カッツェ平野を効率良く活用したいNPCの物語 作:ユウキング
「こっここれよりヴァディス自由都市はエルダーリッチのプラチナム殿と和平し不可侵の契約を結ぶ事を宣言する!詳細は後日に口頭説明するので都民の皆はどうかプラチナム殿に危害を加えようとしないでほしい!それだけは絶対に!我々はプラチナム殿と敵対する気はない!!」
ヴァディス自由都市長の館にあるバルコニーから都市長が都民を諭す様に、そしてプラチナムに敵意が全く無い事を理解してもらうためかの様にプラチナムとの取り決めを宣言する。
「プップラチナム殿、これでよろしいですかね…?ぼ、冒険者ギルドには私の方から直接説明し絶対に今回の様な討伐チームが組まれる事がないように厳命致します。」
「ふむ…」
プラチナムは可もなく不可もなくといった様子で首肯する
数時間前、都市長の館前に着くと丁度馬車でその場を離れようとしていた都市長を発見し
「では私はもう帰る、後の事は任せたぞ都市長殿。」
「はっはい!お任せを!!」
プラチナムが帰ると発言した途端顔色が良くなった都市長は部下達に丁重にお送りするよう指示を出し、都市長の館から壁門までの通り道はまるで祭事かの様に人が集まり-殆どが兵士だが-プラチナムを送り出していた。
だが祭事の様であっても人間達の顔は嬉しそうな笑顔ではなく、まるで二度と来ないでほしいと切実に願った様な悲壮感溢れる作り笑顔だった。そんな事は一切気にしていないプラチナムは
「よし、これで問題は解決したな。しかし今日はもうナザリックに戻りヴァディス自由都市についての報告書を書かねばな《
嵐のように去来したプラチナムをヴァディス自由都市の民達は畏怖を込めて『アンデッド狩りのエルダーリッチに触れるべからず』と後世までに言い伝え、いつしかヴァディス自由都市の伝説となる。
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「かなり溜まってきたのではないか?」
プラチナムの野良アンデッド狩りや自然発生したアンデッドのおかげでもはや
「《
「おめでとうございますアインズ様。」
アインズが珍しく高らかに喜んでいる様子を見てプラチナムが賛辞を送る
「ありがとうプラチナム、これもお前のおかげだ。ふむ、折角だし試しに何が願ってみるか?」
(レベル50以上の上位アンデッドがほぼ毎日狩れる様になってから経験値消費系の魔法を使うハードルがとても下がったのは大きいな、と言っても無駄遣いはしたくないからここは慎重に…願いを叶える回数を増やす願いは無理だろうしぁ、何回でも叶えられる願いなんてそれこそ…そうだ!)
願いを思い付いたアインズは超位魔法を発動させ10mもの蒼白いドーム状の立体魔法陣を展開させる
「《
願いを聞いてドーム状の立体魔法陣は砕け散る
「うぉぉ…凄い勢いで"無欲"から経験値が吸い出されていく…これは、貯蓄している経験値で足りるのか…?」
どんどん経験値が減っていき"強欲と無欲"に溜まっていた分が殆ど無くなった辺りで消費が止まる
「これは…失敗したか?」
アインズが不安になり呟いた直後、アルベドやデミウルゴスから
「「アインズ様!緊急事態です!!ナザリック内が突如激しく揺れ動き地底湖で何やら異変が!!!」」
綺麗に被った緊急報告にアインズは嬉しそうに返事をする
「ハハハハ!そうか地底湖で異変か!…また抑制か。安心しろ、それは私が起こしたものだ。今すぐ戻るから地底湖に集まれ。」
「「はっ!」」
願いが叶ったことに興奮していたアインズは一瞬で落ち着きを取り戻し蠱棺からナザリック地下第4階層へと移動する
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〜ナザリック地下第4階層にて〜
