鬼滅のもこたん 作:岩笠
炭治郎はしのぶにもう問題はないと診断された。これで炭治郎も任務に復帰できるようになった
「あ、そういえばしのぶさん最後に聞きたいことがあって......“ヒノカミ神楽”って聞いたことありますか?」
「ありません」
「えっあっ、じゃっじゃあ火の呼吸とか......」
「ありません」
しのぶに聞いても何も情報は無かった。だが火の呼吸はないが炎の呼吸はあるから炎の呼吸の使い手である煉獄に聞けと言われた。色々質問をしても何も分からないので取り敢えず皆に別れの挨拶しておこうと屋敷を回り始めた。最初はアオイさんだ
「そうですか!もう行かれる!短い間でしたが同じ刻を共有できてよかったです。頑張ってください」
「ありがとう......」
「お気をつけて!」
そう言うとアオイはテキパキと洗濯物を取り込んでいった
次にカナヲ、
「あっいたいた!カナヲ!俺たち出発するよ、色々ありがとう!」
「......。」ニコニコ
炭治郎が静寂に気まずそうにしていると、カナヲは何処からかコインを取り出し指で弾いた。コインの裏が出るとカナヲは喋り出した
「師範の指示に従っただけなのでお礼を言われる筋合いは無いからさようなら」
炭治郎はカナヲが喋ってくれたことに喜んだ
「今投げたのは何?」
「さようなら」
「それ何?」
「さようなら」
「お金?」
何度もさようならと言ってもしつこく聞いてくるのでカナヲは喋ることにした
「指示されてない事はこのコインの表裏で決める。今あなたと喋るか決めた。裏が”話す“で表が“話さない”だった。裏が出たから話した。さようなら」
「うーん、カナヲはココロの声が小さくて決められないのかもしれないな。そうだ!ちょっとコイン借して」
「えっ......うん、あっ......」
「ありがとう!!」
カナヲからコインを借りると炭治郎はコインを思いっきり指で弾いた
「表だ!表が出たらカナヲはココロのままに生きる!!」
炭治郎がコインをキャッチして確認するとコインは表だった
「表だーっ!!カナヲ!!頑張れ!!人はココロが原動力だからココロは何処までも強くなれる!!じゃあまたいつか!!」
そう言って炭治郎は去っていった。カナヲが炭治郎の言葉を思い出しコインを握りしめると、ふと視線を感じる。そこにはニヤついた顔をした妹紅が影からこっそりと二人のやり取りを見ていた
「いやぁ若いっていいねぇ......」
カナヲは今までの所を見られていたと思うと顔が熱くなるのを感じた
◯
「おーい炭治郎、善逸、伊之助!!もう出るのか?」
「妹紅さん!!妹紅さんもお世話になりました!!」
「応!いいってことよ!ところでこれから何処に行くんだ?」
「煉獄さんが居る列車に行くんですよ」キリッ
善逸が格好つけて言った
「れっしゃ?って何?」
「俺もよくわかりません」
「妹紅さんは分からないとしてなんで炭治郎も分かんないんだよ。列車っていうのは人を運ぶ乗り物のことですよ」
「牛車みたいな奴?」
牛車という言葉に改めて妹紅は1300年以上生きてるんだなと実感させられた炭治郎だった
「私も見てみたいし着いていっていい?」
「まぁ任務では無いので......」
「よし!!じゃあ決まりだな」
こうして妹紅は炭治郎達に着いていくことになった
眠い