【魔王城】人間くんを愛でる高位存在、高位種族のおはなし【攻略!】   作:人間くんは衰退しました

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バーに色がついててビックリ
お気に入り登録が一気に増えててびっくり
オリのルーキーランキングに入っててびっくり

なので調子に乗ってこのシリーズ最大の文字数で書き上げてしまいました。
あっさりドワーフ話の文字数超えw

皆様、おキツネ様はお好きですか?
私は大好きです。

という訳で深夜アップになってしまいましたが、読んでいただけると嬉しいです。





10話 【魔王城攻略戦】お世話係のケモ耳と尻尾スレ(おキツネ様サイド)

 

 

 

 洋の東西を問わず霊狐種は、高位種族の中でも善良である。

 狐精霊族、ルナール族、妖狐族、お稲荷族、土着の霊狐種は下手をすれば有史前より人類と接触があり、共に歴史を築いてきた。

 産業革命の後、あらゆる神秘や幻想が否定され、キツネ達は姿を消したとされるが、それは大噓だ。

 

 本当の理由は、他次元の高位存在・高位種族と会合した結果、「人間くんに対する多存在・多種族不可侵条約」とそれに付随する協定や約定が結ばれたからだ。

 人間くん大好きの異界、外界に住む高位存在・高位種族は、土着種の圧倒的優位は許し難い部分があった。

 だが、逆に言えば土着種とて、異界種に言いたいことはあった。「お前ら、人間界に干渉し過ぎだ」と。

 古今東西、世界中には”人外”の伝承や伝説があるが、あれらは基本的に異界から「人間を愛でにきた♡」異界・外界在住者の”やらかし”が姿形を変えて残ったものだ。

 だからこそ、土着種は次元間渡航に制限をかけたかったのだ。

 

 高位存在・高位種族は基本的に争わない。

 なぜなら、その余波だけで人間くんが絶滅することをよく知ってるからだ。

 また、この時期、「高位存在・高位種族が下手に干渉しない方が、結果的に人間くんの数が増えやすい」という研究結果が発表された事も、条約締結に拍車をかけた。

 

 しかし、第三次世界大戦で人類が滅亡の危機に瀕した為に条約はその緊急性故に実質的に破棄され、新たなルール作りが始まった。

 

 

 

 そして、「この世の春、再び来たり」と喜び勇んだのは土着種も同じだ。

 例えば、水の頂点たる龍種など大張り切りだ。

 自分の領分たる場所、放射能に汚染された河川に湖、海まで水質浄化。

 また、人間に龍脈(レイライン)の存在とメカニズム、その利用法が公的に明かされ、高位種族監修のもとで人類もそれを享受できるようになった事もあり、一気に信仰を復興させたのだ。

 

 ただ、逆に「偉大過ぎて、尊敬され過ぎて、畏れ多い」と人間くんの婿取りに苦労しているのはご愛嬌。

 ”過ぎたるは猶及ばざるが如し”とはよく言ったものだ。

 ただし、龍や竜を嫁さんにしたいって人間(雄)は割と多い。

 

 その中で、圧倒的な勝ち組の一つが狐系だ。ちなみに犬猫系も強い。

 特に極東の弓状列島では神格化されており、

 

 ・お稲荷様は、豊穣神(ガチ)

 ・おキツネ様は、可愛い

 ・おキツネ様は、ビーストモードでもヒューマンモードでも可愛い

 ・おキツネ様は、大人モードでは美人

 ・おキツネ様は、優しい

 ・おキツネ様は、世話好き

 ・おキツネ様は、女房に最適

 ・おキツネ様しか勝たん

 

 と大絶賛だ。

 だが、人の子よ……努々(ゆめゆめ)忘れることなかれ。

 薬も過ぎれば毒となるのだということを。

 

 おキツネ様を娶らば、気を付けねばならぬ。

 おキツネ様成分の過剰摂取は常に危険を伴う。

 

 おキツネ様アンチが言う、”ダメ人間製造機”の異名も、決して間違った表現ではないのだから。

 

 

 

***

 

 

 

【あるじ様♡】魔王城を攻略する人間くんをサポートするおキツネの集い Part13【お帰りなのじゃ♪】

 

 

 

201:名無しの従兵おキツネ

待たせてしまったのう

旦那様の会議が思ったより長引いてしまったのじゃ

 

 

202:名無しの仙系おキツネ

>>201

お帰りなのじゃ

気にするでない

確か、>>201の旦那様は、此度の人類軍参謀総長なのじゃろ?

”魔王城攻略戦”を控えたこの時期、忙しいのは当たり前じゃ

 

 

203:名無しの従兵おキツネ

やさしい生活なのじゃ♪

 

 

204:名無しのお社おキツネ

やさいせいかつなのじゃ♪

旦那様もよく飲んでおるぞ

ワシも好きじゃが

 

 

205:名無しの世話焼きおキツネ

だが、人様の旦那様の事とはいえ心配じゃのう

体は大丈夫なのかえ?

