翌日、取り敢えず手当たり次第に歴史の本と役に立ちそうな本を探してみたが、遠征までに読みきれないことを考慮して読む本を絞った。
「スバル、なんだその本は?」
「気になって持ってきた」
スバルが持ってきたのは紫色の不気味な本だった。表の表紙は魔法陣の絵が写っていたが、字が全体に霞んでいて上手く解読が出来ない。
「悪魔......?」
「悪魔ってトワとちょこ先みたいな感じか?」
「いや、化け物みたいな感じの悪魔が出てもおかしくない」
まあ出たとしても倒せばという話になるけどね。試しに領域展開を使いたいからな。もし領域展開が出来なかったとしても術式反転で消し炭にすれば悪魔だろうと死ぬとだろうね。本を捲ってみると魔法陣の絵が写されていた。
「試しに下級の悪魔を召還してみるか」
「ヤバい悪魔だったらスバルの家鴨操術で殺ればいいし。ヨミは術式反転で殺ったら図書室が壊れるからダメだよ」
「あれバレた?この世界の悪魔はどういう感じなのか分からないから手段を選ばないで術式反転で殺ろうと」
「洒落にならないよ!?」
術式反転を発動する為に左手の人差し指を立てるヨミに対するスバルは止めにかかる。冗談はさておき、このページによると魔法陣を書いてから魔法陣の円の中に血を垂らせば悪魔が召還が出来ると書いてあった。
「道具を調達するぞスバル」
「分かった!」
道具を調達する為に図書室を後にしたヨミとスバルはチョークと針を持っていき図書室へ戻った。床にチョークで書き出す20分後、書き上がった後にヨミは針を指を刺してから魔法陣の円の中に血をつけると魔法陣が光だした。
「成功した!」
「本番はこれからだ」
光だした魔法陣の光はヨミとスバルや図書室の全体に照らし出した。光が止んだら目の前にあった魔法陣の上に紫色のツインテールをしている常闇トワがいた。予想外な展開にヨミとスバルは驚きを隠せなかった。
「ヨミっ!!」
ヨミを見て目を見開けてたトワが勢いよくヨミに抱き付いた。よくよく聞けばトワが小さい声で「ヨミヨミヨミ......」と連呼していることを分かってからヨミもトワに抱き返した。
「またヨミと会えた......。これ以上嬉しいことはないよ」
「俺もまたトワと会えて嬉しいよ」
「ヨミ、腰下ろして」
「ん?ああ」
トワがやりたいことを察したヨミは腰を下ろしてトワの顔に近付けた直後に口の中がトワの舌が入ってきた。トワの舌がガンガン攻めてる上に両腕でがっちりと押さえ込んでいる。
「ねえヨミ」
「なんだいトワ」
「トワの眷属にならない?」
トワの発言のきっかけでトワとスバルは揉めたのは言うまでもない。_______________
2日後、明日である遠征までに分かったことは領域展開は魔力でも必中効果対象になる。 トワのお陰で今まで以上に呪力ロスが減ってきた。
「ヨミとスバルにはトワのステータスプレートを見せてあげる」
一条トワ
17歳・女
Lv.63
天職「闇術師」
筋力「1010」
体力「1300」
耐性「2501」
敏捷「2300」
魔力「2001」
魔耐「2078」
技能「闇の魔法、暗視化、眷属契約、言語理解」
レベル50以上になるとこんなに羽上がるのか。トワの名字が俺の名字になってるのはツッコミするのは止めた。
「トワのステータスプレートを見せたからヨミの見せて」
「あれからどのくらい延びたか気になったから、目を通しておくか」
「スバルも見せて欲しい」
ポケットからステータスプレートを取り出した。最低でもレベルが4、5ぐらい上がってもおかしくない筈だ。
一条ヨミ
17歳・男
Lv.4
天職「呪術師」
筋力「162」
体力「107」
耐性「317」
敏捷「81」
呪力「382」
魔耐「310」
技能「復元、術式反転、領域展開、呪力強化、魔力感知、悪魔召還、言語理解」
「ちゃんと羽上がってるね、良かった良かった」
目がハートになってるトワがヨミの尻元辺りに生えていない筈の尻尾を優しく触った。トワに尻尾を触られたヨミはビクッと反応する。
「ヨミ可愛い。トワはね、ヨミが眷属になってくれて嬉しい」
何を隠そう俺はトワの眷属になったんだ。悪魔の眷属になった特典でステータスの一部分が羽上がっていた。横から見ていたスバルが「しゅば~!」と叫びながらヨミの尻尾を触った。