カッツェ平野を効率良く活用したいNPCの物語   作:ユウキング

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支配者の閃き

異世界転移して数週間、カルネ村を助け暫く情報収集の為に隠密系NPCや傭兵モンスターを使い、各地の情報を集め纏める為にアインズはナザリックに籠りユグドラシルとは違う仕様の確認やエルダーリッチからの報告書を読む日々を繰り返していた。

 

「アインズ様、エルダーリッチからの計画発案書でございます。」

 

「あぁ、ありがとうアルベド。ん?カッツェ平野を使ったアンデッドの自動発生による戦力アップの計画か…」

 

(確かカッツェ平野って薄霧がたち込めてて原因不明のアンデッドが無数にPOPする場所だよな…なになに、『低位アンデッドを捕獲又は破壊し一定の場所に集める事で自然に強力なアンデッドを生み出す実験

 

デスナイト以上のアンデッドが出るようなら支配下に置き、歯向かう様ならば破壊し素材として使う事でナザリックの戦力強化に繋がるのでは』か…なるほどな!スキルのアンデッド支配はまた試してないし現地の人間では中位アンデッドまでしか創造出来ないから上位アンデッドを支配に出来たら大幅な戦力アップに繋がるぞ!

 

しかも上位アンデッドなら倒した時に出る素材は結構使え…あっ!もしかしたらシュレッダーに入れたら良い金になるかも!ここじゃ効率良く金貨集める方法も無いし丁度良いな…それに倒した経験値をあのワールドアイテムで回収すれば経験値消費魔法のハードルが一気に下がるし一石二鳥どころじゃないぞ!!)

 

などと熟考しているとアインズの体が緑色に光る

 

「如何なさいましたアインズ様?」

 

(む、抑制されたか)

 

「いや、それよりもこの報告書を書いたエルダーリッチを連れてきてくれないか。」

 

「承知しました。少々お待ちください」

 

席を外したアルベドがものの数分でエルダーリッチを連れて戻ってくる

 

「アインズ様、連れてまいりました。」

 

「ありがとうアルベド、さてお前は何処のエルダーリッチかな?」

 

「はっ至高なりしアインズ様、私はアッシュールバニパルで司書の座を承らせて頂いております司書Jと申します。」

 

「そうか、現地で作ったエルダーリッチでは無くナザリック産のエルダーリッチだったのだな。」

 

「はっ、この度は私の報告書に何か不備がありましたのでしょうか。この償いは死を以て償わせて…」

 

「待て待て、寧ろ私は素晴らしい案だと思って呼び出したのだ。どうだ?この案をお前の指揮の下で実践してみないか?」

 

「なんと、宜しいのですか?ありがたき幸せ…」

 

「そうと決まればお前を計画責任者に任命しないとな、外で行動する事も多くなるだろうし仮の名前を与えよう。そうだな…む?お前はもしかして白の贋金持ちか?」

 

「左様でございます。」

 

白の贋金持ちとはエルダーリッチの派生種であり他にも赤や黒の贋金持ち等がおり通常のエルダーリッチよりもレベルが高い、それぞれ手持ちの魔導書に金属で出来たユグドラシル金貨では無い大きな硬貨を嵌めている事からそう呼ばれている

 

「ふむ、白、白か。ホワイト…いやどちらかと言うとプラチナか…?

よし司書Jよ、外で行動する際はプラチナムを自称するように。」

 

「はっ!承知しました。」

 

「計画の案は全てプラチナムに任せる、必要な資材やモンスターがあれば報告する様に。下がって良いぞ」

 

プラチナムを下がらせアインズは一息つく

 

(ふぅ、これが成功したら差し迫ってる危機のいくつかが一気に片付くぞ。今の内に俺も出来ることを試しておかないと)

 

こうして『カッツェ平野養殖場兼狩場計画』が始まったのである




元々白の贋金持ちを登場させたくて調べていたら司書Jさんが白の贋金持ちだったらしいのでそのまま採用しました、贋金持ちの魔導書の話は創作です。どうぞよしなに
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