 

 

206:名無しの従兵おキツネ

>>205

心配ありがとうなのじゃ♪

健康面では問題ないのじゃ

ご飯にお風呂、お布団に夜伽もばっちりじゃ

今は”めんたるけあ?”の真っ最中じゃ

 

自撮り画像【軍服姿のおキツネ幼女を膝に乗せ、尻尾をモフってる将軍の図】

 

 

207:名無しのお世話キツネ

仲睦まじくて結構なことじゃ

人間くんは、我らの尻尾が大好きじゃからのう

他の種族に自慢できるものじゃ

 

 

208:名無しのママおキツネ

よいメンタルケアですわね?

全ての人間くんは、悠久の時を生きる我らにとり幼子のようなもの

母性があふれて止まりませんわ

 

自撮り画像【九尾に包まれ眠る人間の男性】

 

 

209:名無しのロリおキツネ

これはまた見事にバブってオギャッてじゃんけんぽんしとるのう♡

天狐様、結構なお手前ですじゃ!

 

 

210:名無しのママおキツネ

これ

ここでは名前を出さないの

 

 

211:名無しのロリおキツネ

ごめんですのじゃ

嗚呼、わらわも早く人間くんの旦那様が欲しい

 

 

212:名無しのお助けキツネ

>>211

焦らなくても大丈夫ですよ

人間くんの界隈には、”狐の嫁入り”という慣用表現があるくらい

我らと人間くんが夫婦となるのが当たり前のこと

人間くんの接触禁止時代も脈々と受け継がれてきた素敵な伝統です♡

 

 

213:名無しのボクっ娘おキツネ

そうだぞー

人間くんは、ボクらにとても好意的なのじゃ♪

ボクもついさっき、神社の裏に誘われて

いっぱい”種”を奉じられたのじゃ♡

ボク、小さい体なんじゃが人間くん、とても熱心に奉納してくれてのう

 

自撮り動画【幼い狐娘の薄衣をびりびりに破いて必死に腰を振る少年の姿】

 

 

214:名無しのママおキツネ

あらあら♪

こんなにいっぱい種をまかれて

五穀豊穣間違い無しですわね

 

 

215:名無しの従兵おキツネ

随分と若いのう

あっ、人間くんことじゃぞ?

まあ、若いからこそ情熱的なのは理解できるが

 

 

216:名無しのロリおキツネ

>>213

ねーねー、どうやって誘惑したの?

教えて欲しいのじゃ

わらわも人間くんの番、欲しい

 

 

217:名無しのボクっ娘おキツネ

>>216

ボクも正直にいうとわかんないなのじゃ

特別なことは何もしてないよ?

えっとね、廃墟になってたお社を稲荷神社として再建立したんだ

そこで僕が御呼ばれして、大地を活性化させるために

薄衣で”五穀豊穣の舞”を踊ったの

そうしたら、若い人間くんに誘われたんだゾ♡のじゃ

 

 

218:名無しのお助けキツネ

>>217

無理しない無理しないw

のじゃをいれても歳を重ねたようにみえるわけじゃないからのう

 

 

219:名無しのボクっ娘おキツネ

む~

 

 

220:名無しの従兵おキツネ

>>217

それにしてもほんに特別な事はしとらんのう

どうして人の子はそんなに熱烈に迫ったんじゃろうな?

 

 

221:名無しのボクっ娘おキツネ

さあ? 嬉しいけど、ボクにもさっぱりだよ

 

 

222:名無しのママおキツネ

まあ、人間くんとの既婚率トップランカーの凄み

という感じなのかしらねぇ?

 

 

223:名無しのお世話キツネ

わしらに並ぶ人気と言えば……獣人系では、猫族かのう?

 

 

224:名無しのロリおキツネ

あいつらイタズラばっかするからキライ!

 

 

225:名無しのお社おキツネ

確かにイタズラ癖はあるのう

じゃけど、人間くんは笑ってゆるしておるから

 

 

226:名無しの従兵おキツネ

よわよわな存在なのにそれを許す人間くんの懐の深さには恐れ入るのじゃ

 

 

227:名無しのママおキツネ

>>226

甘いわよ

あのね、世の中には事象概念(エレメント)系妖精族をパートナーにしてる人間くんもいるのよ?

 

 

228:名無しの従兵おキツネ

にょっ!?

本気かえ……?

あやつら、死という概念がないから、わしら動物系精霊に該当する種族からしても

洒落にならんイタズラをするのじゃが……

 

 

229:名無しのママおキツネ

ホント、人間くんって不思議よね~

もう何千年も見てきたけど、未だ飽きないわ

あんなに弱くて短い命なのにね

 

 

230:名無しの従兵おキツネ

>>229

そうじゃのう

きっとそれがわしら狐を

わしらだけではなく他の種族を引き付けておるのやもしれん

 

 

231:名無しのロリおキツネ

ムツカシイ話はいいのー!

わらわも人間くんのお世話したーい!

朝から晩までぺとぺとにお世話して、ごろごろに甘やかしたーい!!

