盛り上がってる夜ご飯の時間に十分ぐらいにお腹がいっぱいになったヨミはこの場から離れようとした。この部屋の出入り口であるドアノブを捻って出た直後に女性に話し掛けられた。
「料理のお口に会わなかったでしょうか?」
「いえ、お腹がいっぱいになっただけです王女陛下様」
「リリィで構いませんよ」
ヨミが話し掛けられた女性はこの国の王女であるリリアーナ・S・B・ハイリヒだった。面倒事を避ける為に王女陛下様に相手をするしかないな。最低にも前世には王女だったルーナとかリゼがいたから気軽に話し掛けれる。
「それじゃあ、リリィ」
自分の愛称で呼ばれたのが良かったのかリリアーナがフフフっと笑っていた。そういえば、この世界の呪術師のこと聞いてみるか。
「リリィに聞きたいことがある」
「私が知ってる範囲なら教えになります」
「この世界の呪術師は存在しますか?」
「存在します。この世界の呪術師と名乗り挙げる現代最強の剣士と呼ばれてるときのそらが結構有名です」
リリアーナが言った驚愕な情報にヨミは目を見開けた。そらがこの世界にいる......?
「どうかなさいましたか?」
「あ、いや......。何でもありません」
前世の記憶がありますなんて誰が信じるんだ?尚更同じ前世の記憶を持ってるスバルしか信じないよな。リリアーナが何か思い出したかのようにこう言った。
「貴方の名前がまだ聞いておりませんでしたね」
「名乗ってなかったね。俺の名前は一条ヨミ、呪術師だ」
俺の自己紹介を済ませた後にリリアーナが頭を下げてきた。
「この度は貴方を巻き込まれて申し訳ありません」
「ちょ!リリィ、頭を上げてくれ!」
頭を下げるのは正しいけど俺的にはやめて欲しい。でも今ので信用出来ない神様信者よりもメルトと同じ信用出来る人がもう1人出来たな。
「それでも貴方を戦争に巻き込ませたのは事実です。頭を下げないといけないのはこちら側なんですよ」
「それは分かってるが1つ言うと、参加する必要がない戦争に同意したのはあの勇者たちなんです。こっちの世界では平和が過ぎるからあの人たちは自分の手で人を殺す覚悟が足りないだ」
「まるで経験者みたいな言い方になってますけど、貴方は勇者様たちと何か違いますね」
おっと口が過ぎたか。いや、この際に言うべきか。
「俺には前世の記憶が有るって信じます?」
「信じないと言いますけど、先ほどの言い方になると信じるしかありません」
これは驚きだ、まさか信じるとは。言った以上喋るか。ヨミはリリアーナに前世の記憶のことを話した。ヨミの話にリリアーナは驚きを隠せない表情になった。
「俺は何度も人を殺したことあるし何度も死にかけた。だからこそ修羅場から潜り抜けた俺なら言える言葉なんです」
「貴方の心が折れなかったのはきっと友達のお陰なんですね」
「そうとも言えるし、愛する人たちがいたからかもしれない」
悟、金ちゃん、高専のみんなやホロメンのみんながいたからかもしれない。心が折れずにちゃんと前に行けたのは。思っていたら出た扉からスバルが妬けた表情でヨミの腕に抱き付いた。
「スバルのヨミに何か用ですか王女様」
「ちょっとお話しただけです」
嫉妬するスバルの言葉にヨミは苦笑した。リリィにもうひとつ聞きたいことがあった。
「図書室みたいな部屋はありますか?」
「廊下に出て向こうにあります」
「ありがとう、行くよスバル」
スバルを恋人繋ぎで引っ張り出したヨミはリリアーナに教えて貰った図書室へ道を歩き出した。ヨミとの恋人繋ぎで繋いでいるスバルは妬いた表情でもう片方の腕でヨミの服を引っ張る。
「むう、逃げてる気になってるけど、スバルを嫉妬させたのは重いよ」
「あはは......、相変わらず愛が重たい妻を持ったものだよ俺は」
「嫌......?」
「嫌じゃないよ。スバルのすべて知ってるからね俺は」
ヨミの言葉に顔が赤くなるスバルはまだ満足してないのかヨミに何かを求めてるかような姿勢を見せる、スバルの姿勢見たかヨミは歩くの止めてスバルに抱き付いた。
「スバル、大好きだよ。今の状況では結婚出来ないけど、いつでもスバルのこと妻だと持ってるぐらい愛してるよ」
「えへへ、スバルもだよ」
お互い愛の言葉を言い合うヨミとスバルは図書室へと向かった。スバルを何かをする奴いたら誰だろうと容赦しない手を汚してまでやってやるからな。まだヨミとスバルは知らなかった図書室である出来事でとある人物と再会することを。
そらが現代最強と言っても五条悟に勝てるとは言ってません。例えで言うとゴジラVSサイタマのイメージです。