させてやんのも優しさよな。隣で軽い殺意に目覚めてる弾は放っておくとして-

「ま、世界初の男性操縦者ってことだしもしかしたら共学になる可能性もあるかもな」

「マジか!?」

「俺にもチャンスが!?」

「ワンサマ以外にも男子でISを起動できる奴がいれば、あり得るかも、だけどな」

「絶望的じゃないか…?」

「よっしゃ検査行くぞ刹那!俺もISを起動してIS学園に入るんだ!」

「まぁそんな奴が簡単に現れる訳ないだろうけどな。ただまぁ、整備士としてならあり得るんじゃないか?今までも整備は男性でもやってる人はいるんだから」

机に突っ伏して溜息を吐くワンサマと散歩前の犬みたいに元気いっぱいの弾、なんだこの落差。まぁどちらの気持ちも分からなくはないが。オレだって10代の男子だ、期待する気持ちも分かる。

 

「そんじゃ、オレらは起動検査があるから行くわ」

「またなー一夏!」

 

 

 

そうして嵐のように過ぎ去っていった二人。たった数時間といえど気心の知れた友人と会話しただけでも少しは元気がでるものだ。去り際の弾なんかはすげぇやる気で尻尾の幻影が視えたし。

そういえば去り際に刹那が動くわけねぇのに、なんて言ってたっけか。それにしても、オレも藍越学園で一緒にバカやって普通の青春過ごしたかったなぁ。

 

「ただいま、帰ったぞ」

「おかえり」

 

すでに夕方過ぎ、唯一の肉親である千冬が帰ってきた。

 

「ほれ、参考書と入学案内やら内規やら。ちゃんと読んでおけよ?」

「さんきゅー、千冬姉。そこ置いといてくれ」

「そういえば十六夜達は?」

「昼前に来て午後には帰ったよ。検査があるとかで」

「そうか」

 

今日の夕飯の準備をしながら答える。千冬姉もビールを取り出しながらテレビの電源を付けて--

 

『緊急ニュースです!二人目のIS男性操縦者が発見されました!○○在住の十六夜 刹那(15)です!繰り返します!二人目の操縦者です!』

 

思わず俺も千冬姉もフリーズしてしまい、千冬姉の手から落ちたビール缶が床を打つ音だけが部屋に響いた。

 

 

 

 

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