ナザリック地下第4階層は大きな地底湖が特徴である階層であり、湖の底に沈められた階層守護者であるガルガンチュアと僅かなNPC以外何も無い階層である。そんな4階層に標高200mはありそうな山がそびえ立つ、それを見てアルベドは
「アインズ様、あれは一体…」
「七色鉱山だよ、私が《
「作り出す!?流石は至高の存在、あの様な立派な山を一瞬で作ってしまうとは…」
アルベドがアインズを褒めちぎっているとデミウルゴスが驚愕する
「七色鉱山というのはあの伝説の七色鉱山ですか!?かつて至高の41人で独占していたと言う…」
「あぁそうだ、だが今回は取られる心配は皆無だがな。」
七色鉱山とはかつてユグドラシル時代に存在した鉱山で、ヒヒイロカネやアポイタカラ等の超希少鉱石-通称七色鉱-が採掘出来る山でありアインズ・ウール・ゴウンが一時期占領していたが他のギルドによって奪われた鉱山でもある。
「七色鉱山を奪われたのは痛かった、なんせ七色鉱が大量にあれば"
「
アインズ・ウール・ゴウンのメンバーがそれに気付き2つ目の
「しかし!七色鉱山は再び私達の物となった!!これで鉱石の心配をする事もないし"
「流石はアインズ様…まさに神算鬼謀の如きかと。」
アインズの手腕にデミウルゴスは思わず膝を着く、羽をパタパタと興奮させていたアルベドがアインズに質問する。
「アインズ様、それでは今より七色鉱山に採掘用のスケルトンを投入しますか?」
「あぁ、七色鉱山の採掘を最優先し現在行っている計画以外の計画は一時中断。一刻も早く七色鉱を集める様に」
「「はっ!かしこまりました。」」
アインズの命によって迅速に進められた七色鉱山の開発のお陰で、僅か1ヶ月で1つ目の
「アインズ様、先日貯蓄倉庫に貯めていた七色鉱石が各一定数消失し
アルベドが報告と共に大事に抱えていた鉱石をアインズに手渡す
「素晴らしい…こちらの世界でも
「おめでとうございますアインズ様。七色鉱山の開発はこれまで通り続けますが、
「そうか…確か七色鉱山はナザリックのギミックとは見做されずにユグドラシル金貨での鉱山の修復は不可能、という事だったよな?」
「その通りでございます。」
「ふむ…」
(七色鉱山がナザリックのギミック扱いになってないのは多分ギミックになる様に願ってなかったからなのとナザリックにあるギミックのデータ量が足りないからだろうな…となると次に願うのは…)
「アルベドよ、次にする事が決まった。念の為パンドラズアクターに"強欲と無欲"を玉座の間に持ってくるよう伝えてきてくれ」
「かしこまりました。」
アルベドがパンドラズ・アクターを呼びに行っている間にアインズは玉座の間に移動し
数分後
「っん〜〜アインズ様!"強欲と無欲"お持ち致しましたっ!!」
パンドラズ・アクターが仰々しく腕を掲げアインズに"強欲と無欲"を手渡す
「あーうむ、ありがとうパンドラズアクター。」
「もっったいなきお言葉っ!!」
パンドラズ・アクターの大振りな仕草を横目にアインズは"強欲と無欲"を装備し、超位魔法を展開する
「んん!よしそれじゃあ始めるとするか、《
アインズがそう願うと
「さて、何も変化は無さそうだが…『マスターソースオープン』おっ七色鉱山の項目が増えているな。さてさて修復費用は…6億!?カロリックストーン1つ生み出すのにユグドラシル金貨6億も使うのか!…ふぅ、まぁ
となると
アインズは久々の失態に気分を下げ、それから数日は
そんなある日
「何!?一般メイドのレベルが上がっている!?」
アウラから
熱素石って原作では多分ガルガンチュアに付けられてるって書いてたので多分、超優秀なデータクリスタル的な役割が出来るのかな?でも超位魔法の"星に願いを"と同じ様な願い事を叶える事が出来るって書いていたので(wiki参考)今回は(ちょっとした)お願いを叶える石として扱っていきます。1度作る事が出来たらチートなんだよなぁ…