カッツェ平野を効率良く活用したいNPCの物語   作:ユウキング

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お久しぶりすぎます、半分エタってました。本当にすみません!少し時間が出来たのでちょこちょこ書いてたのがやっと完成しました!久しぶりなので拙い文章もあると思うので、バンバン報告してください。


超超希少アイテムの作り方と隠し職業

ある日アインズは悩んでいた

 

(毎回願いの為に"熱素石(カロリックストーン)"と"願いの指輪(スターリング)"を渡すのは面倒だな…上位アンデッドのドロップアイテムで作っていた指輪のセンターストーン部分を熱素石(カロリックストーン)で代用したら2つの効果が発動する様にならないかな…)

 

そんな思い付きで鍛治長に作らせた熱素石(カロリックストーン)付きのリング型アイテムにアインズは"星に願いを(ウィッシュ・アポン・ア・スター)"を込める、すると。

 

「なに!?何が起きている!」

 

アインズが魔法を込め終わると本来起こる事の無いアイテムの形状変化が起きる。まるでそれは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「こっこれは…まさか流れ星の指輪(シューティングスター)!!??作る事が出来てしまったというのか!!」

 

形が変化して出来上がったのは紛れもない流れ星の指輪(シューティングスター)、ガチャでしか排出されなく更に排出確率が低すぎる超超希少な消費型アイテムだ。そんなアイテムを偶然とはいえ作り出せてしまった事にアインズは言葉を失う

 

(ほ、本物だよな…俺の持っていた流れ星の指輪(シューティングスター)はシャルティアの洗脳解除に使ってもうないが見た目は全く同じだ、ユグドラシルでも作る事が出来たのか?それとも俺が願いを込めた結果なのか??

 

どちらにせよ確かめる事は出来ないが、なるほど世界級(ワールド)アイテムを素材にするならガチャの排出率がクソなのも納得だ。これは嬉しい誤算だ早速使ってみるか)

 

早速完成した流れ星の指輪(シューティングスター)を嵌め込みアインズは願いを唱える

 

「《私は願う(アイウィッシュ)》!『ナザリックに属する95レベル以上の者がレベルアップに必要な経験値を最大限まで減少させよ!』」

 

そう願うと3つまで願い事を叶えられる事が可能な筈の流れ星の指輪(シューティングスター)は砕け散り光り輝くエフェクトがアインズを、ナザリック全体を包み込む。

 

「この様子だと…どうやら願い叶ったようだが、さてどれくらい下がったのか実験してみるか。」

 

早速アインズは円形闘技場に移動し第10位階魔法の"最終戦争・悪(アーマゲドン・イビル)"を発動させ低レベルから高レベルのモンスターを召喚し全て倒す。

 

「《ステータス》ほう、1回の"最終戦争・悪(アーマゲドン・イビル)"で『クレリック』のレベルが3つも上がるとは…上昇速度的に50〜60レベル帯くらいの上がり方だな。これは早急に各階層守護者のビルドに合った職業を見つけ取らせてやらないとな!ふふふ何を取らせるか悩むじゃないか…」

 

その後アインズは"最終戦争・悪(アーマゲドン・イビル)"を魔力がなくなるまで繰り返しながらレベリングをしつつ、片手間に守護者達のステータスを再確認して取得させる職業をあーでもないこーでもないと言いながら-実に楽しそうに-考えていた。

 

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それから更に職業を取得し順調にレベリングをしていたある日

 

「なんだ?気のせいかもしれないが体の調子が良い気がするぞ?」

 

アンデッド故に体の調子も何も無い筈だが体が軽い-気がする-と感じたアインズはステータスを確認する

 

「種族名が変わっている!?隠し職業があるとは思ったがまさか隠し種族があるとは…糞運営め、ユグドラシル最終日くらい全ての職業や種族の情報を出しtっいや今更すぎるな。それより今は状況を把握しないと」

 

 

レベルアップが出来ると知ってからアインズはずっと魔王ロール時代に取っていた職業とは真逆の『クレリック』や『ハイ・クレリック』、『ビショップ』、『エルダー・ビショップ』などの信仰系で神聖そうな職業ばかり取得していた。

 

その狙いとしてアインズが取得していた職業『エクリプス』と真逆の職業があるのではないかと考えていたのだ、『エクリプス』とはアインズが魔王ロールの為に死霊系職業を片っ端から取得していた時にたまたま発見した隠し職業であり取得条件もかなりシビアだった。

