鬼滅のもこたん 作:岩笠
妹紅を除く四人は蝶屋敷でそれぞれが回復するための休息に入った。禰 豆子は寝まくり、炭治郎は痛みに耐えまくり、善逸は一人騒ぎまくって、伊之助は落ち込みまくりそれを炭治郎と善逸と妹紅が励ましまくっていた。因みに村田さんもお見舞いに来てくれていた。村田さんは那田蜘蛛山での仔細報告のため柱合会議に召喚されたらしい
「地獄だった......怖すぎだよ柱......なんか最近の隊士はめちゃくちゃ質が落ちてるってピリピリしてて皆、那田蜘蛛山行った時も命令に従わない奴とかもいたからさ......その育手が誰かって言及されててさ......」
愚痴ばっかりだった。しのぶさんがやってくると村田さんはそそくさと帰って行った
「どうですか体の方は」
「かなり良くなってきてます!ありがとうございます!」
「ではそろそろ機能回復訓練に入りましょうか」
「機能回復訓練?」
何かが始まるようだ
◯
妹紅は今日ものんびりと過ごしていた。今日の飯は何かと台所へ向かうとアオイが忙しそうにご飯の支度をしていた
「えーっと今日の献立は......」
「あっ!アオイ、私も何か手伝うよ」
「い、いや悪いですよ。一応しのぶ様のお客様みたいな者なんですから」
「別に大丈夫だって!一人で家事全般やるの大変だろ?それにここに住ませてもらってる以上、何か手伝いくらいさせてくれ」
「......じゃあ、カナヲ達と一緒に隊士の機能回復訓練をやってきてください」
「機能回復訓練って?」
「機能回復訓練はその名の通り体の機能を回復する訓練のことです。例えば、寝たきりで硬くなった体をきよさん・すみさん・なほさん達にほぐしてもらったり、反射訓練、湯呑みに入った薬湯を互いにかけ合ったり、後は全身訓練、要は鬼ごっこですね。それらをやってもらいたいです」
「了解!!」
妹紅はすぐさま訓練所へ向かった。そこではちょうど炭治郎達が訓練を始めようとしていた所だった
「おっ!炭治郎達は今日から訓練か?」
「あぁ、はい。ただ善逸はまだ治療が長引くらしいです」
「そうか、で何から始めるんだ?」
「先ずは体全体をほぐす訓練からです!」キリッ
きよ、すみ、なほの3人がキリッとした顔で答えた
「背中を押さえて腕を後ろに引っ張るんです!ぐぐ〜って!」
「じゃあ炭治郎、私が手本を見せてやるから後で真似してやってみろ。すみちゃん、最初から思いっきりやっていいぞ」
「ではいきますよ〜!ふん!」ギリギリギリ
「痛たたた!」
その時、ブチッと妹紅の体から嫌な音がした
「あ、筋肉が千切れた」
「「「きゃーっ!!」」」
「何事ですか!?」
きよ、すみ、なほの悲鳴を聞いてすぐにアオイが駆けつけた
「も、妹紅さんの筋肉が!!」
「千切れちゃいました!!」
「どうしましょうアオイさん!!」
「えぇ!?本当ですか!?妹紅さんは大丈夫ですか!?は、早く治療を......」
「大丈夫大丈夫、すぐに治るから」
すると妹紅の体から炎が出て、体中が炎で覆われた
「「「きゃーっ」」」
「妹紅さん!!」
三人娘はまた悲鳴を上げ、アオイは隊服を脱いで火を消そうとした。が、そのまま炎が終息していき、その中から火傷一つない妹紅が出てきた
「ほらもう治った」
「大丈夫ですか!?火傷は!?どこにも異常はないですね!?」
「なんもないよ大丈夫」
「はぁーっ、びっくりした」
「ごめんごめん、怪我すると自動的に炎で治っちゃうんだよ。伝えるの忘れてた」
「すごいですね......再生に制限はあるんですか?」
「ない。首を刎ねられようが水で窒息させられようが再生する」
「すごいじゃないですか!!鬼よりも再生力が優れてるなんて無敵じゃないですか!!私もその力があったら鬼狩りになれたのかな」
「いや、いいことばかりじゃあない。この能力のせいでどんなに痛い思いや苦しい思いをしても死なない。死ねないんだ。だから私は始めの300年間くらいはずっと後悔してた」
「さ、300年も生きてるんですか?」
「いや、詳しくは1300年くらいだ」
「せんっ!?それは......すみませんでした」
「何故謝る?」
「ずっと苦しんできたのにその力を羨ましいと思ってしまって......」
「大丈夫だよ。今はもう一人じゃないから」
「そうですか......」
アオイは暗い顔をして訓練所を出て行った
雨が降ると頭痛がひどくなっちゃう