鬼滅のもこたん 作:岩笠
妹紅の頭が再生した後、突然炭治郎が庇っていた妹である禰豆子(ねずこ)に向かって刀が振られた。その刀を義勇が弾くと「あら?」と刀を振った女性、胡蝶(こちょう)しのぶは困惑した声を上げた
「どうして邪魔をするんですか?冨岡さん。鬼とは仲良くできないって言ってたくせに、何なんでしょうか。そんなだからみんなに嫌われるんですよ」
「おい、くだらない痴話喧嘩してないでそこの男、お前は私の首を刎ねた事に対して謝れ」
「......俺は嫌われてない」
「......。」
「首を刎ねた?どういうことですか?」
「なぁ、アンタもこの男に言ってくれよ。謝れって」
しのぶは困惑して思考が止まった。その時、
「伝令!!伝令!!カァァァ!伝令アリ!!
炭治郎・禰豆子 両名ヲ拘束、本部へ連レ帰ルベシ!!
炭治郎及び鬼の禰豆子、拘束シ本部へ連レ帰レ!!
炭治郎額ニ傷アリ!!竹ヲ噛ンダ鬼禰豆子!!
モウ一名、正体不明ノ少女モ拘束シ本部へ連レ帰レ!!カァァァ!」
そう伝えられた後、義勇としのぶは刀を収めた
「これってもしかしなくても私も連れてかれる?」
「そうですね、そういう事になります」
「マジか......拘束されるのか......」
「それでは隠の皆さん、後はよろしくお願いします」
そう言ってしのぶと義勇は本部へ帰って行ってしまった。そして妹紅と気絶した炭治郎は拘束され、本部へ連れて行かれた
◯
「起きろ、起きるんだ。起き......オイ。オイコラ!やいてめぇ!!やい!!いつまで寝てんださっさと起きねぇか!!柱の前だぞ!!」
やっと起きた炭治郎が辺りを見渡した
(柱......!?柱って何だ?何のことだ?この人たちは誰なんだ?ここはどこだ?)
「グゥ〜......」
「......この子はいつ起きるんでしょう?」
先ず炭治郎の目に入ったのは『柱』と呼ばれている人達、次に昨日義勇さんが首を斬った人だった。しかもその子はまだ寝ている
「おい!お前も起きろ!」
「んがっ!?なんだ!?」
「何で柱を前にしてこんなに寝てられるんだ......」
「それではこれから竈門君の裁判とこの子の事情聴取を始めます」
しのぶはそう言って炭治郎の裁判を始めた
(禰豆子!禰豆子はどこだ!?)
「ゲホッゲホッ」
「水を飲んだ方がいいですね」
そう言ってしのぶは鎮痛薬の入った水を炭治郎に飲ませた
「妹は鬼だけど俺と一緒に戦えます!鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!」
「くだらない妄言を吐き散らすな。そもそも身内なら庇って当たり前、言うこと全て信用できない。俺は信用しない」
「あああ...鬼に取り憑かれているのだ...。早くこの哀れな子供を殺して解き放ってやろう...」
柱達が話していると、男の声が聞こえてきた
「困ります不死川様!どうか箱を手放してくださいませ!」
「鬼を連れてきた馬鹿隊員と首を斬っても死なねェ化け物ってのはそいつらかいィ、一体全体どういうつもりだァ?」
その男、風柱である不死川実弥(しなずがわさねみ)は炭治郎が背負っていた箱を持って来てそう言った
「胡蝶様申し訳ございません......」
「不死川さん勝手なことしないでください」
「鬼が何だって?坊主ゥ、鬼殺隊として人を守るために戦えるゥ?そんなことはなァ、ありえねぇんだよ馬鹿がァ!」
そう言った瞬間、実弥は箱に刀を突き刺そうとした。だが、その時妹紅がその箱を庇って刀に刺された
「何だァ!?」
「いってぇ......」
妹紅が実弥の刀に刺された時、
「お館様のお成りです」
鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)がやって来た
「よく来たね、私の可愛い剣士(こども)達。お早う、今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?」
(何だあの傷?病気か?)
妹紅がその顔に驚いていると、強制的に地面に伏せられた。それに続き他の柱達も片膝を地面につけ、顔を伏せた
「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます」
「ありがとう実弥」
「畏れながら柱合会議の前にそこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士について、ご説明頂きたく存じますがよろしいでしょうか?」
「そうだね、驚かせてしまってすまなかった。炭治郎と禰 豆子のことは私が容認していた。そして皆にも認めてほしいと思っt「なぁ、アンタ。そうやって話す前に先ずこの刀抜かせてほしいんだけど」
妹紅が耀哉の話を折って喋った
「あぁ、そういえばずっと血の匂いがするね。誰かが君に怪我をさせたのかい?」
「この体傷だらけの野郎に刺されたんだよ。部下の責任は上司の責任だ。この落とし前どうつける?」
「おい!お前なn「それは申し訳ないことをした。どうか許してやってくれないかな?」お館様!?」
耀哉は妹紅に対して謝った
「実弥、刀を取ってあげなさい。しのぶ、この子を治療してやってくれないかい?」
「チッ......御意」
「御意」
実弥は大人しく刀を妹紅から取った。その瞬間傷口から炎が吹き出し、傷が再生した
その光景に柱一同は驚愕した
「えぇぇぇぇ!?」
「あぁ......」
「むぅ!?」
「何だと!?」
「......。」
(どうなってるんだろう......)
「派手にすげぇな!どうなってんだ?」
「冨岡さんが言っていたことは嘘じゃなかったんですね......」
「はァ!?」
「何が起こったのかな?」
耀哉が隣に座っている子供達に聞いた
「傷から炎が出て一瞬で傷が治りました」
子供が耀哉に対して簡潔に説明した
「君の体は少々特殊なようだね」
「まあな。私の体は刀で首を斬られようが炎で焼き尽くされて灰になろうが絶対に再生するからな」
「君は鬼舞辻無惨の上位互換みたいな存在なのかな?」
「鬼舞辻無惨?誰だ?」
「鬼舞辻無惨は鬼の祖であり鬼を生み出している全ての元凶だよ。それと一応私の一族の者でもあるね」
「へぇ、アンタ名前は?私は藤原妹紅、いもうとにくれないと書いて妹紅だ」
「産屋敷耀哉だよ。よろしくね、妹紅」
「それにしても産屋敷ってどっかで聞いたことあるような......思い出した!だいぶ昔に体がめちゃくちゃ弱くて日の光にもあたれない貴族がいたな。確かソイツの苗字も産屋敷つってたな」
「オイてめェ!お館様には敬語を使いやがれェ!年上を敬うことすらできねェのか?アア!?」
実弥がイラついて妹紅に対して当たった
「はぁ?たかが20そこそこ位しか生きてない若造に敬えなんて、お前こそ何言ってんだよ」
「じゃあてめェは幾つなんだァ!?」
「正確には覚えてないけど大体1300年位だな」
「クッ......!?」
実弥は何も言い返せず、黙ってその場を後にした
後半炭治郎空気になっちゃった
許して下さい何でもしますから(何でもするとは言ってない)