 

隠し職業だけあって得られるスキルは破格であり、そんな隠し職業が1つだけな訳がないと確信していたアインズは死霊系の真逆である信仰系の神聖っぽい職業を取っていっていた。

 

勿論種族が噛み合わず隠し職業が得られなかったり、そもそもない場合もあるがアインズは今回の賭けで新たな種族を得る事が出来た。その名も

 

生と死の支配者・原祖(オーバーロード・プリミティブ)

 

ユグドラシル時代には見かけなかった種族であり、死の支配者(オーバーロード)のスキルとは別に『希望のオーラ』や『神聖属性攻撃耐性Ⅴ』、『天使召喚』に『蘇生魔法ペナルティ激減』など敵モブとして現れたら厄介極まりない強さのスキルを手に入れていた。

 

「なんだこのスキルの数…アンデッドが神聖属性攻撃に耐性が付くとかチートかよ、運営マジでインフレ考えてないな…蘇生ペナルティ激減も高位神官の職業を取得しているペストーニャさえ持っていないスキルだぞ?

 

攻撃スキルっぽい物はないようだが十分すぎる強さのスキルが手に入ってしまったな。」

 

レベルも今や200に届きそうな所だが、目的だった隠し職業-今回は種族だったが-を手に入れた為アインズはレベリングを一旦中断する。

 

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〜玉座の間にて〜

 

「お前達に集まってもらったのは他でもない、100レベルの枷が外れた事による新たな職業の取得の目処がついた事と私の新たに手に入れたスキルの能力を把握する為の疑似戦闘を頼みたいのだ。」

 

「「「御心のままに。」」」

 

「ありがとう、お前達の新たな職業だが…アルベドやデミウルゴスは既に手に入れたのだったな。」

 

「「申し訳ありませんアインズ様!」」

 

名指しされたアルベドとデミウルゴスは即座に謝罪する

 

「謝る事は無い、身に付く職業は自分の意思とは関係なく付く場合があるのだからな。」

 

「ご慈悲に感謝致しますアインズ様。」

 

「流石はアインズ様、もしや我々が職業を取得する所まで想定済みだったのでは…」

 

「ふふ、流石に私を買い被りすぎだデミウルゴスよ。だがまぁ嬉しい誤算ではあるな」

 

デミウルゴスの十八番とも言える深読みを軽く受け流し、アインズはアルベドとデミウルゴスのステータスを確認する。

 

「ふむ、アルベドの『宰相』は魔導国での実績が取得条件になったんだろうがデミウルゴスの『悪魔皇(ルシフェル)』は調査が必要だな。確かローブル聖王国での計画後に取得した職業だったのだな?」

 

「その通りでございます。」

 

「ふむ…」

 

(悪魔って付く位だし取得条件としては《『悪魔』又は『爵位、上位が付く悪魔』種族の取得・部下、配下の使役?・そして一定数の人間種の虐殺。と言ったところか…?なにあれ『悪魔皇(ルシフェル)』も隠し職業だろうな、また後で調べさせてもらおう。)

 

「想定外とはいえ、アルベドの職業もデミウルゴスの職業も2人に相応しい職業だと私は思うぞ。」

 

「「ありがとうございますアインズ様!」」

 

「うむ、2人の新たに得た職業の性能を確認する為にもそうだな、1時間後に円形劇場(アンフィテアトルム)に集まってくれ。ちょっとした模擬試合をするとしよう」

 

「「畏まりました。」」

 

〜そして1時間後〜

 

円形劇場(アンフィテアトルム)の中央にはアルベドとデミウルゴス、アインズが。そして観客席には各階層守護者が並んでいた。

 

「よし揃ったな、今回は新たな職業(クラス)の確認として既存のステータス上昇系統の職業能力(クラススキル)常時発動能力(パッシブスキル)は切るようにしてくれ。」

 

「「はっ!」」

 

「では始めるとするか、シャルティア!合図を!」

 

「はいでありんす!赤の新星(ヴァーミリオンノヴァ)!」

 

シャルティアから放たれた轟音と灼熱を合図にアインズは戦闘態勢に入る

 

(さて、何をしてくるかな?何はともあれ俺は時間を稼がせてもらうか)

 

「《不死の軍勢(アンデス・アーミー)》・《上位全能力強化(グレーター・フルポテンシャル)》・《光輝翠の体(ボディ・オブ・イファルジェントベリル)》・《吸収(アブショーブション)》…」

 