 

 

232:名無しの従兵おキツネ

なぜじゃろうか……

>>231がぺとぺとに甘やかされる姿しか想像できんのう

 

 

233:名無しのお世話おキツネ

>>232

実はわしもじゃ

 

 

234:名無しのボクっ娘おキツネ

実はボクも

 

 

235:名無しのロリおキツネ

みんなひどーい!!

 

 

 

 

***

 

 

 

※妖狐族を娶る時の注意

 妖狐族は「人間に対し最優の高位種族」の一つとされています。

 愛らしく、温厚で、気立てよく、大半が家事全般が万能。そして、人間の寿命の間、老いる事はありません。

 まさに”理想のお嫁さん”になりえます。

 しかし、その分、中毒……おキツネ様のお世話に人間は依存しやすいです。

 身の回りを丸投げしてしまうと、あっという間に独り身の時にできていた事ができなくなります。

 

※”五穀豊穣の舞”

 妖狐族の固有術式で、系統といえば範囲型の”舞踏術式魔法”。

 詠唱では長すぎ、失敗のリスクがある複雑な魔法術式を舞踊りの動きに落とし込み、発動させる。

 龍脈などを利用した霊場(神社仏閣は龍脈上に建立されている場合が多い)をブースターとして、広範囲の土地の毒素や有害物質を浄化し、土地を活性化させる。その影響は、井戸などの地下水脈にまで及ぶ。

 第三次世界大戦後の荒れ果てた地球に優しい、人間にとてもありがたい魔法。

 

※狐族は”のじゃロリ”が多い!?

 これは誤解が少しある。妖力(=魔力、神通力)は一般的には高位存在・高位種族は年齢と魔力保有量は比例する。しかし、土着狐族の中には、年齢でなく人の似姿の時の容姿で内包妖力がわかる種族が存在する。

 つまり、妖力が少なめな個体は幼く、妖力の高い個体は大人っぽくなる(老婆にならないのは、狐でも人形態でも肉体のピークを維持しようとするから)事がある。

 一般に狐族は尻尾の数で妖力が測定できるという説があるが、上記の種族では逆に妖力量ではなく年齢に比例し増える場合がある。

 ある種の狐族は「年齢が高いのに容姿が幼く」、それが妖力の小ささを意味をするため、自分が相応の年齢である事をアピールするために「幼い見かけに反し、老婆のような言い回し」をする、いわゆる”のじゃロリ”が生まれる。

 ただし、本当に幼い妖狐族が、自分が大人だとアピールするために「のじゃ」を使うことが珍しくないため、結果として”のじゃロリ”比率が高くなるのだ。

 この原因は、人間との接触が増えたためであると考えられている。というのも、妖狐族は一般には人への変化を覚えるまで150年以上かかるとされる。 言い方を変えれば、人型に変化できる時点で純粋種の人間より高齢なのだ。にも関わらず、自分の1/10ほどの人間の世話を焼こうとすると、逆に子ども扱いされてお世話されてしまうという由々しき事態が多発したのだ。

 これは「お世話好き」という妖狐族のアイデンティティに関わる問題である。

 その為に、「人間種より高齢者アピール」のおばあちゃん口調が、特に容姿が幼い、あるいは実際に若い妖狐族に流行したのだという。

 

※妖狐族は”永遠”ではなく、”悠久”の時を生きる

 妖狐族は、超長命であることは疑う余地はないが(例えば、人間史に最初に登場する妖狐である殷王朝の白面金毛九尾は、名と姿と在り方を変え、未だに元気いっぱいだ)ではあるが、間違いなく時間の影響を受ける”定命”の存在である。

 

※妖狐族は高位存在・高位種族の中でもMTRに強い

 妖狐族は、高位存在・後述する理由で高位種族の中でもMTR=”看取り”、つまり「人間の伴侶との死に別れ」に最も耐性のある種族とされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

※妖狐族が「人間に対し最優の高位種族」と呼ばれる本当の理由

 妖狐族は、原則として「人間の寿命を尊重」する。

 妖狐族は定命であり、また稲荷と目される一派は豊穣神でもある。

 彼女達は見つめてきた。

 種籾から芽吹き、苗となり、花を咲かせ実り、枯れる。

 稲穂は、次の世代に繋げる命であり、同時に人間の命の糧となる。

 彼女達は、理解している。

 個の命は有限であると。

 同時に命は循環するという事を。

 だから、妖狐族は自らのエゴで人間の寿命を無理に伸ばす事はしない。

 勿論、人間が望めばその限りではないが……だが、寿命を尊重する。

 「可哀想は可愛い」ではない。

 「限りある短い命であればこそ、尊く輝く」のだと。

 子をなし刹那の(とき)を生きるからこそ、その輝きを傍で見ていたく

 狐は今日も人に寄り添いたいと願う。

 

   例え悠久の時を生きるとしても、刹那の時を貴方と居た記憶があれば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






”世話やきキツネの仙狐さん”いいよね……

いつもと若干ノリが違いましたが、楽しんで頂けましたでしょうか?
刺激も狂気も全く無いでしょうが、まあ”人の優しい種族”が居ても良いかなと。

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