【魔王城】人間くんを愛でる高位存在、高位種族のおはなし【攻略!】 作:人間くんは衰退しました
ウルトラどーでもいい設定
魔王軍のゴブリンは、見た目だけは某ゴブリンをスレイする作品に出てきそうな感じですが、実態は植物由来の魔法術式制御の半自動二足歩行ドローンみたいなものなので、○○プとかしません。
というか、TINTINが最初から搭載されてませんw
高位種族がそんな美味しい機能をつけるわけはないという傲慢。
魔王城には魔王が居て、魔王がいるなら魔王軍も存在する。
当たり前の話ではある。
そもそも魔王とはどういう存在なのか?
基本的には、”高位種族の上位個体”に限定されている。
その理由は魔王になる……立候補するには、条件があるからだ。
まず、範囲の広い高位存在ではなく、個体数がある程度存在しコミュニティを形成している”上位種族”に限定されるのは、
”魔王軍を統括する必要”
があるからだ。
そもそもの話、魔王軍が結成された……正確には、魔王が代替わりして人間界に出現する度に魔王軍の公募が各高位種族に行われ、結成されるようになったのは相応に面倒臭い理由がある。
今でこそ双方合わせて万単位の戦力投入が珍しくない【魔王城攻略戦】だが、当初は遥かにこじんまりした規模の”イベント”だった。
高位種族側は魔王とその側近や気心知れた交友関係からの選抜組(条件は、魔王自信を含め未婚で寂しい独り身、人間くんのパートナーどころかこれまで出会いのチャンスすらなかったこと)で、人類側は選抜された勇者パーティー御一行様のみだった。
雰囲気づくりのために魔王城こそは当時から意匠を凝らした立派な物だったが、中身はその程度で城の形をした「魔王と勇者の戦いを盛り上げる舞台装置」だったという訳だ。
だが、第1回魔王城攻略戦が終わった直後から、もう雲行きが怪しくなってくる。
第1回攻略戦の魔王側の陣営は、第1回ということもあり高位種族の中でも人間界に定住していた(結界を貼り人間に悟られぬように潜伏していた)土着神に分類される勢力から選ばれた。
外界の高位種族が言うところの「現地の協力勢力」だ。
その時の魔王は、八岐大蛇に伝承を残す蛟系の土着神、四天王は
全員、変化が得意であり見た目年齢は下から順に、
・鬼神→古来より鬼は子供の姿で現れるので”○○童子”という名が付く特性を生かしてロリ枠
・猫又→性格的に合うということでメスガキ枠
・蛟神→「女子校生(誤字に非ず)が魔王とか浪漫じゃね?」ということで制服が似合うJK枠
・烏天狗→ちょこっと大人の色気を出したい女子大生枠
・お稲荷→一応、かつては傾国と称された美貌を生かしたいパッキングラマー枠
というイメージだった。
牝ばっかじゃん!とお思いかもしれないが、そもそも高位種族、いや高位存在の雄は超希少であり種族によっては皆無というのも珍しくはない。
(高位存在から見れば)雄の比率が冗談のように高い人類は、それだけで垂涎の的なのだ。
しかも、全種族と交配可能……ある意味、チートもいいところだ。
これだけでも、高位存在がこぞって欲しがるのも当然なのだ。
そして、第1回イベントは、その欲求を露骨に反映していた。
***
魔王城を舞台にした魔王と四天王、勇者パーティーの戦いは熾烈を極めた。
いや、熾烈を極めるようなビジュアルになるよう”バランス調整”が行なわれていた。
「人間くんたちを長い間、間近で見守ってきた」を自称する人間が企画から準備全般を行ったため、その匙加減は見事とも言えた。
”
ちなみにこの初代勇者パーティーは5人で全員、男性であった。
戦いの後ほどなく、
そして、それぞれが持つ
ある意味、とても分類”妖怪”らしい事故の欲求に素直な行動と言えよう。
無論、他の高位種族は憤慨した。
「おまっ、
端的に言えば、ズルい!!と。
それが、「人間くんと触れ合える数を多くしろっ!!」というムーブメントに発展するのに時間はかからなかった。
そうであるが故の魔王軍であり、それに対抗するための人類軍結成の舞台裏であった。
そして、曲がりなりにも軍勢と呼べる数、それも多種族混合を率いるのだから、コミュニティ統率経験がある高位種族の上位が魔王の条件となるのは必然だった。
そして、上位になる理由は他にもある。
人間界の環境負荷軽減(なんせ第三次世界大戦の影響が残ってる時代に始まったイベントだ)のために魔王城というのは、それぞれの管轄地域で「魔法や神通力、それに準ずる力で構築」し、それを「人間界に転移させる」力を有することが必須なのだ。
やはり、それだけ大質量の物を編み上げ、それを転移させる魔力の保有者は大抵は上位者だった。
高位種族全体に言えることだが、年齢と力は比例し、強い力を持つ者ほどコミュニティの上位へと”押し上げられる”。
高位種族が同族に対し、人間のような即物的な支配欲求を持つことは稀だ。
というよりは、物質的欲求というものが希薄(やろうと思えば大抵のものは魔法なりなんなりで生成できる)であり、圧政による搾取などやる必然がないのだ。
とても単純な言い方だが、高位種族の社会的地位とは「力の強さ」を示すステータスであることが多い。
そして、物質文明として尖ってもいないし、資本主義でもない彼女らが例外的に執着するのが「人間くん」という訳だ。
そうであるが故に【魔王城攻略戦】は恒例のイベントとなり、新たな魔王が生まれると同時に魔王軍も結成されるのだった。
***
蛇足ではあるが、最後になぜ【魔王城攻略戦】のレイドイベントが4年に1度なのかを説明しよう。
まず、大前提として魔王は一度なってしまうと二度とはなれない。
【勇者との相打ち】という用意された結末で、代替わりが確定する。
そして、次代の魔王の選定が始まるのだが……高位種族の魔王立候補者から選出されるのではあるが、その選定はその時々で状況が異なる。
話合いで決まることがあれば、なんなら候補者同士で何らかのトーナメント戦やリーグ戦が行われた事もある。
そして、魔王が選定されると、まずルールやレギュレーションの見直し・改定やらの委員会が立ち上がる。
その後、魔王軍の公募が各高位存在全体に発布され、同時に【魔王軍審査委員会】が立ち上がり公募終了と同時に人選を始めるのだ。
また、時同じくして【救護班】の公募と人選も行われる。
無論、人選が終われば次は編成などが待っている。
これら全体を一つのサイクルと考え、魔王軍・魔王城・魔王(+救護班)の準備がすべて整うのが、余裕を見て4年ということになる。
もうお分かりいただけたと思うが、【魔王城攻略戦】は人間が考えるより遥かにスケールの大きなイベントとなっている。
そして、そこに人間の意志が介在する
それはそうだろう。
どんなに言葉を飾ろうと【魔王城攻略戦】は「人間の為のイベント
真面目腐った文章で、おバカな事を書くの好きですw
今回は掲示板形式ではなかったですが、たまには。
高位種族とかのアレな感じが出てれば嬉しいな~と。