アインズは100レベルの敵にはならない下位アンデッドの軍勢を時間稼ぎとして召喚し、次々とバフをかけていく

 

「なるほど、時間稼ぎですか。ではこちらも配下を出させてもらいます!《魔軍招来(サモン・デビルフォース)》!」

 

デミウルゴスが発動したスキルによって地面に黒い闇が広がり、そこから無数の悪魔達が生み出される。似た様な召喚魔法やスキルでは《最終戦争・悪(アーマゲドン・イビル)》があるがそれとは明確に違う。

 

魔軍招来(サモン・デビルフォース)》 によって生み出された悪魔達は熟練の兵士の様な姿で佇む堅甲利兵の悪魔(ストロング・アーマードデビル)と呼ばれる1体1体が35レベルもある悪魔が30体毎に4部隊で隊列し、その部隊1つにつき2体の戦車の悪魔(ウォー・デビル)。更に1部隊に1体ずつ種類が違う魔将-嫉妬の魔将(イビルロード・エンヴィー)憤怒の魔将(イビルロード・ラース)強欲の魔将(イビルロード・グリード)怠惰の魔将(イビルロード・スロース)-がついている

 

「なんだ?《魔将召喚》ではない?そんなスキルや魔法はデミウルゴスはもっていなかったはずだが…しかもどの悪魔の武具に魔化がされているだと…?そうか、それが新職業(クラス)のスキルか!」

 

「ご明察でございます!どうやら『悪魔皇(ルシフェル)』は配下の召喚・強化の職業(クラス)かと思われます!魔軍全軍に次ぐ!指揮権をアルベドに委譲する!」

 

「待ってたわ!『全軍、長蛇の陣を展開しなさい!敵を殲滅するのよ!』」

 

アルベドの言霊を皮切りに悪魔達は不死の軍勢(アンデス・アーミー)に接敵していく、不死の軍勢(アンデス・アーミー)で召喚されたアンデッドは数こそ多いが、その殆どが下位アンデッドのため魔軍の一兵卒である堅甲利兵の悪魔(ストロング・アーマードデビル)にさえ勝てずに霧散していく。

 

「ほう!アルベドの『宰相』は指揮系統の職業(クラス)なのか、しかしガチタンクのアルベドには合わないな…」

 

「もっ申し訳ありませんアインズ様!」

 

「あぁ、いや。こちらこそすまない、責めている訳では無いんだ。ナザリックには指揮系統の配下が少ないし、これからのアルベドの立場的にもピッタリだと思うぞ。おっともう不死の軍勢(アンデス・アーミー)が突破されるか、《上位アンデッド創造・青褪めた乗り手(ペイルライダー)》」

 

不死の軍勢(アンデス・アーミー)が魔軍によって踏破された頃合にアインズもバフもかけ終わり、新たな盾として青褪めた乗り手(ペイルライダー)を4体召喚する。

 

「アインズ様!失礼ですが隙だらけです!」

 

悪魔の諸相によって腕を肥大化させたデミウルゴスがアインズの死角から攻撃をしかける

 

「ハハハ!デミウルゴスよ、隙などある訳ないだろう!青褪めた乗り手(ペイルライダー)!」

 

アインズが呼ぶと青褪めた乗り手(ペイルライダー)はデミウルゴスの前に立ちはだかり全力で攻撃を防ぐ構えに入る

 

ドゴォォン

 

デミウルゴスからの一撃で青褪めた乗り手(ペイルライダー)が吹き飛び体が霧散していく

 

「なっなに!?《上位転移(グレーター・テレポーテーション)》!」

 

アインズは予想外の出来事に思わず上空へ転移する

 

(青褪めた乗り手(ペイルライダー)を一撃だと!?いくら100レベルを越えたとはいえ、デミウルゴスは元々デバフの方が得意な後方支援タイプ…悪魔の諸相で強化したとはいえ近接戦闘を得意とした青褪めた乗り手(ペイルライダー)を一撃で倒せるはずなどないはずだが…くっわからん!とりあえず今はこの場をリセットするか!)

 

デミウルゴスの物理攻撃力が上昇したからくりの謎を一旦保留し、アインズは厄介な魔軍に向かい魔法を放つ。

 

「《魔法三重最強化(トリプレットマキシマイズマジック)暗黒孔(ブラックホール)》!」

 

いかに統率のとれた魔軍でも流石に200レベル間近の魔法詠唱者(マジックキャスター)から放たれる果てのない暗黒孔(ブラックホール)には為す術なく吸い込まれ、残ったのは魔将のみだった。

 

「おぉ…アインズ様、流石でございます…!あの一撃を見て私の攻撃力上昇の秘訣が配下の有無だとお気付きに!」

 

一瞬で『悪魔皇(ルシフェル)』の攻撃力上昇スキルの弱点に気付いたアインズの洞察力にデミウルゴスは思わず賛辞を送る

 

「え…?あ、いや…んん!勘が当たった様でなによりだ、さて答え合わせをしてもらおうか。」

 

「はい、もう既にお気付きとは思いますが『悪魔皇(ルシフェル)』には悪魔達の軍勢を召喚・強化するスキル、そして召喚した配下の数だけ全ステータスが上がるという常時発動能力(パッシブスキル)がございます。」

 

「ほう!攻撃力だけでなく全ステータス上昇か!しかも召喚スキルの強化に己のバフもかかるとは!…おっと、抑制が。素晴らしいぞデミウルゴスよ!」

 

「もったいなきお言葉!」

 

「ふふふ…2人の新職業(クラス)は楽しませてもらったぞ、次は私の番だな!《上位天使創造・威光の主天使(ドミニオン・オーソリティ)巡邏の座天使(ソロネ・ガーディアン)門番の智天使(ケルビム・ゲートキーパー)水星天の熾天使(セラフ・セカンドスフィア)》!」

 

アインズの周りに神聖なオーラと共に50から90レベル手前までの天使達が降り立つ

 

「おぉ…まさか水星天の熾天使(セラフ・セカンドスフィア)を召喚出来るとは…熾天使の中では1番下の位だが最上位天使には違いないからな。天使達よ!魔将を殲滅せよ!」

 

天使を召喚したアインズの力にアルベドとデミウルゴスは数秒の間に思考を高速回転させていた

 

(アンデッドであるアインズ様が天使を召喚!?ありえない!いやアンデッドでも天使を召喚出来る種族はある…ですが仮にもし召喚したとしても属性の不一致で弱体化や召喚出来る天使に制限がかかるはず…

 

ですがアインズ様が召喚した天使達は弱体化している様子はない…しかも最上位天使の熾天使まで!あぁ…アインズ様、御身はどこまで…どこまで先を読んでいるのですか…!)

 

数秒でそんな事を考えていたアルベドとデミウルゴスだが直ぐに正気に戻る

 

「素晴らしいですアインズ様!魔将達よ、御身の実験になれるよう全力で戦いなさい!アルベド任せましたよ!」

 

「えぇ勿論よ!嫉妬の魔将(イビルロード・エンヴィー)は天使達に弱体化魔法を!憤怒の魔将(イビルロード・ラース)は前線でヘイトを集めなさい!強欲の魔将(イビルロード・グリード)は天使達に牽制して憤怒の魔将(イビルロード・ラース)の補佐を!怠惰の魔将(イビルロード・スロース)は味方に強化魔法をかけなさい!」

 

「よし!ここからは召喚モンスターの統率力を比べるとするか!アルベド、デミウルゴス!ナザリックが誇るお前たちの頭脳を今1度確かめさせてもらおう!」

 

「アインズ様にはいたらぬ我らですが、全力でぶつからせて頂きます!」

 

それから1時間、円形劇場(アンフィテアトルム)に轟音と衝撃波が走り、修繕の為にゴリゴリと減っていくユグドラシル金貨を見たパンドラは奇声をあげる…事もなく、蠱棺(こひつぎ)から発生するアンデッドの素材でユグドラシル金貨を生み出せる事に心底ホッとしていた。




いや〜まさか流れ星の指輪を作れるようになってしまうとは…まぁ製作素材にワールドアイテム使ってたら、そりゃそれなりの価値あるものになってしまうよねって。

そしてアインズ様、とうとう死だけでなく生の支配者にまでなってしまわれた…これでいよいよ弱点らしい弱点が炎属性だけに…順調にラスボスへと進化してますね!流石非公式ラスボス…!

アルベドとデミウルゴスにも新たなクラス付いてました〜デミウルゴスはまぁまぁクラス構成と合ってるんですが、アルベドの宰相は…うーんでもまぁ実際の役職で宰相してたししょうがないね!まだまだレベルは上げられるからガチ勢プレイヤーもドン引きのガチガチタンクになれちゃうね!

次話の構想は既に思いついてるんでまだまだ続きます、次回も是非!
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